【感想・ネタバレ】夜空に浮かぶ欠けた月たちのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月27日

ぴたっと自分にハマる感じのする心地よい本でした。タイトル・中身も落ち着いて読み進められるのがとても良いです。

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Posted by ブクログ 2024年04月27日

物語から伝わる言葉の力に、自然と涙が溢れてくる。その一歩を踏み出すのに、どれほどの時間とエネルギーを必要としたことだろう。今日はきっといい日になる、そう思わせてくれる1冊。

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

連作短編集。どの話も良かった。
読み終えてはじめて、自分の心がカチカチに固まっていたことに気づいた。
読んでいて、心がほろほろとほぐれていくのを何度も感じた。

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Posted by ブクログ 2024年04月17日

読めば読むほど物語の世界に入りんでいき、一人一人に感情移入し、読み終えるのがさみしくなってしまう本でした。

この本を読んでから、平気そうに振る舞ってるあの人にもこの人にも、きっといろいろあるんだろうな…と思うようになりました。

人は一人では生きていけなくて、問題を一人で抱えこんだり、がんばり続け...続きを読むるのは、信号が点滅してる状態なんですね。

自分の弱さや欠けたところに気づき、受け入れ、誰かやどこかに助けを求め、少しずつ強くなっていくのですね。

でもその人も、知らず知らず誰かを助けていたりする。

“避難所みたいな人や場所をいくつか作っておくといいよ。”

さおり先生の言葉。

そんな人や場所がいくつかあったら、たいていのことは乗り越えられそうな気がしました。

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Posted by ブクログ 2024年04月13日

わたしも一時期、精神的にキツイ時期があって、そのときにかけてほしかった言葉がこの物語の中にたくさんあった。
すごく優しい物語で、涙が止まらなくなった。

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Posted by ブクログ 2024年03月28日

メンタルクリニックのお話。
じんわりと心温まる内容でした。誰かを頼っていいんだよと教えてくれる作品でした。

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Posted by ブクログ 2024年02月19日

エピローグ読んでいて自然と涙が出ました。
読んで良かったです。
症状の描写がとてもリアルです。ゆっくり休まなきゃいけないのに、焦って早く治さなきゃって思っちゃうんですよね。メンタルが疲れて参った経験があるとより共感できます。
旬先生やさおり先生みたいなお医者さんが近くにいてくれると心強いですね。
...続きを読む一話で不眠とうつで打ちのめされた澪さんが、エピローグでは寛解して就活を頑張っている姿を読んでたら涙我慢出来なかったですw
読後感は非常にいいです。癒されました。

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

なんか、わかる…と思いながら読みました。
短編集で、辛い話もありましたが、不思議と重いとは感じず、温かい気持ちで読めました。

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Posted by ブクログ 2024年02月13日

カウンセラーとそこに通う人たちの話。みんな心にモヤモヤを抱えて、あることがきっかけで鬱やパニック障害に。心の病気も病気だからちゃんと治すことが重要だよね。声かけなど気をつけないとなと思った。

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Posted by ブクログ 2024年04月27日

みんな真面目すぎる人たちの話。
近くにそんなクリニックがあって、そして素敵な純喫茶があって羨ましいな!

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

一話ずつ少しつ読んだ。
嫌な人なんて出てこない優しい物語、心の病を患ってしまうほど、攻撃的な人間が出てくるのかと思ったけど、そうではなかった。逆に言えばそうでなくても、心が壊れてしまうんだ。特に椎木ご夫婦のエピソードが印象深かった。そして、純さんの『ゆりかご』に出ててきた、ゴッホの夜のカフェテラス、...続きを読むどんな絵なんだろうと調べたら、青と黄色が美しく、素敵な絵を知れた。個人的にとてもテンションが上がった。

みんな、いろんな過去があるんだな。立ち止まることがあるんだな。

また美優ちゃんが最初とラストで、印象が大きく変わった。最後まで読んで良かった。

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Posted by ブクログ 2024年03月31日

とても優しい本でした。
そっと抱きしめたくなるような……
メンタルクリニック
いろんな人の辛い心が語られます
身近に接してきた人のことを思い泣きました
7話の話それぞれに重ねることが多くて

