あらすじ
デザイン会社に勤める由人は、失恋と激務でうつを発症した。社長の野乃花は、潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。死を選ぶ前にと、湾に迷い込んだクジラを見に南の半島へ向かった二人は、道中、女子高生の正子を拾う。母との関係で心を壊した彼女もまた、生きることを止めようとしていた――。苛烈な生と、その果ての希望を鮮やかに描き出す長編。山田風太郎賞受賞作。
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Posted by ブクログ
手を止めることなく読み進めた。
感動しました。
由人も野乃花も正子も壮絶で、苦しかった,,,,。
特に野乃花の章と正子の章は涙止まりませんでした。
彼女たちがどうかこの先、強く逞しく生きていってほしいと思ったし、辛い時に手を差し伸べてくれる人は必ずいるという事をすごく感じた。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった。
4デザイン会社社長野乃花、デザイナー由人、高校生正子がそれぞれの事情の中で死を考える。
死ぬ前に一緒に座礁したクジラを見に行くことになり、その中で生きる事・死ぬことへの考えが変わっていく話。
正子の絶望がリアルで苦しくなった。
母に自分のことは伝わらない、でも母の事は理解しないといけない。好きだから切り捨てることもできない。これは地獄だと思った。
おばあちゃんの、死んだ大切の人が肩に乗っていると思ってその人達のために美味しいものを食べたり、楽しい事をしたりするといいっていう考えが良いなと思った。
大切な人を失ったりすると、悲しいし一つずつなくなっていく気がする。でも’大切だ’と思えた人やモノがいたことは素敵なことだし、もしそれがなくなったとしてもその気持ちは持ってていいと思う。その人やモノのためにもっと人生を楽しもうという考えは取り入れたいなと思った。
動物界がそうであるかのように、生きるとか死ぬとか第3者からするとどうでもいいことなんだよね。
死のうが生きようが関係ない。
助けるということも自己満足。
だったら、自分のために生きようと思えた。
幸せな時にもう1度読みたいなと思った。
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自分ではどうしようもない不幸な境遇の三人。湾に迷い込んだ、死を待つクジラのようにもがいて生きている。一緒にクジラを観に行かなければ、それぞれ死んでいたかも知れない。
窪美澄さん作品は究極を迫ってくる。
Posted by ブクログ
由人、正子、野乃花それぞれの短編があり、最後の章でそれぞれと関わりある周りの人々との話がある連作短編のような1冊。突拍子もなく登場したクジラが、最終的にはクジラでよかった、クジラくらいの衝撃があったからそれぞれ前に進めたんだなと思えた。
血の繋がりは家族になるのに関係なくて、自分にとって居心地がいい場所が実家になるんだなと感じた
Posted by ブクログ
久々の窪さんの小説。多分17冊目。何故かこの作品は読むタイミングを逃していたようで…。
この小説の主人公3人のように人生に絶望して生きる気力を無くした経験はないけれど、3人の辛さ、孤独感、絶望感がひしひしと伝わって来ました。
