窪美澄のレビュー一覧

  • 君の不在の夜を歩く

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    高校の同級生5人のうち、40代を前にした1人の自死。それをきっかけに浮き彫りになる、複雑な人間関係とそれぞれの本音。歳を重ねたからこそ、一筋縄ではいかない関係性が描かれている。
    ラスト数ページ、同じような気持ちを抱えている人には何かしら刺さるものがあるのでは。

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    2026年05月23日
  • 君の不在の夜を歩く

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    高校の同級生5人組の中心的存在だった菜乃子が自死した。5人の繋がりは仲良しグループと言うには不均衡で、下に見ていたり苦手意識があったり。恋愛感情も存在するが、菜乃子と達也の2人以外は成立せず。それでも卒後社会人となってからも5人の関係は、徐々に薄れつつも続いている。
    菜乃子の死は生きる4人それぞれの人生を大きく、あるいは少しずつ変えてゆく。達也はそれまで全ての人生をいったんリセットし、その後も生涯菜乃子からの解放を拒む。健太の選択はただただ謎。猫を捨てたくせに。この男性2人に対し、主婦となって子供を育てる沙耶、作家として活躍する倫子。後進のサポートをする倫子はとてもカッコいい。女性2人には前進

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    2026年05月23日
  • 君の不在の夜を歩く

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    はじめましての窪美澄さん

    装幀と表題のイメージ通り、静かな雪の夜を一人孤独に歩くように、5人の登場人物達がそれぞれの人生を語る連作短編集。

    つい最近、多くのお宅の庭で芍薬の花が美しい姿を見せてくれたばかり。
    芍薬を愛する菜乃子がその花の咲く季節にこの世を去り、数十年後の芍薬の咲く季節に成仏するまでが描かれている。
    芍薬という花を軸にした時間の流れや、様々な表現の美しさが心地よく、文学の味わいを感じる。

    テーマは菜乃子の自死であり、周りの人々の後悔や不安、密かな悩みや秘密が語られる。

    人の悩みなど、想像以上であることもあるし、その逆もある。
    それでも当事者にとっては死を考える程であること

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    2026年05月22日
  • 君の不在の夜を歩く

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    ネタバレ

    女3人、男2人のほぼ一生
    自殺した菜乃子を中心に淡々と進んでいく話
    達也の言葉「死にたいと思っても別に死ななくてもいいんだよ・・・死にたいと思うことはお菓子が食べたいとか、水を飲みたいとか、そういう気持ちの一つでしかない。・・・
    特別な感情だと思わず、呼吸をしてそれが過ぎ去るのをただじっと待つんだ・・・死にたい気持ちと闘わなくていい。死にたい気持ちを抱えて生きていくのはちっともおかしなことじゃないから」
    この物語はこれに集約されると思った。
    菜乃子がそう思えればよかったのに

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    2026年05月20日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    2026/05/20
    夜空に浮かぶ欠けた月たち
    窪美澄さん

    少しずつでいいんだ。
    欠けたままでいいんだ。
    焦らなくて大丈夫。
    月が満ち欠けを繰り返すように、
    心も満ちたり欠けたりしながら、
    自然と時間は流れていきます。
    ゆっくりでいい。
    解説。の言葉。
    胸に染みる。

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    2026年05月20日
  • じっと手を見る

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    ネタバレ

    性描写が多く、読み始めは嫌悪しか無かった
    ただ、次第に耐性が付いて読み進めた

    中でも、柘榴のメルクマールが印象に残った

    東京出身、お金や異性に不自由することのない、恵まれた人間はこのような人生を送るのか

    そういった人間らは、愛を知ることもないのかも知れない

    それは幸せなのか

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    2026年05月20日
  • ご本、出しときますね?

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    作家の人たちってこんなに話上手いんだなと驚く。
    飲み会の場で話しているようなフランクさもありつつ芯を食った内容になっている。
    紹介されている本も面白そうなものばかりで、ウォッチリストにたくさん入れた。話し手さんの本も未読のものは代表作くらいは読んでおこうという気になった。

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    2026年05月19日
  • たおやかに輪をえがいて

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    周りの友達との関わりから、どんどん主婦から自分の人生を歩んでいく姿に力強さを感じました。

    例え夫婦だとしても、1人の人間だし、自分のために生きていいんだと思えました。

    夫婦や家族の役割にとらわれすぎてその人の可能性を閉ざすのは勿体無い。

    結局は結婚しても自分の人生は自分の人生なので、自分次第だなと。

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    2026年05月18日
  • じっと手を見る

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    伝わったかどうかではなく、言葉にして伝えようとしたかどうかで、自分で納得していいんだ。美しいとされているおさまり方を避けて通るこの物語だけれど、それでもいいよねと思わせてくれる。

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    2026年05月18日
  • 夜に星を放つ

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    星が繋ぐ5つの短編集。各編の主人公が感じる喪失、孤独の解像度が高く没入感がすごかった

    五者五様の展開にもかかわらず、一様にどこか救いのあるラストで安心の読後感。家族との繋がり・関わり方を考えさせられる作品でした。

    「真珠星スピカ」が良き

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    2026年05月17日
  • 君の不在の夜を歩く

