あらすじ
一日10兆ドル以上と、日々天文学的な数字の取引がされている金融市場。
金融市場を知ることは、世界の仕組みを知ることだ!
本書を読んでも、これから有望な金融商品を知ることはできないが、もっと大切な「世界基準のものの見方」を知ることができる。
金融市場はある意図をもってつくられ、そして歴史上、数多くの大危機を乗り越えながらさらなる拡大を続けてきた。危機の度に多くの者が市場から退場させられたが、必ず勝ち残ってきた者たちもいる。勝ち残ってきた者たちとはどのような者だったのか。
じつは彼らにはある共通の思考法があった。
(本書に登場する主な人物)
「イングランド銀行を打ち負かした男」ジョージ・ソロス
「金融王」J・P・モルガン
「エジプトを大飢饉から救った」(創世記)ヨセフ
「近代金融の設計者」アレクサンダー・ハミルトン
「史上最高の投機家」ジェシー・リバモアの破滅
「ブラック・スワンを提唱した」ナシーム・ニコラス・タレブ
「オマハの賢人」ウォーレン・バフェット
日本人にはあまりなじみのない、彼らの行動原理、思考法を、長年投資・金融教育に携わってきた投資家が詳細に読み解く。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
かなりの良書だと思う。
著名な投資家・投機家、または経済学者や聖書の登場人物などから、日本人にはあまりなじみのない、彼らの行動原理、思考法を、長年投資・金融教育に携わってきた投資家が詳細に読み解く
なぜ著名な投資家は同じ人ばかりなのか?
私たちの知らない裏の勝ち方や手段、隠された真理があるのか?
という疑問に答えるというよりは、最終的に生き残っていれば自然と有名になり、自ずと名前は世に広まっていく。
そのためには勝ち方よりも負け方を学び、負けても相場から退場しないように「準備」怠らないという考え方が書かれているので、どちらかと言えば市場の動きや手法を解説した内容ではなく、投資哲学を解説した一冊。
かなり腹に響く内容で、不確実性、ブラックスワン、市場に感情を持ち込まない、そこにあるのは値動きだけなどなど、投資を始めた人が心構えを学ぶために、こなれてきた人は改めて市場の構造を再認識するために読むべき内容だなと感じた。