すべての高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ美術嫌いの理由がわかるかも?!美術が好きになる本
◯あらすじ
主に6つのアート作品を見て、自分の持っているものの見方がいかに狭いものかということを鋭く、そして楽しく突きつけてくる本。自分がアートに対して持っていた「リアルに描いた絵が上手」「アートとは彫刻や絵などのこと」「アートでは、何が描いてあるかわかるものをかかないといけない」などの固定観念が覆され、新しい視点が頭に入ってくる面白さが痛快だった。
しかし、筆者は私たちのアートに対する固定観念を崩したいのではなく、変わりゆく世の中を生きていくために「アート思考」が必要だということに気づいて欲しいと述べている。つまり、筆者の例えを借りると、自分の興味の「タネ」からスタートし、探究の「根」を夢中になって生やして生きていくことの大切さを述べている。そして、その先に自分にしかない表現の「花」が咲いていくという。正解を求めるのではなく、自分の感じたことや考えたことからはじめ、問い続け、実践し続けることの大切なのだ。仕事や人生でも、周りの目を気にしたり失敗を恐れたりして、「正解」ばかりを追ってしまう。でも、その正解は急速に変化する世の中にあって、「正解」ではなくなる可能性もある。そんなときに大切なのが、「アート思考」なのだろう。
◯感想
いかに、ものの見方が狭いのかを突きつけられた。でも、それが不快ではなく、「確かに!」や「面白い!」と感じられた。また、自分がこれまで美術の鑑賞を「正解」を求めながらしていたことに気付かされた。それでは、美術鑑賞も面白くないよね。これからは、アウトプット鑑賞をして、自分だけの発見を楽しんだり、観る目を深めたりしてみたいなと思う。
「アーティストになるためには、『まず感じる。そして、言語化する』という順序で世界に向き合う必要がある。」自分の言葉を書き出し、人に話し、アウトプットしていくことで、新しいことに気づいたり考えが深まったりする。自分の思いや感じたことはメモで残しておきたい。そして、そこから新たな問いを引き出して考え続けていきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレNO.6で語られる【芸術】の定義が私はすごく好きだ。たとえば再会 以前の無印のNO.6で描写された、一食分のパンと引き換えにしてでも観たいというイヴの舞台のことだとか。ネズミというキャラクターのもっている奥深さや魅力が伝わるし、すごく芝居というもの、そのものを観たいという気持ちにさせられる。今回は「絵」が得意な意外なキャラクターについて語られる。意外だけど、彼女らしい特技だな、と微笑ましくなった。人をよく見て、関わっている彼女だからこそだろうなぁ。
あと芸術というところで言うと、再会シリーズは本の装丁も好きだ。毎回箔押しの色が違って、箔がややギザギザしていて不穏で、toi8さんのイラストも含めすごく気に入っている。次は何色かな?
そして、ついに、ついにネズミから紫苑へ、プロポーズ!?...かと思うような真剣な言葉が出てきて、目頭が熱くなった。そのあとの紫苑の「じぁあ引っ越してくるね」「いっしょに暮らすってことでしょ??(具体的にはどういうことだ、具体案を示せ)」と言わんばかりの豪速球の返答。側から見ると「愛してる」「じゃあここに教会を建てて挙式するってことだよね、明日」みたいな流れで面白かった。紫苑、性急すぎる。いや、二人の関係性は恋愛や友情と言い切れるものではないのだけど。
この本のはじまりが、ネズミのつくるスープのにおいで目をさます紫苑からなのだけど、ここがすごく好きだった。紫苑にとってネズミは、すべてを壊す嵐であり、野菜の切れ端でつくったあったかいスープでもあるんだなぁ。 -
Posted by ブクログ
ピーベリー、初めて聞きました。低評価レビューを書いた人の予想は外れませんでしたが、何か仕掛けがあるはずと思っていたらやはり真相は予想外でした。低評価レビューを書いた理由がちゃんとあり、「そうしなければならなかったのだ」と思わせてくれるところが好きです。
そういえば、前の短編集にあったあの話がこんな形で続いてくるとは!次また出てきたときは幸せになっていてほしいですね。
アオヤマと美星さんのプライベートの関係もちゃんと進んでる様子が見られて良かったです。ふたりでバックヤードで話していたときの美星さんの様子が!プライベートではちゃんと店長と店員から離れられてるんだなと、友人目線で安心しちゃいました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレおそらく、私にとって生涯忘れられない一冊になるであろうという予感がします。怖いです!
何にもとらわれず誰にも干渉されず、自由に自分の意志を貫いて生きてきた人にはまったく刺さらないかも。
でも世間体とか常識とか、人並みとか…そういった人の評価、他人の目を少なからず意識して生きてきた人、そういう環境で成長してきた人にはきっと刺さりまくる一冊です。
私は終始、心の奥底をキュッとつねられているような感覚で、ずっと苦しくゾワゾワしながら読んでいました。人生終盤にさしかかり過ちに気づいたとして、さて、どうする?そこから人は変われるのか?ラストも凄い、アガサクリスティーは凄い。
-
Posted by ブクログ
ネタバレたとえどれだけ痛くても、
わたしを好きなら全部ひっくるめて好きでいて。
ということだなぁ。
あまりよくないかもしれないけど、
ここまで心の底から共感できる恋愛小説は、ない。
これは映画を観てから読んだのがよかったかもしれない。
改めて、映画のキャストがぴったりだったことに気づく。
三人を思い浮かべながら読んだ。
恋愛経験が無いことを友達から彼氏に暴露されるのも嫌だし、
本当に好きな人との時間を反芻する自分の時間が好きだし。
でもこの愛のかたちは違うってことに気づいたのがヨシカのすごいところだと思う。
イチと男女の関係になれないってことに気づいたのがすごい。
わたしは気づかず楽しむタイプ…
この物語を、気づかずに相手にぶつかって終わらせたエンドにすると、
すんなり私の物語になる。
これを読めばわかります、とこの本を渡したいくらい。
映画にしかないエピソードも、それはそれですごく好きだなぁと思った。
アンモナイトをネットで買うところとか、
近所の人と友達であるような想像をしているところとか。
永遠の疑問である、原作を読んでから映画を観るか、
映画を観てから原作を読むか。
今回は映画を観てから原作読むのが正解かもしれない。
「勝手にふるえてろ」。
なんと口に出して言いたくなるタイトルなんだろうか
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。