あらすじ
二度目の発情を迎えた西央と喬は親をなんとか説得し部屋に籠り続ける。
圧倒的なフェロモンを前に、喬は”ある衝動”に突き動かされて――!?
そして、西央を形作った過去の出来事も明らかに。
人類初のαとΩを描くオメガバース創世記、衝撃展開!
電子限定描き下ろしマンガ1Pも収録。
「オメガバース前夜譚! そういうのもあるのか」と井之頭五郎顔でつぶやきたくなる斬新な設定。さすがは『gift』シリーズ(幻冬舎コミックス)を世に放った一ノ瀬ゆま先生です。
人類で初めてフェロモンによる発情を体験した喬と西央の興奮と戸惑い、そして2人の間に育っていく感情。体育倉庫を舞台に、男子高校生2人が未知の症状と対峙するというジュブナイル感漂う設定にもときめきを覚えます。体育倉庫って、保健室と生徒会室とともに、学園BL3大聖地と呼びたくなるロマンにあふれていますよね!
オメガバースものだけあって、2人はめちゃくちゃエッチなエッチをするわけなのですが、喬が奥手ながらも思いやりのある優しい男子、西央は一見チャラいけど寂しさを抱え込みやすい性格で、凹凸を埋め合うような関係性が尊い……! ヒート中は西央の思考が喬に流れ込むという設定もグンバツです(感情が高まりすぎた挙げ句のバブル語)。
それぞれのバース性に目覚めたことで、体質や性格が変わっていく過程が描かれているのも本作独特の設定。「ヒート」「ラット」といった名前がついていない現象に振り回されながらも、一緒に乗り越えようとする2人の姿が健気で切ない……。どんどんオスみが増していく喬がかっこいいとか、メス化していく西央くんエッチすぎ! と軽率に叫びたい気持ちと2人のひたむきさに読者の心は引き裂かれまくり必至です。
一ノ瀬先生の美麗なタッチと、重くなりすぎない軽妙な語り口で、上下巻まとめて一気読み間違いなしです。
感情タグBEST3
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