あらすじ
守るべきは「国」か「民」か。 紀元前230年 韓攻略戦 英呈平原で韓軍と激突した秦軍は、信が敵副将・博王谷を討ち取る活躍を見せ、勝鬨をあげる。続く東砂平原の戦いでも洛亜完軍に完勝した秦は、遂に韓王都・新鄭への進攻を開始する。国家存亡の危機に直面した韓王家は、国と民、二者択一の決断を迫られるが…!?
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舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
感情タグBEST3
現代まで解決しない命題
韓攻略戦クライマックス!信の活躍で王都新鄭に迫る秦軍と、「国」か「民」か究極の決断を迫られる韓王家。滅亡の悲哀と将軍たちの覚悟が胸を打つ、歴史の重みを感じる一冊。
成せり
王と公主の決断、胸に迫った。
ここまで姫の性格などをある程度描いてきたからこそ
というのもあるが、王の言葉も決して情けないなどと
思わせないものがあった。
Posted by ブクログ
胸熱で、涙が出る巻でした。
犠牲にして来たものが大きければ大きいほど、戦争を降伏という形で終わらせるのは難しいですよね。
『日本のいちばん長い日』を思い出しました。
洛亜完は最後に株を上げ、李斯の頭を下げた演説は心に残りました。
騰が姫を救った場面は、マンガとはいえさすがにあり得なさ過ぎて、思わず笑ってしまいました。感動場面なんでしょうけど……。
その後ちゃんと突っ込まれてて良かった(?)
それにしても、騰がこのまま退場だとしたら寂しいです。
Posted by ブクログ
ボロ泣きしてしまった。自分はふつうの人だと言い切りながら民をどこまで死なすかという問題に向かって悩み苦しみ決断する韓王はまぎれもなく王だったと思う。洛亜完将軍の覚悟も寧姫の苦しみも読んでて涙が止まらなかった。
……かーらーの、騰将軍かっこよすぎかー!あれ着地姿じゃなかったんかーい!!そうかこれが六将の力…と見事に持ってかれました(笑)
Posted by ブクログ
ついについに⋯。
寧様も韓王もかっこいい。二人がかりだろうが、その決断ができるだけで普通の人じゃないよ⋯すごい⋯。
洛亜完の決断もかっこよすぎるし⋯切ない⋯。
そして騰の身体能力よ笑
これが六将の力か⋯カンパイ⋯!!!笑
私の大好きな李斯の演説もあり、嬉しい限り。韓非子⋯きっと見てるよ⋯涙
匿名
ついに
ついに一国が亡くなりこれから一気に物語が進みそうです。
話のテンポも素晴らしくて何回も読み返してもあきません!
Posted by ブクログ
77巻にて、ついに戦国七雄の一角が陥落。
史実として、秦が中華統一を成し遂げることは勿論知っているのですが、何度も国の存続の危機に瀕し、このままでは史実と異なり、秦が滅亡するのではないかと危惧していましたが、杞憂に終わりました。
自身の名誉を思えば、最後の一人になるまで抗う道があったのに、民を想い、降伏した王の英断には敬意を表したいと思います。
本巻の最後は、次の大戦に向けた不穏な空気が漂う秦陣営。まだまだ物語は大きく深く広がっていきそうです。
77巻で一国が滅びたということは、あと五カ国が滅びるのに、単純計算で385巻かかります。
今日から少しでも長生きできるように、健康に気をつけていきたいと思います。
ドラマチック!!
すごい!
騰将軍の働きが素晴らしすぎる。
そして録鳴未のツッコミには爆笑。
将軍の、どの戦にも勝る鬼気迫る顔、その行動には真の男を見た。
彼は愛と責任に生きるのだな。
王騎将軍を支えていたのもきっと大きな愛、そして尊敬。
今度は姫に。
匿名
激動
国が滅ぶということは幾つかのアイデンティティを失うということであり、王の立場としてその決断を下すことはいかばかりか。
それを慮ることができる騰はだからこそ格好良いと思えますね。
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだけど面白く読めた。一国の行く末を寧姫ひとりが背負うのか、、と思っていたら父王さすがに責任を分つという話の展開に少しほっとした。
背骨、、
すごかったの一言
騰将軍がカッコ良過ぎる巻が出るなんて、王騎将軍の時からは考えられなかったのですが、まさにこの77巻がそれです。
戦についてというよりは、政治・王族・民・武人のそれぞれの立場で色々な人の考えが張りめぐらされ、リアルを感じました。
秦も韓も、誰も経験したことのない展開が77巻に詰め込まれているので、あっという間に読み切ってしまいました。
やっぱ天下の大将軍って強いだけじゃなくて、頭もよくなくちゃダメなんだな・・・・信大丈夫かな?