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    高校時代のクラスメイトの5人、その中心人物だった女子の自殺から、物語が始まる。
    5人がそれぞれに生きづらさを抱えていて、自殺をきっかけに各々の悩みと向き合い始める。
    どうしてこの5人が仲良くなったのか、ちょっと強引な感じがして、そこが引っかかったまま読み進めた。
    結局引っかかったままで、最後までストーリーにのめりこめなかった。

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    2026年05月17日
  • よるのふくらみ

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    ネタバレ

    一度挫折して再挑戦した小説です。
    読み進めていくうちに飽きない展開がきて私にしては早い3日で読み切りました。
    自分の気持ちってそんなに気付かないものなのでしょうか。
    圭ちゃんは1人になりたいと告げた時に無言で花瓶の水をみひろにぶっかけた時点でやば男なので絶対にやめて正解。まだ安定期でもないのに町内会で発表するのも論外なのでやめて正解。
    読んでいて裕太はものすごく魅力的な人だなーと思った。私でも好きになっているかも。
    私はセックスの重要性があまりまだわからないし個体差がありすぎると思うけどそれがうまくいかなければ破綻するということは理解しておかなければいけない…。
    最後圭ちゃんが風俗嬢とくっつく

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    2026年05月17日
  • 君の不在の夜を歩く

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    高校時代の男女5人組の20年後が描かれていている。
    友情物語かと思ったら、男女の枠を超えて恋愛感情が入り乱れていて、なかなか複雑な関係性。
    一方通行の気持ちのはずなのに、時に肉体関係を持ってしまうこともあって、「なんだかなぁ…」という気持ちになった。
    ままならなさを抱えている5人、それぞれの視点からの5章。最後はこのグループの中心人物でもあり、自死をしてしまった菜乃子の目線。この最終章は良かった。「死にたいと思う気持ちを抱えながら生きていけばいい」という言葉が、思い通りに人生が進まない5人の物語を読んだ後だから、すっと入ってきた。

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    2026年05月17日
  • 宙色のハレルヤ

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    恋愛のパターンがいろいろありすぎて、否定しないけど肯定するには、勇気が必要かな?でも、傍観的に楽しむには結構いいストリー達でした。

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    2026年05月16日
  • 君の不在の夜を歩く

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    自殺と自死の違い、それは受け止め方の違いなのかもしれない。
    誰かの死が残された誰かの生に与えるもの、永遠に答えの出ない問い、ぬかるんだ憂鬱の沼、歪んでしまった世界に歪まされる心。
    菜乃子という人間の不安定さやミステリアスさや特別さ、乖離していく当人以外からの評価と自己評価の差異。
    自死という答えは、選択した者たちにとってはどうしようもない程に正解なのかもしれなかった。
    本を読むことで吸収できるチカラのようなものは確実にあるはず。
    死生観は変わらずとも拡がりますね。



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    2026年05月16日
  • 給水塔から見た虹は

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    ネタバレ

    audible☆
    題名があまりしっくりこなかった。そこでなぜ給水塔が見ていると思うのか⁇本文にでてくるたび思ってしまった。

    登場人物の特徴・感想をメモに書きだし、この物語からなにを感じたのか?考えてみた。

    私はヒュウに感情移入していた…そして祖父の言葉に胸をうたれ、その言葉通りに生きているよ!と受け取った。

    「自分の人生をよくするために必死に考えろ。」
    「どう生きようとお前の人生はお前のものだ。誰のものでも無い。
    それがどんな人生でも、自分の人生を愛し生きるんだ。」
    「お前はわしの可愛い孫だ。わしの血がお前にも流れている。お前にできないことなんてなんにもないんだよ。辛いことがあるのなら戦

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    2026年05月12日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    鬱屈とした日常に、救いを見つける短編集。

    閉塞感がリアルで読んでいて苦しい。あれこれ考えて思考が負のスパイラルにはまる。もうダメかもと思った時、陽が射してじんわりと包み込まれるように気持ちが晴れてゆくのがとてもいい

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    2026年05月10日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    メンタルクリニックと純喫茶が舞台の連作短編。椎木夫妻も純さんも特別なことはしないけど、心をほぐす居場所を提供してくれる。
    窪さんの作品は、切なさが余韻として残るものが多いけど、この作品は徹底して皆が優しさをもらって前を向くストーリー。
    深みはないかもしれないけど、患者一人ひとりに感情移入できる分、少し元気になれる作品でした。

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    2026年05月09日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    ネタバレ

    それぞれのドラマ。あんまり明るい話ではないけど、
    タイトルがそれを全部綺麗に、なんなら爽やかな風吹きそうな雰囲気にしてくれる。

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    2026年05月08日
  • 私は女になりたい

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    娘として、妻として、母として生きる。
    だけどそんな家族の役割もいつかなくなってしまうかもしれない。
    それは喜ばしいことなのか、寂しいことなのかは分からないけれど誰かの何かでなくなっていくことで人としての素直な欲求が飛び出してくるものなのかなと思った。
    主人公の奈美の考え方や行動にはどうしてそうなっちゃうかなと思う部分もあったけれどそれも人間らしくて段々と好きになっていった。
    すごく野暮かもしれないけれど公平側から見るこの物語も読んでみたいなと思った。

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    2026年05月07日