すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
すごい壮大な話だった。
コンクールだからもちろん順位も気になったが、それぞれ楽しく弾いているような気がして、誰が1番になってもおかしくない中で、すごい心を揺さぶられた。
特に「ギフト」という表現が素敵だと思った。
誰に対してのギフトなのか、起爆剤になってよりよくしてくれるなら、すごいいい効果だと思う。
塵の演奏は、心を躍らせてくれる、素敵な音色なんだろうなと思った。
私は音楽に造形が深くないが、国語のテストの「作者の気持ちになって考えよ」みたいなものだなと思った。
もちろん模範的な考えは〇を貰えるが、よりその物語について考えるきっかけになるのが塵の演奏なんだろうなと感じた。
そしてよりその物語を好きになるのも塵の影響なんだと思った。
明石のことを応援していたが、結果的に「最後」となってしまっても、作った人に褒められるというのはとても嬉しいだろうなと感じて、私も嬉しくなった。
この後どう「ギフト」が作用するのかも見たかった。 -
Posted by ブクログ
これまで読んだこの手のノウハウ本の中では最も理路整然としていて納得のいく内容であった。著者の経験から得た知見を地頭と言うキーワードを上手く用いて整理し、ノウハウ本に仕立てたと言ったところか。敢えて気になる点を挙げるならば、最終目的が幸せになること、としていること。幸せって割と曖昧ではないかと。
本書は、この本の装丁の意図は何だろうと考えさせられる。目立たせて目につかせる、気にならせる。しかし、それが逆に内容の良さに反してる気がする。地頭スイッチというキーワードもポップな感じに寄りすぎてる? と言うものの自分もジャケに惹かれて本書を手にした口です。
本の装丁って、良い意味で作る側の自己満足的なもの、内容をよく表そうとしたもの、人目につかせる販売戦略的なもの。色々あるのでしょうか。 -
ネタバレ 購入済み
面白かったです。
夜盗に拐われてから、何故かその夜盗たちから話を聞いて、助けてあげるなんて、ティアらしいなと思ってしまったり。
エルヴィンの切羽詰まった愛の叫びとか、ちょっと感動しました。
まあ、終始皇太子に踊らされてる気もしなくもないのだけど。
読んでて楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。全然想像もしていなかった結末に、少し切なくなりながら読み終えました。
ミステリー小説を普段あまり読まないためか、所々理解が追いつかぬまま進んでいくとこに戸惑い(ミステリーってそういうことで、いいんですよね?笑)、途中で一旦読むのをやめましたが、最後はもうページを捲る手が止まりませんでした。
構成が最高ですね!本当に面白かった!!!
私は意外と、藤本幹也に心を締め付けられました。
想いを寄せる相手に、自分が認識している身体ではない自分しか見てもらえない、話はできるからこそろ、もどかしいし、切なかった。
そして、初美を、茉莉子を、みんなを守ってきたことも、もっと報われてほしかったなと。
解説の「鏡の話」は、今後胸に留めておきたい内容でした。
鏡は、任意の視線にさらされ、任意の像を写している。
客観的に映っているものを見るのではないー見るから映るのだ。
鏡に映る像を確定するには、何者かが鏡を見る必要がある……誰かが、ある方向から鏡を見ることによってしか、その限りにおいてしか鏡の像は確定できない。
人は見ようとしているところしか結局見えていないのだど、統合できない何かが存在していたとしても。 -
Posted by ブクログ
夢中になって一気に読める、というタイプの本ではなかった。読むのが少し大変なところもあった。でも、とてもinterestingな本だった。
自分が持っていない視点、自分に欠落しているものを照らしてくれるような本だったと思う。もちろん、もともと自分にない視点なのだから、読んだからといってすぐに分かるようになるわけではない。それでも、「ここにも希望がありますよ」「そんなに単純に考えなくてもいいですよ」と言ってもらっているような気がした。
できないことや、思い通りにならないことを、単純に不幸や失敗として捉えなくてもいい。その中にも、自分がまだ知らない生き方や、人との関わり方、世界の見え方があるのかもしれない。
この先を生きていくときに、何かの中に光を見出すきっかけをくれるような本だった。
この本に出会えてよかった。伊藤亜紗さんが見ている世界を、もう少し読んでみたいと思う。
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