【感想・ネタバレ】キングダム 73のレビュー

あらすじ

立ちはだかる青歌の魂! 紀元前232年 番吾の戦い 総大将・王翦のもと挑む第二次趙北部攻略戦。25万もの軍勢を揃えた秦軍だったが、開戦早々、主力の飛信隊を戦場深くに“離脱”させられてしまう。その隙に、王翦本軍に襲いかかる趙・青歌軍。高い士気と武力を誇る青歌軍の攻勢の前に、王翦は本陣を包囲され…!?

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舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。

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感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

ジ・アガを倒したとはいえ王翦軍がほぼ何も出来ずに敗北するなんて…誰が想像したか。
初めて見る敗戦の光景を眺めながらの逃走、しかも愛する人がまだ中に…どんな思いだったか😭

倉央と糸凌に幸あれ

#泣ける

1
2024年11月12日

購入済み

まさか…

これまでの傾向からして、前巻の終わりからはどう逆転するのか楽しみにしてましたけど、まさかの結末に驚きを隠せません!!

1
2024年10月14日

ネタバレ 購入済み

糸凌が生きていた!へき将軍が!

倉央がまさかの敵陣への直談判。糸凌への思いが痛いほど伝わって双方の思いの強さを魅せてもらった。倉央は漢だ。糸凌は女性だ。互いに素晴らしい。へき将軍も救済されて良かった。しかしどれだけの味方が犠牲になったのか...。キタリの野生の感が運命を握っていた事に光を見た。へき将軍死ぬにはまだ早い。

#泣ける #感動する #アツい

1
2024年09月25日

ネタバレ 購入済み

待望の最新刊!

今回で一つの区切りがありました
テーマが戦争だと正義の定義が難しいですね
全ての国の正義があるので感情移入が難しいです
歴史ものの作品は答えがあるのでネタバレし易いですが、ここまで楽しめる作者の手腕にだつぼうです。
これからも楽しみです!

#深い #共感する #タメになる

1
2024年09月20日

Posted by ブクログ

『キングダム』73巻を読んだ。
読んでいるあいだずっと、「まさか王翦軍が負けるはずがない」と信と一緒に思い込んでいたし、敗走が決まった瞬間までどこかで逆転を待っていた。けれど、ページをめくっていくうちにじわじわと分かってくる。これは本当に“敗北が確定する巻”なんだ、と。

序盤で描かれるのは、李牧が青歌を訪ねた日の回想。
「他人の戦争」に巻き込まれたくない青歌の民に対して、李牧が言葉を尽くして参加を求める場面は、熱さと怖さが同居している。あの日の説得があったからこそ、いま目の前でジ・アガが死に、司馬尚がその責任を背負って戦っている。青歌軍の士気が一気に燃え上がる理由が、ここでストンと腑に落ちる。

そこからの王翦軍は、とにかくカッコよくて苦しい。
司馬尚めがけて突き進む青歌軍に対し、亜光・田里弥・倉央がそれぞれの持ち場で文字通り命を削りながら殿を務める。冷静沈着な田里弥が、最期の最期まで王翦と倉央の背中を押し、「本物の殿」として散っていく流れには胸が詰まった。普段はどこか余裕のある倉央が、糸凌の死を悟った瞬間に、王翦を逃がす判断と「彼女の後を追う覚悟」を同時に抱えてしまうところも、人間くさくてたまらない。

そんな中で亜花錦が現れて王翦をかっさらう「根を残す」のシーンは、絶望の中に差し込んだ唯一の光だった。王翦さえ生きていれば、もう一度立て直せる――亜花錦の言葉に、読んでいる自分まで救われる。倉央が戦場を振り返りながら「これが敗走の風景か」と噛みしめる場面で、ようやく自分も「本当に負けたんだ」と認めざるを得なかった。

