あらすじ
成南電気工科大学の「機械制御研究部」は、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、略称「機研(キケン)」=危険とおそれられていた。本書は、「キケン」な理系男子たちの、事件だらけ&爆発的熱量の青春物語である!
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文系かつ中退だが
熱量を持ってバカな事をやっていた
だからこそ
帰ってこない時間を思うと胸が張り裂けそうになる
たったの四年がこんなに残るものだとは
当時は思いもしなかった
良い作品でした
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工業高校の文化祭に行ったら
めっちゃ読み返したくなり
今回は文庫本で再読。
よって解説のみ初読。
「想い出を語っているのでメインの行事は省かれ、ネガティブなことも語られていない」というのは納得。
単行本刊行記念で書かれたという番外編も読んでみたい。
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大学生の頃読むつもりで購入したこの本。
積読期間が長くやっと読み終えた今、私は社会人になっている。
男子大学生のむちゃくちゃな日常を、いたって本人たちは真面目かつ懸命に過ごしているのがよくわかる内容である。
新歓、恋愛、学祭…どれも大学生らしく、特段珍しい内容ではないが文章にされるととても面白い。
最終話、少し前まで学生をしていた私にも刺さるものがあった。急に心に訴えかけてくる内容である。そしてまた、思い出とは色褪せるものではないと感じた。
大学生のうちに読むつもりが図らずも社会人になってから読んだことで、より深くこの作品にのめりこめた気がする。
学生を経験した人には是非読んでもらいたい作品。
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機械制御研究部ー訳して「機研」。やることの規模がデカすぎて学内ではその名の通り「キケン」と恐れられている。
端的にいうと最初から最後まですごい面白かった!普通に声を出して笑ってしまうことも多々ある。個人的には「機研」の部員のすること考えること全て理解でき面白かった!話の途中でも出てきたスーパー戦隊の爆発シーンの再現やエアガンの作成など日本男児なら一度は憧れたことがあるだろう。それを実践してしまうから「キケン」と恐れられているのだが...。
章の初めの挿絵や章の終わりの回想シーンなど心温まるシーンも多々あり全てがいい感じにバランスが取れていて面白かった。
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小中学生のとき死ぬほど読んだ本!
この歳になって改めて読んでもやっぱおもしろい、愛すべき機械制御研究部
彼らの青春、キケン黄金期の1年ちょっとがギュッと凝縮された物語。最終章で描かれていたこんなにもキケンを愛していたのに学祭に出向けなくなってしまった元山の気持ちが痛いほどわかる。自分にとっては大切な記憶、こんなにまだあの時を思い出せるのに、皆はもうそんなこと忘れて今を生きていたらどうしよう?っていう気持ち。
もちろん、成南のユナ・ボマーにも大魔神にも今の生活はあって、それぞれキケンでは見せなかった一面を見せているのだけれども、でもそれでも、最後の黒板にあの黄金期のメンバーが集っていたことが本当に感動的で、あぁこの人たちはいつまでたってもキケンなんだなって思わされる。
こんなにずっと楽しい!を描いてる本なのに中だるみせずに全部が面白いのがすごい。巻末の解説も、女の人だからかける解説だよな〜〜〜
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学生時代に戻って、男の子になって、こんな青春送りテェー!思わず文章が荒々しくなってしまうほど羨ましい学生生活!なんて輝きなんだ、キケン。愛おしすぎるぞ、キケン…。
有川浩さんの小説を読むたびに言っている気もするけど、出てくる男性陣皆格好良いということ。キケンでは男性ワールドなので有川男子満腹。個人的には大神と付き合いたいところ。なんて妄想を繰り広げてしまう。あー面白かった!最後は泣きそうになった。いいなあ!いいなあ!
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中学生の頃から何度も読んで何度も胸が熱くなる。
歳を重ねると『全力本気』でやれることは少ないとつくづく感じるが、今からでも何かに夢中になって全力を注ぐことは大切にしたい。今からでも遅くはないので、何かに全力本気でぶつかって乗り越えたいものだと感じた。
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今作の有川さん、ぶっ飛んでるなぁ
ユナボマー上野「勝たんまでも負けん!」
解説の「なんてバカ愛しい話なんだ」ってコメントに共感。男子っていいな。
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理系大学生活の、仲間との精一杯楽しい日々を描いた作品。テイストは理系だけど、文系大学の学生だって、仲間と夢中になったことがあるなら楽しめる作品です。
そうそう、読み終わったらラーメンが食べたくなります。
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私にはこう言うハチャメチャな青春はなかったはずなのに、なぜかあの頃に戻りたいって言う甘酸っぱい気持ちにさせてくれる物語でした。
男子にしか分からない世界だからこそなのか、女子からするとバカバカしいはずなのになんだか羨ましい気持ちになる。キケンな魅力いっぱいのお話でした!