匿名
韓滅亡
とうとう一国が滅びました。信もここまで来たかという感じです。大好きな熱い戦闘シーンは有りませんでしたが、やはり一国が滅亡するというスケールがうまく描かれていて、大変満足しました。
匿名
物語がまた進み出した
最近ストーリー展開が遅いのかなと感じていましたが、ここからどんどん進んでいきそうだと感じました。次の単行本も楽しみです。
Posted by ブクログ
騰さんが皆んなを集めて、信が王騎将軍の矛を貰った時の話しをするシーンは泣けた。あそこからここまで、本当に長かった(コミックス自体も...)
そして今回も蒙恬が出てきて個人的に嬉しい。もっと蒙恬が活躍するのを見たい。
Posted by ブクログ
ついに韓の運命が決まる一巻。王族とは無縁な私にはわからない覚悟や葛藤など強い思いが描かれていて読み応えあった。あとは信が6大将になるかどうか、気になる
Posted by ブクログ
感想
洛亜完の凄さ加減がイマイチよく分からなかった。やはり常在戦場の秦は強かったか。
ヨコヨコが意外と普通のイケおじ。
あらすじ
韓大王は自分が普通の人だとして寧に降伏を決断するように迫る。迫る秦軍に対して、王と寧は開戦ギリギリのタイミングで鐘を鳴らす。
韓は降伏し、洛亜完は気の荒い兵のみ連れて王都を出る。これによって平穏が保たれる。騰は身投げしようとした寧姫を救う。
秦の文官が王都からやってきて、韓の王家を処断しないこと、国民を法の基に平等に扱うことを宣言する。昌平君はそのまま騰軍が趙に攻めることを言うが、騰は六将を辞する。
趙平定に向けてそれぞれの軍が侵攻しようとしていた。王翦はアツヨより復活した軍を率いて、李牧との決戦を予感していた。
Posted by ブクログ
ようやく最初の7国の一角が滅んで統一された
しかも無血開城 騰の人間性と先を見通す力は素晴らしい 正直将軍にしてるより、統治者にするのが向いてると思う 実際将軍辞めるみたいだし
寧姫をはじめとした、韓王室の2人の独断に至る苦悩がリアル 結果的に良い方向に転んでほしいと願うばかり
そしていよいよ趙との再戦が近い
Posted by ブクログ
韓の平定。ついに一国が滅んだ。
国がなくなるということ、自分の国が変わるってなかなかに難しいことだよな。
そして騰引退。オウキの顔再び。グッとくるものがある!そしてここからは一気に物語が加速する!ことを期待…。
Posted by ブクログ
ついに韓攻略ッ!
ひとつの国が無くなる。
様々な歪みが生じる。
いろんなことを考えさせてくれるいい話。
ただ、騰の飛び込みが、常識を超えすぎて脳がバグる。
あと5国。
このペースで行くと…は当然考えてしまう。
Posted by ブクログ
2025/10/20
ここ最近で一番面白かった。戦いはなかったけど人の心の描写やドキドキ感がとてもあった
勝つもの大変、負けるのも大変。決断。
Posted by ブクログ
ようやく、ようやく!
趙に大敗したあと、力強く立ち直っていく様子にワクワクします。
韓の王室の決断と、かつての秦王の決断と、どっちがどうなのか…わからなくて、自分が決断する立場じゃなくてよかったと思いました。
Posted by ブクログ
初めて国を滅ぼす主人公側
滅ぼされる側はどうすれば良いのか
最後のひとりまで戦うのがおそらくいちばん何も考えずに済む方法なのでしょう
残りは降参するタイミング。どうせなら早い方が戦死者が少なくて済む。
でも、その後はどうなるかわからない。死んだほうがよかったかもしれない。生きていてよかったと思うかもしれない。
かもしれないからどれを選ぶか
Posted by ブクログ
戦シーンがほとんどなかったので久々にちゃんと読めた。
騰が最後まで寧姫を守ってくれて良かった。
そういえばこの戦が終わったら信とキョウカイは結婚するんじゃなかったっけ?