すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
この本を読むのは2周目である。森茉莉のように生きていきたい、とひそかに胸に憧れを抱えている若者は、きっと私だけではないはず。登場人物のキョウコも、森茉莉の「贅沢貧乏」を何度も読んだという。働くのをやめて、限られたお金で暮らすようになってから、この本をもう一度読みたくなって手に取った。すっと胸に染み入ることばがいくつも。クマガイさんと、洋服とお茶碗を交換するシーンが好き。私も、だれかと物々交換するのはすきで、なんだかこう、あったかいきもちになるのだ。切り詰めてるとはいっても、心の豊かさはそこにあって、美味しいコーヒーを飲んだり、あるものでおしゃれをしたり、花を飾ったり。そんな、楽しみ方を知ってい
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Posted by ブクログ
NHKのドラマ「火星の女王」を観て面白かったので、原作も読んでみた。ドラマと違っているところもあったが、ドラマとはまた違う展開が面白かった。
各章に登場人物の名前がついているので、誰の視点で書かれているのかがわかりやすくで話の内容がすーっと入りやすかった。
人類が火星に移住して40年後の西暦2125年の火星と地球が物語の舞台。後100年くらい経ったら、火星とまではいかなくでも月への移住計画が進んでいるかもしれないなぁと思いながら読み進めた。
大気のない火星で生きて行く人たちの姿も興味深く描かれている。例えば、
火星に住む人は、タグと呼ばれる小型のチップを埋め込まれてISDAに管理されている