【感想・ネタバレ】母という呪縛 娘という牢獄のレビュー

あらすじ

深夜3時42分。母を殺した娘は、ツイッターに、
「モンスターを倒した。これで一安心だ。」
と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。
2018年3月10日、土曜日の昼下がり。
滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、体幹部だけの人の遺体が発見された。遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。
滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。
周辺の聞き込みを進めるうち、最近になってその姿が見えなくなっている女性がいることが判明し、家族とのDNA鑑定から、ようやく身元が判明した――。
髙崎妙子、58歳(仮名)。
遺体が発見された河川敷から徒歩数分の一軒家に暮らす女性だった。夫とは20年以上前に別居し、長年にわたって31歳の娘・あかり(仮名)と二人暮らしだった。
さらに異様なことも判明した。
娘のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子に超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていたのだ。
結局あかりは医学部には合格せず、看護学科に進学し、4月から看護師となっていた。母・妙子の姿は1月ころから近隣のスーパーやクリーニング店でも目撃されなくなり、あかりは「母は別のところにいます」などと不審な供述をしていた。
6月5日、守山署はあかりを死体遺棄容疑で逮捕する。その後、死体損壊、さらに殺人容疑で逮捕・起訴に踏み切った。
一審の大津地裁ではあくまで殺人を否認していたあかりだが、二審の大阪高裁に陳述書を提出し、一転して自らの犯行を認める。

母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。
公判を取材しつづけた記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。
獄中であかりは、多くの「母」や同囚との対話を重ね、接見した父のひと言に心を奪われた。そのことが、あかりに多くの気づきをもたらした。
一審で無表情のまま尋問を受けたあかりは、二審の被告人尋問で、こらえきれず大粒の涙をこぼした――。
殺人事件の背景にある母娘の相克に迫った第一級のノンフィクション。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

■あらすじ
滋賀医科大学生母親殺害事件で、母を殺害して服役中の娘を取材したノンフィクション。
ブラック・ジャックに憧れて医者という夢を持ち、医学部受験を志すが、母子家庭で常軌を逸した教育ママの元で何度も受験に失敗し、9浪の末に看護学部に入学するも、外科看護になりたいという希望は認められず、絶望の末に母を殺害し、バラバラにして遺棄してしまう。

■感想
母とのLINEは、もし母にこんなこと言われたら心が壊れるだろうと思うくらいに辛かった。再犯の余地も無いのに彼女が服役する理由はなんだろうか。
・父はこの環境から救い出してあげることはできなかったのだろうか。
・裁判長の言葉で彼女の心が氷解したのなら、もっと早く差し伸べられる手があったのでは。
・あかり自身に中高の友達がいて相談できたら良かったのにとも思った。家庭環境から嫌厭されたのだろうか。
・LINEゲームが趣味で娘の受験が全て、という母親像にはどこか共感するところもあった。娘の受験以外の依存先を見つけられないとこうなるのかもしれない。もし自分が子育てをするとして、こうならないと言い切れない気持ちになって怖かった。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生々しい描写も多く、途中で何度もリタイアしようかと思った。
「母親」という医学部・助産学校への執着から来る呪縛、「娘」という約束を守れない、約束に囚われる牢獄。二人とも苦しんでいたんだなと思う。
一時の「普通の母娘像」は安らぎだったのかもしれない。しかし、それも一時だけの。
これから、呪縛から解き放たれ、自分の人生を歩んでいってほしいと思った。

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2026年09月25日

Posted by ブクログ

ものすごく壮絶な本なのかと思っていたが、心の底から読んでよかったと思えました。
自分がどれだけ、恵まれた環境で生きてきたのか、そして、あかりさんのように苦しんでいる人がいること。
最後の方は、わたしも涙を流しながら読みました。

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2026年09月24日

Posted by ブクログ

すごい本だった。読んでよかった。ありのままの自分でいられて、周りに受け止めてもらえることがどれだけ幸せなことかつくづく感じた。
この母親は、そのまた母親に半分捨てられたように育ち、自分が優秀な価値ある娘であると、自らの娘を使って自分の母親に認められたかったのかも、と感じた。不幸の連鎖がそこから始まってるきがした。

