夕木春央のレビュー一覧

  • 方舟

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    最後の最後に…

    やっと犯人がわかったのにまさか全員犯人の手の上で踊らされていたことにびっくり
    大犯人のどんでん返しが楽しめるが最高に狂っている

    #切ない #怖い

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    2025年05月02日
  • これが最後の仕事になる

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    最初の一文目が同じアンソロシリーズ。お気に入りは、桃野雑派「「アイドル卒業」一穂ミチ「魔法少女ミラクルミルキー」岸田奈美「声」、そしてさすがすぎる米澤穂信「時効」。求めてる面白さ!の人もいればこんなのも書くの、な人もいるのが良き。

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    2025年04月29日
  • だから捨ててと言ったのに

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    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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    2025年04月13日
  • 方舟

    購入済み

    絶対に体験したくないクローズドサークル内で、ずーっと不気味な不安感を感じて読み進めた先にあった結末に恐れ慄いた!お見事でした!

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    2025年04月25日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    大好きな有栖川有栖の、デビュー35周年のトリビュート作品集。
    どれも非常に面白い…!!

    一番印象に残ったのが有栖川有栖嫌いの謎。
    いとこに有栖川有栖の本を借りようと思いお薦めを訊いたらボロカスにけなされたんだけど、その割には全部読んでる?なぜ?というお話。
    面白いなぁ。よくこんな発想できるよなぁ。
    『幽霊刑事』を、「タイトルがピーク。背表紙だけ見てればいい」とバッサリ切り捨てるところなど、もうとにかく笑ってしまった。


    夕木春央と今村昌弘しか読んだことなかったけど、他の作家のも読んでみたくなった。
    その前にもう一度アリスシリーズから読み直したいな。

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    2025年03月30日
  • サロメの断頭台

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    ネタバレ

     凄まじかった。あまりの衝撃に言葉が出ない。個人的には『方舟』より衝撃も大きく、後を引きそうな気がしている。

     井口×蓮野の大正シリーズ第3作。外に出したことのない絵を剽窃されるという不可解な状況から始まり、戯曲『サロメ』になぞらえた連続殺人が起こる…という、魅力的な謎が満載。
     たくさんの謎が撒かれた状態で解決編にあたる10章へ突入。伏線が回収され、一本に収束していく様子は圧巻だが、うす気味悪さも覚えた。贋作犯であることが盗作犯ではない、という消去法にはとても驚いた。
     そして訪れる断頭台。帯に一切の誇張なし。これ以上ないタイトルだと思う。犯人の異常性や淡々とした描写にゾッとした。
     井口

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    2025年03月08日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    これは!!
    有栖川有栖氏の生み出したキャラが色んな作家さんの力で色付いてます!!
    知ってるだけに笑えるフレーズ。キャラクター達への愛情を感じます
    「残念。ハズレだ」
    「…しがないサラリーマンです」
    笑笑!!!
    たぶん有栖川有栖には書けない砕け方!
    シリーズを知らなくても楽しめる。
    …けど!知ってたら何倍も面白いです

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    2025年03月08日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編集で、ふっと笑えるものから結構シリアスなものまで。
    同じフレーズを使って、作家さんによってここまで幅が出るのが面白い。

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    2025年03月04日
  • サロメの断頭台

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    さすが春央先生といった作品
    真実が結構重かったけどまぁ終わり方でなんとか救われたかな
    サロメの断頭台が結構すごい装置でハルオイズムをすごい感じた

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    2025年01月19日
  • 方舟

    人間の本性が垣間見える

    人間らしい猜疑心や葛藤が生々しいほどに伝わってくる。
    そして刻一刻と迫るタイムリミットが焦燥感を駆り立てる。

    5章までなら★4。エピローグを読んで文句なしの★5になる。
    こういう終わり方は好み。

    私はブックライブで単行本版を購入。(現在はこの文庫版が取って代わっている)
    電子書籍なので割高な意味がなく、レビューポイント付与の対象外にもなり残念だった。
    それでも満足できるぐらい面白い。

    #ドキドキハラハラ #怖い #ダーク

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    2024年10月13日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    ネタバレ

    ホームズとワトソンを連想してしまうであろう、
    蓮野と井口のコンビ!また相見えるとは…
    そして常に登場している晴海社長、
    今回もしっかり存在感がありました!

    いくつかの短編が掲載されているようで、
    思ったよりも太くて驚いた。
    さて、個人的なお気に入りとしては、
    1番エンドが印象に強く残っている
    『光川丸の妖しい晩餐』である。
    いやぁ〜〜〜好き!!!!!
    常人では理解し難いであろう動機と行為。
    逆に清々しさを覚えては眩暈がするような連続…
    どんでん返されまくる展開にはいとまがない。

    夕木春央先生の描く世界観や、
    キャラクターの会話に呼吸、
    文の構想や構図から香り立つ雰囲気は大変に心地良く、浸っ

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    2024年10月09日
  • サーカスから来た執達吏

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    ネタバレ

    いやぁ〜〜〜夕木春央先生の作品、
    ワクワクとドキドキとハラハラとで
    これが…ミステリ……ッッと何度も胸弾む気持ち!
    大正時代や人物のリアルな姿を
    つい想像するほどの繊細で大胆な描写に、
    謎がいい具合に絡んでとても美味!!!

