窪美澄のレビュー一覧
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恋にまつわる短編集。展開が予想外で楽しい。わりと前向きになれる方向なので、読後感は悪くないです。
第1話 10年間連れ添った夫を亡くして3年。家にいると夫のにおいがするみたいで、別荘で暮らしている。
第2話 僕は彼女に告白されて、つきあいだした。ただ、爆速で「どこが好きなのかわからなくなった」と言われてしまう。
第3話 行きつけの居酒屋さんで、「新人さんが入ったんですよ〜。足の綺麗な子なんです。」と言われてみてみたけど、中野さんはパンツスタイルだったので、足が綺麗かどうかは不明だった。僕は恋に疲れている。
第4話 定年後、山の上の高校の清掃員をやっている。子供はいない。
第5話 住宅 -
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人ってみんなそれぞれ悩み抱えてるんだよなって、いつも明るい友達も、幸せそうに見える友達も、心の中はわからないよなって。
心の中に厄介なものを抱えながら、登場人物はそれでもみんな前を向いて生きてゆく姿に胸が打たれる。
高校生と主婦のコスプレSEX不倫。
字面だけみると不埒だけど、卓巳は普通に恋をしただけなんだよな。体から始まる関係だったけれども…。高校生卓巳の純粋さとかが可愛くもある、助けてあげたい。
セイタカアワダチソウの空
の団地の子、良太とアクツの話もこれまた胸にくる。認知症の祖母の面倒を見ながら、バイトして、学校に行く。ふがいないなんて、思わないでいいのに、誰かに助けを求めてくれれば良 -
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ネタバレ物語には三人の主人公が登場する。
仕事に忙殺され追い詰められていく由人。
由人が働くデザイン会社の社長の野々花。
この会社は倒産の危機に瀕している。
そして過干渉の母との関係に悩む高校生の正子。
この三人に共通するのは、人生に絶望し自ら死を選ぼうとしていること。
物語は三人の人生を追体験する形で進んでいく。
三人の過去には確かに「幸せ」と呼べる時が存在する。
しかしその幸せの時の中で、彼らの足元の砂がわずかに崩れ始める。
そのことに読者は、主人公たちよりも先に気づくのだ。
それは胸がひりひりするような予感である。
やがて本格的に砂が流れ始めると、主人公たちは為す術もなく流れに飲ま -
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重く、苦しく、しかし先を見ずにはいられない。そんな小説でした。
心が健康な時に、自室で読むことを推奨します。
まず、この小説には元となった事件があります。しかし、読んでいる間は、敢えてその事件のことを考えずに読んだ方が、この話の伝えたいことに集中できると私は思います。現実には…と考えることは、ノイズになりかねません。
私がこの小説を購入し、読み始めたのが昨年の5月末でしたので、半年もかけて、ようやく読み終えたことになります。
初めから物語に引き込まれ、続きが気になり、どんどん読み進めたくなったのですが、題材も重く、しかも妙に生々しい性描写及びグロ描写を含むため、なかなか外で読むことが難しか -
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家族の物語。最初の3編は幼少期の記憶のせいで子供とうまくいかない人たち。最後の1編を除いて、小さな子供のいる家庭の話。緊張感がただならない。読んでて息苦しい。
第1話 昔イジメにあったせいで、お母さん軍団の中でうまくつきあえない私。
第2話 父とうまく幼少期を関係作れなかった父になったおれ。妻と子供と義実家との関係がどうもうまくいかない。
第3話 妹が障害者だった。自分の子供は健常者なのに、どうしてもこの事実が受け入れられずに不安の中で過ごしてしまう。
第4話 妻と子供と味気ない三人暮らし。そこに新しい女性の影が。
第5話 小さな頃に母が出て行った。今は父が再婚して、再婚相手にも子供 -
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後半、涙が止まりませんでした。
同じ団地内に住む中学二年生の桐乃とベトナム人のヒュウ。二人とも教室にも家にも居場所がない。
桐乃の母、ヒュウの母、ヒュウがつるむようになる仲間達。皆の苦しい思いが伝わってくる。自分がこんなに辛いのは誰のせいなのか。皆がギリギリの心理状態で暮らしている。
様々な視点で語られるこの物語、悪い方へ流れていってしまうのにも理由がある、ということが伝わってきて、読んでいる側も辛い。
そして、それぞれの人の核を形作っているものは、簡単には変えられないこと。それに気付いた桐乃が最終的に、人に幸せにしてもらおうと思ってはダメだ、自分で自分を幸せにするのだ、という結論に達した心の -
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ネタバレうう…。泣いた。もう、号泣。
ずっと「読みたい本」に登録してたんだけど、なぜ早く読まなかったのか後悔。
「ははのれんあい」というタイトルなんだけど、前半は、「母」が3人出てきて、いったい誰の恋愛の話になるのか?どう考えても主人公は「由紀子」なのだが、由紀子の恋愛の話になりそうにはないので、早くその真相が知りたくて夢中で読み進めた。
時代は昭和50年代くらいじゃないかと思われる。つまり団塊の世代の女性が、時代の変化のさなかで必死で子育てをしている。まず、出てくる登場人物に、誰も「悪い人」がいないところが切ない。まぁ、でも、由紀子の夫の智久は、私からすると、悪い人ではないかもしれないけどやっぱ -
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プリンが食べたいです
ってな事で、窪美澄の『ぼくは青くて透明で』
トランスジェンダーと言う言葉が聞き慣れてきた時代でも、まだまだ全ての人に理解と寛容は難しいのも現実で、そんな中でトランスジェンダーな事だけではなく取り巻く環境にもがきながら生きていくお話。
海
美佐子
忍
璃子
緑亮
沙織
それぞれみんなもがきながら生きて、自分のアイデンティティを守って生きてく、みんな純粋で透明だよ色んなものを背負いながら。
恋って青くて甘酸っぱくて面倒臭いね、じゃが、その解明不能の気持ちはどんな人にも同じで、この恋愛におじさんキュンキュンしちゃったよ。
ほんと読みやすくて透明感のある気持ちいい本じ