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大学サークルでの出来事を、社会人になり家族を持ったひとりの部員OBが妻に聞かせてるという構成。男子学生が99%とい理工系の男子大学生達が繰りなす危なっかしくてワクワクしたサークル活動を通し、それぞれの男子学生部員の心情を見事に描いている。先輩、後輩の枠を超えイベントや文化祭でひとつの事を成功させる過程が胸熱!一見無鉄砲に見える変人と言ってもいい上野は個人的にとても魅力のあるキャラ。10年ぶりに大学祭に訪れ、黒板のページをめくった時は涙が出ました。大学に行かなかった私。キャンパライフへの憧れが一層強くなった
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もう何回目の再読になるか…。
好きすぎて数年おきに読んでは、理系男子の全力無茶馬鹿っぷりに胸を熱くしてます!!
そして読む度に思う。「私も男だったらな~」って。
爆破犯の異名を持つ部長と、大魔神の異名を持つ副部長。
機械工学学生のモノづくりって、方向性を間違えたら冗談抜きでキケン…。男ならではのノリってみんなこんな感じ?
学祭の章がとにかく熱い!!
もうめちゃくちゃ楽しそうで、最高の青春。
友情、恋愛、実験、無茶と馬鹿。
いっぱい笑って胸を熱くしたあと感動。
懐かしい友人にも会いたくなる。
色褪せない青春にグッときます。
私の読書人生の中で、不動の上位をキープし続けている青春小説。
性別関係なく楽しめるので、騙されたと思って是非読んでみて欲しい。
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男子校のノリが感じられ、また最後の過ぎ去った青春と思っていたのが、実はまだそこにあったんだというラストでジーンと来ちゃいました。
確かにそういう事あるなーと思い久しぶりに学生時代の友達に会いたくなりました。
あとがきにも書かれてましたが、男ばかりの時とそこに女性が混ざった時のノリが変わってしまうとこなど、あるあると思いました。
ストーリーは文化系サークルの青春ストーリーでクスッとしてしまうところがあり面白かったです。
内容の厚みなどなどではなく、青春のノリを感じられるかがキモなんでしょう。あまり重いと狙いがズレてきますし。そういう意味で十分に感じました。
また、お店の子の件りがとても面白かったです。
Posted by ブクログ
大学にあるマイナーな部活が舞台の小説。
ほとんど男しか出てこないし、大会に出て激闘を繰り広げるわけでもないが、青春小説といっていいだろう。登場人物一人一人が輝いていた。
とても面白かったし、このような大学生活も送ってみたかった。
また、この本を女性が書いているというのが凄いと思った。
Posted by ブクログ
今まで読んだことある小説の中でtop3に入る作品です。
共感してはいけないものも含まれてるけど、理系男子大学生を経験したからか、つい共感してしまうことが多かった!
あと、とにかく笑った!
小説でこんなに笑ったのは初めて!
最高の作品です!
Posted by ブクログ
大人になって学生時代の部活に対する回顧録のスタイルで話は進むのだが、非常に言葉のテンポがよく、あっという間に読み終えた作品。
学生時代に打ち込んだ部活のこと、一緒に汗を流した友人たちが自然と頭に浮かび、懐かしい思いいっぱいになる。
そして、OBとなった今の疎外感も自然と感じてしまうのだが、終盤の展開で部活動をしたあの時の思い出はしっかりと自分の奥深くに素晴らしい思い出として刻まれていることを気づかせてくれて、自然に涙が流れた。
ぜひ、学生時代に部活に打ち込んでいた人には読んで欲しい作品。
Posted by ブクログ
とてもとても読みやすく、グッと引き込まれました。
最後の黒板のシーンはうるっときました。
大学生のとき、同じ方向を向いて、頑張った仲間たちと会いたくなりました!
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有川浩さんが好きなため、もう良き話でした⭐︎
学生の頃にしかない感覚。
小さなことでも目の前のことに熱くなれる、無茶できるって割と学生ぐらいしかなかったりしたので、すっごく懐かしい気持ちになりました!
最後の場面の黒板はアツいですね!!!!
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男の人同士の友情というか結束って、女の人同士とはまた違った魅力があって羨ましいし憧れてしまう。
異性を恋愛対象として見る人が多いのって、やっぱり自分にはないものに惹かれるからなのかな。関係を深めることで、憧れを身近なものとして補完してるのかも。
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昔から有川浩の作品は結構読んでいて、読みやすいのに面白く、個性的なキャラクターの織りなす独特な世界観に引き込まれます。
読み始めた最初から最後までずっと面白くてたった1日で読み終わってしまいました。そんな短時間で読み終わってしまう様な魅力がこの本にはあります。ぜひ読んでみて欲しいです。
Posted by ブクログ
2024.10/21~2024.11/11
3.9くらい
最初、有川浩の作品にしては珍しくあんまり面白くないなぁとか思ってて、進み悪かったけど面白いじゃん!
