舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年09月19日
李牧の罠に嵌ったことにやっと気付いた秦軍。
今回ばかりはヤバいんじゃ...桓騎将軍死んじゃう??って思ったけどやっぱり侮れない桓騎将軍でした!
信がすごい成長してて李牧に麃公と戦っているようとか言われちゃってもう胸熱!!!
岳雷のシーンは号泣した。。
我呂や仁淡との思い出でまたもや大号泣。。
愛閃の...続きを読む蒙恬LOVEもエモかったー♥
信と羌瘣も息ピッタリ♥
キングダムは本当に面白い!!!
あー早く続きが読みたい。
未だかつてない危機ですかね、合従軍編の時以上かも!
あーこんなに追い込まれてからの逆転劇を見せてくれるのか?
次巻も買います。
Posted by ブクログ 2023年03月04日
宜安攻めは、桓騎vs李牧なんだな。
李牧のような策士には桓騎や信のタイプは勝てる可能性感じるよね。
しかし蒙恬はわりとよくやられてるイメージ…。
貂もいつもピーピー騒いでて軍師…か?って頼りない。
三国志などはもともと好きでしたが、この作品は現代の調味料を加えて史実から離れることなく人に感動を与えてくれます!
スラムダンクなどにも通じるダイナミズムを感じます。
話なんか長くていいよ!だって面白いし、端折られたり、恋愛モノになるよりずっといい!
信の戦術が光ります!!!
蒙恬との共闘も素敵だし、なにより信と羌瘣の息ぴったりな所が1番良かった!!!!
この2人の絶妙なバランスと調和、好きです。
信たちにスポットをあてるためには、14万対10万の普通の優勢な状態からの開戦にはならんだろうとは分かっていたけど、やっぱり劣勢からのスタート笑 そうじ...続きを読むゃなきゃ、面白くならないですよね笑
戦争ものなので致し方ない。
そもそも死なない人間なんているわけがないのだし。
この時期にこのストーリー。
他の人も書いてたけれど、現実に大国を夢見るロシアに侵略されてるウクライナを見ると、やられて方はたまったもんじゃないということがよく分かる。
商流により各国を潤わせるのだと言った、...続きを読む王権争いの敵こそが、この時代の和平には必要だったんではなかろうか?
とはいえ、それが成り立っても戦争が商売になるからまた終わらないという……
男たちはいつになったら「領土拡張」争いをやめ、家庭を守り1人のパートナーを幸せにすることにもっと目を向けられるようになるのだろう?
幸福な家庭が増えてこそ、素晴らしい世界になる。このままで、信は結婚できるのか??
Posted by ブクログ 2022年11月25日
この巻は李牧が作った「狩場」に誘い込まれた飛信隊・楽華軍たちがいかに陣形から抜けて新たな作戦で趙軍に向かうかの話に終始していましたが、それだけでも緊迫する展開になっているのがさすが原先生です。
岳雷…涙
愛閃と蒙恬も心配。
後半で李牧がしたり顔で換気の弱点について語っていましたが、この人こういう「...続きを読む語り」を始めた後、大体は趙軍にとってロクな展開にならなかったような。ええかげん懲りろよ。
作中1番好きなかんき将軍の戦いが見れることにありがたみを感じると共に李牧との会話のない心理戦…んんんんんーーー!!!熱い!!!
大戦はやっぱり良い
匿名 2022年10月09日
対趙戦、桓騎対李牧がとうとう始まりました。
信も成長して仲間も一新された感がありますが、馴染みの仲間も健在で楽しく読ませてもらいました。戦争なので人が死んでしまいますが、また結構渋くて好きだった仲間が…
とはいえ、李牧側のメンバーも中々だから、戦争マンガですし逝ってしまうのはしょうがないですかね...続きを読む。相変わらず早く次の巻が読みたい、この巻出たばかりですが…
本格的な国をかけた戦いがスタートしたんだなぁと実感する一冊。大切な仲間の死も涙無くしては読めません。この後が早く読みたくなります。
戦いが激しくなり、目が離せなくなってきました。登場人物も増えているので何度も読み返しては理解するという過程を楽しんでいます。特に李牧の動きが気になります。表舞台から遠ざかったり、処刑されかけたりの過去を乗り越えきただけに、秦がどうなるのかハラハラします。史実を知っているだけに次号が早く読みたいです。
とにかく話のテンポが速くて読んでいてとても楽しいさらにいつものように信やその他の仲間たちの戦いぶりから成長を感じとることができ感動する
楽しかった!