こんなクリニックがあったなら
こんな喫茶店があったなら

細い欠けた月でも照らしてくれる夜が愛しいです

...続きを読む ほのあかい 月が照らすよ 夜の道 ≫

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月30日

短編集、
純喫茶・純と旬先生と、さおり先生

◯キャンベルのスープ缶
(美大の女の子)
◯パイプを持つ少年
(A D H D、支え合う生活)
◯アリスの眠り
(愛されること)
◯エデンの園のエヴァ
(高齢出産、パニック障害)
◯夜のカフェテラス
(ふたりの出会い)
◯ゆりかご
(純さんと娘)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月29日

心の病気にかかってしまった人たちのお話。
今でこそ、こういった心の病気は
誰でもなりうるものだと言われているけれど
そうでなかった昔は、どうしていたんだろう
とふと思うことがある。

「人間は完全な丸じゃないし
 誰だってどこかが欠けているもの」
疲れた時にはこの言葉を思い出したい。
メンタルクリニ...続きを読むックは敷居が高いけど
こんな病院がホントにあればいいのにと思う。

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Posted by ブクログ 2024年03月23日

みんなみんな悩んでる。そこに違いなんてないんだろうな。椎木メンタルクリニックみたいなところがあれば、ちょっとずつでもなんとかやっていけるのかもなぁ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月12日

連作短編集。装画・装丁がとてもいい感じです。
澪はアパレルの仕事に就くことを目標に上京したものの、大学の被服科の同級生たちと自分の差を感じ授業に出られなくなった。働きたいと思っていたアパレルショップのバイトはすべて落ち、食欲はほとんどない状態で近所の古い純喫茶で重い気持ちで働いている。純喫茶の店主、...続きを読む純から近くのメンタルクリニックを紹介されて…

私の身近にはメンタルクリニックに通っている人も通っていた人もいるので、主人公たちと周囲の人のやりとりが過去の自分をプレイバックしているように思え、辛くてイライラしていた当時を思い出しました。
マイナス思考に陥っていく主人公たちに「そんなことないって」と読みながら言いたくなります。でも主人公たちがこのようなマイナス思考になってしまうのが、まさに、うつやうつ状態なのです。ハッと急に全快することはなく、気が付いたら少ししんどいながらも元気になっていく…この物語のとおりです。

椎木先生の
『「私、一日中、ここの窓から通りを行く人を見ているから……」
という言葉が耳をかすめた。暗い店内に純さんが一人、いるのではないか。今もその店内から僕を見ているのではないか。けれど、今、純さんにとってそれが必要なことなのではないかとも思った』
にグサッときました。落ち込んでいる人は心身を休めることが必要なことが頭でわかっているけれど、私は優しく待つことはできなかったなあ。
個人的な反省を含めて、読んだ後はどんよりしてしまったけれど、ほんと、個人的な感想です。
この本のようなカウンセラーと先生が同時に診察するところがあったらいいですね。メンタルクリニックの敷居が低くなって、気軽に行けるようになったらいいな、と思います。

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Posted by ブクログ 2024年02月24日

誰でも心が疲れる可能性がある。その時に必要な助けがあるといいですね。素敵な医者が出てきて読んでいて助けられます。

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Posted by ブクログ 2024年02月18日

窪美澄の本は、自分の経験に重なることが多くて、それが怖いくらいなのだけど、この本も例外じゃなかった。
後半から涙が止まらなくて、一気に読んでしまった。生きていれば、つまづく、あれから時間が止まってしまった思う様な出来事があって、それでも前に進める日がくる。淡い光を灯してくれるような本でした。

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

メンタルヘルスクリニックを舞台にした連作短編集。最終的に登場人物はカウンセリングや投薬で救われていきますが、悩みや症状の描写がリアルでメンタルが落ちてる時に読むと辛いかもしれません。
私は少し辛くなり夜に何度か起きてしまいました。

カウンセラーのさおり先生の言葉がしみますね。
生きてる人なら誰だっ...続きを読むて一度や二度くじけてしまう時期もあるよ。でも、そんなのちっとも恥ずかしいことじゃない。
人間は完全な丸じゃないし、誰だってどこかが欠けてるものなの。

