窪美澄のレビュー一覧

  • ははのれんあい

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    ネタバレ

    おもしろかった
    1部は母由紀子目線のお話
    2部は智晴目線
    由紀子の結婚から出産、離婚、さらには再婚まで
    智晴が切ないほど、いいお兄ちゃんになって
    葛藤しながら頑張る。
    その後は立派に成長したところが嬉しかった。
    父智久はいい人なんだと信じてたのに裏切られた気がしていたけど、なんとなく憎めない
    なんかみんないい人。
    由紀子も智晴もお疲れ様、幸せになってね

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    2025年12月06日
  • 宙色のハレルヤ

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    「好きだ」と言ってくれる男性と結婚するも、少しずつすれ違っていく心に気づかないふりをして生活を続けようとする「私」に、海辺の別荘で出会った隣人の画家を忘れられない「私」……。

    恋に落ち、人を愛することに決まったかたちなどない。
    目の前の気持ちに、ただ必死に追いつこうとする人々の姿を描いた6編の短編を収録。

    一筋縄ではいかない、珠玉の恋愛小説集。

    ◆◇あらすじ◆◇

    夫を亡くし、10年間の結婚生活に終止符が打たれた恵美は、夫の残した別荘に暮らしている。心は悲しくもせつなくもないけれど、思い出すと目から自動的に涙が零れる。
    自分が、女を好きなわけがない。そう納得させたくてした

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    2025年12月05日
  • 給水塔から見た虹は

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    「僕の人生は僕だけのものだ。誰のものでもない。それがどんな人生でも僕はじぶんの人生を愛し,生きる」最後のページで、ヒュウが言った。強い決意だ。みんなが皆、いろんな人生。お互いに助け合い、支え合い生きていけたらいいのに。人種や性別,そんなあれこれに関わらず。桐乃、これからも頑張れ。

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    2025年12月05日
  • 宙色のハレルヤ

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    ずっと好きでいられる人と出会う事は、稀な事なのだろうか。沢山恋愛をして、失敗をして、本当に好きな人を見付けないとね!

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    2025年12月07日
  • 二周目の恋

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    綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は、現代っぽくて入ってきやすい。でも文章が続いていて読みにくい。主人公がかわいい。
    一穂ミチさんの「カーマンライン」は、表現できないけれど良さがあって好きだと思った。双子って素敵だなあ。
    遠田潤子さんの「道具屋筋の旅立ち」は、いかにも昭和的な男と、女の話で最初は嫌だなあって読んでた。でも、八角魔盤空裏走(はっかくのまばん、くうりにはしる)という言葉を聞いてからの優美の自分自身と向き合っていく姿が清々しかった。最後の誠とのシーンがなんかいいなあって。
    窪美澄さんの「海鳴り遠くに」は、紡がれている物語の雰囲気がなんだか好きだなあ。最後ちゃんと結ばれてよかった。

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    2025年12月02日
  • 夜に星を放つ

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    切ない…読みながら何度胸がぎゅっとなったか…。
    だけど寂しさの中に優しさを感じられるような短編集で、タイトル通り暗闇の中に光が射し込むような救いのある作品でした。
    それと文章が澄んでて綺麗、他の作品も読みたくなった!

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    2025年11月29日
  • 恋愛仮免中

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    みんな、「好き」という感情が絶対的上等感情だと崇めがちだ。だが「ほしい」という感情がさらに純粋なものではないかと感じたことはないですか?比べたらことがなかった「好き」と「ほしい」の相対論。この2つは似ている感情だと勘違いしていました。小説の中では「好き」と「ほしい」のかけ違いや勘違いで恋愛に物語が発生し、「好き」と「ほしい」の合致で恋愛が成就していた。更にこの2つを掛け算で考えてみると複雑で面白い。「好き」だから「ほしい」と「ほしい」から「好き」は全然違う。例えば、メルカリをして世の中の欲に触れた時。「ほしい」から「好き」という感覚の存在に気づかされる。別に好きではないのにほしくなる!ほしくな

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    2025年11月27日
  • 宙色のハレルヤ

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    いまいちうまくいかない恋愛をテーマとした短編集。長い人生の中で、人は時に深く出会い、とあるタイミングでフェイドアウトしていく。ハッピーではないけれど、胸に手を当てれば近しいことはきっとあったはず。窪美澄さんらしい作品ばかりで、いずれもとても良かった。
    中でも、常連店の"足がきれい"な店員に惹かれ、紆余曲折を経て、ストーカーに怯えるその女性を家にかくまうが・・・という、ネタバレを避ける感想書いたら、いまいちよく分からない『パスピエ』が、個人的には印象深い。 ★4.0

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    2025年11月27日
  • じっと手を見る

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    生まれ育った故郷で仕事をして生きていくこと、故郷を出て暮らしていくこと、それぞれの生き方を肯定してもらえる作品だと思った。
    自分が登場人物に近い仕事をしてるから感情移入しやすかったし、自分の生き方は間違えていないと言ってもらえているようだった。
    人と深く関わることで生まれる辛さと、人と関わることで得られる幸せがどちらも丁寧に描かれていてラストはじーん、と胸にくるものがあった。
    朝井リョウさんの解説も、大好きです

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    2025年11月23日
  • 給水塔から見た虹は

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    母親がボランティアに精力的すぎて子どもが疲弊するというのは、時々聞く話。私が小学校の頃も外国にルーツのある子はいたけれど、今の時代はまたフェースが違うのかな、という質感。

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    2025年11月15日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    誰だって弱みを見せて良いんだよ。
    そんなふうにこの小説は言ってくれている。
    頑張りすぎず、気にしすぎず、気長に生きよう。
    そんな今を元気づけてくれた一冊。

