ブックライブの高評価レビュー

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  • 漱石先生、探偵ぞなもし

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    ネタバレ

    「草枕」読後、もう少し漱石さんに入り込んでみようと思い、本書を手に取ってみた。これは半藤氏の漱石話に特化したエッセイで、買った当初もチラチラとつまみ読みをしていたが、途中で「やっぱり漱石の作品を読んでみてから楽しもう」という考えがよぎり、それから書棚に「積読」となっていた本だ。ちょうど、「草枕」を読み終わったばかりなので、絶好のタイミングと思い再度手に取った。

    著者の半藤一利氏は、その奥様(末利子さん)が、夏目漱石のお孫さん(漱石の長女・筆子さんの娘さん)という、漱石とは非常に密な関係にある作家ゆえ、漱石の作品については相当にお詳しい。しかも、「歴史探偵」との異名を持たれているほど、歴史(特に昭和史)にはお詳しいだけでなく、その探偵としての推理・探求力が抜群に魅力的な方だ。

    本書では、漱石の代表作をいくつも取り上げ、その小説に出てくる文章の背景にはなにがあるのか、その謎解きの数々がエッセイとして綴られている。その他、木曜会のエピソードを初めとする数々のエピソードや、漱石と付き合いのあった文人たちとの会話の様子の紹介、漱石という人の49年の人生とその人となりが暴き出されていく。

    全ての探求が面白く、これを読むとまた、再び漱石の作品をイチから読みたい気分になってくるが、今回は特に「草枕」に関する記述について、興味深かったところをちょこっと触れてみたいと思う。

    最初のほうに、「『草枕』は俳句的小説である」という漱石の自解が紹介される。「草枕」の発表は1906年(明治39年)で、漱石39歳の時の作品だが、それまでの若き日に俳句づくりに傾倒していて、松山・熊本時代には1500句あまり詠んでいたという。

    この俳句を小説にとりこんで、ただ本文の中にいくつかの俳句が出てくるというのではなく、文章全体に、過去に作った俳句を隠し味として盛り込み、「美を生命とする俳句的小説」を書こうとしたというのが、探偵の推理だった。実際にその隠し味の種明かしもされているので、その通りだと思う。

    もう一つ、後半で紹介されていた裏話は、これまた半藤探偵ならではの非常にマニアックなエピソードだった。「草枕」発表の1906年は、まさしく日露戦争終結の翌年であった。

    この頃の日本は、亡命者も含めたくさんの中国人留学生を受け入れており、その中には「日本を手本にして新国家を建設しよう」と考える孫文をはじめとした、のちの辛亥革命の担い手たちが数多くいた。そして日本人にも、そういう中国の若者たちの活動を一生懸命応援する人たちがいた。

    そういう中国の革命同志たちの面倒をよく見、自宅までも活動拠点として開放していたくらいのすごい日本人に宮崎滔天という人がおり、その奥さんのお姉さん(義理の姉)に前田卓子(つなこ)さんという人がいて、その卓子さんも「革命おばさん」と呼ばれながら、一生懸命応援活動に取り組んでいた。

    その前田卓子さんこそは、実は漱石が熊本時代によく遊びにいっていた熊本の前田温泉の別邸・小天温泉の主人の娘で、漱石自身は前田卓子さんの消息を知り、すかさず温泉通いのシーンを小説に取り込んで、前田卓子さんを小説のヒロイン・那美さんとして描いたのだと、つまり「草枕」の魅力的なヒロイン・那美さんのモデルになったのがこの前田卓子さんだったと探偵は突き止めている。

    「草枕」から全然話はそれてしまうが、歴史探偵の異名をとる半藤氏は、この宮崎滔天氏や前田卓子さんの活動を称賛する反面、この時に日本政府が開始した「中国人排斥、留学生を取りしまる法律の制定」などを「お粗末」と述べていた。のちに孫文によって中華民国ができたときには、日本人への感謝などはなくなってしまっていただろうと。

    民衆どうしの温かい交流を政府がぶっ壊す・・・何か、ごくごく最近目の当たりにしている情勢と似てはいないかな?(個人的感想)。

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    2026年10月04日
  • カニカマ人生論

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    やっぱりみっちゃん面白い。さすが国民の叔母!強い方に噛みつくのが面白いのはその通りなのに、実際やってくれる人は少ないのよ。高級時計やらキックバックやら、本家をしのぐ素晴らしい歌でした、拍手。モノマネも相手をバカにしてないから、本人が喜んじゃったりするんだろうな。そして、芸能人の子供なのに、真っ当な仕事に就いた娘さんにも拍手。今や二世三世で溢れてる芸能界に全く興味無いのね。そりゃあ先生だって質問しちゃうよ。

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    2026年10月04日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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     『俺たちの箱根駅伝』下巻です。ついに本選の号砲が鳴り、20+1チームが大手町を飛び出して行きます。「+1」はもちろん学生連合チーム。往路・復路計10区間・200㎞超のレースが臨場感たっぷりに描かれ、目が離せない展開でした。