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Posted by ブクログ 2024年02月14日

心療内科・メンタルクリニックが私にとって身近なものとなった
喫茶店の店主やメンタルクリニックの院長やカウンセラーが過去に心が苦しくなるような辛い想いをしていたなんて
自分一人で悩みを抱えず、もっと周りの人に話を聞いてもらったり相談したりして良いんだと思え心が軽くなった

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

 うーん、なんだろ、読み終わったばかりのこの気持ち。気持ちいい。そう、気持ちいいって表現が一番しっくりくる。

 6つの連作短編集に登場する人たちは、心に問題を抱えた人たちばかり。 

①キャンベルのスープ缶
 親の反対を押し切って東京の大学に進学した澪は、純喫茶・純でアルバイトをしている。大学の友...続きを読む達の輪に入れない澪は、大学に行くことができなくなり、うつ病を発症する。喫茶店の店主、純さんに勧められた澪は『椎木メンタルクリニック』に通い始める。

②パイプを持つ少年
 会社員をしながらイラストレーターを目指す直也は物忘れも酷く、約束の時間も守れない。せっかくきたチャンスも約束の期限が守れず、自分はADHDではないかと椎木メンタルクリニックのドアを叩く。

③アリスの眠り
 アラサーの麻美はいつも碌でもない男を好きになる。今回も、金を借りるような男を好きになってしまった。仕事ができる麻美は会社ではリーダーとなり、チームを引っ張っていく立場だ。でも、なんでも1人で背負い込んでしまう麻美。男のことで悩んでほとんど眠れない時にミスをしてしまう。ある日友達に誘われ純喫茶・純で悩みを相談していると、話が耳に入ってしまった澪に『椎木メンタルクリニック』を紹介される。

④エデンの園のエヴァ
 産後うつの美菜は娘の玲奈を可愛く思えない。姑の泰子さんも苦手だ。泰子さんが来た時の甘えた旦那も許せない。久しぶりに美容室に行って、純喫茶・純でお茶をしようとしていた時に、パニックを起こす。その時、慌てて出て来た純さんにパニックだと見抜かれて、『椎木メンタルクリニック』を紹介される。実は純もパニックと育児ノイローゼを患い、心療内科に通っていたと打ち明けられる。

⑤夜のカフェテラス
 椎木メンタルクリニックは、院長の椎木旬と奥さんのさおりさんとで営んでいる。旬は大学で見かけるよく食べる女の子、さおりに一目惚れする。2人は結婚し、子どもが生まれたが、生まれてすぐに病気で亡くしてしまう。それからうつ病になったさおりのために会社を辞め、医学部を受け直し、精神科医となった。その頃、父親を亡くして喫茶店を閉めていた純と出会う。再開するためにさおりが協力して掃除などを手伝った。それからさおりもカウンセラーの道を進むことになる。

⑥ゆりかご
 純喫茶・純の店主、純はお父さんの店を継いで店主になった。それまでの純は、サラリーマンの旦那との間に子どもが生まれ、北陸で暮らしていた。しかし、産後うつになった純は、このままでは娘のことを殺してしまうのではないかと、着の身着のまま東京の親元に帰って来てしまった。それから離婚し、喫茶店を手伝っていくうちに、父親も母親も亡くなり、1人になってしまう。何もせず日がな一日店の外を通る人を見て過ごしていた純。ある日、店の外で具合の悪くなったさおりを店内で休ませてあげる。その後、さおりの支えもあって、喫茶店を開店させることができた。今では澪が考えたパフェが話題を呼び、人気店となっていた。ある日、東京の大学に進学した娘、芽依が現れる。娘を捨てた自分がどう接して良いのかわからず、距離をとった態度の純から離れてしまった芽依。澪の就活もあり、アルバイト募集をかけると、そこに芽依がやって来た。

エピローグ
 転んで怪我をしてしまった純。純が治るまでの2週間、澪は芽依と2人でなんとか切り盛りしていこうとする。パフェを求めて多くの若者が来る土日は旬とさおりさんにも手伝ってもらい、なんとか凌ぐことができた。純と椎木メンタルクリニックがあったからこれまでやってこれたが、自分には心配してくれる親も親友もいる。自分の居場所と誰かとの繋がりがあれば生きていけると思うのだった。

