【感想・ネタバレ】母という呪縛 娘という牢獄のレビュー

あらすじ

深夜3時42分。母を殺した娘は、ツイッターに、
「モンスターを倒した。これで一安心だ。」
と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。
2018年3月10日、土曜日の昼下がり。
滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、体幹部だけの人の遺体が発見された。遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。
滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。
周辺の聞き込みを進めるうち、最近になってその姿が見えなくなっている女性がいることが判明し、家族とのDNA鑑定から、ようやく身元が判明した――。
髙崎妙子、58歳(仮名)。
遺体が発見された河川敷から徒歩数分の一軒家に暮らす女性だった。夫とは20年以上前に別居し、長年にわたって31歳の娘・あかり(仮名)と二人暮らしだった。
さらに異様なことも判明した。
娘のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子に超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていたのだ。
結局あかりは医学部には合格せず、看護学科に進学し、4月から看護師となっていた。母・妙子の姿は1月ころから近隣のスーパーやクリーニング店でも目撃されなくなり、あかりは「母は別のところにいます」などと不審な供述をしていた。
6月5日、守山署はあかりを死体遺棄容疑で逮捕する。その後、死体損壊、さらに殺人容疑で逮捕・起訴に踏み切った。
一審の大津地裁ではあくまで殺人を否認していたあかりだが、二審の大阪高裁に陳述書を提出し、一転して自らの犯行を認める。

母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。
公判を取材しつづけた記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。
獄中であかりは、多くの「母」や同囚との対話を重ね、接見した父のひと言に心を奪われた。そのことが、あかりに多くの気づきをもたらした。
一審で無表情のまま尋問を受けたあかりは、二審の被告人尋問で、こらえきれず大粒の涙をこぼした――。
殺人事件の背景にある母娘の相克に迫った第一級のノンフィクション。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

書店で装丁と題名に惹かれて。
知ってはいた事件だけど内情を知ると辛くて苦しくなった。家族の中でも母と娘って特別な関係だと思っててだけどそうじゃない家庭ももちろんある中で、ここから逃げ出すにはその方法しか無かったことがほんとに悲しい。新しい人生、その人らしく歩けて行けますように。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

ものすごく迷ったけれど星5
あまりに辛い話だったので、どの部分に5をつけたらいいのかわからないけれど、あかりさんを応援したい気持ちが大きくて5!

ノンフィクションだと思わずに、読み始めてしまい、あかりさんの自筆の手紙の写真のところで、やっとノンフィクションだと気付くという。。

実話と物語では受け止め方が全然違うわけで、一瞬身構えたが、読み進めることに。
途中、あまりにひどいお母さんの仕打ちに目を背けたくなるほど。信じられない罰の与え方に、同じ母親として許せない思いで、気持ち悪くなった。
でも、自分はここまでではなくとも、娘の自由を奪っていないか?娘は顔色を見ていないか?と我が身を振り返ったり、いろんな人の立場や思いに寄り添いながら最後の最後まで読みました。

とにかくあかりさんを応援している。10年経っても、まだまだ若い!いくらでもやり直せる!
今度こそ自分の心に素直に、自由に幸せに感じる瞬間をたくさん味わいながら生きてほしい!!

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

殺害したあとする真っ先にすることが、逃げるでも、旅行するでも、贅沢をするとかでもなく、
ドラマを見るだったことに、言葉にできない感情を抱いた。
そんな普通なことも許されないくらい、息苦しい生活だったと思う。
諸悪の根源なんて言葉、娘に対して、いや人に対して発していい言葉じゃない。
これからの人生が、自由でのびやかなものでありますように。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

物事は断片では判断できない。
何が彼女をそうさせたのか、何が母親を狂わせたのか。

じゃあ、どうすればよかったの?

