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Posted by ブクログ
ネタバレ単位が足りず閉校が決まった大学を卒業できない落ちこぼれの生徒たち。
なんとか卒業させようと、半年間学生寮で特別補講生活を送ることになる。
6編の連作からなる本作。視点が学生たちで語られることが多く仰々しい言葉などもなく、言葉がすんなりと入ってきて非常に読みやすく、かといって先が気になりすぎて斜め読みをしてしまうほどでもないのに読み進める手は止まらなく、読後感が非常に爽やかだった。
学校側が何重にも張り巡らしたセーフティネットからさえも零れ落ちてしまう彼女たち。
でも彼女たちもただただ怠惰なだけではなく、そうなった原因がある。その原因を丁寧に見つけ、解消に向かえるようにそっと手を差し伸べる。 -
Posted by ブクログ
良くならない病と向き合うなかで、介護者に積み重なっていく、悲しみやもどかしさ。
どうしようもなく溜まってしまう感情の澱は、想像するだけでもきつい現実だと感じた。
大事な人の存在が希薄に感じられることの寂しさや孤独感は、介護の肉体的なしんどさとはまた別の辛さなのだと初めて想像した。
そこを想像できない、私のような人間は数多くいて、そんな者たちの何気ない一言や態度によって、少しずつ心が削られていく方は実際に多くいるんだろう。
ただ生きてるだけでは“生”は感じられない、ということに気付かされ、強く胸に残った。
そんな中で描かれるマチ先生の接し方に改めて真摯さを感じた。
できれば避けたい、だが -
ネタバレ 購入済み
今回もひよこが可愛い〜!!頑張ったけどうまくいかなくて泣いちゃうひよことか、新たな一面も見れる。
長年のあれこれも思ったよりあっさりだったり、パパ呼びだったり、可愛くてあっという間に読んじゃった。やっぱりひよこはひよこ姿が一番! -
Posted by ブクログ
以前、トー横界隈に強く惹かれたことがあって(あくまで傍観者として)本作に興味を持ち、すばるの誌面に掲載されたものを読んだ。
七瀬と心中しようとするまでのシーンが良かった。2人の会話と、徐々に強くなる死の匂いが切ない。どうにかして生きてほしい、という願いを超えたところにある諦めともまた違うゆったりとした時間。
僕がトー横に関心を持った要因がこの小説の中にしっかり閉じ込められている感じがした。破滅的で退廃的な危うさ、今まさに底に落ちている最中であるかのような世界観、それにもかかわらずそこにいる人たちは異常に楽しげで、だからこそ濃くなっている影、あの感じ。
表現が濃密で、まどろっこしいと感じる -
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Posted by ブクログ
まだ、1巻だけ。
巫女百合!ケモミミは性癖外だけど、この転移女子高生巫女さんは可愛い。それにこの娘の他に、黒髪ロングの元聖女見習い女子をもうひとりの巫女さんに加えたのは大英断、大正解、ありがとうありがとう、スリットが腰まで入った緋袴、最高です、イラスト悶絶しました。黒髪巫女の愛情ダダ漏れの距離感、それに戸惑いながらも彼女のトラウマを優しく癒すケモミミ金髪巫女さん。至高です。
異世界物の定番のチート能力で無双する話しじゃなくて、やけに現実的でゲーム的なシステムで異世界生活をサバイバルするのが良い。涼香が正当な巫女さんなのがさらに良い。
話しはまだまだこれから。是非とも二人が結ばれるところまで読ま -
Posted by ブクログ
ザリガニの鳴くところ
著者:ディーリア・オーエンズ
2019年・2020年アメリカでいちばん売れた本という肩書が気になり手に取った小説。
とにかく物語の重厚感に圧倒された。
ノースカロライナ州の湿地で発見された死体を巡る法廷ミステリーが主軸であるものの、
湿地に1人残された主人公の成長譚や、貧乏白人を描く社会差別、DV、三角関係の恋愛小説と、色々な切り口で物語を楽しめた。
また、野生動物学者である著者の自然描写が美しい。
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潟湖には、生命と死のにおいが同時に漂っていた。成長する有機体と、腐敗する有機体が交じり合ったにおい。カエルが嗄れた声で鳴いていた。カイアは
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