夕木春央のレビュー一覧

  • サロメの断頭台

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    過去に夕木作品を何度か読もうとして、どれもなんだか合わないと思って途中で断念しましたが、今回はサロメの題材に惹かれて何とか読み切りました!
    途中まではやっぱりなんか合わない!読みにくい!登場人物のだれにも共感できない!と思ってましたが、最後の2章くらいで、ここまで読んでよかった〜と思いました。
    最後の最後にようやく登場人物に思い入れができて、彼ら、彼女らの身に起きたことを思って泣きたくなりました。

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    2025年03月01日
  • 絞首商會

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    解決編に至る過程にヒントがさりげなく散りばめられていた。しかし果たして凡庸な自分には読み解くことはできませんでした。
    視点が何人かに変わるのもよい。
    科学捜査が発達していない時代設定で限られた事実のみで真相に行き着いたのは少々出来過ぎ感も?蓮野氏に次の出番があれば心して読み進めたいです✨

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    2025年02月26日
  • 絞首商會

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    大正時代が舞台のミステリ。
    夕木春央は方舟も十戒も好きだけどこちらのデビューシリーズは舞台設定にしり込みして(現代ものが好き)手を出さずにいたのをようやく買いました。
    おもしろかった!
    現代ものはゴリゴリのロジックのうつくしさが売りでキャラクターにはそこまで労力を割いていない印象だが、こちらはキャラクターが生き生きと、また作家の好みだろうが舞台設定も楽しげに書かれ活かされていて良い。ミステリとしてもおもしろく、そこそこの長さの中、散らばり広がり続けるだけだった謎が一気に収束して物悲しさと哀れさが浮き上がるラストがなんとも言えない。
    女性キャラクターたちが魅力的なので今後のシリーズでも活躍することを楽しみにしています。

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    2025年02月22日
  • サーカスから来た執達吏

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    ネタバレ

    爽やかな読後感。ミステリーには違いないけどミステリーと言うよりは青春小説(?)に近いような印象を受けた。絞首商會と同じ世界線で同じような雰囲気と世界観。方舟や十戒が好きで手に取った人には物足りないと感じるかもしれない。(私はどちらの路線も好きだけど)
    紀子さんが大好きになった。我ながらチョロ。

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    2025年02月09日
  • 絞首商會

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    ネタバレ

     面白かった!夕木春央さんの作品は『方舟』に続いて2作目だが、どちらも最後の謎解きシーンが鮮やか。『方舟』は割と一直線で進み一撃で仕留める構成に対し、本作は謎が多すぎて一体何が起こっているのかわからないまま読み進めた。しかしあらゆる謎が太い一本の紐のように収斂していくのが気持ちよく、視界が晴れていくようだった。こちらの方が個人的には好み。
     また、「探偵」という役割の欺瞞や無責任さが繰り返されていたことが印象に残っている。蓮野は仕方なく巻き込まれる形で探偵役を引き受けることになるが、真実を突きつけ糾弾するわけではない。あくまでも傍観者である。つじつまを合わせるのは真実を知った当事者である。その線引きは一見すると冷たい態度にも思えるが、「人間嫌い」の彼なりの誠実さでもあるような気がした。

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    2025年02月01日
  • サーカスから来た執達吏

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    大正時代を舞台にした、どこか江戸川乱歩を感じさせる様なノスタルジックな雰囲気。
    サーカスから来た女の子とお嬢様の財宝探し。
    ぜひ、シリーズ化、映画化して欲しい!
    続編を読みたい!

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    2025年01月02日
  • 絞首商會

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    ネタバレ

    「サロメの断頭台」を先に読んだのでシリーズ1作目の本作を遡り読んでみた。

    気になっていた、井口夫婦や蓮野、峯子らの人物像が深堀出来たことは勿論良かったが、作品自体もなかなか良い。冗漫な前中半を読んでいる時は「あぁ、デビュー作なんで慣れてないんだろうなぁ、しかし長い…」と思っていたのだが、後半、その冗漫な伏線がつながっていく。所謂トリック構成も良いのだが、そのつなげ方が一ひねりあって(詳しくは書けないが、犯人捜しを逆手にとってそう来るかって感じ)面白い。

    話題作方舟とはまた違ったウェット感があるが、このシリーズもまたくせになりそう

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    2024年12月19日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    新刊情報で見掛けてから読みたかった作品。
    参加作家さん、豪華すぎませんか?
    大好きな一穂さんもいるし、未読だけど読みたかった作家さんも…!
    読みたいけど、有栖川有栖さんの作品は読んだことがないな…。
    「前口上」に『ミステリ好きなら「有栖川有栖がどんな小説を書いているのか知らない」という方もお楽しみいただけるはず。』と書いてあったので、手に取った。