私が犯人なら、そう言ってしまうと思う。

やっぱり、社会からの孤立は人を狂わせる。
何が異常なのかがわからなくなる。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

人を殺める事はどんな理由があってもしてはいけないことだけれど、
彼女を批判する理由が見つからないのが率直な感想かもしれない
私自身も娘のいる母という立場
母と娘どちらの気持ちも多少なりとも理解できたり共感できたりする
このような事件があった事をこの本で知り、加害者の言葉で真相を知ることができ深く考えさせられた本でした
こんな結果にはなってしまったけれど彼女が生きていてくれて良かったと心から思った

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

裁判長のあの言葉、読んでいて泣きそうになった。
ここまでよく耐えれたな、私なら自殺していた。

評価していいものなのか、、と悩んだが、
あかりの今後は明るい未来である事を願って、星5とする。
あかりには、絶対に幸せになって欲しい。今までできなかった事をとことん楽しんで生きてほしい。

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2026年08月08日

Posted by ブクログ

内容はとても苦しかったが、一気に読んだ。
こんなに時間もお金をかけているのに、、すべて子供のためなのに、、という気持ちは程度の差はあれ、感じたことのある人は多いのではないか、自分にもあったりする。でもやはり子供は自分ではなくて別の人間ってことを理解して尊重することが大事なのだなと改めて思った。
ラストのあかりが罪を認めるあたりから、涙が出てきた。人に認めてもらえること、理解をしてもらえること、信頼をされること、が、どれほど重要なのかと改めて思った。

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

2回目。
定期的に読み返したくなる。

どこの家庭にでもありそうな受験勉強をきっかけに
母の期待と要望はどんどんエスカレートしていく。
9回の受験を経て、それはもはや呪縛となる。

受験に落ちるたび、
私の人生を返せ。と母は言う。
娘は自由を求めて夢を見る。

ディズニー旅行に行くような普通の仲睦まじい親子関係が、気づけば看守と囚人の関係に。

決して愛がなかった関係じゃないはずなのに。

子供を持つ親ならば一度は読んでみてほしい。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

元々事件を知っており、興味を持っていた本。

私も母と確執があり、読んでいて苦しさを覚えました。
とくに事件前の娘から母への連絡が、実家の空気を思い出しました。
過去の自分を見ているようでした。

そして陳述書の最後で「どちらかが死ななければ終わらなかったと現在でも確信している」とあります。
私も形は違えど、母から娘の人生に執着された時期がありました、私が思う見栄えの良い娘になってほしいと。
本音は聞いたことがないのでイメージですが、実家を出れなかったら仕事、結婚、子供・・・と続いていたと思います。
母のことは過去になったと思っていましたが、まだまだ囚われているなと読んでいて感じました。
自分の根っこは親からもらったもので構成されている、そして母も同様なことを。

事件が自分事すぎてとても苦しいです。
殺人を起こした人間に願う言葉ではないかもしれませんが、同じ娘として幸せを願っています。
そしていつか元受刑者として本人の文章が読めたら嬉しいなと思います。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

娘が母親を殺害した事件を題材としたノンフィクション作品。

作者とあかりさんの面会や文通での記録を通して、幼少期から犯行に至るまで、刑の確定後の心境などが描かれている。
作中には実際に当時行われたラインのやり取りも記載されており、あまりにも生々しく読んでいるだけで心拍数が上がるほどのストレスを感じた

母は何に囚われていたのか。
それは愛だったのか。
(個人的には精神的な疾患だったのだとは思うが)
読者からしたらあまりにも異質なものであるが、あかりさんは幼少期から当たり前のようにそれを受けており、常に母に怯えながら期待に応えないといけないと感じ続ける日々がどれだけ酷か。
作中に母か自分のどちらかが死ぬまで終わらないという感情を抱いていたとあったが、自分が死ぬという選択肢があることが、ただ母への恨みというだけでなくこのままでは未来が見えない人生への絶望や諦めがあったのだと感じた。

逮捕後、父親や裁判官に苦しみが理解され、少しずつ罪へと向き合い前を向こうとするあかりさんの姿は、苦しく重かった本作の中でとても重要な場面だった。

逮捕後も支えてくれる父になぜそこまでしてくれるのかを聞いた際、父が答えた「家族だから」という理由。
もっと早くから"それ"があかりさんにあったらと思うのと同時に、これから自分で選んだレールの上を歩いていくあかりさんにとってすこしでも"それ"が支えになってくれることを心から願っている。

