夕木春央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレいつもの井口と蓮野のシリーズ。いつも通り分厚いけど、何か特に長く感じた。いつになく連続殺人だし。進みが遅いと思ったのかも。最後にタイトル通りのことが起こり壮絶だった。この解決編的なところからはお見事でどんどん読み進めるんだけどな。そこまでがまじ長かったー。最後、峯子がずっと泣いてる、というのに救われた気分。ほんと強姦するやつなんかギロチンの刑でちょうどいい。でも笹川があやのためにどうしてここまでしたのかが物足りないような。でも峯子が泣いてるのと同じ理由ってことか。でもそれを突き止めるために殺された3人は気の毒過ぎる。過ぎるってこともないか。
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Posted by ブクログ
方舟があまりに印象的だったので、期待大で読みましたが、期待が大き過ぎでそれほどでもありませんでした(笑)
さらに、人物設定がなんとなく変だと思ってググったら、シリーズものでした(笑)
大正ミステリシリーズ?
「絞首商會」に続く第2作でした。
そもそも、大正時代の物語と、語り口が好きじゃないのも、この作品がいまいちと思うところ!
主人公は画家の井口。
アメリカの大富豪が彼の書いた絵を気に入って、かなりの高額で購入しようとしたら、以前に同じような絵を見たことがあるとのこと。
井口の絵は贋作なのか?
贋作でないことを証明するために、友人の蓮野と調査を始めます。
自分の絵を見たことがあるのは、『白鷗 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ画家の井口は、祖父の縁で知り合ったオランダの富豪に作品を見せたところ、よく似た絵を見たことがあると言われる。絵を買ってもらうためには身の潔白を証明しなければならない。井口は友人の蓮野とともに芸術家仲間の中にいるであろう盗作犯を探し出すことに…。
中盤戦ぐらいまでなかなか進まなかったけれど、後半はわりと勢いよく読めた。油絵の盗作犯を探すところから始まる連続殺人。被害者はいずれも贋作作りに関わっていた。それが殺人の動機なのかと思いきや、動機は予想もしないものだった。
美しいということは幸不幸。よいものも悪いものも呼び寄せるってことなのかな。殺される理由があった人間はともかく、目的に辿り着くための -