あらすじ
東京の片隅、小さな二階建ての一軒家。庭に季節のハーブが植えられているここは、精神科医の夫・旬とカウンセラーの妻・さおりが営む「椎木(しいのき)メンタルクリニック」。キラキラした同級生に馴染めず学校に行けなくなってしまった女子大生、忘れっぽくて約束や締め切りを守れず苦しむサラリーマン、いつも重たい恋愛しかできない女性会社員、不妊治療を経て授かった娘をかわいいと思えない母親……。夫妻はさまざまな悩みを持つ患者にそっと寄り添い、支えていく。だが、夫妻にもある悲しい過去があって……。
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Posted by ブクログ
メンタルクリニックは行きづらいかもしれないけど、話を聞いてもらったり、薬を処方してもらったり、時間とともによくなるから、相性のいいお医者さんと出会えれば…
待合室で横になってもいいってところが良い。
しんどい時って起きてるのも辛い時あるから。
Posted by ブクログ
心が傷つき、1人ではどうしようもなくても、自分の弱さを認めてあげて適切な治療を受けることが本当に大切だと改めて認識できた。真面目な人ほど自分でなんとかしようと考えがちだけど、ときには周りに甘えることも必要。辛い時期を乗り越えられたなら、今度は自分が困っている人を助けになれるかもしれない。
Posted by ブクログ
面白かった。
マカンマランに似た作品だと思った。
心優しいカフェオーナーとメンタルクリニックの夫婦が傷ついた人達の居場所になっていく話。
皆色々抱えながら生きてるよなぁと改めて思った。他人にとっては些細だと思うことにとんでもなく苦しくなったり、人に迷惑かけちゃうだったり。
でも1人で悶々としてちゃいけないなと思った。
何かあったら信頼できて、受入れてもらえる場所で吐き出す。そして暖かい繋がりを感じられるように、周りの人を大切にする。
社会を生きていくにはこれが大事なんだろうなと改めて感じた。