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    2025年11月15日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    三者がそれぞれ過酷な人生を歩み偶然にも一緒に海岸に迷い込んだ鯨を見に行く重たい物語。本当に重たく普通に生きていくことの難しさを知った。

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    2025年11月13日
  • じっと手を見る

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    ネタバレ

    けれど、介護の仕事に携わる時間が長くなるほど、生の終わりの決定権を誰一人持っていないことを思い知らされる。介護をされている三好さん自身にもその権利はない。(P、171)

    人の体は永遠に繁茂する緑ではない。けれど、永遠じゃないから、私はそれがいとおしい。(P、306)

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    2025年11月12日
  • 宙色のハレルヤ

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    恋愛絡みの短編集。結婚まで考えていた人との再会の話は悲しかったなぁ。ここまでの偶然はなかなかないにしろ、再会するって、やっぱり苦しい。


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    2025年11月12日
  • 宙色のハレルヤ

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    後味少し苦味の残る短篇集。

    居酒屋の女性の店員が気になって、町で偶然出会って…と現実味のない感じで関係性が進展していく話が印象に残った。
    もはや最初から出会い自体が仕組まれていたのだろうか?「中野さん」は一体何がしたいのか?「中野さん」の夫は、彼女のこの奇行を受け入れているようだがそれでいいのか?等いろいろ気になる。
    何にしろ、失恋の痛手を被ってまだ完全に立ち直れていないところ、今度は詐欺のような恋愛をすることになった主人公が憐れだ。
    でも、なぜか「中野さん」はそこまで悪い女性ではない気がする。本当は何か辛いことがあって、それを紛らわすためにこういう行動をしてしまうんじゃないか…とか考えてし

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    2025年11月10日
  • 給水塔から見た虹は

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    排外的な人を見ると、どうしようもなく嫌な気持ちになる。
    舞台は外国人が多く住む団地で、所謂移民問題を窪美澄さんが住民目線で描いている。
    移民2世や3世や技能実習生や不法滞在者の苦しみであったり、国籍やルーツによるイジメや偏見、さらには親子関係や友達関係も描かれている。
    読んでいて胸が痛くなった。
    大切にしなくてはならない当たり前の感覚。
    価値観の違いでは済まされない人間としての倫理や道徳心の話。
    個人的に何の為に読書を続けるかという理由の1つに、想像力を広げてやさしい人間になりたいというのがあるのだけれど、自分が考えてこなかったことや知らなかった世界を知る事や考えるキッカケを作ってくれた。

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    2025年11月09日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    もし実在するならば、わたしもここに行きたかった。
    『椎木メンタルクリニック』
    とても優しい旬先生に、カウンセラーのさおりさん。
    この2人の連携で心救われる方々がたくさん居るのがとても嬉しく感じます。

    人は、お互いに知らないだけで何かしら辛い思いを抱えていたりするものですよね。
    こんな優しい先生とカウンセラーの方に支えていただけるのは、本当にありがたいことです。

    そして旬先生もカウンセラーのさおりさんも。
    自身の辛い過去があるのにああして人と向き合う仕事を選ばれたことに、物語でありながらもとても尊敬します。

    わたしもそこでスタッフとして働きたいなぁ。

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    2025年11月03日
  • 夜に星を放つ

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    「真夜中のアボカド」は、婚活アプリで知り合った相手のことで悩む女性。人と関わりを深めることの難しさがじわじわと。自分の気持ちは、その時々で、自分が一番いいと思う方法で伝えていいのに。

    「銀紙色のアンタレス」は、16歳高校1年男子の夏休み。同年代や大人の女性に向ける眼差しが、懐かしいような、こそばゆいような。この年頃の若者の発する言葉はストレートで残酷なんだな。

    「真珠星スピカ」は、辛いことが身近で起こる中1の女の子。そばにいる人が鈍感なので、強くあろうと頑張ってしまうのが痛ましい。人は悲しい時には我慢しないでしっかり泣ききったほうがいい。

    「湿りの海」は、妻子に捨てられ、知り合った女性と

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    2025年11月03日
  • 給水塔から見た虹は

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    外国から日本に来て、在留期限が切れて不法滞在の対象になる。
    難民申請を出しても受理されず強制送還の対象になりつつ仮放免の状態。
    ただその子供は教育を受けるために学校へは通学できる。
    そんな状態のスリランカの母子を支えるボランティア(といってもスリランカのランチを食べて話を聞くだけだけど、、)に参加している。
    その子供がつい最近大学に合格。
    奨学金も受け取れることになった。
    ただ経済的にはかなり厳しい。
    少しでも役に立てれれば。

    人にはいろいろな事情がある。
    でも人にはそれが簡単には理解できない。
    特に子供は残酷。
    自分には理解ができないけれど、それを認める。
    それはとても大切なことだと思うけ

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    2025年11月02日
  • 宙色のハレルヤ

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    窪美澄さんの読み手を引き込む描写で、それぞれの短編はどれも印象深かったです。装画は、タイトルを上手く表現されていると思いました。

    好きになる人は人それぞれでいいと思うのですが、相手があってのことです。だから、なかなか上手くいかなくて悩む人はたくさんいると思います。LGBTQという言葉がようやく浸透してきたなかでも、偏見はあります。この短編集ではその事も含めて、人を好きになることの喜び、そして難しさが書かれていました。

    【海鳴り遠くに】
    海辺近くの別荘で暮らすようになった女性の物語です。自分の本当の思いは口に出さなければ伝わらないと、やっと気づいたことが書かれていました。

    【風は西から】

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    2025年11月01日