     選手サイドでは、マスコミや本戦常連監督らによる学生連合チーム不要論、監督批判など、大きな逆境の中で選手たちは団結し、ランナーとしてのプライドと自らの存在意義を徐々に示していきます。

     テレビ中継サイドでは、学生連合チームの予想以上の活躍で、演出上の選手情報収集不足が露呈。加えて悪天候で中継車とバイクカメラが使えず、多角的に表情を伝える映像提供ができない事態に…。
     これらの2軸が交錯しながらいよいよ復路からクライマックスへ。

     エースが集結する花の2区、山の5区、最終順位とシード権争い等々、純粋な競技スポーツの見どころはこれまでも理解していました。しかし、この他に放送の裏側や演出という視点を加えることで、物語として立体的な構造となり得ているんですね。

     堂場瞬一さんの小説『チーム』を彷彿させ、何のために走るのか、その意味を問う素晴らしいスポーツ小説でした。また過日読んだ泉秀一さんの『アフリカから来たランナーたち』にも見過ごしていた視点を与えてもらったので、来年の箱根駅伝本選がさらに楽しみになりました。

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    2026年10月04日
  • 政治的思考

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    購入動機不明。なぜか家にあった本。

    本の印象としては、政治思想を1つ1つ解説する本ではなく、
    決定・代表・討論・・・などテーマごとに、政治に関わる思想をメリット・デメリット・類似点などを筆者が好きに解説している感じでした。
    発行が10年以上前になるため、グローバルな政治については記述が少ないです。
    しかし古くからの政治思想はしっかり解説されているので「あのときの政治家はこうしたかったのか」と政治の意図が理解できるようになる本だと思いました。

    個人的には政治的思想と書かれていますが、集団で物事を考え決定する基本が詰まっているように感じました。
    例えば会社で「当時者不在の会議で物事を決めようとする」という行為は、今までの私だと間違っていることは理解できていましたが、
    読んだことによって、「職権乱用ではないか?」「正しい論点で議論はできているのか?」「誰が責任を取るのか?」など問題点が言語化されました。
    今の悩みが私↔先輩または後輩、私↔組織など他者になっていたため、このタイミングでこの本を読んだことにとても意味がありました。

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    2026年10月04日
  • 星を編む

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    トモニキは感じるのだ。
    人には様々な過去があり、それを抱えながら生きてるってことを。

    「汝、星の如く」はトモニキ的には、刺さらなかったんだけど、「星を編む」を読んで、あぁ、こういう背景があったんだ。そんな想いがあったのかと、「汝」をもう一度読みたくなったんだ。

    2回目読んだらまた、トモニキも違った視点で「汝」を読めるカナ?

    特にトモニキ的には、北原先生の過去がワクワクした。「あぁ!トモニキならこうしたのに!なんでそんなこと言ってしまうの!」って思うことが多かったんだ。そうやって考えて読める良い作品だった。
    トモニキの人生に、これまであまり本というスパイスはなかったんだけど、色々な考え方に触れられて、学ぶことができる…
    本は人生の最高のスパイスって知ることができた作品だった!

    早く映画も観に行きたい!

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    2026年10月04日
  • 2年B組 勇者デストロイヤーず 1

    匿名

    ネタバレ

    笑えるシーンがてんこ盛りだし、アクションシーンが見やすい!
    本誌でも読んでましたが、単行本の方がテンポよくてもっと面白いです。空知先生のコメントも流石だし作品のテーマについても知れて良かったです。(ウンコなんですね笑)
    ネットの評判見て読むか躊躇ってる人はとりあえず読んでみてほしい…!

    #シュール

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    2026年10月04日
  • 楽園

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    人を殺さないと区画から出られない境遇に陥ってしまったカップルと、そこで発生する殺人事件
    主人公と彼女のキャラの書き方が秀逸で、罪悪感や優柔不断な性格を自然と理解しながら読み進めることができた。
    話の筋が突拍子もないものにも関わらず違和感なく読めたのは設定に無理がないからか
    狂気は寒気がするほどだった

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    2026年10月04日
  • おとなの恋は、やぶさかにつき。 48 すり合わせ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    すりあわせ

    アドバイス通りに2人の気持ちをすり合わせて、さあ!これから‼︎という時に、なかなか上手くいきませんね〜。さて、ここからどう行くのか?読んでる身としては、何事もありませんように、と思っています。

    #ほのぼの

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    2026年10月04日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    ネタバレ

    様々なテーマで人の心の揺れ動きを描いたSF短編集。
    絵描きの異星人との交流を描いた「スペクトラム」
    一目見る誰もが涙を流すリュミドラの絵の秘密を描いた「共生仮説」
    が特に好きだが、全ての短編が面白かった。

    0
    2026年10月04日
  • もうじきたべられるぼく

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    絵が好きでやっと読むことができた。かわいいイラストなのに物語りは哀しい。
    母親に会いに電車に乗る。
    想像も切なくなるけど悲しませたくなくてこっそり見て帰る。お母さんは匂いで会いに来た事が分かり一生懸命走る。夕焼けの色も余計に切なさを引き立たせて命の大切さを教えてくれる。
    自分は鉛筆画か好きだと知る。

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    2026年10月04日
  • 光が死んだ夏 7

    tk

    ネタバレ 購入済み

    朝子大活躍じゃん
    最後のは何か力的なのに目覚めたってことなのかな?

