あらすじ
2030年、若者は恋愛も結婚もせず、ひとりで生きていくことを望んだ――国が立ち上げた結婚・出産支援制度「アカガミ」に志願したミツキは、そこで恋愛や性の歓びを知り、新しい家族を得たのだが……。
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Posted by ブクログ
アカガミは国が少子化対策として打ち出した制度。利用者はアカガミが用意した団地で生活する間は生活が保障される。そして、アカガミを通して生まれた子供は国のものになる。初めから嫌な予感はしていたけど、国が子供を増やすための効率的な制度だった。今の時代はお節介おばさんやお見合いも無くなっているので、このような制度があることは子供を増やす上で効率的だと思う。しかし、それは国としてメリットがあるだけで、1個人としては自由恋愛から自分の意思で相手を選び結婚して子供を授かりたい。初めて読む小説テーマだったので、作品として面白いと感じた。
Posted by ブクログ
窪先生ってホラーも描けるんだと思った。
伏線回収とエンドでの衝撃。
1人で生きることを選択できる時代が、選択せざるを得ない時代が、自分たちの年齢から多くなっているのは感じる。
だからこそ、結婚とか出産とか、なんかわかるなぁって事たくさんあった。
Posted by ブクログ
あくまで、フィクション。でも現実。
そんな内容で、引き込まれる作品。
-あんたたちはどんな身分なん-
違和感が徐々に募るサツキ。
伴って不安感が募る読者である私たち。
最後にはハッピエンドのようなバッドエンドのような、不思議な終わりを迎える。
引き込まれる作品でした。
Posted by ブクログ
「生きるのぜーんぶ、誰かに決めてもらったらいいのに」という手作りポップを見て購入。初めて読む著者だった。
なんとなく、翻訳版の韓国小説のような雰囲気があった。主人公らの語りがほとんどだからだろうか、登場人物の口調が現代人風ではないからだろうか。いずれにしても、あと数年あとの2030年がこんな感じなら文化というのは一瞬で廃れるんだろうなと思った。
「アカガミ」という制度自体は面白いと思う。妊活している自分としては、手厚い健診やらサポートやらはありがたい。実際にこの名前で紹介されたら引くが……。
個人的には、解説を読んでやっと読み終えられたと感じた作品だった。とても今風で面白いとは思うが!