個人的に73巻で一番刺さったのは、倉央と糸凌、そしてカン・サロのくだりだ。糸凌の亡骸に触れるためだけに、打ち首覚悟で敵陣に戻ってくる倉央。ジ・アガを討たれた側でありながら、狼血の契りを結んだ友の気持ちを汲み取り、糸凌と倉央を再会させて帰らせるカン・サロ。「戦争の輪」というタイトルどおり、憎しみも恩義も全部ひっくるめて回り続ける戦の輪の中で、男たちの筋の通し方だけは濁らない。その清々しさに、青歌軍まで一気に好きになってしまった。

その一方で、壁とキタリのパートはこの巻の救いでもある。番吾を落とせないと分かっていながら、それでも仲間と壁を助けるために剣を取るキタリ。ボロボロになりながらも立ち上がる壁と部下たち。ようやく二人が再会する場面は、この戦いで数少ない“心から良かったと言える瞬間”で、思わずニヤけつつ、「この二人は幸せになってくれ」と本気で願ってしまった。

戦場の物語がひと区切りついたあとは、舞台が咸陽へ移る。二度の大敗で30万の兵と桓騎、数多くの将を失った秦。普通なら中華統一どころではない状況で、それでも政は諦めない。昌平君に「もう一度統一を目指す道筋」を問い、その答えとして示される“三つの柱”――戸籍制度による兵力の底上げ、信・蒙恬・王賁の抜擢、そして韓攻略がここで一気に空気が変わる。戦場の血の匂いから、国家を動かすための知略の匂いへ。文官たちの戦いも含めて描いてくれるところが、やっぱりキングダムの醍醐味だなと改めて感じた。

最後に、敗走で心が折れかけている信を、羌瘣がちょっと意地悪に、でも優しく励ますおまけ。ここまで重い巻だったからこそ、いつもの二人のやりとりにほっとするし、「まだ物語は続いていくんだ」と自然と思わされる。

73巻は、番吾の戦いに決着をつける一冊であり、
王翦軍の敗北を真正面から描ききった巻であり、
それでも秦が“復活の一歩”を踏み出すまでを描いた節目の巻だったと思う。

勝ってスカッとする巻ではない。むしろ、読んだあとにしばらくモヤモヤが残る。でもそのモヤモヤこそが、信たちや倉央、王翦が抱えている感情に一番近いんだろうな、とも思う。ここから彼らがどう立ち直るのか、そして青歌軍と再びどう向き合うのか。74巻以降が怖くもあり、楽しみでもある。

0
2025年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第791~801話

感想はいろいろ。
李牧の説得の、どこに心を打たれるのかわからん。

王翦の側近が次々に戦死(涙)倉央もヤバイと思ったけれどなんだよー、結局ハッピーエンドやんか。でもよかったよかった。

政の改革として後に伝えられる「戸籍を作る」がついに出てきました。戦力のデータベース化は大事ですね。そして次の巻ではこれが役立った場面が出てきました。

羌瘣が将軍に・・・パチパチパチ

0
2025年03月07日

Posted by ブクログ

言葉では、表せない。 
人間の感情やドラマを描く天才でも、あると思う。 原泰久は。
だから、本人も色々あるのかなぁ。

0
2025年02月07日

購入済み

熱かった

ここで出てくる漢。
本物だったなぁ。
こういうカップルも素敵だし、ジ・アガ流のカン・サロが格好いい。


オマケ漫画のキョウカイさん、なんて顔…
蔑み?哀れみ?
男ってのはもぅ…


そういえば、番吾の戦いがうまくいったから、李牧はカイネにプロポーズするのかしら?

#アツい #胸キュン #感動する

0
2024年12月06日

ネタバレ 購入済み

激闘、熱戦、番吾の戦い

趙への侵攻の第二幕も李牧の前に苦杯。
情報が溢れてる今の時代からすると考えられないような感じも
この時代ならでは。李牧恐るべし。
73巻に来てまだ1国も吸収出来てないとなれば、キングダムは、
何巻まで続くんだろう。しかし、史実にある意味忠実にかつ
想像の上を行く内容に作者も李牧級か!!W W
次巻も楽しみにしております。

#じれったい #ドキドキハラハラ #アツい

0
2024年10月13日

kkk

購入済み

ハラハラする

まさかの2連敗…
でも、ここからの巻き返しに期待がもてる!

