【感想・ネタバレ】アカガミのレビュー

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Posted by ブクログ 2023年07月15日

惹き込まれた。ミステリーみたい。現代の若者の考え方や生き方、現代社会に警鐘を鳴らしているように読み取れる作品。
好きだ。ラストがあいまいだけれど、読者に委ねられる感じが好きだ。
不穏な空気が流れるあたりからがたまらない。

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Posted by ブクログ 2022年07月22日

読んだ直後は現実離れした感じと薄気味悪さを感じて評価は3点位だったけど、コロナも合まって叫ばれる少子化と恋愛離れにこの物語が頭から離れない。
時間をかけてじっくり熟成出来る物語です。
どうか今の感想を持ち続けて未来にも読んでみて欲しい。

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Posted by ブクログ 2024年04月09日

読み進めるにつれて、これは何かとんでもないことが起きるのでは…とハラハラした!
ラストの衝撃といったら…
やっぱり窪美澄先生の作品は好きだ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月04日

アカガミは国が少子化対策として打ち出した制度。利用者はアカガミが用意した団地で生活する間は生活が保障される。そして、アカガミを通して生まれた子供は国のものになる。初めから嫌な予感はしていたけど、国が子供を増やすための効率的な制度だった。今の時代はお節介おばさんやお見合いも無くなっているので、このよう...続きを読むな制度があることは子供を増やす上で効率的だと思う。しかし、それは国としてメリットがあるだけで、1個人としては自由恋愛から自分の意思で相手を選び結婚して子供を授かりたい。初めて読む小説テーマだったので、作品として面白いと感じた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月12日

窪先生ってホラーも描けるんだと思った。
伏線回収とエンドでの衝撃。

1人で生きることを選択できる時代が、選択せざるを得ない時代が、自分たちの年齢から多くなっているのは感じる。
だからこそ、結婚とか出産とか、なんかわかるなぁって事たくさんあった。

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Posted by ブクログ 2022年11月28日

こんなにいい待遇でどんな結末が待っているのだろうと怖さを感じながら読んでいたら、驚愕のラストだった。
アカガミの子にならなくてよかったとサツキと同じように安心した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年07月28日

あくまで、フィクション。でも現実。
そんな内容で、引き込まれる作品。
-あんたたちはどんな身分なん-
違和感が徐々に募るサツキ。
伴って不安感が募る読者である私たち。
最後にはハッピエンドのようなバッドエンドのような、不思議な終わりを迎える。
引き込まれる作品でした。 

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Posted by ブクログ 2021年06月21日

2030年の日本でお見合いシステム「アカガミ」のお話でした
選ばれた二人が団地で暮らし、まぐわい、子を産み
子を育てる
食住を用意されていて良さそうと思ったが・・・

これはちょっと続編もありそうな予感も

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Posted by ブクログ 2021年03月08日

生にも性にも興味を失った若者たちが蔓延る日本で
国が設立したお見合いシステム"アカガミ"
各々の理由で"志願"し出会ったミツキとサツキが
初恋をする描写が微笑ましい気持ちになりつつも
そこはディストピア小説で、
生が貴重になったからこそ、はみ出す事に容赦が無い...続きを読む
不穏な世界感。
産婦人科に勤める知人曰く、割とよくある事らしいので、
それくらい許してよ…と思うところもあるけど、
それが許されなかったからこその結末で、
他の方のレビュー通り、オチからの終幕が早すぎて
物足りなさはあるものの、オチ自体は好き。

なぜ"アカガミ"で、なぜ"志願"なのだろうと思っていたけど
その名の通り、そういう事なのかな。
アカガミ的な志願は嫌だけど、現代もこれくらい手厚くしてくれたら少子化は解決しそうだし、政府のAI婚活でジワジワ現実味のある話になりつつある気もする…

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Posted by ブクログ 2021年03月03日

生殖管理ディストピア〜いや、見方によってはユートピアか?と思いながら読んでたらラストがマジでディストピアで慄いた。そっちか。

*

多くの若者が恋愛を知らず、性を知らず、生そのものに対する興味を失ったまま生きている2030年、日本。
国が設立したお見合いシステム「アカガミ」に志願した主人公、ミツキ...続きを読む
パートナーに選ばれたサツキとの暮らしを通じて、恋愛や性を知り、やがて家族を得る。