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2026年09月22日

Posted by ブクログ

母を殺害した娘についてのノンフィクションだが、娘の学力が高い故か、母と娘のLINEのやり取りや、娘が書いた手記などの文章力が高く、かつリアルで、非常に読み応えがあり、面白い。
娘を産んだばかりだったので、もしかしたら読んで暗い気持ちになるかなと思ってたけど、この母がかなり酷くて私にとってはリアリティがなく、ドン引きしながら逆に軽い気持ちで読めた。
自分も若い時は実母に色々思うことがあったりしたが、本物の毒親というのは凄まじいなと、娘のあかりさんにかなり同情した。
あかりさんは、罪を犯したことは良くないけれども、雑居房では周囲の受刑者に読み書きや翻訳を手助けしていたところからも、優秀で真面目な方なのだなと思うし、そういう方が罪を犯してしまうくらい9年の母との浪人生活が苦しいものだったのだろうと思う。
終盤の、娘が自白を決めたあたりでの父とのやり取り、関係の変化や、弁護士や周囲の人を信じられるように少しずつなっていく過程は、描写はシンプルだったが感動した。

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2026年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分と重なるところが所々あるので、読み進めるのが苦しかった。
高校の先生と未だに手紙のやりとりを続けているというところで、安心して勝手に涙が溢れた。
これは現実に起こってしまった事件であって、実際に亡くなった方がいるわけなので、あかりさんを100%肯定できるわけではない。残忍な殺害方法、お母様からの虐待や暴言など、読んでいてこちらも苦しくなる部分は多々あったが、この本を読んでよかった、と心から思えた。

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2026年09月18日

Posted by ブクログ

読んでいる間ずっと苦しかったが、本当に読んで良かったと思う。
あかりさんがこれからの自分自身の人生を幸せいっぱいで歩めることを本当に本当に願っています。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

父親が家庭にいない母娘の関係性で苦労する部分が如実に出ていた。自分もそうだからかもしれないが、母親は何とか自分の娘を素晴らしいものにする、というある種の義務的感覚があり、良く言えばレールをしき、悪く言えば圧力をかける。娘は娘で自分で生きていきたい気持ちと唯一無二の育ててくれた母親という存在を大切にしなきゃ、の間で葛藤する。お互いに思いやりをもってお互いの幸せを見つければいいはずなのに、二人でいることがより依存を生み出し、お互いに理想を押し付け合い、自分の期待にならずに衝突を繰り返す。他人であればそこまでの熱量もないはずなのに、家族だからなのか、距離感がわからなくなる。

殺害や死体遺棄、その他の通常の思考では考えつかないことの数々には納得できなかったし、自分の意見を相手に納得するような交渉術や周りに助けを求める勇気があれば少なくともこの惨事にはならなかったのでは、、といたたまれなくなったが当事者にしかわからない。母娘の関係についての最適解を模索する人達は多いだろうと思ったし、私もそのひとりだった。裁判を通して支えてくれる人の存在から1人ではないことを知り自分自身を見つめ直すことができてよかったと思う。

母親のプライドや周りからの評価をあまりにも気にする性格は、その年代で多いのだろうか、、?昨今では周りからの評価を狂うほど気にする人が減ってきているように思うが、やはり年齢を重ねる毎に執着が生まれるのだろうか。

母親の生い立ちや背景も知りたいと思ったし、今回の事件は娘視点ですべて描かれているが、叶わないことは分かりながらも母から見えていた世界はどんな風だったのか気になった。

そして、裁判長からの言葉でもあったこの先は自分自身の人生を歩んでください。という言葉、本当にこの言葉に尽きると思った。重くのしかかるものと報われたものとを感じた。今まですべての指針立てられていた人が自分自身で歩むことは容易くないと思うが、どうか孤独であっても孤独ではないことを忘れず生きていって欲しい

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

僕は1人娘の父親で、あかりと同じ家族構成だ。直近で「母子」の関係を観察していて思うのは、やはり父子との関係とは何癖も違う、煩わしさも、愛情も、親密さも、何もかも不便で且つ深くも歪だったり真っ直ぐだったり、シンプルとは真逆の縺れた関係だなと思っています。一歩間違えただけで、高崎親子の様になっても不思議ではないなと読み終わった今ひしひしと感じていますが、これまた不思議とそれに対する恐怖がないのは、2人を僕が支えていくという覚悟があるからです。