1番身近な家族がきっかけだった場合は逃場がなくどうしようもないですね。少しでも早く離れて暮らすことが良いのでしょうが…。この小説のように赤の他人でも心配してくれる人も話を聞いてくれる人もいる。湾に迷い込んだクジラのように生きる事と死ぬ事の間で揺れ動く3人の姿を上手く描いていたと思います。
迷える者、含む私
いくら頑張ってもかなわないこともある。
都会でも田舎でもそれぞれに苦しみがある。
クジラもたとえ海に戻っても
生き延びられるかはわからない。
人間も遅かれ早かれ死ぬともいえる。
でも、たとえ死がすぐそこに近づいていても
別の生き物でも、
見知らぬ人でも
誰かが少しでも自分がいることを
ほんとに少しでも認めてくれたり
ちょっとでも意義を感じてくれたら
しのげる。
誰かに自分を否定されても
また誰かが自分の何らかの面の
良さに気づいてくれることもあって
しのげることがある。
人間は弱くて正しくないから
自分や他人を不幸にするけれど
そのくせ、また自分や他人を求めたり
気にしたりする。
それに
その肩に乗っているとも思える
すでに死んでしまったり
別れてしまった人たちを感じながら
自分たちの弱さに
本当に怒りを覚えて
生きている者の役割を
思い出したりする。
短絡的な性や生の描写には
そんなに馬鹿ではないとも思うが
といっても自分もそんなに正しくない、
違った種類の似た効果の失策を
したりされたりしている
とも思えるから
この迷える人たちと
自分は同じ面を持っていると
思う。
迷える者、含む私、だ。
Posted by ブクログ
壊れかけた3人の主人公達の物語。結構、重いお話ですが3人のキャラが憎めなくて、何とか立ち直って欲しい思いでページをどんどん進めることが出来ました。でも、前半はしんどかった^^;
Posted by ブクログ
最初は一人の男性のお話で物語が進んでいく。章が変わると主人公が前章の男性と関わりのある女性のお話が始まる。そんなふうに章が変わるたび主人公が変わり、3人の物語が紡がれていく。
そして、バラバラだった3人の物語が一つになった時、物語の熱量が一気に高くなる。
精神的にしんどくて「もう、死にたい。」と思った時に読むと、生きるための強さをもらえるそんな小説だった。
Posted by ブクログ
ある意味で毒親の元で育ったばらばらの3人が、どうにも生きるのがしんどくなった末、なぜか湾に迷い込んだクジラを見に行く話。亡くした大切な人を想うばあちゃんや、正子の母親を説得した野乃花のしなやかさが心強い。
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『ソラナックスルボックス』では、15歳で子供を産んだ由人の妹の姿を、物語でよくある破滅した家庭の一つだと見ていた。由人、野乃花、そして正子がそれぞれの生活に苦しみ、沖合に迷い込んで自らの死を待つクジラに各々を重ね合わせる中、クジラがいる町の役員・雅晴の自殺した妹を思った、「生きてるだけで良かった」と言う言葉に出会った。それで、私は、家庭を壊した由人の妹は、病んで自殺するよりよっぽど健全だと思った。
この物語を通して、私は「生」と言うものがいかに貴いものであるかを痛感した。生きてさえいれば、若く身籠っても親の束縛に反してもなんでもいいのだ。
Posted by ブクログ
正子の話は苦しくなりました。母親の愛情も行き過ぎると毒です…でも由人の母のように無関心過ぎても毒…匙加減が難しい。
妊娠してからの野乃花の母にも気持ち悪さを感じました。彼女が逃げ出してからその母がどうしたのかが気になります。
最後は3人とも前向きに人生を歩もうとしているところが救いでした!