途中の恋愛描写がほのぼのきゅんとしすぎていて普通に和んだし、アカガミのサポートが手厚すぎてやっぱりユートピアでは、と思ったりした。

ラストは希望だけれど、絶望だなあ

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Posted by ブクログ 2018年12月17日

少し前に村田沙耶香の『消滅世界』を読んだばっかりだったので、作品が放つ匂いとでもいうのでしょうか、設定や世界観などの類似性に驚きました。念のためですがパクリとかいってるわけじゃないですよ。2作とも河出書房新社の「文藝」が初出で、発表もほぼ同時期なので、恐らく編集部が似たようなテーマでオーダーを出した...続きを読むのでしょうね。どちらも面白いですが、個人的な好みでいうと主人公たちの心情や行動により納得感があるという点で、本作のほうに軍配をあげたいです。まあ『消滅世界』は『殺人出産』との対比で評価を下げた面があるので、著者の他の作品を読んだら印象が変わるかもしれないのですが。
ところで、窪さんがこういうSFチックな作品を書かれる方だとは全然思っていなかったので、読み終えてちょっとびっくりしました。もちろん窪さんらしい官能描写もあるにはあるのですが、既読の作品と比べると随分おとなしめな印象です。意外性のあるラストを含めて、著者の新しい一面を見ることができる作品だと思います。ただ、設定を今から十数年後にしたのはちょっと早すぎたんじゃないかという気はしました。これほどの意識の変化がこんな短期間で起きるというのは、さすがにちょっと無理があると思ったので。

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Posted by ブクログ 2023年02月13日

終わり方があやふやだからこその
この評価(2寄りの3)なんだけど、初めて読んだ時もだけどなんかずっと頭から離れないんだよ…。
理想郷と思いきや、暗黒世界。
多分ハッピーエンド。
初めて読んだのが5年前だから、
2030年はまだまだ先という気持ちだったけど、
あと7年経てばこんな日本に世界になってるの...続きを読むかもしれない。
興味ってどんどんなくなるばかり。

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Posted by ブクログ 2023年02月13日

若者の多くが、恋愛や結婚、子育て等を望む事が希薄となっている、近未来、日本。
若者達は、一人で生きることを選択して、未来への閉塞感からか自殺が増加している。
国は、“アカガミ”という、ほぼ出産を目的としたお見合いシステムを政策として作り上げていた。
SF的なお話ではあるけれど、マッチングされてからの...続きを読む男女は、恋愛に不慣れな見慣れた構図のようだ。一緒に暮らす事から、情が生まれ家族の片鱗をうかがわせる。
「アカガミ」のシステムは、問題のない男女から問題のない子供の出産を目的としているところに異常さがある。そこから外れれば、潔く放出する。ラストはリドルストーリー的。そのシステムから逃れた方が、おそらく人として幸せを得そうだということ。まあ、現状日本を誇張しているようなところが怖いでしょうか。

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Posted by ブクログ 2021年08月09日

極端に少子化が進んだ近未来の物語。
ミツキとサツキの2人の距離感がほほえましくて昔のピュアだった頃の恋愛を思い出した。
でもまぁなんとなくアカガミ制度は最初から胡散臭い感じでそういうことなんだろうなって雰囲気はあったけど最後はちょっと急ぎ過ぎたかなぁって感じがした。最後のサツキの込み上げてくる笑いで...続きを読む察してくれよってことなのかなぁ。

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Posted by ブクログ 2021年06月12日

少子化問題から、過去を描く。
確かに現代の若者は、あまり恋愛をしないのかもしれない。
会社の若い子達を見ていても、そんな気配すら感じられない人ばかり。
この話はそんな若者たちを国がカップリングして出産まで導いていく。
それが、アカガミ。
応募すれば、自分だけではなくて家族もが生活の補償をされる。
...続きを読むして、妊娠した暁にはもっと手厚い生活が待っている。
ただ…その先に待っているものは…
戦争の時代の赤紙…やはりそれを彷彿とさせる…
2021.6.12

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Posted by ブクログ 2021年03月04日

少子化問題を軸に2000年以降に生まれた若者たちが描かれています。

草食化が進み恋愛、結婚もしない、自殺者が増え平均寿命が40歳と言う設定です。

主人公は無作為に選ばれたミツキとサツキのカップル 終盤からドラマ化された「わたしを離さないで」にリンクする様な錯覚に陥りました。

国が立ち上げ...続きを読むた「アカガミ」と言う制度にはほぼリアリティーはなく、結末も少し拍子抜けした感じが残り残念でした。

テーマや内容自体は面白いのでもっと深く掘り下げて欲しかったです。

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Posted by ブクログ 2021年01月04日

正直こういうありえないだろ!って設定の作品はあまり好みでは無いんですが笑、女として生まれてきた意味とか、生きる意味を見出せない若者の闇とか、やけにリアルなところもあって一気読みしました。

