窪美澄のレビュー一覧
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初読みの作家さん。
高校生男子と主婦がセフレの関係。
その旦那と姑がその二人以上に下衆な親子。
性の描写が直球過ぎるし、登場人物が皆んな残念な人々ですが、何故か引き込まれていくのは作家さんの文章力の力なのか。
物語は続き物ですが各章でメインが変わっていく内容。
後半につれて、深みに入っていきます。
圧巻は高校生男子の友達の章。
家は貧乏で父親は自殺。母親は他の男と別で暮らし、同居している祖母は重度の認知。そんな祖母を面倒見ながら、学校に通い、バイトで生活費を稼ぐという不幸の塊の中、SNSで主婦との関係動画が出回り引きこもりになった友達を誰よりも心配、味方になっている。その反面、その反面、その動 -
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登場人物それぞれの視点から物語を描くユニークな構成
読みやすかった
クラスメイト男子に惹かれる過程が瑞々しく描かれていた
誰かに次第にひかれていくズキン(あえてキュンと言わず、ズキンと表現(^^))とした感情が、わかるなーとリアルに描かれていた
互いに惹かれつつも、高校卒業 上京してからの過程も思春期から青年にかけての恋愛によくあるかんじに描かれていた
成長していく過程ですれ違っていくだろうタイプの違う2人
それはそれで、よくある恋愛だろうし、ただ、そうなっても年齢を重ねて懐かしい思い出となるストーリー、みたいにもう少し先の2人をみてみたくなった
最後の方の2人の肌を重ねる描写が、やけ -
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心が疲れてしまった人たちを、一軒の喫茶店と一軒のメンタルクリニックが寄り添い、少しずつ癒していく物語。
キラキラした大学生活を頑張りすぎた女性「キャンベルのスープ缶」
自分はADHDではないかと悩み、自己肯定感の低い青年「パイプを持つ少年」
恋愛に依存し、「愛されたい」という思いに囚われる女性「アリスの眠り」
不妊治療を経て高齢出産した後、産後うつに苦しむ女性「エデンの園のエヴァ」
生まれたばかりの子どもを病気で亡くした母親「夜のカフェテラス」
産後うつの末、幼い子どもを置いて家を出てしまった女性「ゆりかご」
こうして箇条書きにすると、どこか創作として整理されすぎた印象を受けるかもしれませ -
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小説宝石に掲載された5篇の連作短編集。
神奈川のハズレにある、古い団地のある町が舞台。
連なっていくのは、今年55歳となる同級生たち。
古い団地に漂う、少し淀んだような空気。
日常に暗部を抱えた彼らが、いや 日常の多くが暗部の彼らが ほんの一瞬だけ光る。
「トワイライトゾーン」
黄昏の境界に埋もれる数学教師。
「蛍光」
小学生の頃の記憶とともに、沼に引き込まれる主婦。
「ルミネッセンス」
これは不倫なのか、自分でもわからなくなり、車の光に引き込まれるような最期を迎える男。
「宵闇」
顔に残った傷のためにいじめを受ける中学生は、暗闇から宵闇へ。
「冥色」
過去から団地へ逃げてきた男 -
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ネタバレどんな小説か、前知識なく読んだ。伊吹有喜さんや古内一絵さんなど、すきな作家さんがいたから。いろんな作家さんの食べることにまつわる短編小説、と思ったし、途中中弛みして、最後まで読まなくてもいいか?と思ったが大間違いで、一番最後の窪美澄さんの作品が大号泣…お母さん、娘、定食屋の聡美さん、だれの立場も、優しく、切なく大号泣…読んでよかった。娘の巣立ちという、ある意味子育てでは成功だけど、空の巣症候群…なるよね、シングルマザーで頑張ってきたら特に。でも自分を変えなきゃ!と思って新しいことに挑戦するのとでよかった。ひいては娘の萌香さんが聡美さんも救った。なんていい話。
一つ前の古内一絵さんもさすが!ザ -
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ネタバレ【あらすじ】
人気作家6人による、ほろ苦くて味わい深い「食」と「人生」を描いた短編集。
■収録作
・幸せのカレーライス(伊吹有喜)
雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で――。
・四十歳の栄養(中西智佐乃)
美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々……。
・フレンチと返報性(藤野恵美)
かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。
・二代目のミンチョさん(伊藤朱里)
アイス屋でよく見かける女性は、いつも違う男性と来店していた。
・五十の壁が高すぎる(古内一絵)
よく訪れる店で食事をしたときに、茂樹が感じた異変とは。
・真っ -
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ネタバレ「『三人で撮ろうか』
僕がそう言って伯母と梓に声をかけると、母の両脇に二人が立つ。僕は三人の女に向けてシャッターを切った。僕を生かしてくれた女たちだ、と心のなかで思いながら」
DVを繰り返す父とそれから子供達を守ることができない母を持つ主人公、その妹と生まれた直後に捨てられた看護師が過去と向き合い、力強く自分の人生を歩み始める物語
前半の父親のDVの描写が過激で、過去に読んだ石田衣良の「北斗」を思い出した。 北斗は両親に反抗することができなかったけど、本作の主人公は父親に暴力という形ではあるものの立ち向かうことができて良かったと個人的には思う。
あの時に立ち向かったからこそ、より長く伯