窪美澄のレビュー一覧

  • 私は女になりたい

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    響いた……。
    何歳になっても、どんな立場であっても、「女」でいたい。紆余曲折しながらそこに行き着く主人公。
    共感ポイントがたくさんあった。

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    2024年03月14日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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    とある団地で「団地警備員」として見回りする女の子の話。生と死について考えさせられる話。お姉ちゃんの事が心配になるけど人は1歩ずつ進んでいかなければいけない。しんみりした話を読みたい人に。

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    2024年03月10日
  • ははのれんあい

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    読み進めるとどんどん引き込まれて一気に読んでしまった。
    家族は形を変えることがある。だけど家族はずっと家族。
    素敵な物語にまた出会わせてもらった。

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    2024年03月05日
  • よるのふくらみ

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    ネタバレ

    みんなが幸せハッピー!で終わる話が大好き。
    だって現実にはそんなこと絶対無いから。
    それを突きつけられる読後感。

    登場人物みんな間違いを犯しまくり。
    逆説的に間違いを犯さない人なんていないということに気付かせてくれる。誰かを傷つけても傷ついても、一人ひとりの物語は終わらないわけで。兄弟が出てくる物語では、何故か兄に肩入れしてしまう私。その兄が意外すぎる着地点で驚いた。予想もできないことが起こり続ける人生。過去と痛みは消えないけど、それでも人肌を求めてしまう本能に感謝しながら。誰かに許され誰かを許しながら生きていくことを余韻の中で味わいました。

    大人の恋愛漫画を読み終えた気分。おもしろかった

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    2024年02月26日
  • ははのれんあい

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    最初タイトルから母親に好きな人ができてその人と恋に落ちていくのが主体の話かと思いきや、、

    ちはるの健気さに心打たれました。

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    2024年02月23日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    子育て中の私には共感することが多く、一気に読みました。
    ノーチェ・ブナエのポインセチアの「自分が選んだわけじゃないのに、同情めいた言葉をかけられたり、行動を見せつけられるのは嫌なのだ。だったら、大人になれば、僕はそのカタチを選べるようになるんだろうか。」の台詞には、考えさせられることが多く、大人になっている自分も選ぶことができていないように思いました。

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    2024年02月03日
  • 二周目の恋

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    恋愛小説のアンソロジー。
    著者ラインナップが『一穂ミチ・窪美澄・桜木紫乃・島本理生・遠田潤子・波木銅・綿矢りさ』こんなの全員海老の天ぷらじゃん。海老天しかない天丼じゃん…。
    私はれんこんの天ぷらが一番好きだけど。文芸誌の恋愛特集のために書き下ろされた作品をまとめたもの。
    どれもほんとーーーによかった。全部好き。
    なんか恋愛ってどうしても自分の生きてきた環境から受け取った価値観がインストールされて、それがよくも悪くも作用してるよなあと読んでいて思うのだった。
    あとけっきょく他人と深く向き合うことは自分と深く向き合うことでもあって、そらつらいわあ…。
    ヒリヒリしてて苦しくて、でも文字からそれを体感

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    2024年01月29日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    ガラスのようなデリケートな関係がとても新鮮で美しい。二人にはゆっくり幸せになってほしい。
    間をあけて再読を繰り返してる1冊です。

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    2024年01月28日
  • 雨のなまえ

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    ネタバレ

    何の気なしに読み始めたが、ものすごくおもしろくて2日で一気読み。

    どの短編も雨がキーワードで出てくる。
    全てがハッピーエンドで終わらないところとか、アッと言わされるような物語の展開がおもしろかった。

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    2024年01月14日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    一気に引き込まれた小説。桜子のようにゆっくり物事を進めることは私にはできないが、幸せになるだろうことが分かったときはウルッときてしまった。

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    2024年01月14日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    まだ結婚を経験したことがない自分でも、「サボテンと咆哮」の主人公の憤りに深く共感しました。
    何をしても上手くいかない、行動が伴わない、伴えない、そんな行き場のない感情がとても丁寧に、情緒的に描かれていて、ひどく感銘を受けました。

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    2024年01月07日
  • 二周目の恋

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    読んでみたいけど、なかなか手が伸びなかった作家さんばかりのアンソロジー。思わず買ってしまった。