Posted by ブクログ
薄皮一枚で繋がっている生というか、常にどんな人も死と隣り合わせで、その中でなんとか生きれるなら生きていく。
『僕は死なない。たぶん。』
というラストが印象的だった。
『たぶん』と最後につくことで、ものすごく現実味あふれる話になった気がする。
Posted by ブクログ
家庭環境に恵まれず、生きづらさを抱えた3人が偶然にも出会い、クジラを観に行くことになる。由人が突拍子に「せめてあの迷いクジラを観てから死にましょう!」と野乃花に言う流れが強引で若干無理があり、ツッコミたくなるのだが、極限状態になったら人間何を思いつくか分からないもの。こういう展開は現実にあるのだろう。
3人が出会いクジラを観に行くまで、それぞれの人生が各章で詳細に紹介されているのだが、描写がとても直球でストレート。壮絶な経験を重ねる中で、悔しさ・惨めさ・反骨精神・諦めといった感情を抱え、時には押し殺しながら、3人が静かに1人で戦ってきた様子が描かれている。
苦しんできた3人が行動を共にする中で、疑似家族のような状態になるのだが、相互に理解を示し、気遣いをしつつ、自らの再起を見いだしていく。そのキッカケが、迷いクジラの事情を理解することや、現地の老婆との交流だったのだろう。クジラの専門家が登場して、3人にクジラの体質や行動特性を語る場面が印象的であった。3人は「クジラが可哀想、早くふるさとの海へ帰って!」という大衆のエゴに流されず、一歩引いた形で、迷いクジラを自らの人生に投影させていたのだろう。
Posted by ブクログ
3人の主人公が抱える絶望感に心苦しくなりながらも、それでも生きようとする3人の姿に救われたような気がした作品でした。
本作の主人公は3人いて、1人はデザイナー会社に働く由人、そのデザイン会社を経営する野乃花。そして高校生である、正子。この3人は自らの境遇に深く絶望し、自ら命を断つことを考える。そんなおり、ニュースでクジラが座礁したと知り、人生の最後としてそのクジラを見に行くことにするというストーリー。
まず素晴らしいと思ったのは、3人の抱える絶望的な境遇の描写です。親の愛情から見放される描写、窮屈な島暮らしの中で、若気の至りで子どもを妊娠してしまう描写、親の過保護が行き過ぎてしまい、親に縛られる描写。三者三様でありながらも、しっかり絶望感が伝わる丁寧な筆致で、辛すぎて思わず涙が出そうになりました。
それでもクジラを見に行くことを通して、生への希望を見出す3人に少し勇気をもらえた気がします。生きづらさの形は変わっても、生への執着は失ってはならないのだなと改めて思わされる素敵な作品でした。
Posted by ブクログ
家庭環境に恵まれなかった結果、生きづらさを抱えてしまった3人が絡む物語。
一人目は由人、24歳。
東京のデザイン会社に就職して激務を強いられるのだが、ミスも多く自分に自信が持てずに悩み続けていた。
二人目は野乃花、48歳。
由人が勤める広告制作会社の社長。
世の不況の煽りを受けて経営に行き詰まり、死を覚悟する。
3人目は正子、16歳。
神経質な過剰とも言える程の母親からの干渉に、正子は幼い頃から自分の意志を押し殺して生きてきた。
同級生の姉と知り合って自由な行動と考えを知り、自身の考えを押し殺して生きている自分に初めて疑問が生じる。
由人はどん底に陥った野乃花が自死しようとしている事を知り、ニュースで話題になっている東の港に迷い込んでしまった鯨を見に行こうと声をかける。
お互いに死ぬのはその後でいいじゃないかとの言葉に、何故か野乃花は同意し、二人の先が見えない旅が始まる。
途中、異様な風体の正子を野乃花が見つけ、強引に鯨見物に同行させてしまう。
そして港に迷い込み、死を目前にしている鯨を見ながら、3人はそれぞれの人生を振り返る日々を送るようになる。
この小さな港町で、3人を暖かく迎え入れてくれたお婆さんの優しさが、迷える3人に大きな影響を与えることになる。
Posted by ブクログ
総じて面白い作品だったのですが、あまりに登場人物の苦悩が生々しく描かれているのでちょっとネガティブな印象は受けるかもしれません、その意味でやや好みが分かれる作品かと思いますがとにかく文章がきれいで引き込まれました。
少し長いですがガッツリとした読み応えを求める人にはおすすめの一冊です。
Posted by ブクログ
不器用ながらも一生懸命に生きて、過ちを犯して、傷つけられて、傷つけた、察するに余りあるほどの3人(本当はおばあちゃんと雅治の2人も入れたい)が出会い迷いクジラを見に行く。
ク、クジラ、、?!?!