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2026年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

はじめてノンフィクションを呼んだ。
人を殺してはいけない。殺人は悪。ということを前提に考えても、私はこの殺人犯を悪だとは思いきれず、被害者である母の生前の言動を見ると、殺されても仕方ないくらい酷いことをしていると思ってしまった。
あかりさんと母の2人きりという閉所的な空間で10年以上もの年月をこのように生活していくのはとても地獄だと思った。私がもし、あかりさんの立場だったらどのような結末を迎えていたのか。と考えさせられる作品だった。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

想像を絶する地獄だと思う。自分に置き換えて想像するのも躊躇する。
ここまで極端じゃなくても、「母」という存在と暮らすことで似たような感覚を覚えたことがある人は多いんじゃないかと思う。
軽々しくコメントをするべきではないけれど、ひたすら同情してしまう。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

【2026年90冊目】
「モンスターを倒した。これで一安心だ」河川敷で発見されたバラバラ死体。逮捕されたのは医学部を9浪していた31歳の娘だった。実在の事件を元に書いたノンフィクション小説。

強烈でした。「行き過ぎた教育」なんてものじゃない。母親がどうしてこうなってしまったのか、理解できないし、したくもないほどの毒親でした。幼少期から看守と囚人のような暮らしを強いられ、それが当たり前のことだと洗脳され、心を抉られるような言葉を投げつけられながらも、必死に生きていた娘。こんなにも酷い親があっていいのか、とこっちまで心を抉られるようでした。

娘さんからしたら、そんなことはないって感じかもしれませんが、これは父親も相当罪深いんじゃないかと思います。家族のかたちがスタートから破綻しているまま、ここまで来てしまったと感じました。コミュニケーションが体をなしてなさすぎる。本当に、気の毒とか可哀想とか、そんな言葉では表せない。なんと言ったら良いかわからない。

母親は自分のことしか見ていなかった。自分本位で、なのにそれを強いて、期待にそぐわなければ罵るという、もう、全然意味がわからない。母親はどういう環境で育ってこうなったんでしょうか。考えてもきっとわからない問いを、これから先も娘さんが考え続けることになるのかと思うと…。

どうか、出所後は自分の人生を生きて欲しい。切に願うばかりです。

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2026年08月16日

匿名

購入済み

殺害された母親の側の気持ちはわからないし、
娘のしたことはもちろん決して許されることではないのだけど、
娘はどうすればあの環境から逃れることができたのだろう…?

そう思うと、心が苦しくなる。

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2026年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心に暗い雲がかかるような気持ちになる話だった。
何度か読んでいて息苦しくなって、本を閉じたりもした。

子供が産まれて、これから先どんな風に関わるのが良いのか、考えるためにも読んでみたいと思っていたけど、文字になった2人の日々はあまりにも酷くて、どうしたら防げたんだろうと苦しかった。

刑務所で言われた、あなたは常に二択なんですね、という言葉。母もまたそうだったのだろうな。強い理想と、理想通りにならない娘。その理想を淡く緩やかに調整することはできず、マルかバツで判断してしまう。常にバツの方に行く娘。どうして、なぜできない、なぜ分かってくれない。
母からの目線での話は無く、どのように思っていたか本当のことは分からないけど、母も苦しんでいたのだとは思う。とはいえ、ひどい。身内であっても絶対に言ってはいけない言葉がたくさん吐かれていた。

どちらも悪く、どちらも悪くない。誰かが間に入って、2人きりの世界を壊してくれていたら。なんなら父や祖母が、もっと無理矢理にでも干渉していたら。。。

自分の子供との関わり方について、自分の性格も含めて(自分も理想を強く持つタイプだと自負している)、改めて考えたいと思った。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

2026/08/08〜2026/08/13

読み終わって、Twitter検索したら残ってたので新しい方からちょっとだけ漁らせてもらった。
普通の上川隆也ファンの女の子で、ドラマ毎週楽しみにしてたんだろうなっていうようなのが残ってた。
本当にお疲れ様でしたという感想しか出てこない。
そこに深い意味はなく、言葉通りの意味、労いの意味で。お疲れ様でした。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

