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Posted by ブクログ
52ヘルツのクジラたち
著者:町田そのこ
52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない周波数で鳴く世界でたった一頭だけのクジラ。
虐待に人生を搾取され続けた主人公が、
逃れついた田舎街でムシと呼ばれる少年との出会いから始まる物語。
主人公の過去はそれはそれは不幸の詰め合わせかのような描写が続き本当に心が苦しくなった。
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拒絶するように向けられた背中を見つめる方が、殴られるより辛かった。p125
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どれ程の絶望感なのか。
到底自分とは縁の無かった境遇なのに、
何故かフィクションとして真っ直ぐに受け入れることが出来なかった。
誰にも言 -
Posted by ブクログ
百花
著者:川村元気
認知症を患った母とその息子の話。
重いテーマを携え、母と息子2人の「記憶」を丁寧に描きながら進行していくのが特徴的だった。
次第に忘れていく百合子と忘れていた思い出が蘇る泉の対比的な描写に胸が苦しくなる。
誰もがいずれ訪れる死について、
大人になるということはなにか、
を問われ続けていた気がした。
時間を目で捉えることは出来ない。
けれど時の流れを肌で感じる瞬間は、確かに日常に存在している。
日捲りカレンダーを破る時、歯ブラシを交換する時、金曜日のプラスチックごみの収集。
そうして積み重ねた瞬間が日々をつくり、年齢をつくり、死へと繋がっていく。
当たり前に -
Posted by ブクログ
四畳半神話大系を読み返すたび、(過去に自分も大学生でありそれなりに楽しんだり苦しんだりしているにも関わらず)とても大学生活に憧れてしまうというか戻りたくなるというか……ノスタルジーのような気持ちでいっぱいになってしまう。
のだけれど、今回、四畳半タイムマシンブルースも勿論そうだった!しかも夏。過去に過ごしたあの夏が恋しく、これからやってくる夏がなんだか待ち遠しくもなってしまった。
ちょっと京都に旅行することになり、行き帰りの電車で読むものが欲しくなった。京都と言えば森見さんの作品かなと思い本屋へ。そうして「四畳半タイムマシンブルース」を発見。好きな映画である「サマータイムマシン・ブルース」の
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