なんとも意表をつく展開で唯一無二のストーリー。そこをすんなり受け入れてしまえるのは、全てにおいてリアリティがすごいからだと思う。全ての登場人物が本当に実在するかのような、温度と痛みを抱えている。
もうダメかと思ったクジラが、もがきながらもう一度海へ帰っていく。その後、どれだけ生きるか、そんなことは分からない。クジラを人間と同じように考えてはいけないという、身近にいたらめんどくさそうなクジラ博士の言葉が真理である気がして胸に残った、けど。それでも、人間だから人間としての心でクジラを見た時に、やっぱり希望をもらうんだよね。重ねてしまっていいじゃない。クジラに勇気をもらった人たちが少し日が差し始めた明日へと進んでいく。それぞれにまだまだ課題は山積みのままで。なんなら何も現状は変わっていないのもしれないけど、それでも一つ大切なものを握りしめた3人が!さわやかな読後感。後書きも素晴らしかったです。
一つお願いが。↓
若本先生に連絡してあげてほしい・・・今もきっと心配しているだろうから!
Posted by ブクログ
2023/12/29
死のうかなと思った由人。死にたくなってしまった野乃花と、死なせたくない由人。死にたくなってしまった正子と、死なせたくない野乃花。
自分が死にたくても、死んで欲しく無い人はいるんだよね。
鯨を見に行く3人。
野乃花の人生がやり切れなかった。高校生に手を出す成人は総じてダメ男。
正子の人生も涙が滲んだし、リストカットの描写が胸が痛かった。かまってちゃんで切ってるわけじゃ無い。
人の人生、何があったかなんて外からはわからない。
Posted by ブクログ
生きる意味を失い、生きる気力を無くした三人それぞれの苦悶に胸が苦しくなったが、クジラを見に行くというきっかけで三人が行動を共にし、現地の人々のやさしさのなかで三人の絆が強まっていく様子と、もう一度前に進んでみようという心の動きに感動した。生きることで失う悲しみや苦しみも味わうはめになるけれど、新たな光を見出し大切な何かを得ることができる。生きることが許される限り強く生き続けていこうと思わされる作品だった。
Posted by ブクログ
再読本。
生きづらさを抱えた主人公3人の半生と、その3人が一緒にクジラを見に行く旅を描いた小説。
3人それぞれが生まれ育った環境や日々の生活で感じる息苦しさの描写が詳細でリアリティがあり、一度読んだことがあっても、読みながらこちらまで息苦しいような感覚になる。
浅瀬に迷い込んで弱っていく傷だらけのクジラの描写が、傷つき途方に暮れる3人と重なるように思えた。
明確な希望や救いがあったわけではないけれど、とにかく生きてほしいという強いメッセージを感じる、清々しい終わりだった。
Posted by ブクログ
様々な理由で生きることを止めようとした3人が、一緒に過ごすことでそれぞれが生きる意味を見つけて行く。
触れ合った人達がくれる優しさの大切さを感じさせてくれる作品。
Posted by ブクログ
人は人生の長短に関わらず生きているのが嫌になる瞬間がある。エアポケットのように唐突にはまってしまっった、社長と従業員、道端で拾った女子高生。この3人の再生の物語。家族というのは期待や心配という鎖で縛ってみたり、血の繋がりしかない放棄や放置してみたりと中々厄介な存在ではある。理解して欲しい、理解したい。だけど、理解なんてできないのは家族で、人生の迷路に迷い込んだ3人の出口はどこにある。「あいつもなんか、迷っちゃってんですかね」
Posted by ブクログ
2025-07-27
大半は辛い。特に2章、社長の話は読むのが苦痛だった。たぶん、その状況だけは自分に絶対理解できないものだから、余計に辛かったのだと思う。
世界は自分のせいではなく残酷で、クジラは自分とは無関係に存在している。けれど、自分もクジラとは無関係に存在しているし、存在していていいんだ。
Posted by ブクログ
