すべての高評価レビュー
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匿名
ネタバレ 購入済み物凄く分厚くて濃厚…
吃驚してしまった。多少は、バレエやオペラ、能に狂言、絵画やデザイン、彫刻に陶芸、諸々を鑑賞するし、作品が生み出された社会背景や創造者のメンタリティを撫でもするけれど、今巻を拝読したら、それらがドバァっと押し寄せて来た。総合芸術と言われるバレエが題材なのだから当然なのだろうけれど、改めてバレエの凄さと怖ろしさを感じさせられた。作者様は、どこまで掘り下げ、どこまで広げ、描きゆくのだろう。物語にピッタリな画筆にも感嘆してしまうし、とにかく次巻が待ち遠しい。表紙絵の左足が見切れていて捲ると、キュッと丸まった足趾がおちゃめで笑いつつも、作者様の力量に心底あっぱれ!! と脳が震えた。
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Posted by ブクログ
柚木麻子さんは、とにかく美味しさの言語化が天才的。前半は食テロ恋物語なのかと思わせながら、実はバブル経済期の時代の中で生きる、都会で働く女性の社会的位置と生き方を描いた作品だと感じた。
各章が寿司ネタになっていて、バブルのピークから崩壊へと進む構成は巧妙で、寿司の一貫一貫が人生の取り返しのつかなさになってる。勘違いだらけのバブル時代の空気感が、そのまま青子の人生を歪めていくところが印象に残った。
頑張れば頑張るほど、何のために頑張っているのかわからなくなっていく。その感覚が、この作品のいちばんリアルで怖い部分だと思う。
華やかで一見豊かに見える時代の中の空虚さと意識のズレを寿司というモチ -
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Posted by ブクログ
この本は世界中で爆発的に売れているのでその魅力を私が述べる必要はないと感じました。だからあえてコンテンツとしての凄さに着目しました。
この本の凄さは徹頭徹尾「祖先である原始の人々」が考察の基底をなしていることだと思います。だから、文章が雑多な情報の詰め込み、スマホによる悪影響の羅列に陥ることなく、どれも原理から考えれば簡単に思いつくもので覚えやすかったです。
決して本質的ではないけれど、祖先の脳がシンプルなシステムで動いていたことを基軸に考えると普段の何気ない行動にまで説明がつきそうに思われます。だから、この説明が蔓延ってしまうこともポピュラーサイエンスに限らず、人文学に何か影響があるの -
Posted by ブクログ
マインドフルネス本だと思った。いま、ここに集中することがいかに人生を豊かにするか、気付かされた。
忙しない毎日、大人になるに連れて、1日1週間1ヶ月1年のスピードは恐ろしく速くなっている。1日1日を愛しく想いながら過ごせているか、と聞かれたら、私はいいえと答えてしまうな。特に仕事の日は、はあ疲れた。それで1週間の大半が終わってる。だから休日は、平日の疲れをなんとかとるために極力省エネ。ぼーっと過ごしている。
日日是好日、どんな日でも良い日。晴れでも雨でも、よくできた日も上手くいかなかった日も良い日。自分なりの気づきがあればよい日になるんだ。
筆者がお茶を通じて、日々の変化や物事の捉え方の感 -
Posted by ブクログ
日本に上陸しては失敗続きだったバーガーキングを立て直したマーケターの話。
USJを立て直した森岡穀さんのごとく、限られた予算の中で知恵を出して
活路を見出す。こういうの大好き!
ニュースにもなったのは
私たちの勝チ
撤退するマクドナルドをねぎらうポスターを縦読みすると、、、
というやつ。
賛否両論あったが、話題を集めた。
それ以外にもスパイファミリーやらゾンビやら、旨い仕掛けでSNSを騒がせ、
集客に成功している。
バーガーキングが住まいの近くになければ引っ越してきて、という仕掛けもすごい。
というか、それに反応してほんとに来た人が700人以上いたとは、、
知恵。目的はしっかりしていて、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好きだった言葉は、「人にどう思われるか気にしていると、発想も縮こまるんだな。」と、「この世に生きる、たくさんの生き物たちの営みの不思議さを感じてほしい。学ぶということの、ふるえるような興奮を感じとってほしい。」の2つである。1つ目は、普段私は周りの目を気にして生きているからドキッとさせられた。知らないうちに発想が縮こまって損してたかもと思うと、今後はあまり周りの目を気にせず自分らしく生きていきたいと思った。2つ目は、成功する人は学ぶときにふるえるような興奮を感じ取っているよねと思った。何かで成功した人の話を聞くときよく感じるのは、この人はこれが本当に大好きで取り組んでいるんだなってことだ。私は
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Posted by ブクログ
ネタバレ全く前知識なく読んだ方が良いです。
これは。
読めば読むほど、そういうこと?!と、
色々なことが分かっていって、読むのが止まらない。
本当に止まらなくなります。
どんどん心の鉛が増えていく感じもあるけど、一生私の中に残り続けるだろうなという印象深いシーンもどんどん出てきて、カズオ・イシグロさんの天才的な表現力を痛感します。
私の今年に読んで良かった本ベスト10に入ると思います。
それどころか、もし誰かに「どういう本が好きなの?」と聞かれたら、「土屋政雄訳、カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』」とまず答えてしまうかもしれないです。
それくらい良かった。面白かった。
本ってすごい。
バケモノ -
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