青春だねぇ。
こんなにみんないい人で、人を馬鹿にしない男子ノリある?とか思っちゃうけどでもいいなぁ。
自分も今まさに大学のサークルで青春してるところで、引退間際だから最後までこの瞬間を噛み締めようって思った。いつもど幸せな気持ちになった。
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学生達のがむしゃらさに笑いつつ、社会に出ている自分から見ると、どこか羨ましという感情も湧いてきて、最後には涙する青春物語でした。
面白かったです。
匿名
男子のこーゆうのりってほんと羨ましい!
ただ思いっきり楽しんでってやってみたかった。
火薬とかは怖いと思ってしまったけど、男子は好きそうですよね。
ラーメン食べたい!
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有川浩さんは、ご存知の通り「ラブコメ書いたら天下一品」の作家さんです。でも本作は、有川さんの他作品とかなりテイストが違ってました。
描かれているのは、男子大学生の部活世界です。それもスポ根でも真面目な文化部でもありません。
成南電気工科大学『機械制御研究部』、略称【機研】! 周囲からはキケン(危険)と、距離を置かれる存在で、何事も本気で遊ぶことをモットーにしているのでした。
男子大学生の若気の至りというか、おバカな思考回路、アホでくだらない行動の描かれ方がとても見事です。現実より面白いことへの関心の強さ!
女性作家さんが、なぜここまで男子のノリやハマり具合、熱中の仕方まで描けるのか、感心してしまいます。
本作は、読み進めていくうちに判るのですが、機研に所属していた元山が、思い出話として妻に語る体裁を取っています。
エピソードごとに元山の奥さんの感想を挟みますが、ツボにハマってウケています。女性目線での男の友情への嫉妬なんでしょうね。
人には、どん底の過去もあれば、キラキラ輝く過去もあるでしょう。どちらもノスタルジーに浸っていては、現在から先に進めませんが、今の自分を形成している一部分であることに違いありません。
自分の若かりし頃を振り返り、「今頃どうしているかな?」と何人かへ思いを馳せるような、熱い物語でした。
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男子校(高校)にいたので感覚が良くわかる。女性作家の有川さんは自衛隊物などを数多く手掛けているので、その辺の事情も良く知っているものと思う。
女子校と合同でホームルームのようなものをやったが、事前に予習して格好付けた事を言ったのが、50年過ぎても思い出して赤面する。大神副部長の悲劇も相手側に免疫が無い同士の交際でアルアルのネタでは無いか?
男性には若い頃の気持ちを熱く思い出させ、女性には覗いて見たい男性の生態ということだろうか。
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2011年(第8回)。9位。
表紙と裏表紙のマンガ。作者とのコラボらしい。この方、つっこみ好きよね。多すぎなくらい。
キケンとは、大学のサークルの略名。回顧する形で妻に語っている。妻は楽しんでいる。輝かしくも失われた青春。
久々に学祭に夫婦で行ってみた。ラーメンは伝統の味。OBだというと、教室に行ってみてください。行って黒板を見ると、当時の仲間たちの書き込み。これ、作者と出版社のコラボらしい。
輝かしくも失われた青春と共にした者とは。生きている限りまた出会う。
青春
気楽に読めるので飽きることがなく、あっという間に読み終えてしまいました。
私は女性なので、男性の青春って楽しそうで良いなぁと思いながら、楽しく読ませて頂きました。
Posted by ブクログ
星後付け。主人公が奥さんに話を聞かせるという構成にずっと違和感があったんだけど、後書きでああいった男の園みたいなところに女性が一人でもいると男がかしこまってしまうと書いてあって納得がいった。もちろん小説だからこの構成にしなくても良いんだけどそこは有川浩さんのこだわりだろうなと思った。
Posted by ブクログ
成南電気工科大学の新入生・元山と池谷は、2回生の上野と大神に勧誘され「機械制御研究部」、略して「機研(キケン)」に入部することに…。そこは犯罪スレスレの実験や破壊行為の数々から「キケン=危険」と恐れられているサークルだった。
理系の男子大学生たちが、有り余る若さと知識と技術とノリを駆使して繰り広げる、おバカで危ない、でも尊い青春の日々を描いています。
いや〜いいですね、好きです、こういうノリ。やっぱり若いうちに、若いときにしかできないおバカなことを目一杯やらなきゃダメですよね。特に男子のノリは女子とは熱量もスケールも違ってすごいです。
私は女子大出身なんですが、高校時代の男友達に恵まれ(本当かしら?)、散々おバカなことにも付き合わされてきたので、この小説はめちゃめちゃ響きました。我が家は娘2人なんですが、どちらかというとおとなしくてあまり行動的ではないので、まだ若い今のうちにもっともっとバカなこともやって、大人になったときに「宝物」となる経験をいっぱい積み上げて欲しいです。
Posted by ブクログ
青春時代に過ごした日々を振り返って懐かしむっていいなぁと感じた。
キケンはその名の通り、学生レベルで考えると危険だけどこんな青春も素晴らしいものだと圧倒された。
ぜひ、学生さんに読んでほしい!