窪美澄のレビュー一覧

  • 夏日狂想(新潮文庫)

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    モデル小説。窪さんの文章は本当に読みやすくて歴史の勉強にもなって、終戦記念日間近に読めた事も私の中では良かったな。
    あの頃を生きた人物達に思いを馳せる事が出来ました。
    装丁の写真が美しい。

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    2025年07月09日
  • 夏日狂想(新潮文庫)

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    前情報なく購入。
    水本が登場してすぐに「これはもしかして中原中也では?」と思い、調べてみるとやはりモデルは中原中也。
    もしかして…と思わせる窪美澄がすごい。
    中原中也に詳しくない私でも気づくかくらいに、彼という人間が表現されていた。
    中原中也と小林秀雄の恋人だった長谷川泰子がモデル。
    波乱万丈の人生を歩んだ礼子の物語。
    創造という世界で生きていくことの狂気。誰かを愛するという苦しみ。
    狂おしいくらいの想いに、私の心も震わされた。

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    2025年07月05日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    ネタバレ

    本作の内容は勿論だが、重松清氏の解説も素晴らしかった。
    「喪失や欠落ではなく"過剰"を描き出す」
    作中のリアルな性描写は、寂しさ、虚しさという飢えや渇きのようなものと捉えて読んでいたが、スポットは性癖や性欲に当たっており、なるほど、確かに過剰なものとの向き合い方を描いているのだなと考え直した。
    そう思うと、刺激的だった内容も優しさのように思えてくる。「過剰」である部分を曖昧にする事なくしっかり描き出すのは親切ですらあると思った。
    いい解説だけを集めた本つくってほしい

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    2025年06月24日
  • ご本、出しときますね?

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    これ凄い好き。

    私なんか全然本読んでないなーって思った。

    若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。

    タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。

    もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。

    沢山の本

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    2025年06月22日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    没頭する本に出会いたくてSNSで勧められていた窪美澄さんを知り、この本を手にしました。
    冒頭を読んだ時点ではなんだろうこれは少年期の恋愛の物語なんだろうかと、少し残念に思いながら一度閉じました。しかしまた別の日にじっくり読み進めていき、どんどんどんどん引き込まれていき、なんとまあ私は浅いんだろうと思いました。
    恋という題材を使って、主人公のその人柄が手に取るように伝わってきて、これがもうキュンとしてしまう。そして綺麗に終わらない、人間の性のどうしようもなさ。登場人物それぞれの生きてる日々が生々しくて、その中から拾える大切なもの。時折り、ハッとするような文章にも出逢い、日記に書き留めながら一気に

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    2025年06月18日
  • たおやかに輪をえがいて

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    現在40代の自分。すごく刺さる作品。前半の絵里子が他人事とは思えず、自分の行く末を見ているような気分だった。だからこそ変わっていく絵里子が眩しくて格好良くて、私もこんな風に生きたいと思う。

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    2025年06月12日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    これはすごいデビュー作。
    勿論フィクションだけど、
    キャラクター達の人生が妙にリアル。
    読んでてハッキリした結末では無いのに嫌ではない。
    静かに訴えかけてくる感じ。
    最悪な人生だとしても進むしかないと。
    間違いだらけでも進むのよ。
    と言われてる気がした。

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    2025年05月30日
  • いるいないみらい

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    ネタバレ

    無花果のレジデンスが印象に残った。解説の中で、励ましや転機となる言葉をくれるのが血がつながらない人である、との言葉があったが、この物語の中で主人公に声をかけてくれたすでに死んでしまった上司とその奥さんの温かい言葉が印象に残った。

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    2025年05月25日
  • アカガミ

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    国が設立したマッチングシステム『アカガミ』に志願したミツキ。近未来のSF的要素もあるディストピア小説。ミツキとサツキの心暖まる関係からラストの結末まで一気読みの面白さ!大好きな作品になった。
    #窪美澄

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    2025年05月17日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    過去のことに囚われて、ある時期に声が出なくなる壱晴と家族に囚われている桜子2人がひょんなことから出会う恋愛小説といえば、簡単になってしまうがそれ以上の感動があった
    1人で傷ついたことを抱えるよりも2人で抱えて支え合って生きていくというメッセージに感じた
    哲先生も壱晴のことを息子同然に考えていてほんとうに愛おしく感じた
    自分のキャパを超える辛いことが起きたら人にすぐに言えない壱晴の気持ちも共感できてとてもよかった

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    2025年05月15日
  • ははのれんあい

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    ドロドロした展開になるかと思った。そうではなかった。何が正解かは他人が決めることではない。合理化しているのでもない。どう行きたいかなのだと思う。

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    2025年05月09日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    手を止めることなく読み進めた。
    感動しました。
    由人も野乃花も正子も壮絶で、苦しかった,,,,。
    特に野乃花の章と正子の章は涙止まりませんでした。
    彼女たちがどうかこの先、強く逞しく生きていってほしいと思ったし、辛い時に手を差し伸べてくれる人は必ずいるという事をすごく感じた。