#ドキドキハラハラ #感動する #泣ける

0
2024年10月03日

ネタバレ 購入済み

次のステージへ

大敗を受けて次のステージに移る時代の変化が楽しみに。次の展開がどうなるのか、いろいろと想像を巡らせてしまいます。

#ドキドキハラハラ #アツい

0
2024年09月28日

ネタバレ 購入済み

おぉ

流石三大天!といったところです。
中華統一が暗礁に乗り上げてしまう程の打撃を食らいます
ですが、秦国軍総司令新たなる戦略を持って次巻に続く。
早く続きが読みたいです。

#ドキドキハラハラ #アツい

0
2024年09月23日

ネタバレ 購入済み

再戦

次の号で信がついに主役となって打って出る戦が始まります!
そして、前号からの戦も決着し、、
ここから、さらに戦が加速していく予感がして、ドキドキしながら、読みました!

#アガる #ドキドキハラハラ #アツい

0
2024年09月20日

Posted by ブクログ

蓁国vs趙国、趙北部戦二回目、番吾の戦い。王翦総大将vs李牧総大将。

まさかの蓁軍の敗北。
李牧の勝因は、
1. 王翦が得意とする複雑な地形を避け、真正面からの正攻法な戦争とした事。
2. 李信や王賁の意外性のある戦力を中央の戦いから遠くに向けた事。
3. 王翦が知略を出す前に攻め切ってしまった事

李牧の戦略は単純そうであるが、それが効果絶大。

単に相手が得意としないであろう状況を作り出しているだけなのだが、まぁそれが難しいのは承知の通り。


そして、蓁国は趙国北部侵攻で二回続けての敗北を期し、兵は減り、国家予算も減ってしまった。

秦王嬴政の中華統一の夢は潰えたかに思いきや、嬴政は諦めていない。

昌平君は「3つの柱」なる国家改革を提案する。

①蓁国領土内の戸籍を全て調べあげ正確に把握する。そして成人男性全員を強制的に兵とし、軍力の増強を図る。

②李信、王賁、蒙恬を大将軍の一つ手前の将軍と昇格させ、力を持たせる。そして韓国を攻め滅ぼす。

三つ目は次巻へ!!


予想では、軍の力ではなく、間者を使って敵国の内政を揺さぶるとか?
そうする事で、敵国は戦争に出られなくなるし、内政が混乱すれば意思が分断され軍が弱くなる。

今回、趙国に敗れた事は非常に残念だが、さらなる面白い展開になりそうで、ワクワクしてくる。

1
2024年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさかの秦軍2連敗……桓騎、王翦と負け知らずのひとたちがこうも負けるなんて、李牧恐るべし。
青歌を味方につけるために住民に話したことを見ると、やはり李牧は大物なんだよね。青歌の人たちをかり出すのも忍びないと思ってるのも本音だろうし。
王翦将軍家の子飼いの部下たちも結構やられてしまったし。田里弥が殿するってときにさすがの王翦もうろたえてたあたり、自分のかわいい部下たちがしんでいくのはやはり王翦といえども悲しかっただろうな。
あ、糸凌は生きてると思ってた。原先生ありがとう(笑)そしてありがとうカン・サロとジ・アガ。ホントに趙軍はいい人ばっかで困る……。

さて、そうなると次は韓ですか……?
あんな小さな国がよく今まで持ちこたえてたよな。


あ、壁忘れてた(笑)

1
2024年09月22日

Posted by ブクログ

感想
エンポじい、マンタンワにキンタリってwもしかして、エンポも?

趙王のデフォルトは全裸マント!?


