あらすじ
秦の命運賭す一閃。 エイ政と呂不韋が“天下”を論じる中、風前の灯の咸陽へ昌平君が駆ける。エイ政、呂不韋、太后の想いが交錯し、秦国内統一戦に終止符が…!!
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舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
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匿名
昌平君の裏切り
昌平君が呂不韋を裏切ったことで結果的に呂不韋は負けることになったわけですが、これは物語の最後に昌平君が秦を裏切る伏線なのかも。。
Posted by ブクログ
VS呂不韋の決着と、嫪毒事件が気になりすぎて、もう読まずにいられない状態に。40巻で一定落ち着くようです。
しかしそれまでの、宮女・向ちゃんと陽ちゃんの危機にヒヤヒヤでした。
・・・と、そういえば信が「守らなければいけないのは、政の子どもだ」と言ってましたが、向ちゃんとこの娘・麗ちゃんのほかに同い年ぐらいの男の子がいるはずですが?そっちの話はほとんど出てこず、風の便りで登場する程度、片や向ちゃんの娘は逃亡の手引きされるところも詳細に描かれて
いるのがなんか違和感です。
嫪毒処刑のエピソードは涙なしでは読めません。嫪毒と太后様の遅まきながらの純愛に泣けました。そして向ちゃんの政を思う気持ちにも。
そして気になっていたあの二人は・・・無事でよかった!