 誰もが強いわけじゃなくて、弱っている時はいつも誰かが助けてくれる。どの章でも弱っている自分を助けてくれる人は必ずいて、みんな前向きに生きていくことができる。
 弱っていた澪は純に助けられていて、その純も実は親や椎木メンタルクリニックに助けられていて、さおりさんもやはり純や旬に助けられていて。エピローグでは、澪が凄く頼もしくなっていて。こういう巡りは本当に素敵だなと思った。
 
 自分がしんどい時、誰かに頼ることはいいことかもしれない。そして、1人だと思っている人がもしいたら、周りを見てみると、きっと自分を思ってくれる人はいると思う。生きづらい世の中かもしれないけれど、そんなに捨てたもんじゃないと思えた。

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Posted by ブクログ 2024年02月11日

自分も誰かを頼っていい。
ゆったりとしていてどこかあたたかいそんな物語だった。ありのままの自分で人と繋がれる居場所って大事。

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Posted by ブクログ 2024年03月14日

 東京郊外のとある町を舞台にしたヒューマンドラマ。中心になるのは住宅街の目立たない心療内科と駅近くの通りにある古い喫茶店。
 そこは、真面目で優しく繊細であるがゆえに心がくたくたに疲れてしまった人たちをゆったり優しく迎えてくれる場所だ。
 支える人、支えられる人が紡ぐ物語。全6話およびエピローグから...続きを読むなる。
         ◇
 地方から大学進学のため上京した澪。母子家庭なので仕送りは最低限。週4日のアルバイトで生活費を賄わなければならず、華やかさとは縁遠い日々だ。

 通うのは都心の女子大。
 目に映る学生は皆、自信に満ち溢れキラキラしているように見える。自分は地方出身で垢抜けないと思っている澪にとっては近寄り難い。また、都内出身者のほか内部進学者も多いためすでにグループができあがっている。
 そんなこんなで引っ込み思案な澪は自分の居場所を見つけられずにいた。

 始まったばかりのキャンパスライフ。なのに疎外感と孤独感に苛まれる澪は、早くも精神的に不調を来たしはじめていた。 
   (第1話「キャンベルのスープ缶」)

     * * * * *

 どれもいい話だった。誰もがスムーズに苦しみから解き放たれているように見えるが、短編が6つもあるため仕方がない。 
 この作品の肝は、椎木夫妻や純さんが精神的に深刻な苦しみを味わい、そこから懸命になって脱した経験を持っているということだろう。
 だからこそ第4話から最終話が、3話目までの主人公たちの快癒にリアリティを与えるのだし、作品に深みをもたらすのだと思う。

 精神科の臨床医や心理カウンセラーには挫折を知らずに知識先行でクライアントに当たる人間は向いていない。 ( さおりさんが最初にかかった医師などはまさにそのタイプだろう。)

 頑健そのものの人間には病弱な人の気持ちはわからないし、強靭な精神の持ち主には繊細で傷つきやすい人の気持ちは思いやれない。同じように、苦労知らずで生きてきた者には不幸に見舞われた人の気持ちは理解できないだろう。

 現代でも、肉体的や精神的に弱さを持つ人の割合は、昔と比べてさほど変わらないように思う。なのに自殺者が後を絶たないほど増加しているのは、気持ちに寄り添ってくれる人が少なくなったからではないだろうか。

 そしてそれは、環境や家庭に恵まれて生きていける人が増えた結果、弱い人の気持ちを理解できない人間が増えたからなのかも知れないなと思いました。

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Posted by ブクログ 2024年05月04日

私も子育てと仕事でストレス爆発でメンタルクリニックにお世話になったことがあるので、共感する部分が多く、どのお話も泣かされた。

ただ、メンタルクリニックに行ったことがある身として、こんなに寄り添ったメンタルクリニックすぐ大人気になって新規はすぐに受け入れられないんじゃ…とか、睡眠薬ってそんな効くかな...続きを読む?と物語なのに、つい現実的に考えてしまい楽しめない部分もあった。

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Posted by ブクログ 2024年03月27日

心の病気、今の時代は誰でも患う事もあるのだから、恥ずかしくて誰にも言えないなんて思う事はないんだなと思いました。
不安になった時に、椎木メンタルクリニックの様な居場所があれば救われますね。そして何よりも旬先生やさおり先生の様に親身に話を聞いてくれる先生なら、心のモヤモヤも何でも話せそうです。