母子2人の問題であるが、家族という括りで言うとそこから逃げてしまった父も勿論、罪の意識をあかりと同様に、多分それ以上に感じているからこそ、大ごとになって、ようやく自分の存在について気がつき、罪滅ぼしとしてあかりに対する献身的な行動をしている事が読み取れます。

母が、あかりが、父が、どうすべきだったかという当事者にしかわからない事を、一読者では想像しても及ぶわけがないので、そういう発言は控えますが、
罪を償った後、新しい人生をお2人でしっかり築いてほしいなと思います。

本の感想としては、事実が淡々と事細かく書かれていて、読みやすく人物像もしっかり浮き彫りになっていて最後まで引き込まれていました。前半は兎に角怖かった。読むのが億劫になるくらい、事実が赤裸々に描かれていて怖すぎました。読み進めていくと、恐怖よりも自分事の様に事件の全容を理解したくなり、この本の文章を一生懸命追っていました。間違いなく星5の作品でした。とても面白かった。

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

この事件を知った時、「逃げれば良かったのに」って思った。でもこの本を読んでわかった。何度も逃げたんよね。探偵を使って連れ戻される。家出しても、寮付きのとこに就職しようとしても、連れ戻されるんよね。プライベートもない。そりゃ、頑張る気力も無くなるよな。

ずっと読みたかったけど、うちは母と仲がいいだけにこのタイトルの本を家に置くのに躊躇いがあって買ってなかった。友達からオススメで借りたので読めた。
読んでよかった。知ることができてよかった。
ただ、長期間この本の世界にいるとガチ病んでくる。
2週間かけて読んだけどしんどかった。

お母さんは、あかりさん(仮名)の色んな可能性の芽を潰してきたんだろうなと思う。少なくとも、手術室看護師になる芽は確実に潰れた。検事や弁護士の可能性だって。小説を書く可能性も。母という呪縛がなければ、どんなに羽ばたいていただろう。別に羽ばたいていなくてもいい。普通に一般的な生活ができていればいい。
34歳やってさ。私と同い年。
34歳なんて普通だったら、セカンドキャリアを考えたり、結婚、出産も考える歳なわけよ。
お母さんはそれらを全て潰して、自分の思うままになって欲しかったってわけよ。狂ってる。

『私が死ぬか、母が死ぬまで終わらない』
少なくとも、自ら命を断つわけじゃなく、相手を消す方向に向いてくれて…良かったって言い方は間違っているかもしれないけど、強い人だなって思う。これだけ我慢してきて、本当に限界やったと思う。どんな人だって、同じ運命を辿ったらきっとそうなってた。

やっぱり子どもって、学生って逃げ場がない。家庭って閉鎖的。助けを求められる場所がない。自分が「虐待を受けてる」ってそもそも気付けない。
この方は気付いて、逃げ出し助けを求めたけど、自分が本当に助かるところまで行けなかった。
お母さんもしんどかったとは思う。
もうこうなったら第三者の手が入らないと無理よ。
誰かが厚かましく引き離さないと。
簡単にいうわけじゃないけど、お母さんを心療内科に連れて行く人がいれば変わったかもしれん。そんな簡単なことじゃないけど。お父さんも限界だっただろうし、おばあちゃんも別の生活があるし。
愛がまったくないわけではないけど方向が違うし、愛が形を変えたし、みんな見て見ぬ振りをしてたのかなって。
自分の近くにもこういう環境があるのかもしれない。
隣の家がこうって可能性もあるよな。


2013年12月の『あかりの置き手紙』「一世一代の大嘘」これが1番ゾッとした。鳥肌たった。怖すぎる。
(この本、編集も上手すぎると思う。素晴らしい)

医学部にこだわってたのはまだ分かる。でも、なんで助産師にそんなにこだわってたんやろう。手術室看護師めちゃくちゃかっこいいのにな。自分の適性をちゃんと判断して、自分の道を歩こうとしてたのにな。
「母の本意が分からない。そもそも、なぜ母が助産師にそれほどこだわるのかも。あかりにははっきり理解できていなかった。」
でもそりゃそうよね。あかりさん(仮名)が分からんなら、私らに分かるわけない。

たぶん、あかりさん(仮名)じゃなかったら、もっと酷い状況やったかもしれない。もっと早くに自ら命を絶ってたかもしれん。なんぼでもタラレバは考えちゃうけど、無理よこんなん。

