舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
感情タグBEST3
昌平君の裏切り
匿名 2023年10月16日
昌平君が呂不韋を裏切ったことで結果的に呂不韋は負けることになったわけですが、これは物語の最後に昌平君が秦を裏切る伏線なのかも。。
Posted by ブクログ 2019年03月15日
再読。政と呂不韋、そこに太后を加えた三つ巴の戦いがついに決着。
陽さんと信のファーストコンタクト。
王騎将軍、麃公将軍、成蟜、漂…!
表紙で呂不韋のお顔が題字に隠れていて見えない問題発生。敗北者の扱いよ。
原先生によれば、今巻で第1部が完結とのこと。ここまでお疲れ様でした。次巻以降も楽しみ。
Posted by ブクログ 2017年06月25日
やっと、やっと反乱を抑えて呂も退却させ国内統一!
最後の太后に対して向が意見するとこ泣いた。
愛情いっぱいで優しい向といると癒されるのすごくわかる。幸せになれよ政。
Posted by ブクログ 2016年03月22日
40巻。作者も書いているように、ここにきて折り返しを迎えたようです。予定では80-100巻の物語になるのだとか。となるとまだ先は長いですが、それだけ楽しめるってこと。ファンとしては嬉しい限りですね。それにしても、勝つと分かっているのに、これだけハラハラドキドキするのも、ひとえに展開の妙。お見事な限り...続きを読むです。国内統一が成り、これからは天下へ。どんな始皇帝が仕上がっていくんでしょうか。
Posted by ブクログ 2015年11月19日
1巻から続いていた長い長い闘い、ついに決着!
最初から最後まで心を揺すぶられっぱなし。
政の中華統一への思い、向ちゃん陽ちゃん、信、テンちゃん、とにかくみんなに泣けてしまう。
憎むべきキャラさえも愛しくなってしまうキングダム。
新たなる展開が楽しみすぎる。
それにしても昌平君、かっこよすぎるわー!!
等々片が付きました!
大王と相国の政権争いに終止符っす。
感動の嵐なのです。
内容はご自分の目で確認する事をお勧めします。
次巻も買います。
長年、対立し牽制し続けていたが、ついに決着。いつもギリギリでドキドキハラハラする戦いは、今回も見応えがあった。嬴政のぶれない信念には、心熱くなる。また最後に実の母への想いは、切なくなる。
Posted by ブクログ 2020年02月14日
VS呂不韋の決着と、嫪毒事件が気になりすぎて、もう読まずにいられない状態に。40巻で一定落ち着くようです。
しかしそれまでの、宮女・向ちゃんと陽ちゃんの危機にヒヤヒヤでした。
・・・と、そういえば信が「守らなければいけないのは、政の子どもだ」と言ってましたが、向ちゃんとこの娘・麗ちゃんのほかに同い...続きを読む年ぐらいの男の子がいるはずですが?そっちの話はほとんど出てこず、風の便りで登場する程度、片や向ちゃんの娘は逃亡の手引きされるところも詳細に描かれて
いるのがなんか違和感です。
嫪毒処刑のエピソードは涙なしでは読めません。嫪毒と太后様の遅まきながらの純愛に泣けました。そして向ちゃんの政を思う気持ちにも。
そして気になっていたあの二人は・・・無事でよかった!
ひと段落ついた感じ。
経済で世界を潤し、人の欲を満たす方法を考えるのか、そもそも武器を取らない世の中を目指すのか…
李牧の出した同盟案でも呂不韋の提案する経済でもいいと思ったんだけどなぁ。
現代を見ると、同盟しつつ地元には地元の法があるけど、優先すべきひとつの法を守る、というのが数...続きを読む千年後の答えなのかな?
Posted by ブクログ 2019年07月20日
咸陽ではついに後宮にまで反乱軍が迫り…
そんな中、昌平君の軍隊が咸陽に到着!
太后と嫪愛と呂不韋
そして政
複雑に絡んだ人間模様と政権争いに決着が…
もうね、この巻、何回読んでも泣く!
愛だよね、愛!
そして…昌平君~~
かっこよすぎ!
知力と武力を兼ね備えた昌平君
惚れてまうやろ~~!
...続きを読む41巻へ続く!
Posted by ブクログ 2019年06月27日
紫夏、王騎、ひょう公、成きょう、漂、政、信
私も自分の光を必死に輝かせて生きたい
陽ちゃん(´;ω;`)母子を逃がそうとする陽ちゃんがかっこよすぎたよ
昌平君、武力は蒙武級、頭脳は李牧級ってどんだけ最強www
政の加冠と呂不韋の失墜!!熱い!熱すぎる!
信は誰がどのタイミングで話せばいいかを
盛...続きを読むり上げ時をちゃんとわかっているのがまたね。
内乱、合従軍戦など濃厚だった前半戦終了!