2030年の設定だったけど、こんな未来来て欲しくない

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月28日

少子化対策として「アカガミ」に志願した人には至れり尽くせりの国の制度。
今から少し未来の若者の生き方が描かれているが、もう現実の今も、その若者達の恋愛観や結婚観に片足を突っ込んでる気がしてならない。
ミツキとサツキの、お互いを理解しようとする心情が何だか始まりは「アカガミ」でも可愛かった。
悲観的な...続きを読む終わり方でなくて良かった。
人を好きになること自体が分からずに、恋をした時の喜びや悲しみや切なさや寂しさを感じ取れない、感じ方すら分からない、この本の若者達は決して小説だけの話ではない·····気がしました。

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Posted by ブクログ 2019年06月17日

国家が管理するお見合いシステム『アカガミ』。手厚いサポートに隠された新制度の真の姿とは?生きることの選択と生命の躍動に触れる衝撃作。
現代文明への警告ともいえる問題作。高齢化社会に少子化、人口減少にひきこもりなどが社会問題化しているが、原因は若者の性離れにあると思う。生身の異性を愛せないという人間の...続きを読む本質から外れる者の増加を解消しないと解決できない。極論だが、本当の愛とは、愛する人の「汗、におい、べとべと、ねとねと」を包容できるかだと思う。

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Posted by ブクログ 2019年05月15日

ディストピア小説とでもいうのか。近未来の日本は果たしてこの小説のように病んだ社会なのだろうか。精神疾患が当たり前で若者は夢も希望も抱けず、恋愛もできず…。それはさておき。国が設立したお見合いシステムでカップリングが成立した一組のカップルの物語。女の順応力の高さに恐れおののく。それが良い悪いではなく。...続きを読むあえてわざわざ「番い」「まぐわい」などの言葉で産めよ、増やせよと生活まで保障する裏にあるのは実際のところ不明だ。何不自由なく与えられた生活と己の手で掴む未来とどちらが幸せなのだろうか。

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Posted by ブクログ 2019年03月31日

アカガミというシステムにより人口動態を維持しようとする国家プロジェクトの設定はとても面白い。現代の結婚観や家族観、性に対する拒否感を考えるとあり得ないとも言い切れないし、未来を考えるうえで避けては通れない仕組みなのではと思わされる。
一方で本筋となるこのアカガミシステムは、情報統制という古い仕組みが...続きを読むベースとなっており、ラストの展開も、国家プロジェクトからしたら本当にそうなる?という疑問符のつく内容であるところが残念。

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Posted by ブクログ 2019年01月02日

物語の舞台は未来の日本。急増する若者の自殺と性、恋愛離れ。
国はお見合いシステムを始動させるが、、、

ミツキをアカガミに誘うログの位置付けも何となく謎なまま。
ミツキの母親も何となく放ったらし感があり、何処と無く落ちが纏まらない印象が(^^;;

アカガミは言葉から想像出来てしまったり、、、

...続きを読むとも不思議な世界観だったが、私の好みではなかったなぁ。。

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Posted by ブクログ 2018年11月25日

舞台は2030年代の日本。
若者が他人への興味を失い、恋愛や結婚をしなくなり、どんどん進んで行く少子高齢化。
この辺はリアリティもあり、実際今の日本が少しずつ近付いている未来に思えた。
「アカガミ」という国の制度自体も突拍子もないものには感じられない。
「アカガミ」を通じて主人公ミツキとサツキが少し...続きを読むずつ心を通わせて行く過程や、妊娠した後のサツキの変化、またそれにとまどうサツキの気持ちの描写も良かったと思う。

そこまで丁寧に描いていた分、ラストに起きる急転直下と終わり方については、少し雑というか、放り出されたカンジがした。
謎も多く残ってるし、「アカガミ」側の対応も合理的なものとは思えなかった。

消化不良である…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年10月20日

若者たちは人との交流を煩わくなって、友達や恋人がいないという、極端な未来の話で設定が面白かった!!その後はどうなったのか、終わり方がモヤモヤしたので星三つ。

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Posted by ブクログ 2018年10月14日

急増する若者の「生/性」離れに、国が始動させたお見合いシステム「アカガミ」。
人が出会い、想い合い、つながり、新しい生命が誕生することは普通ではなく、奇跡的なことなんだなぁ。
少しずつ距離を詰めるミツキとサツキがとても愛おしい。
国のサポートを受け、何の不自由もなく整えられる環境。それは飼われている...続きを読むのでは?
「アカガミ」はやはり「赤紙」であった?
まだ先を見守りたいところで終わってしまったけど、微かな希望が見えた気がする。

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