出所されたら、自分本位に生きてほしい。
好きなことをしてほしい。幸せになってほしいって心から願ってる。

この本を届けてくれた齊藤彩さんにも感謝。素晴らしいまとまり方で心に届いた。

最後の『文庫版に寄せて』を読むと、本の感想を受け取ったあかりさん(仮名)の気持ちの変化が書いてある。
こんなに辛い思いをしてきて、「苦しみ悩むあなたに寄り添いたい」って、立ち直りを支援する人になりたいって、思ってくれてる。すごい人や。応援したい。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

娘側にどうしても同情してしまう。
私の家庭はなにかを強要されることはなかったし、やりたいことをやりたいだけやらせてもらえる家庭だった。この本の両親に愛がないって言う訳じゃないけど自分の育った家庭が恵まれていたなと思った。家族旅行は年に1回近場だけどあったし、そこまでお金がある家庭でもなかったのに、自分を卑下することもなく、友達の会話に遅れを取ることもなく楽しく生活することができていた。その物事がおきた原因には、人の感情の動きがあるのは当たり前だけど、裁判長があかりの苦しみを導き出せたのは大きかったんだなと思った。裁判官は人を裁く仕事だと思ってたけど、人を救う仕事でもあるんだなと思った。

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2026年09月09日

匿名

購入済み

殺害された母親の側の気持ちはわからないし、
娘のしたことはもちろん決して許されることではないのだけど、
娘はどうすればあの環境から逃れることができたのだろう…?

そう思うと、心が苦しくなる。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

なんとも辛い話。
娘さんはある種の洗脳を受けてここまで育ってきているので、刑期満了後は心穏やかに自分の人生を生きられると良いな。

息子のいる身としては、子供も1人の個人であって、きちんと尊重しなければならないと改めて思い直した。どこまでがしつけでどこからが親のエゴなのか。きをつけていきたい。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

「モンスターを倒した。これで一安心だ」
Twitter(現X)への投稿から時が経ち、河川敷で発見されたバラバラ遺体。逮捕されたのは「医学部9浪」の娘だった…
物心つく前から「この子は医者にする」と母から過度な期待とプレッシャーを受けて育てられ、そして9年に渡る医学部医学科への受験強要。
叱咤罵倒で精神が擦り減り、暴力で肉体を傷つけられる日々。失望されているのに離してくれない。諦めてくれない。自由も選択も奪われた生活。信じたくないけどこの話がノンフィクションだという事にゾッとする。
刑期を終えたあかりさんの日常が穏やかなものでありますように。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

まず、映画や小説の登場人物に感情移入しすぎるような、自他境界が曖昧な自覚のある人間は読まないことをおすすめする。私は見事にそのタイプの人間で、読みながら何度も手を止めたし、読み終わった今も絶望の中にいる。

母から残虐非道な行為を受け続けても、時には一緒に買い物に行ったり笑顔で写真を撮ったりするところに、親に愛されてみたいあかりさんの子供心を感じてとても悲しく、辛かった。

出所後はレールのない人生を歩んで欲しい、とは思うものの、出所するときの年齢は40歳前後で当然前科者で社会人経験はフリーター時代のアルバイトと短期間の看護師のみであることを考えると、先行きが明るいとはとても言えない。これを母という呪縛から解き放たれたと言っていいのか?母を殺そうが一生牢獄に閉じ込められたままなのではないか?第三者である私には、ただただ胸を痛めることしかできない。このやるせなさが憎いと思う。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

不快で読み進められないかと思ったが、自分の想像を超えた母親の姿だったので、驚きつつも興味が惹かれたまま最後まであっという間に読み終えた。自分が彼女であったらば、こういった終わり方以外にどうすることができただろうか。

