すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ帯に小川哲版『グレート・ギャツビー』開幕とか書かれていて期待して読みましたが、想像以上だったもののギャツビーというよりは、エリザベス・ホームズですし、金融資本主義の悪い部分を流し込んだフル・フロンタルだなと思った。これ書いてて、ユニコーン企業の話だからフル・フロンタルなんじゃ!?と思ったりしましたが多分関係ない。
ガンダムユニコーンでもフル・フロンタル出てくるとホラーになるので、この本でも同じくホラー味を感じた。人間理解できないものは怖いんすよね。小説を読むのが好きな人なんて特にそうなんだと思うのですが、私を含めそういった人は人を評すときに物語でみることが多い気がします。その人の背景にある物語が空ろであったり虚像に基づいて整合性が取れないと、キャラクタがつかみどころがなくて何とも気持ちの悪いんじゃないかと思ったりします。
帯に引っ張られてどうしてもギャツビーと比べてしまうのですが、桐田はギャツビー向けられた可愛い解釈と比べるともう少し冷静に見られている印象ですよね。ただ、彼女は最初から最後まで実は変わってなかったんや。そして全く理解できない合理性が怖いところ。
<<ここから一夜明けての追記>>
で、一晩明けて終章を読み返してみたんだけど、確かにギャツビーやったわ。多分昨日一気読みした時には、終盤までの桐田の理解できなさに不快感があったからなのか、長時間読んで頭が働いてなかったからなのか、自分の考えに固執してたのか、終章の倉敷が語る桐田像が上手く呑み込めたなかった。まぁ、ただこれが本当の桐田なのかというのは結局わからんわけだけどね。ただ、個人的には上原やオーキが想定したものと比べれば、悪くない解釈だと思う。
自我のない器とみれば、フル・フロンタルになるし、世界を救おうとした人の話と観ればギャツビーとなる、もちろん他にも自己承認欲求の化物と観ることもできるだろうし、合理性の極みにいる人に公器である会社を持たせるとどうなるのかという思考実験ともいえる、そんな感じで色々な解説ができるんだろうけど、人間って結局のところ多層的多面的なものなので、どれってこともないんじゃないかなと思ったりした。確かに倉敷の解釈というのは魅かれるものがあるな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人は暮らす環境によって本当に大きく影響を受けるんだな、という当たり前だけど大切なことを深く実感させられる小説だった。
陽子さん、夫、そして息子。それぞれが置かれた立場や環境の中で少しずつ性格や関係性が作られていってしまうのは、生きていく上で仕方ないことなのかもしれない。
けれどラストで陽子さんが気持ちを入れ替え、生まれ変わるように一歩を踏み出したことで、それに引きずられるように夫や息子の関係性や雰囲気まで変わっていく。その変化を見て、これからこの家族は前よりもずっと居心地よく、住みやすい家庭を作っていけるんじゃないかなと思えた。
家族のあり方について考えさせられるとともに、最後は前向きな気持ちになれる良いお話だった。 -
購入済み
ファミコン世代のかたへ
ファミコン40周年でデラックス版として増補改訂され完全版となっています。実機やカセットを全て手元に置くのは現実的に難しいですが、写真やスクリーンショットが中心の本書であれば一瞬であの頃に戻れます。ファミコン世代のかたはマストアイテムです。
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Posted by ブクログ
監禁目的と思われる改築が施された民家で、男性の遺体が発見される。証拠が徹底的に消された奇妙な現場を前に、姫川玲子率いる捜査班が事件を追う。そこへ魚住久江が加わる。
被害者と加害者、双方の視点が丁寧に描かれ、読み進めるほど「いったい誰が被害者で、誰が加害者なのか」と揺さぶられる。単純な善悪では割り切れない。そして、人の悪意がやがて取り返しのつかない大きな悲劇を生んでいく。その悲しさが強く心に残った。
そして何より印象的だったのが、姫川玲子と魚住久江。
頑なに捜一への異動を拒んできた魚住が、なぜここにいるのか。その背景が明らかになったことにも納得。
人の心を読み取ることに長けた魚住の目を通して見る姫川玲子が、とても新鮮だった。直感と行動力で突き進む姫川と、人に寄り添い、その心を丁寧に読み取る魚住。まったくタイプの違う二人が互いを認め、刺激を受け、補い合っていく関係がいい。
これまでの出来事によって、どこか以前の勢いを失いかけていたように感じた姫川。しかし魚住との出会いによって、自分自身と向き合い、再び前へ進み始めたように見えた。
この二人なら、これからどんな姫川班になっていくのだろう。
そして、また思い切り“暴れる姫川”が見られそうな予感。
次作がますます楽しみになった。 -
購入済み
満を持してアルティマニア
本作の攻略本はSFC版発売当初、集英社からしか発売されませんでしたが、満を持してDS版発売と同時にアルティマニアが発売されただけでありがたいです。攻略本としてみた時にデータの構成、網羅する量が別格です。心配していた権利上の関係でドラゴンクエストの公式攻略本のように鳥山明さんのイラストが使えないことでしたが、本書についてはそんなことはなく、そこそこ使われていました。開発者インタビューは流石にドリームプロジェクトの堀井さん、鳥山さん、坂口さんとはなりませんでしたが、加藤さん、光田さんと嬉しいところです。
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