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Posted by ブクログ
マカン・マランのシャール、ジャダ、さくらの台湾旅行記。
第1話 さくらは「働く女性の息抜き一人旅」をテーマに女性誌の記事を書く仕事をもらう。誘ってみたところ、二泊三日でジャダが一緒に、それより長期滞在でシャールがついてくる。
第2話 ジャダとさくらは台湾の観光地九份に向かうことに。ジャダは予習のために九份を舞台にした映画「非情城市」を見る。友達になったアンジーのガイドツアーで九份に向かう。
第3話 真奈は台湾の留守番部隊。マラン・マカンで夜食を作りつつ、魯肉飯を作ることにする。
第4話 ジャダとさくらを日本に帰したあと、シャールは台南に向かう。最初は一人で行くつもりだったが、阿妹やアン -
Posted by ブクログ
数ある余命系の恋愛小説における代表格の一つ。
長らく積本していましたが、ようやく解放となりました。
とある高校男子が偶然拾ったクラスメイト女子の日記には重病で余命少ないことが綴られていた。秘密を共有する二人に始まった微妙な距離感の関係はどこへ向かっていくのか・・・
よくあるパターンの小説ですが、私の涙腺はこの種の物語に脆くできています。今回も予想していた通りにティッシュ出動案件でした。ホントに単純。
ただ、本作はお決まりのストーリーだけで終わっておらず、中盤で意外な展開を組み込む工夫がなされていて、一瞬、ドキリとさせられます。そこがポイントで、マンネリにならずに全体を引き締めている感じが -
Posted by ブクログ
日本における近代小説の歴史を学ぼうと思ったら手に取るべき最良の本
明治初期の戯作文学に始まり、逍遙二葉亭らにより駆動された言文一致の運動、一転して国粋主義の風潮が巻き起こり築かれた紅露時代、ヨーロッパ模倣が完了した後にはロマン主義が吹き荒れ、欧州のそれと融合したことで形作られた日本独自の自然主義、そしてこれが後の殆どの文学思潮に影響を及ぼすようになり耽美主義・白樺派へと繋がっていった、という一連の流れを同時代の文学者の評価や著者なりの見解も交えつつ軽妙に語る
戦後まもなく出版されため本書の中で登場する作家が存命だったこともあってか、著者の語り口も全く客観的という訳ではなく、昔を懐かしむよう
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