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2026年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わった後、わたしは自分の感想にいまいち自信が持てなくて、他の方の感想を覗いてみた。やはり、私と同じように感じた方を見つけられなくて、なんだか恐ろしくなった。
殺された母親は、間違いなく毒親だ。自身の想定通りに動かないあかりを罵倒し、恐喝し、物のように扱う。
ただ。
ただ、このあかりという犯人にも懐疑心を持ってしまう。嘘をつくのが当たり前になっていること、自身の立場やプライドを守るためのパフォーマンス的な行動や言動などが時折垣間見えること。もちろん、毒親に育てられたことによる結果であると考えるのが妥当なのだろうが、それにしても、、、
母親からの虐待も、全てが本当だったのか。
母と同じように父を蔑ろにしていて、急な掌返し。
一審判決のあとに自身の犯行を認めた理由も、そのまますんなりとは受け入れ難い。
母親のメールにあったような、
嫌なことからは逃げる、嘘を平気でつく、人を裏切る
それは一部、『本当のこと』だったのではないか。
こんな風に考えてしまうのは、私の心が汚すぎるのだろうか。
母親からしても最初は可愛い可愛い我が子。苦しまなくていいよう、楽に生きていけるよう、子供の幸せな未来を願ったはずなのだ。母には母の言い分が何かしらきっとあっただろう。ただしそれはその後の娘へ対する行動として、認められるようなものではないはず。それでも死人に口なし。母が思い詰めていく経過はもう誰にも理解されることはないのだな、と思うと少し切ない気持ちにもなる。

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2026年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母からの度を超えた過干渉、日常的な体罰が続き、まさに「牢獄」のような日々。母の高いプライド、それが娘に乗り移り、終わりの見えない受験戦争。
母は自分の人生を、全て娘に託し、娘の全てを支配しようとする、歪んだ母子関係。父や邪魔な周りの人達を排除し、独特で孤立した母子だけの世界…。

私は児童相談所で働いた経験がある。このような歪んだ母子関係の中で、虐待行為が発覚し、介入した事がある。母は子どもの為にやったと主張。子どもは家に帰りたがらなかったが、相当な事をされたのに、母への思慕も語っていた。

親子という関係は、言葉には言い表せない、切ろうとしても切れない、圧倒的な繋がりがあると思う。

私は前述した家族への介入をする上で、親からも子からも非難を受け、「第三者が家族へ介入する事が良いことなのか?」疑問を持ち続けていた。

この本を読んで、第三者の介入無くしては、このような被害者、そして加害者が生まれてしまう、悲惨な結末になってしまう恐れがあるのだと、強く認識を改める事が出来た。

世間の注目を集め、漫画化された本書は、決して他人事ではなく、日本のどこかで、類似した家族構造があっても、おかしくないと思う。

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2026年09月17日

Posted by ブクログ

報道を見ていた時には、見えなかった面が綴られていて、あっという間に読み終えてしまった。メールやLINEのやりとりを読んでいると被害者でもあるが加害者でもある母側には、どのように見えていたのかということも考えてしまった。
どう考えても異常なのに、家庭内のことだからと見過ごされてきたのだろうと思う。やりきれない。子育て(子の教育達成?)を親の成果として捉えて自己実現の手段にするのは怖すぎる。

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

ホラーすぎる、、嘘みたいな母親
LINEのやり取りとか異様すぎて…
父親も責任を感じたんだろうな。。
幸せになれますように、、

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2026年09月09日

Posted by ブクログ

出産を控えており、気になっていた本をついに読んでみた。
文章が非常に読みやすく、写真を拝見してもあかりさんの文字は綺麗で賢いのだなと感じた。
このコメントをご本人が見ることはないだろうが、自分だけの人生を幸せに歩んでほしい。

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

母親には全く同情の余地はない。
もう出所してるのかな、これからは本当の意味で自分の人生を歩んでほしい。
兄弟とかいたらまた違った結果だったのかな。

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1日で読み終えた
あかりさんの苦悩を思うと涙が止まらなかった
これからはあかりさんの人生を生きてください

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久々に夢中になって一気に読んだ本。
正直この母親に1ミリも同情できないし、むしろ娘に対して殺人よりも深い罪を犯しているように思えた。
娘のことを一度も褒めたことがないだけでなく、うざい、豚、デブ、死ねばいいのになど、母親が最も言ってはいけない言葉を日常的にぶつけ、決して娘を自由にさせない過剰な束縛は、娘から人としての尊厳を奪っている残虐な行為だと思う。
これは物理的に殺してはいないけれど精神的殺人と言えるぐらい罪深いのではないだろうか。

娘のあかりさんはこんな人格の存在と衣食住を共にしていただけでも偉いのに、勇気を出して何度も逃げようと試みるなど正常な判断力を失わず、母親を異常だと思いながらも一緒に居続けたことから賢明で慈悲深い人なんだろうと思った。
でも家族だったら、母親を半強制的に精神科に入院させるとかそんな考えに至らないのが通常なのだろうか…