    キャラクターの生き生きとした心理描写にも、
    ページを捲る手が止まらなくなる…ッッ
    まさかの人物やまさかの事象など
    様々に掛け合わさったミラクルで摩訶不思議な
    目眩く展開に、物語が終わりに近づいた際には
    「もっとマリ子のことを見ていたい…!!」
    と思わずにはいられないほど、
    愛着の湧く存在となっていたのであった。

    よりミステリが読みたくなる!
    より夕木春央先生の他作品も読

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    2024年09月24日
  • これが最後の仕事になる

    匿名

    購入済み

    一穂ミチ先生のファンで

    一穂ミチ先生のファンで購入しました。買ってよかったです。初めて読む作家さんもあり、色々な作品が読めてよかったです。個人的には後半の作品が好きでした。

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    2024年08月30日
  • 方舟

    ネタバレ 購入済み

    登場人物の心情があまり描かれていないので、自分としては慣れない作品だなと思いながら読みました。
    「これって主人公が犯人的なやつか?」などと疑いつつ。
    しかも最後にひっくり返される、というのはレビュー等で分かっていたので、余計そんなことを考えていました笑
    しかし、全く予想しない方向にひっくり返されてもうびっくり!ぞっとしました。
    「方舟」自体の話もしっかり伏線だったのかな。一人でせっせと脱出の準備してたんですね、犯人も。。





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    2024年08月26日
  • 絞首商會

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    ネタバレ

    蓮野さん!井口さん!ナイスバディッッ!!!
    そしてまさかの結末!これぞミステリ!!!
    とワクワクしっぱなしな作品。
    『方舟』から夕木春央先生を知り、
    『十戒』を拝読し、ついにデビュー作へ遡る…

    犯人は誰だ!!?と探していたが、
    まさかそれどころではないと思う日が来ようとは…
    ミステリとは犯人探しがミソなのに、
    それよりもはるかな衝撃に撃たれる…なんたる事…
    恐るべし物語を紡ぎます、夕木春央先生。

    キャラクターも生き生きとして、
    その中で同じ景色を俯瞰しつつ
    ページを捲るのがこんなにも楽しい…
    これはもはや、2作品目のサーカスも
    読まざるを得なくなりましたよ!ええ!!


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    2024年07月20日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    ネタバレ

    洋画家とその友人前科持ちの泥棒蓮野の大正浪漫の香り漂う探偵(泥棒ですが)物語。
    最初から時計に始まり時計で終わる連作短編。事件が一つ解決する度に蓮野の能力の高さが証明されていく。井口が持ち込んでくる厄介ごとを、正直に告白するのがいちばんいいと言いながら助ける人嫌いなのに人情に厚いところも好印象。

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    2023年07月24日
  • 十戒

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    方舟ほどの絶望感や衝撃はなかったし、真犯人もこの人なんだろうなと予想がついていたが、最後の2ページにはなるほど!と膝を打った。ひとつエッセンスを加えるだけで、物語の見方がこんなに変わるとは。

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    2025年12月21日
  • 十戒

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    おもしろい!!
    方舟の次に出た作品とのことでハードル高かったけどしっかり面白い!
    少し時間が経ったらぜっっったいに2回目を読む
    解説ありきでよい!映画化したらいいなぁと思います!
    多くを語ったら野暮かなと思うので方舟からぜひ!読んでほしい!

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    2025年12月20日
  • 方舟

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    こわ〜っ!
    ずーっと不気味で休憩しながら読みました。
    時々ゾワっとして周りが気になる感じ。

    中学生の時とかこういう、生死をかけた
    人間関係のストーリー好きだったなって思い出した。
    30歳にはちょっと暗くて重い!

    犯人のMBTIはINTJだと予想!笑
    映画になったらバズりそうだな~

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    2025年12月18日
  • 十戒

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    ネタバレ

    星4.0

    ・作品概要
     夕木春央のミステリー小説
     デビュー作の方舟から1年後の2023発刊

    ・あらすじ
     伯父の訃報を受け、主人公は父と業者に同行し、伯父が所有していた無人島へ向かう。
     島内を調査・散策している最中、爆弾が見つかり、やがて殺人事件が発生。状況が混乱するなか、犯人は“十戒”になぞらえた厳しい規律を一方的に突きつけ、島の人間を支配していく。
     閉ざされた無人島で、主人公たちはルールに縛られながらも犯人の正体を探り、脱出への道を模索する――。

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    2025年12月17日