実話と思えないほど壮絶な母と娘の物語。
毒親とは一言で片付けられないほど、母の思考が歪んでいると感じた。
ここまで娘を追い詰めるとは。
これから母になる身としてとても考えさせられる事件。

娘が出所後自分の人生を生きれることを願う。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重くて心にくる話だったけど、最後まで読む手が止まらなかった。

ずっと娘に同情していたし、殺すことを肯定するつもりはないけど、自分が同じ立場だったら同じことをしていたかもしれないなと思った。
いや、でも自分だったら、その前に心が折れてしまってる。

母親の本当の気持ちは娘の視点からしか分からないから、すべてを一方的に決めつけることはできないけど、それでも娘が置かれていた環境は本当に苦しかったと思う。

だからこそ、今まで人を信じることができず、母親に対して嘘をつき続けてきた娘が、最後に人を信じてみようという気持ちを持てたこと、そして自分の本当の気持ちを打ち明けられるようになったことは、本当によかったと思う。

重い話だったけど、最後には少しだけ救いを感じられる作品だった。

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

ノンフィクションで衝撃的な内容だからか、あっという間に読んでしまった。

娘として、母として、思い当たるところが多々あった。
自分の大学受験は思うようにいかず、高三の頃も仮面浪人中も母親から罵られていた記憶がある。当時の関係は最悪だった。小学生の頃は母が好きだった。中学生になると、夜遅くまで働く母に気にかけてもらいたくて優等生を演じていた。高校は楽しすぎて勉強もせずに遊んでばかりで、母親に嫌われるよりも楽しい方へ流され、母の期待から大きく外れ、毎日罵倒されるようになった。思えば母は更年期だったのかもしれない。母から逃れたい一心で、下宿必須な大学へ仮面浪人の末入学。それからは劇的に関係は改善した。
結局、親は子どもと離れれば心配になったり寂しくなったりするということなのだろう。自分の所有物という感覚もあるのか?

自分が母となり、かわいくて仕方のなかった息子が中学受験をする頃になると、わたしは本人のためだと言いながらスマホやiPad、ゲームを取り上げて勉強させようとした。隠れてゲームをしたり漫画を読んだりしているのを見つけた時は半狂乱になって怒っていた。5年経った今思うと、反省点はいっぱいある。ただその瞬間は子どものことを真剣に考え、必死だったのは間違いない。結果志望校に受かるも、不登校の時期があって、その時も取っ組み合いの喧嘩をし、あの時も子どもの人生をなんとかせねばと必死だった。他人の話だと、どうしてそこまで、と思えるのに、我が子への執着はすごいものだ。大学受験は口出しせずに穏便にいきたいと願う。。。
いま、子どもの立場で母親との関係に悩む人は、母親が諦めるまで反抗したらいい。わたしは首を絞められて諦めた。でも中学の退学届を出す寸前で、息子は突然変わった。自分の人生は自分で切り開くしかないとやっと目が覚めたようだ。
もっと剥き出しにしてもいい。母親は自分を見失っているだけ。溜め込まずに発散して、諦めさせましょう。
もうすぐ息子は大学受験だが、その前にこの本を読み、客観的な視点で思い返すことができて良かった。
大学受験は本人に任せよう。がんばれ息子。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

母はあかりを愛していたのだとも思う
ただ思い通りにならないことに耐えることができないのだろう。過剰に反応してしまうことを抑制できないのかな、

父を叱責される同士と表現しており、止まり木のような存在だったと書いていた。

母の選民思想

この母のような人には
答えが限定的な人が多く思える。

そしてこのような母を持つ子には、自分で設定した目的ではないため自身の人生を振り返った時に空っぽであることに失望するイメージがある。

子がわがままを言える環境
それこそが家庭環境による最も大きな影響を及ぼすのだと思う。子にとっての当たり前の基準、人を頼る悪、頼られることの不慣れ

最後の方の章で泣けた
本当に切羽詰まっていたことがわかる文面と、それに対する対処法がどちらかが死ぬことでしか終わらない絶望に生きていたこと。父を頼れば現実は違っていたのかとたらればを考えてしまう彼女。いざ根源が消えるとこうしていれば。こう思っていたのかな。と、自身の頭で答えを探し始めてしまう。彼女が刑務所で学ぶ人を信じる、褒められること。このあたりに感動した。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