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    2025年05月06日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。
    4デザイン会社社長野乃花、デザイナー由人、高校生正子がそれぞれの事情の中で死を考える。
    死ぬ前に一緒に座礁したクジラを見に行くことになり、その中で生きる事・死ぬことへの考えが変わっていく話。

    正子の絶望がリアルで苦しくなった。
    母に自分のことは伝わらない、でも母の事は理解しないといけない。好きだから切り捨てることもできない。これは地獄だと思った。

    おばあちゃんの、死んだ大切の人が肩に乗っていると思ってその人達のために美味しいものを食べたり、楽しい事をしたりするといいっていう考えが良いなと思った。
    大切な人を失ったりすると、悲しいし一つずつなくなっていく気がする。で

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    2025年05月03日
  • 二周目の恋

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    めちゃ豪華な女性作家を集めたアンソロ。恋のお話なんだけれど、読後感が違うのが良きりお気に入りは、着ぐるみ同好会のお話、波木銅 「フェイクファー」と、久しぶりに再開する双子のお話、一穂ミチ 「カーマンライン」。

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    2025年04月29日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    1960年代、一つの雑誌を通して出会った3人の女たち。ライター、イラストレーター、編集雑務。女性が働き続けるということが、今以上に難しく大変だった時代。3人それぞれの選択と、それからの人生。多くの犠牲を払いながら、自分の選んだ道を突き進んでいく。私が生きている「今」は、先人たちが切り拓いてくれた「未来」だ。そしてまた私も精一杯生き、「未来」へと繋いでいこう。そんなことを思わせてくれる小説だった。

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    2025年04月18日
  • タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース

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    宮崎夏次系さんの装画が主人公みかげにピッタリ。
    タイトルにも惹かれる。
    各々、事情をかかえて暮らしている団地の人々と関わりながら主人公が成長していく姿、姉妹の絆が丁寧に表現されていて良かった。しかも読みやすかった。

    窪美澄さんは三冊目。
    じっと手を見る、夜に星を放つ、とはまた違う文体が読めて嬉しかった。
    度々出てくる擬声語?が可愛らしくて、重くなりがちなシーンを柔らかく優しくしてくれた。
    しっかり人の生き方について考えることのできる物語でした。

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    2025年04月10日
  • 二周目の恋

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    ネタバレ

    好きが詰まった盛り合わせ!めっちゃ良かった!
    最悪よりは平凡 (岛本理生)
    魔美のしんどさがしんどくて、それでも好きな人ができてこれから始まっていく感じに、人生捨てたもんじゃないよねと思えた。
    深夜のスパチュラ (綿谷りさ)
    ひとりで買物行く時のグルグルハイテンション感にめちゃくちゃ共感。スパチュラに泣けちゃう気持ちもわかりみしかなかった。
    カーマンライン (一穂ミチ)
    回想から始まるストーリー展開に安心感。「ホテル・ニューハンプシャー」読んでみようと思った。
    無事に、行きなさい (桜木紫乃)
    「アプンノ パイエ」の言葉の意味と2本の線のデザインがそのまま主人公へのメッセージになっていて良か

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    2025年04月06日
  • ご本、出しときますね?

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    いやー、面白かった。
    オードリー若林と作家二人との鼎談のテレビ番組を書籍化したもの。
    出演者の内面が見られるけれども、それが静かで、ただただ真面目な雰囲気な物ではなく、明るく面白い。作家というイメージは真面目で物静かで取っつきづらいなんて思っている人も居るでしょうが、そんな人こそこれを読んでみて欲しいです。
    作家だって明るく面白い普通の人なんだと思えます。
    でも、やっぱり何かについて考えたり、それを表現する事はとてもすごいと思いました。
    そんな人が3人も集まってトークをするんだからそれはそれは面白い。
    色々と読みたい本が増えました。

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    2025年04月05日
  • ご本、出しときますね?

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    あっという間に読んでしまった!

    本当に面白い、変わり者の集会
    みなさん一つ芯があるように感じる

    確かな言葉の重みがあって、
    そのリアリティーさが心地良い

    また読み直したいと思た

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    2025年03月16日
  • ははのれんあい

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    智晴がいい子すぎる。
    ただ、きっと真面目な父と母の性格も遺伝してるのかなとも感じた。
    自分の子も自分のやりたいことや好きなものを見つけてくれたら嬉しいなと改めて思わされた。


    育児を進める中で何か決定的なことがなくてもボタンの掛け違いみたいなことからすれ違っていくことはあるし、とてもリアルだった。
    優しいいい人なだけでは育児の慌ただしさは越えられない…
    バイタリティがいるな…と日々感じている今、とても共感するところが多かった。
    ずっと穏やかで静かな性格のまま育児をできる人は稀じゃないか?と思うし、そうできる人を尊敬する。

    蓮の花が咲く音、思わず検索して、本当にポンっと音がなることがあるのに

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    2025年02月25日