こうして外から眺めているとどうして?と思うことばかりだけど、当事者になってみないと分からないことがたくさんあるんだろうな。
人間はそんなに冷静になれないし強くない。ことさら家族の問題は先代から続いてる問題も絡み合っていて単純ではない。この母親の生い立ちを読んであらためてそう思った。

愛情にはいろんな形があっていいと思うけど、明らかに間違っている愛情表現はある。
子供の尊厳が見直されている現代、今現在もこれからも悲しい思いをする子供が少しでも減っていきますように。

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

 本当にどうすることも出来ないというもどかしさが残りました。母親もですがこのような学歴社会や周りが手を差し伸べることが難しいこんな世の中にも憤りを感じます。
 死人に口なしですが、母親の思いや生い立ちも気になりました。

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

父親と弁護士、裁判官の対応が自供のきっかけになったという部分がとても興味深かった
頑なな人の心を溶かすのは、理解して貰えたという実感、他者や社会へ畏れというか謙虚さの念、つまり感謝なのかな

母親がいなければこんなに平穏なのにという気持ちと、
白黒つけずにグレーのまま受け入れ、「無理に母の心情を理解しようとせず、母に寄り添っていたら」あかりが心変わりしたのと同じように、母の心情にも変化があったのだろうか…?
母親の育ちや学歴への拘りの背景、きっかけも気になる


引用
「最後に訊くで。あなたに、良くも悪くも多大な期待をかけていたお母さんがいたね。
そんなお母さんに対して、いまどう思いますか。」

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2026年09月02日

Posted by ブクログ

実際に起きた事件と聞いて、そういえばそんな事件昔あったなぁ…と思い出しました。

読んでいてものすごく苦しかった。
この事件の真の被害者は、母と女どちらなんだろうか。

正直、母親に同情できるところはひとつもなかった。

時間に至るまでの何年もの間、よく耐えたと思う。
そうなる前に保護されてて欲しかったな。

主人公のあかりさんを受け止めてくれる父親がいてよかった。

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

医学部9浪も衝撃的だったが、本書を読むと、母娘にはささやかな蜜月期があったことも驚きだった。
娘さんの、母の期待を裏切りたくない、でも束縛やプレッシャーから逃れたいという気持ちもとてもよく分かった。
最悪な結末になってしまったが、父親や弁護士、高校時代の恩師など支えてくれる人たちがいることが救いであり、皆さん書かれている通り、今後彼女が心穏やかに暮らして欲しいと切に願う。

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2026年09月27日

Posted by ブクログ

2018年3月、滋賀県野洲川の河川敷で、激しく損傷し、腐敗した胴体のみの遺体が見つかった。遺体は高﨑妙子58歳だと判明し、娘・高﨑あかりが死体損壊容疑で逮捕された。背景には、医学部への入学を願望する母親との9年間が…

ノンフィクション作品。
9年間、いや小学生のころからだから20年近くもよく我慢できたなと…
普通ならもっと早く崩壊しているのではないかと。
ここまで親に言われたり、やられたりすると普通は爆発してしまうのではないかと。
そこまでやらなくても。

子どものために、レールを敷くこと必要かもしれない。が、強制するのはどうか⁇
子どもには子どものやりたいことがあれば、向き不向きもあるだろう。それを修正するのが親の役割だろう。
そこまで医師にこだわらなくても。
医学部入学のハードルは今も昔もとてつもなく高い。
限られた一部のひとたちしかいけない世界なんだから。
看護師も立派な仕事だ。

妙子の誤った価値観、世間体、見栄が起こしてしまった事件なんだと思う。
あかりもある意味被害者なんだと。

周りはあかりを助けることはできなかったのか?
父親は⁇国語教師は⁇
何かできることがあったのでは?
彼らが行動を起こしていれば、この事件は起こらなかったはず。
父親も『家族だから』というのなら、もっと早く何かできたんじゃないか…

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

星3.5
ノンフィクションとのことだけど、なかなか強烈でした。思わず◯人を肯定してしまいたくなる、想像を絶する親からのある種のハラスメント、自分なら間違いなく耐えられない。

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

読んでて辛すぎた。
ここ最近で読んだホラーより断トツで怖かった。
しんどかったけど、読めてよかったと思う。

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2026年08月30日

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