あらすじ
小野田坂道、最後のインターハイ! IH1日目、決着!! ダークホースの群馬が制したスプリント賞バトル、小野田VS真波の因縁の山岳賞バトルなどを経て、ついにゴールへ。総北、群馬陵成、京都伏見、箱根学園の4校それぞれのチームを背負った「エース」がデッドヒートを繰り広げる!! 飛び込むフィニッシュライン!! 勝利の笑みを浮かべるのは誰だ!
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千葉から秋葉原までママチャリで(!)通うオタクな主人公が自転車部に入部し、ロードレーサーとして、また人として成長していく姿を描く本作。
普通なら接することがないようなキャラクター同士がロードバイクを通して出会い、お互いに切磋琢磨し、チームとして成長する姿は見ていて胸が熱くなります。
また、この作品の良さは、ロードレースにおける得意分野がキャラクターごとに異なるところです。チームで一つのレースをこなしていく中で、各々が得意不得意を補い合って、レースをする姿はチームスポーツが好きな方の心にぐっと響きます。スポコンものが好きな方はぜひ読んでみてください。
そしてロードバイクが欲しくなります。ロードバイクで無性に走りたくなること請け合いです。
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Posted by ブクログ
インターハイ1日目、ラスト300m。ここからが長いのは、もはや『弱虫ペダル』のお約束である。だが、それがいい。むしろ、ここからが本番だと言っていい。
群馬陵成の雉弓射、箱根学園の新開悠人、京都伏見の御堂筋翔、そして総北高校の今泉俊輔。ただでさえ濃すぎる4人が、残り300mでさらに上乗せしてくるのだからたまらない。ロードの常識がない雉が飛び出し、御堂筋は「解放」され、悠人はゾーン5へ。今泉もまた、小野田たちの「想い」に背中を押されるようにして、最後のリミッターを外す。
こういう場面は、もう何度も見てきたはずなのだ。極限まで削り合い、それでもなお前へ出ようとする。『弱虫ペダル』はずっとその姿を繰り返し描いてきた。それなのに、またしても胸が熱くなる。結局この作品の強さは、単なる勝負の派手さばかりではない。ひとりで踏んでいるようでいて、その背中には仲間たちの「想い」がある。その熱を最後の最後で一気に噴き上がらせるから、何度読んでも燃えるのだ。やはり『弱虫ペダル』は、こうでなくちゃ。長い。だが、それがいい。