あらすじ
亜光、田里弥が戦死する。

王翦軍が撤退する中、飛信隊、玉鳳隊も撤退を決意。楊端和も撤退するが、メラ族は番吾城を攻めていた。

倉央は、青歌軍に投降し、糸凌の遺体を探して欲しいと頼む。カンサロは糸凌と会わせて、倉央を解放する。

そこで壁を見つける。キタリたちメラ族は壁たち捕虜を連れて帰る。

追い詰められた秦の文官たち、昌平君は改革として、戸籍作り、飛信隊、玉鳳隊、楽華隊の格上げを上奏する。

0
2025年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ初、絶対王者王翦の敗戦を描く
ここまでこてんぱんにやられた秦が今後いかにして天下統一へ再び進撃を開始するのか、楽しみすぎる

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2024年10月25日

s

ネタバレ 購入済み

主要人物に展開あり

長く活躍した秦の主要人物にいろいろなことが起こりました。まさかの最期を遂げた人もおり、びっくりしました。また、秦が趙に2連敗を喫したのもショックでした。中華統一に向けてどう動くか、目が離せません。

#ドキドキハラハラ

0
2024年10月13日

Posted by ブクログ

番吾の戦い決着ッ!
史実に基づいているとはいえ、中華統一までの道のりは果てしなく長い。

武将の生死も、作者の気分次第か。

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2024年10月12日

Posted by ブクログ

まさかの展開…!
物語が大きく動いた巻だったと思う。
昌平君の策に震えた。。
倉央と糸凌が良すぎて泣ける;;

0
2024年10月10日

匿名

ネタバレ 購入済み

終戦

王翦の戦が終わりましたが、いつもの信たちが死にかけるような描写は少なかったため、ちょっと物足りない感じです。王翦軍の陣容は、かなり激しい戦いでしたが、やはり主人公メインが欲しいと感じてしまいました。次巻はまた信が前面に出そうなので、楽しみにしたいです。

#アツい #切ない

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2024年10月07日

匿名

ネタバレ 購入済み

李牧が凄い

李牧は負けないなぁ。
でもそれによって秦の大改革が行われていくのであればそれはそれで楽しめるのかもしれません。

#アツい

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おうせん〜 

戦いの部分が割と間延び気味かなぁ ビックリな感じが無かった。

次の新しい展開への前振りの巻ですね

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

本編ではダウナーな内容が続きますが、巻末のおまけマンガで、象姉ゆずりのお茶目な方法で信を励まそうとする羌瘣にほっこりさせられましたw

『どこ情報?』と聞きつつも象姉の言うことを試してみる素直さも癒されます。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

敗走のストーリー

善人である敵将の恐ろしさを感じました。
別の部族を出陣させるための説得の言葉は善です。善だけに良く生きようとしている人たちはそれに自ら従わなければなりません。
善や正義の使い方をよく心得た人を選ばなければなりませんね。

0
2024年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

番吾の戦いも3巻目。ついに大敗を喫する秦の王翦軍。桓騎軍に続き、二度にわたる趙北部攻略戦に敗れ、長年積み上げてきた中華統一への道が途絶えてしまう…。

カン・サロは敵ながらあっぱれ。
李牧が仕える趙王がなんであんな奴なのか、あんな奴のためになんで命をかけるのか、本当に納得がいかないわぁ。

次巻から、また新たな戦に…。
昌平君による三つの戦争改革とは?

1
2024年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「番吾の戦い」のクライマックス。

青歌軍は強いが、李牧の演説は脅迫に感じ
あれで湧き立つのがどうも共感できない。

壁が救出されたのは本当に良かった。

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2024年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

先が気になって文字をあまり読んでいないなー
王翦軍 壊滅
李牧 強い

えっ 糸凌生きてたの?そして倉央と一緒に去る


徴兵制と信の大将軍!
韓を滅ぼすことができるか!

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2024年09月20日

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