すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「個人の資産形成も大切だけど、人口問題や生産性など社会全体の課題に目を向けなければ、結局はイス取りゲームになる。」
昨今の投資ブームで、学生のうちから節約して投資にお金を回す人が増えていたり、よく分からないけどとりあえずNISA始めないと!と焦っている声が聞こえたりと、個人のお金の不安を煽って資産形成を勧める風潮を感じるが、だからといって皆んなが資産運用して老後資金を確保できれば皆が安心できる社会になるわけではないだろう。
「社会のために」と言うと綺麗事っぽく聞こえるが、自分自身のために社会のことを考え、協力する、という視点が大切なのかもしれないと感じた。
学生に資産運用の仕方や投資商品などを -
Posted by ブクログ
ニノの本、しかも新書ということで気になり手に取った。ニノの声で脳内再生され、とにかく読みやすくあっという間に読み終わった。その中で『10やれるのに3までを求められているとなった時』の考えが心に残っている。20代の私は10任されない意図よりも、やりたいのにできないもどかしさやある種の怒りを持っていた。過信してただろうし、やり遂げた未来の自分に会いたくて仕方なかった。本書にあった『いちばん質のいい3にしよう』という考え方に、今は魅力を感じられるようになっていた。周りもきっと意図があったし、私を大事にしてくれていたのだと思えた。読むタイミング、環境によって捉えが変わるだろう。また再読する、お守り本と
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Posted by ブクログ
名作NHKドラマの原作「宙わたる教室」の著者の直木賞受賞作品。
5編の短編からなる。タイトルは5編目。
テーマは陶器の土、オオカミ、原爆遺品、隕石、そしてウミガメ。
科学者らしいテーマに着目しながら、
人間愛も語る。
やはり秀逸はタイトルの藍を継ぐ海。
海亀の海遊に、島を飛び出した腹違いの姉を重ねる。
中学生の自身の未来を重ねる。
海亀が産卵に上がる島の美しさは、想像できないが、想像したい。
それ以外の登場人物、それぞれこだわりがある。
地質に、土に、犬に、長崎の原爆で破壊された浦上天主堂の像に、
隕石の命名に、、、
大きな宇宙と小さな人間の思い。
なんか、大きくて小さくて、いい。
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購入済み
うふふww
悪気はないけど、思ったことを言っちゃう先生なんだろうなぁ~
表情の変化もないタイプ。
でもお父さんは、そんな教え子になぜ自分の息子のことを話したんだろう・・?? -
Posted by ブクログ
〜世界はなぜこれほど暴力的で苦痛に満ちている?
と同時に、世界はなぜこれほど美しいのか?〜
人間の暴力性に真っ向から向き合って、文章で戦うハンガンさん。
世界が平和と反対方向に向かっているような気がしてならない今、読めてよかった。
最初の方は2024年にノーベル文学賞を受賞したときの講演の全文。
彼女がこれまで世に出した書籍がどういうプロセスで書かれたのかがわかって、またいろんな本を再読したくなった。
中盤はエッセイ、そして後半は日記。
庭木にアブラムシやハダニがついて、殺虫剤を噴霧したら全部枯れてしまったり、何匹もいたはずの虫が消えていて悲しんだり、花が咲いて喜んだり、花が咲かずに残念がっ -
Posted by ブクログ
真昼間の美術館から十歳の少年が消えた。P分署からロマーノとアラゴーナは誘拐事件として操作を進める。一方、ロヤコーノ警部はアレックスと調べていた空き巣事件に奇妙さを感じていて……シリーズ2作目
「21世紀の87分署」と名高いイタリア発ミステリのシリーズ2作目。
前作に続いてそれぞれのプライベートがしっかりと描かれ、事件そのものよりむしろそちらが楽しみなシリーズ。
あと、今回は合間に入る詩的な表現がとても良き。好き嫌い分かれそうだけど、私は好きだなー。→
ラストは衝撃。これ、国内作品でやるとまぁまぁ批判されそうな……いや、(最近の国内ミステリあんまり読まないから)知らんけど。
海外ドラマ風で