太后の子達は実際はどうだったんでしょうね
Posted by ブクログ 2019年05月28日
9年に渡る権力闘争に幕
昌文君の勝利宣言はもっとページ割いても良かったと思う。
にしても、負けてより色濃く呂不韋の大きさが出るな。
流石です。
Posted by ブクログ 2015年11月15日
大王様が「人の本質は光だ」と呂不偉に語りだしたときは、なんだそれ、とテンションが下がったが、それを気にしないほどにまあるく(?)収まった。
勢いあるままに話が一区切りついたので、これで、完でもいいくらいだ。
Posted by ブクログ 2015年10月24日
これはすごい。ほんとたぎる!
最初から最後までクライマックスですな。
昌平君無双か。
そして太后、悔しいことに泣けた。
そして久しぶりの蒙恬、お帰りー!
色々詰まってほんと記念すべき40巻でした。
Posted by ブクログ 2015年10月19日
ついに政権争いに決着!
前半戦終了ですね、まさに。
確かにここから他国への侵略戦争が激化しますから前半という言葉は正しいです。
この調子で頑張ってもらいたい。
それにしもて羌瘣はたまに少し登場してますが、ますます可愛くなっていってるような気がする。
Posted by ブクログ 2024年01月02日
巨大戦国絵巻のようなシリーズ40作。政VS呂不韋という傀儡の王が、国家権力を握る内戦を描く。
外に攻め入る秦は、国内で大きな三つ巴の混乱を生じていた、もと王妃、現王の母と、最大精力、商人からのし上がった呂不韋、そして政王、それぞれが軍を擁して、母が謀反を起こす。
最後に勝つのは王か、宰相か。母の...続きを読む謀反を唆し、国を乗っ取ろうとした呂の画策と、一家自体を滅ぼすことになる顛末までを描く。内乱というテーマでかなりの時間を割いているが、それほど面白い。そして、始皇帝となるためのコンセプトである、法治国家構想や、人間の光にこそ価値があり、信じるべきものという信念が示されていく。
加冠の儀を終えて、秦最大のクーデターも鎮まり、話としては大きな区切り目がついた。信の咸陽での戦闘シーンなど多少の興奮するシーンはあったが、全体的には政治の話。
Posted by ブクログ 2022年06月24日
あいこくが発展したのち、滅びるシーン。
政が最後に自分の実の母、太后やその子供たちを捌くかどうか少し涙を誘う場面もあり。
一気に読めた。
呂不韋との対面でのやりとりも面白い。ついに勝利。
Posted by ブクログ 2020年01月04日
呂不韋vsえい政 終結!?第1部完
・中華統一宣言!
・陽ちゃん=根性女
・昌平君(楚出身)
・ロウアイと太后の純愛?エピはどこまで史実なんだろう?意外にけっこうロウアイのキャラが美味しかったので驚き。(車裂き…)
・ロウアイと太后の遺児はどうなったんだろうなぁ。
・政の呂不韋の子説は引用したけど、...続きを読む採用しない(史記)ことになってた。
Posted by ブクログ 2015年11月11日
政対呂氏もこれで終わり。昌平君強いですね。ただ、彼が戦場に出て指図したりする機会がまだないので、知略のほうがいまひとつわからないです。腕っぷしが強いのはわかりましたが。
そして太后と政の関係もひとつくぎりがつきました。太后に言ってることなんて普通に考えると虫がよすぎるし、断って逆ギレしてるのを見てて...続きを読むも、なんだクソババア、オマエが息子に愛を注がねえのが悪いんだろうがざまーみろ、と向ちゃん以上に暴言を吐きたくなります(言い過ぎだ)。でも、政は人間は光だと言ったのをすでに実行しました。確かに太后はものすごく同情できる人だし子供助からんのかなあと思ってたのを、政はやっちゃうところが聖人みたいだ。ホントいい奴だ、政。これで太后がずっと後で少し気分が晴れた人間になれるといいんだけど(もう彼女の出番はないのかな?)。
それよりも田宥はどうなったんですか?死んでないとか言ってるけど、本当ですか?あんな劇的に描かれてて死んでないんですか?
というぐらい心配です。早く出てきて元気な姿見せてください。
Posted by ブクログ 2015年10月19日
キングダムも40巻に来ましたね。すごいスピードだと
思います。内容もさることながら、この内容をこのスピ
ードで描き続ける原先生はすごいと思います。
さて、この巻では政と呂不韋の決着が描かれます。
人間の器の対決という感じでとても緊迫して面白かった
です。
Posted by ブクログ 2022年02月12日
人が闇に落ちるのは己の光の有り様を見失うから 蛮勇だ たちまち大きな濁流となり全軍敗走の形となった 国家の禍となる火種は完全に消しておかねばなりません 政と呂不韋の親子説 最後まで…二人の遺児の命を助けようと粘ったのは大王本人らしいです