    おじさんは片腕なくなっちゃったし、なんか死んじゃいそうな予感

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    2026年10月04日
  • 凍土二人行黒スープ付き[増補改訂版]

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    ネタバレ

    家の心を読んで人に伝える家読みの仕事をしながら旅をするシガと、逃亡クローンのナガノが宇宙の国々を旅する短編集。
    旅の中で少しずつ関係を構築していき、あるとき、「完遂する義務はなく、罰もない」契約をする。
    世界じゅうの人があなたと旅をしたいに決まってる、は素敵な言葉だった。

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    2026年10月04日
  • でびるち(7)

    購入済み

    なんでもない日常回の出来が非常に良い。恋愛面での真面目な話と並行したり交互に挟んだりでめちゃくちゃ良い相乗効果が生まれてる

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    2026年10月04日
  • その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

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    ネタバレ

    面白かった。また読みたい。

    以下メモ。

    ・やりたいことはあるが、行動に移す勇気がない。
    デカルト。課題を分割。
    ・自分を他人と比べて落ち込んでしまう。
    チクセントミハイ 「フロー体験」が大事。能力ギリギリの課題を日々こなす。他人は気にならなくなる。
    ・会社を辞めたいが辞められない。
    ジル・ドゥルーズ。逃走。今の環境のまま逃げられる。いながらにしての逃走。気分転換が大事。隙間時間で自分のやりたいことをやる。
    ストレスで自分を追い詰める中毒状態から離脱する。
    いくらでも逃走可能なスキマにみちた希望の場所
    ・ 伊藤若冲 具眼の士を千年俟つ 自分の絵の価値をわかる人を100年待とう。

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    2026年10月04日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    青春系でこんなにも「終わってしまった…」と思ったのは初めてかもしれない
    1、2作目も面白かったけど、本作は特に涙からキュンキュンまで目が離せないくらい良かった!
    成瀬の自由さに心を掴まれる
    新登場人物、いいキャラなのにここで終わりなのが悲しい

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    2026年10月04日
  • らんま1/2〔新装版〕 1

    ネタバレ 無料版購入済み

    TSマンガの元祖だと思う

    今でこそ性別が変わるマンガのシャルは沢山ありますが
    自分はこのシャルが有名になったのらんま1/2からだと思う
    しかもお湯や水で簡単に変身出来てしまうのも分かりやすくて 
    ラブコメ+カンフーバトルなのものもスゴい!
    老若男女を問わず読めるマンガ久しぶりに読めて良かった

    #ドキドキハラハラ #カッコいい #笑える

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    2026年10月04日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    伊坂幸太郎
    ウッドペッカー荘事件
    号泣、「尊くん」がトリガーとして使われている、読み返しのキーワードになっているのが良すぎる
    白河ヨフネが最後に「いつか目を覚ますのかな」と泣きそうな笑顔で言うシーンが激刺さり、泣く。
    主人公がAI機械だから停電で停止してしまったのをトリックの仕掛けにするのが面白すぎる、正に天才
    やっぱり我らが伊坂幸太郎ほまに好きLove

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    2026年10月04日
  • ケーキ王子の名推理4(新潮文庫nex)

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    最高。ほんと最高。ありがとうございます。
    自分をケーキに例えて創作して、それを一つ一つ理由がしっかりと心に響くのがもう。これを超える愛情表現があるだろうか。

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    2026年10月04日
  • 新九郎、奔る! 14

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    ネタバレ

    あの新九郎が、奥方を迎えるとはねえ…と、自分がいと姉さんになったような気分に。相手がぬいちゃんで本当に良かったと思うね。割と何でも器用にこなせるのに、融通が利かなくてうまく立ち回れない新九郎の緩衝材として、ぬいちゃんは恰好だと思うし。てことで、どうか末長くお幸せに…と巻頭数話で心和んだ後は、滅相殺伐としたお話が続く。義政が隠居して義尚が将軍様になって、いよいよ歯止め効かなくなって御所内で流血沙汰起こすし。関東では太田道灌が「当方滅亡!」…言うて不覚にも程があるよね。周り見えなくなってたのかもしれん。合掌。

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    2026年10月04日
  • 落としの左平次〈四〉 いのちのゆくえ

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    。゚(゚´Д`゚)゚。

    清四郎、お食べなさい!

    翠さんがいくらでもご馳走してあげるから!

    もうね、うん!

    清四郎立派でしたよ!

    偉かったね!

    翠さんもう涙が止まりませぬ。

    この巻、翠さんの方がごはん食べられなくなりそうでしたよ。

    心労で10kgくらい痩せてしまうところでした。

    清四郎頑張ったねー。゚(゚´Д`゚)゚。

    あなたはそのままでいいから!

    そのままいなさい!

    そのまま成長しておゆきなさい!

    次の巻でもう一踏ん張りですかね。

    応援してますからね!

    いっぱい食べて踏ん張ってお見せなさい!

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    2026年10月04日