本を...続きを読む読み終わって、無性に美味しいコーヒーが飲みたくなりました。

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Posted by ブクログ 2024年03月28日

「生きていたら誰だって、一度や二度くじけてしまう時期もあるよ。でも、そんなのちっとも恥ずかしいことじゃない。」
「自分の不得意なところを補ってくれる人がいれば、その人が味方になってくれれば、きみはもう半分治っている、と言っていいんだよ。君にはもう、そういう存在がいるんじゃないかな。」
「社会人になっ...続きを読むたら、誰も自分のコンディションなんかきにしてくれないじゃん。大丈夫じゃない時にも大丈夫って言わなくちゃいけなくて。本当はぜんぜん大丈夫じゃないのに。」
「人生っていろんなことが起こるね。思いもよらないことが。でも、人ってちゃんと回復していくんだよ。」
「みんな、いろんなことでぺしゃんこになって、心も折れて、そういうときは、こういうところで少し心を休めて、また歩き出していく。休み、休みでいいじゃない。」
「どうしてももうだめだと思った時は、避難所みたいな人や場所をいくつか作っておくといいよ。」

暗い気持ちになっている時にこういう本を読むと、みんな色々抱えているし、自分だけじゃないと思える。
人はあっけなく壊れてしまうし、出口の見えない真っ暗闇にいることもあって、でも、必ず回復できるというのも自分の体験としても知っている。そしてこの本を読んでも、人間は脆いけど強いな、と思った。

「パイプを持つ少年」の話。自分が人と同じようにできないことがあっても、その欠けた部分も含めて自分の存在を愛してくれて、尊重してくれる人が側にいてくれれば、完全な丸でなくても欠けたままの自分を肯定できるのよね。そんな人に出会えたらいいな。

「エデンの園のエヴァ」の話。母親だから子供を可愛いと思わないといけないとか、そう思えない自分はおかしいんだと自分を責めたり、仕事も子育ても夫婦生活も何もかも順風満帆に見える元同僚から目を背けたくなったり。知りたくない情報が入ってきてしまう世の中だけど、自分の今の幸せに満足できるようになれたらな。

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

心に傷を負った人たちが、通うメンタルクリニックと昭和レトロな喫茶店。そしてその経営者たちも心に傷を負ってそれを乗り越えて来た過去が・・・。
自分だっていつ心が病んでしまうか分からないです。過去にそれに近い状態になった事もありますし。そんな時こんなメンタルクリニックと喫茶店が有ったらいいなあ。

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Posted by ブクログ 2024年03月08日

メンタルクリニックの話し
うつ病は真面目な人がなる
不眠症がはじまり
 
人の悩み解決は
現状の生活の豊かさを再認識する
幸せ 衣食住 仕事 金銭を見直す
日本で生まれ 清潔 安全 食事
妻 子供 親
感謝の心 奉仕の精神
に転嫁すれば安らかなれるのでは

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Posted by ブクログ 2024年02月22日


心のバランスが崩れて何もできなくなって
しまうことは、決して特別なことではなく、
いつでも、誰にでも起こりうることだと
気づかせてくれます。

そして、傷ついた心にそっと寄り添って、
回復への時間を見守ってくれる温かい物語でした。

自分のダメさ加減に落ち込んだり、
何もかもが嫌になって投げ出し...続きを読むたくなる、
各話の主人公たちの切実な悩みに共感し過ぎて
心が重くなりもしますが、荒んで萎んだ心に
徐々に空気が入り込み希望が感じられる場面では
一緒に励まされます。

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キャンベルのスープ缶
パイプを持つ少年
アリスの眠り
エデンの園のエヴァ
夜のカフェテラス
ゆりかご
エピローグ
全七話

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Posted by ブクログ 2024年02月08日

窪先生の講演会に当たり、それを機に今読む予定なかったけれど読み始めた作品。重ための内容だけどさくさく読めました。
絶賛子育て中なので、子供の話は特にすこし辛くなっちゃったけど、わかる、わかる、と共感。
誰にでも可能性があるこころの病。
メンタルクリニックって当たり外れあるって聞きますよね…

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