最後の陣形が激アツ!次号が早速見てみたい!
キングダム最高!
オウセンの今後の動きも気になります。
李牧の最後は焦ってるのかな?そこまで読んでいるのか?どっちか気になります。
李牧の包囲戦術で早々に趙国側優勢に。大ピンチの巻ですが、羌瘣隊が見せ場多し。あと愛閃もかなり目立ちます。
飛信隊仲間に犠牲も出て、今までで一番絶望的な戦かもしれない。とはいえ、ただ負けそうにはない感じですが。
Posted by ブクログ 2022年10月01日
王翦(おうせん)率いる秦軍は趙北部を押さえようとするが、それ自体が李牧に誘い込まれたものであった。李牧は秦軍を迎え撃つために入念に準備していた。王翦は北部進軍中の趙軍の頑強な抵抗によって直属の兵力を損ね、桓騎に指揮をバトンタッチする。
桓騎は軍を進めるが、李牧が密かに集めていた大軍に包囲され、窮地...続きを読むに陥る。主人公の活躍を描く物語の展開上、敵の軍師は主人公の引き立て役になってしまう宿命があるが、この巻の李牧は天才軍師ぶりを見事に発揮している。
『キングダム』は秦の中華統一を描く漫画であるが、趙が侵略される側であり、趙に感情移入して読んでしまう。現実世界ではロシア連邦がウクライナを侵略している。秦王は中華統一という理想を掲げているが、侵略される側にとっては迷惑であり、独善的な理想である。この独善性はウクライナを自国の支配下に置こうとするロシアの連邦意識と重なる。李牧はゼレンスキー大統領に重なる。
ウクライナという主権国家に侵略するプーチン大統領は何を考えているのかと言いたくなる。プーチンはソビエト連邦意識を未だに持っているため、ウクライナを独立国と認めず、主権を尊重する意識がないのだろう。連邦という意識が弊害である。同じように天下統一という理念も侵略される側からすれば害悪でしかない。
侵略から国を守ろうとする李牧に感情移入している上、桓騎は捕虜を大量虐殺した悪逆の人物である。桓騎の敗北を期待する思いがある。史書では桓騎は李牧に敗北しており、期待が高まる。
しかし、まだまだ桓騎は不敵な顔をしている。李牧はドヤ顔で桓騎の弱点を解説するが、その直後に桓騎は予想外の動きを示す。これまでも桓騎は本心を隠して不利な状況から奇策で逆転した。桓騎の予想外の動きを見た李牧の顔には汗があり、引き立て役の敵軍師になってしまいそうである。桓騎のどんでん返しはあるだろうが、どんでん返しのどんでん返しを期待したい。
Posted by ブクログ 2023年02月17日
李牧に嵌められたので包囲網から脱出する巻。もはやそれだけです。
まさかこんなに兵数を隠し持ってたとは。この絶望はあの合従軍を思い出す感じ。
それにしても李牧が民に語りかけるシーンは合従軍のときの政にそっくりだ。秦軍ホントに悪もんだな……。
信と羌瘣が乱戦の中で休むシーンが笑える。
戦国の世を統一しようとする夢を表す漫画だから人が亡くなる場面が多いのは仕方がない。
でも好きなキャラが亡くなるのは心が痛む。今回の岳雷や以前の松左など「重要なキャラ」が亡くなるのは悲しい反面、読み手にインパクトと印象を強く残すことになるんだろうなぁとしみじみ思う。
岳雷のダンナ、安らかに。
この巻を読む前に65巻を読み返しました。前巻であっさりと勝利というか無血開城しているので、この巻の戦闘シーンは迫力満点でグイグイと読み進むことができました。次巻で桓騎大将軍が敷いた陣でどういう風に戦うか楽しみです。
Posted by ブクログ 2022年09月21日
大好きな蒙恬がたくさん見れそうだ!!!と、ワクワクしながら読み進めてみたら、あんまり活躍のシーンがない、残念。だが、愛閂が大活躍。好きな巻だな。
Posted by ブクログ 2022年09月19日
ついに李牧の綿密に練られた罠の中へ誘い込まれてしまった信たち。もうねぇ、ハラハラですよ。でもやっぱり羌瘣がかっこよすぎる。圧倒的な兵力差の前に、果たして…次巻は桓騎、反撃なるのか?
Posted by ブクログ 2022年09月17日
結末はWikipediaでも見れば書いてあるわけだけれども、そこまでどういった流れで進むのかというのは興味深い。
最後の桓齮の顔めっちゃいいね。