    『最悪よりは平凡』 島本理生
    主人公の和田魔美ってどんな女性なんだろうか?会ってみたいと思った。とても魅力的らしい。読んでて、真面目でしっかりとした女性だと思うんだけど、なぜか下心がある男ばかり寄ってくる。本人はそんなつもりは全くないのに。身体が魔性の女みたいに言われてるし。最後はいい感じに終わって良かった。

    『深夜のスパチュラ』 綿谷りさ
    バレンタインデーは恋する女子にとっては戦いだねって改めて思った。主人公の可耶ちゃんがチョコを買いに行くところから渡すまでの奮闘が読んでて面白かった。ガトーシ

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    2023年12月21日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    4匹の迷いクジラたちのストーリーでした。皆の根本的な問題が解決した訳ではないけど、とりあえず生き抜こうという前向きさが良かったです。

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    2023年12月02日
  • ルミネッセンス

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    やっぱり窪さん、いいわぁ。
    この世代の話を読みたかった!

    連作風?の一冊。
    「ルミネッセンス」は、ありがちな話。
    同窓会で火が付いて、って感じに似てる(笑)。

    「宵闇」はママのおじいちゃんへの気持ちがわかりすぎるほどわかる。

    街の様子もすぐ近くの街みたいで想像しやすい。

    あー、窪さん、既に次が読みたいです(笑)


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    2023年11月28日
  • ご本、出しときますね?

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    本の内容はもちろん面白かった。
    それ以上に読んだことがない作家さんをたくさん知ることができたし、紹介されており本の中に読んでみたいものもたくさんあった。

    たまには意識的に新しい作家さんを開拓しないと読むものが偏っちゃうから。

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    2023年11月19日
  • よるのふくらみ

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    ネタバレ

    凄く良かった。
    主人公が章ごとに変わるので分かりやすかった。
    心と身体は切っても切り離せない関係であり、好きには理由は要らないが愛には理由が必要だとも教えられた。
    人に良いように見られたいお兄ちゃんの事を嫌う人も居るだろうが、ダメだよ。と言ってくれる人が此れ迄居なかったのだから仕方がない。
    其々が自身の罪に向き合い成長していく姿は心地よかった。
    お兄ちゃんは、最後まで自分の欠点に気づかずに中学生の時に愛した女性の名前と其の店の名前を思い出さなかったのは悲しいことだ。
    登場人物の内面ご的確に描写されていて良かった。此の作者が書かれている他の作品も読みたいと思った。
    勧善懲悪と言う

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    2023年11月18日
  • よるのふくらみ

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    自分のことじゃないのに痛いくらい気持ちはよくわかるからすごい。自分の周りにいる人たちともっとちゃんと向き合っていこうと思った

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    2023年11月01日
  • よるのふくらみ

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    一人の女性を好きになってしまったきょうだいのお話。大人の恋愛でやはり体の関係は切っても切れないものだ。相手と自分と切実に向き合うことになるのかもしれない。心と体はつながっているから。

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    2023年10月27日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    由人、正子、野乃花それぞれの短編があり、最後の章でそれぞれと関わりある周りの人々との話がある連作短編のような1冊。突拍子もなく登場したクジラが、最終的にはクジラでよかった、クジラくらいの衝撃があったからそれぞれ前に進めたんだなと思えた。
    血の繋がりは家族になるのに関係なくて、自分にとって居心地がいい場所が実家になるんだなと感じた

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    2023年09月10日
  • よるのふくらみ

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    同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。
    同棲している圭祐とのセックスレスで悩むみひろ。
    みひろの気持ちを繋ぎ止めようとEDの治療を始める圭祐。上手くいっていない2人に感づき みひろへの想いが抑えきれなくなっていく裕太。

    これはあれですね。
    アルコール飲みながら 女友達と何時間も語れるあれですね。

    心と体は必ずしも同じ反応をするのか
    どこからが浮気なのか
    男女の友情はあるのか
    理性を失うような場面に遭遇した時 ブレーキをかけられるのか
    あの時 誓った愛は永遠に続くのか…

    100人に聞いたら 100通りの答えがあるだろうし、正解なんてないし

    浮気されたことがあるか、

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    2023年09月02日