1〜3章目まで家族が崩れていく様子や、死にたくなる程の苦しみがこれでもかと盛り込まれていて息がつまった。家族というものは関心がなくても愛が強すぎても子供を持っても上手くいくものではなく、たくさんの境遇がある。最後の章で座礁した鯨を観に行き、そこで出会った家族に触れ合うことで3人の気持ちが少しづつ変化していく様子が人間的でとても良かった。「鯨が生死を彷徨っている=人間が生死の選択を迷う」ことがリンクしていて考えさせられる。
死にたくなるような事は生きていたら必ずあるけど、それでも生きるしかないと思える作品。
Posted by ブクログ
Ⅰ.ソラナックスルボックス
田宮由人
北関東の農家の次男として生まれる。東京の三年生のデザインの専門学校に進む。デザイン会社に勤める。失恋と激務でうつを発症した。
溝口
由人の会社の同僚。同じデザイン学校を出た先輩。
ミカ
輸入物の子ども服や雑貨の店で働く。専門学校の一つ上の科に通っていた。由人と付き合っていたが、浮気しておるところを由人に見られた。
由人の二歳年上の兄。
由人の二歳年下の妹。
亜優太
由人の妹が中学三年で産んだ男の子。
中島野乃花
由との会社の社長。年齢不詳。潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。
畠
会社でいちばん年長の男性。経理。
長谷川
いちばん年長のデザイナー。
心療内科の医師
Ⅱ.表現型の可塑性
野々花
野々花の父
漁師。
野々花の母
缶詰工場で働く。
若本
野々花の担任で美術部の顧問。
横川英男
若本の大学の同級生。
横川英則
絵画教室の先生。若本の幼なじみで大学の同級生の息子。
晴菜
野々花の娘。
島田
由人
Ⅲ.ソーダアイスの夏休み
篠田正子
小学校入学から母に記録をつけるように言われる。
正子の父
東京に本社のある文房具メーカーの営業マン。
正子の母
最初の子を七ヶ月で亡くし、正子を大切に育てようとしている。
風花
正子と同じマンションに住む。
海老原薫
バス停で正子に水色の棒アイスを差し出した。
忍
海老原の双子の姉。
Ⅳ.迷い鯨のいる夕景
由人
野々花
正子
前園
水産課クジラ守り隊隊長。
クジラ博士
ブルーのつなぎを着た男性。
雅晴
クジラ守り隊。
ばあちゃん
雅晴のばあちゃん。
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3人の登場人物が、それぞれ少し歪んだ家族(母親)の愛に苦しみ、仕事や人生に疲れ果て、打ち上げられたクジラを見に行く。そこで過ごす数日間で、また前を向いて生きていこうと歩き始める。最後はスッキリ。
この話は親の愛がテーマではないが、私の心に一番突き刺さった母親の愛。どれも子供が可愛さゆえに、行き過ぎてしまう行動。
自分も気を付けなくては…。
この作家さんは初めてだったけど、すごく読み易くて引き込まれてしまいました。また違うものも探して読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
2013年(第6回)。6位。
いろんな目にあって、迷ってる3人と迷ったクジラの話。
人間がクジラを救うとか、おこがましいね。すべて自然の摂理。
って、由人くん、きもい。ミカかわいそうw
ののか、会社がんばれ
まさこ、親と離れるは正解
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誰が誰を助けたとかそういうことじゃなく
人は結局は自分で行動して少し先の未来を変えていくんだと思った。
それぞれが辛い思いをしてここまでやって来た。
どこにもぶつけられない気持ちを抱えて。
クジラが海に帰れたとしても、生き延びることができるかどうかはわからないのと同じで
その選択をしたからと言って、いい未来が待っているかどうかは誰にもわからない。
でも、ほんのちょっと先の未来がよくなりそうなら
やってみてもいいんじゃないかなと思う。
Posted by ブクログ
絶対に死ぬな。生きてるだけでいいんだ
セリフとしては月並みなひと言かなと、
抜き書きして今思うけど、小説の中でこの一節を読んだ時、涙出そうになった。