【感想・ネタバレ】グローイング・ダウンのレビュー

あらすじ

明日が今日で、今日が昨日で……。未来がどんどん遠ざかり、今という今が、次々と過去へと進む。読者よ、諸君はいま、清水義範のステキな短編を読んでいる。だが時が経つと、諸君はその短編を知る以前の諸君となり、それどころか、清水義範を知る以前の諸君となるのだ。いざ覚悟して読みたまえ。甘酸っぱくてほろ苦い、奇想溢れる、短篇9編を収録。爽やかで新鮮、ほのかに甘くほのかに苦い無類のユーモア、おかしなおかしな清水ワールド!

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Posted by ブクログ

清水義範の天才っぷりがちらほら見え隠れする秀作。
オチは見えやすいが、もちろんドラマも見逃せないものが多い。

これが後の清水義範につながっているのだと思うと、何とも感慨深い作品である。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

短編集。「ひとりで宇宙に」が好き。タイトルどおりの内容だし、もしかしたらオチはこうかもと予想できつつも、最後まで読んで「はぁ〜」って感じ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

初めて読んだ清水義範の一冊。
「また逢える日まで」のような心温まる話からゾッとするような「白昼の幻想」や、特殊な能力を持つ主人のミステリアスな「暗殺の孤影」。
「ひとりで宇宙に」は読み終わったあとに切なくなりました。
短編集なので飽きることなく一気に読み終えました♩

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2015年12月28日

Posted by ブクログ

 明日が今日で、今日が昨日で・・・・・。
 未来がどんどん遠ざかり、今という今が次々と過去へと進む。
 読者よ、諸君はいま、清水義範のステキな短編を読んでいる。
 だが時が経つと、諸君はその短編を知る以前の諸君となり、
 それどころか清水義範を知る以前の諸君となるのだ。
 いざ覚悟して読みたまえ。
                     (文庫裏表紙)

表題作を含む9つの短編集。
どの物語も 意表をつく設定でありながら、どこかほのぼのとした雰囲気をかもし出している。
たとえば、生まれる前の記憶の中に存在するかもしれない、というようないつかどこかで見覚えのある出来事であるような。

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2009年10月07日

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