実際に起きた事件を扱ったノンフィクション。読んでいる間、何度も辛くなったが、これが現実に起きたことだと思うと目を背けてはいけないと感じた。

娘・あかりさんの歩んだ人生はあまりに壮絶だった。母親を手にかけたことは決して許されることではない。それでも読み進めるうちに、同情せずにはいられない部分が多くあった。母からの呪縛は度を越して酷く、9年間の浪人生活を終えてようやく自分の人生を生きられると思ったはずなのに、それは終わらなかった。彼女はずっと、自分の人生ではなく母親の人生を生きていたように思えてならない。父親には何かできなかったのか、という思いも拭えない。

何度も自分の人生を生きようと模索しながら、親子という関係ゆえにどうにもならない姿が痛ましかった。それでも、あかりさんは優しく、そして強い人だったのだと感じる。一気読みだった。「自分の人生を自分らしく生きるとはどういうことか」を深く考えさせられる一冊。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

これが実話だということが、信じられない、信じたくないほど、ひどくつらい内容だった。亡くなった後までも母親に責められるんじゃないかと恐怖を感じるほど、追い詰められていた苦しさがひしひしと伝わってきた。それでも裁判や刑務の過程で少しずつ心がほぐれてきたことがなんとか救いに感じた。あかり氏が、これからの未来を自分で切り開いていけることを願わずにはいられない。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

当時、「医学部9浪」という衝撃を受けたニュースだったので、ずっと読んでみたいと思っていました。ノンフィクションをなかなか読む機会がなかったのですが、普通の小説を読むよりもはるかにつらく苦しい気持ちになりました。殺人は決して許されることではないけれど、あかりさんが言うように、そうやって終わらせるしかできなかったほど彼女は追い詰められていたのだと思います。罪を償った後の彼女の人生が幸せであることを願わずにいられないです。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

事件のことはニュースで知っていた。
書籍化されていることを友人が
教えてくれて気になったので読んでみた。

とっても辛かった。
私が一番苦しくなったのは4回生の秋の出来事。
幼少期から続く身体的虐待、精神的虐待も
もちろん本当にありえない酷い。
でも、9回の受験を経て大学入学して
やっと普通の母娘になれた、楽しく笑い合った、
旅行にも出かけて笑顔でツーショット写真も撮った、
なのになんで、、

心に残ったフレーズが2つある。
1つは
「諸悪の根源」
母娘が生活の中で多用していたのか随所に出てくる。
本気で根源が気になった。
被害者である母の異常なまでの娘への執着、
思い込み、選民思想、被害者意識、暴力性、
これらはなぜ?どこから?生まれ持った気質も
無関係ではないと思うけど、、
母親にとって実母であるアメばあの生き方も
母の思想や考え方に影響したのかな。
アメばあのことも関係するなら
戦争も関係あるんじゃないか、と
安易だけど思ってしまった。
母妙子は戦争が終わった14年後に産まれている。
たとえ14年経っていても戦時中に植え付けられた
価値観や生活はすぐに変わらないだろう。
慌ただしい戦後を様々な手段を使って
生き抜く大人たちの姿を幼い母妙子は
どう見てどう思ったのかな。

2つは
「敷かれたレールを走ったのは楽だったこともある。」
岩倉裁判長の説諭の中の言葉。
だいぶ序盤に出てきたけどなぜか一番心に残った。
確かに、周りに流されて身を委ねるのは楽ちんだ。
敷いたレールを子が走ると親は喜ぶ。
幼い子は大好きな親が喜ぶと嬉しくて
敷かれたレールを純粋な気持ちでまた走る。
親は自分の敷いたレールは子にとって
幸せなんだと思ってレールを敷き続ける。
子はいつまでもずっと小さい赤ちゃんじゃない。
子が失敗しないようにミスしないように
怪我しないように歩む道の石ころの
一つ一つを取り除くのではなく、
転んでも自分で立ち上がれる強さを
子が持てるようにできうる限りのサポートをしたい。
(でも取り返しのつかない何かがあったとき、
私がもっと守っておけばって耐えようのない
後悔に苦しむこともあるわけで。難しいな、、
人間が健康に歳を重ねていくことは奇跡なのかも)


娘を若い自分と重ねる母親はわりと存在する。
自分の第二の人生のスタートだと思って、
娘を“希望”と称して自分が
成し遂げられなかったことを無自覚に押し付ける。
子は親の所有物じゃない。
全く別の人格を持った別の人間なんだ。

『三つ子の魂百まで』とはよく言ったもので
幼少期の自分を取り巻く環境は
その環境を離れて、大人になったとしても
だいぶ価値形成に影響を残すし、
それを払拭するのは大変だと思う。
あかりさん、あとがきで「第二の人生」という
言葉を使っていた。良かった。
自分の人生を今度こそ歩んでほしい。

思うところがあってだいぶ長い感想に
なってしまったけど、刑務所内での生活や
受刑者同士の関わり合いなども知ることができて
そこも良かった。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

読んでて凄く怖かった。
なんか出来事や事件をひとつひとつピックアップするとどこの家庭でも起こり得そうなことだなって思った。

殺人を起こす人は、色々なバッググランドがあり
「殺す」といつ行動を発動するボタンはたくさんある中で、人よりボタンをたくさん押してるから、
本当に「殺す」ボタンを押す出来事にぶつかるんだろうな


自分もあかりさんと同じになってたかもしれない

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

父と子ども、母と息子にはない、特別な絆と呪縛が、母と娘という関係性の中にはあるように思える。そのことについて考えていて、「娘が母を殺すには?」(三宅香帆)に出会い、そしてこの本に出会った。

母親を殺した高崎あかり(仮名)は、一審では殺人を否定し続けるが、二審で全面的な供述を始め罪状を認める。
一審での罪状否定には、母という呪縛から解放されての新たな人生への希望が込められている。そこにも希望はあるのだ。
しかし、彼女が二審ですべてを語り始めるきっかけになったふたつの出来事がさらに深いことを私たちに教える。
ふたつの出来事とは、一審の裁判官が示した彼女の動機への理解であり、もうひとつはそれまで存在感が薄かった父親からの無条件の受容である。
彼女の回心には、とてつもない射程の希望の光が射している。

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

店頭で衝動買いしました。見出しのインパクトに惹かれました。この事件は知らなかったので、興味深く読みました。

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2026年08月14日

Posted by ブクログ

事件の全貌がわかった。ノンフィクションでこれは信じられないという思いと、ノンフィクションだからこそ物語としての面白さはそこまで無い。淡々と読むもの。

親の反対を振り切って家を出た自分としては、さっさと家から出て警察行けよとイライラしてしまった。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実の母親を殺害したということでなんとなく読むのを躊躇っていた。母親に罵倒されたり暴力を受けたりと読むのが辛くなってしまう場面も多々。終盤の公判の場面では何故か涙してしまった。またいつかもう一度読みたい。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

読んでいて苦しくなる場面が本当に多かったです。
母親の娘に対する言動には胸が痛み、「どうしてここまで」と何度も感じました。
娘の追い込まれてしまった状況は、とても悲しく、やるせない気持ちになりました。
複雑な気持ちです。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

想像以上に悲惨な状況でノンフィクションである事を踏まえるとあまりに悲しい。この読書から何かを得たり学んだりという事はないが、興味本位で先が気になり、一気に読んでしまった。こんな状況になる前に周りがなんとかできなかったのか。母も娘ももう少し視野を広げられなかったか。似たような状況は他でもあると思うが、一定レベルを超えてしまっている時に何かで制御できないだろうかと思ってしまった。

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2026年07月25日

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