    有栖川有栖さんがデビューされてから35年という節目の年に作家7人が集い、『「有栖川ワールド」を自由に使って短編を競作するトリビュート企画』で生まれた作品の短編集。

    どの作品からも有栖川さんと有栖川さん作品へのリスペクトが感じられて、とても満足度の高い短編集だった。
    私は有栖川さんの作品は未読だったので調べながらだったけど、著者さんの仕掛けにニヤニヤしながら読むのが楽しかった。
    最後に有栖川さんも各作品を詳しく解説してくださっていて、自分が気付いた事柄と照らし合わせて答え合わせをするのも楽しかった。
    有栖川さんファンの方はたまらないだろうなぁ…!

    私が好きだった作品は一穂ミチさんの「クローズド・クローズ」。
    一穂さんの描くミステリーというのが新鮮だったし、真相に迫った時に見えてくる人間ドラマが好きだった。
    あと、あらすじを読んで一番気になっていた夕木春央さんの「有栖川有栖嫌いの謎」。
    前半は面白すぎてめちゃくちゃ笑った。
    話が進むにつれて見えてくる夕木さんの有栖川さんへの想いに胸が熱くなった。

    これを機に有栖川さんの作品を読んでみようと思った。その前に積読を減らさなくては…!

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    2026年10月03日
  • サーカスから来た執達吏

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    全然タイプの違う2人の少女の仲睦まじさが良かった。財宝探しという1つのことだけを探してると見せかけて、話が進む内に複数の謎解きが待ってたのもドキドキして良かった。この作者の本、他にも読みたい

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    2024年11月29日
  • 方舟

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    読後に最初に浮かんだ感想が、
    麻衣ちゃん、好きになってくれた男がクズばかりで可哀想、
    でした。

    犯人に全く嫌悪感がわきません。
    どうしましょう?

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    2024年10月14日
  • 絞首商會

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    方舟と十戒を読みたくて作者初読

    動機がめちゃくちゃで面白かった!
    泥棒が探偵のも発想が良かった。
    大正時代だけど、読みづらくはない
    シリーズ追って行きたいです。

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    2024年10月15日
  • サロメの断頭台

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    油絵画家の井口は、元泥棒の蓮野を通訳として連れ添い、祖父と縁のあったオランダの富豪•ロデウィック氏の来日を出迎えた。美術品収集家でもあるロデウィック氏は、アトリエで井口が描いた絵を見て、「そっくりな作品をアメリカで見た」と言う。未発表の絵を、誰がどうやって剽窃したのか?盗作犯を探すうちに、井口の芸術家仲間の贋作疑惑や戯曲『サロメ』に見立てた連続殺人が発生して…

    盗作事件から端を発して、贋作事件及び見立て殺人に連鎖し、果ては冒頭に書かれた孤独な芸術家の自殺にリンクしていく、謎が謎に繋がっていく見せ方が上手い。
    剽窃、瑕瑾、閨房など見慣れないワードが出てくるため読みやすくは無い(国語の勉強にはなる)。大正時代を舞台とした旧時代的雰囲気は「本格ミステリ」にマッチしていると思う。
    キャラクターでは、井口の妻の紗江子と井口の画家仲間の大月が良い味出している。ピッチフォークを構える紗江子が目に浮かんで微笑ましいし、大月のデリカシーの無いセリフ回しが笑える。

    やや冗長に感じる序盤〜中盤を越えた後の“解決編”は、提示された謎の数々がロジカルに紐解かれ、作者の真骨頂とも言っても良い“うすら寒さ”を禁じ得ない展開が待ち構えている。常軌を逸したホワイダニットに、目を背けたくなる衝撃的な罪と罰。オェー。

    “元泥棒”で“美青年”で嘘を吐くことを病的に厭う癖のある蓮野が探偵役を担う。シリーズものとは知らずに読んだ。蓮野&井口の過去の出来事も気になるので、他のシリーズ作品にも手を出してみようかな。

    本格ミステリ・ベスト10 6位
    SRの会ミステリーベスト10 9位

    《蓮野&井口シリーズ》
    1.絞首商會
    2.時計泥棒と悪人たち
    3.サロメの断頭台

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    2024年08月18日
  • サーカスから来た執達吏

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    ユリ子ちゃん、凄い!鞠子ちゃんもただのお嬢様じゃない感じで良かった。
    解説読んで、ユリ子ちゃんの知り合いの元泥棒が誰か分かった。またかつよさんも一緒に事件を解決してほしい

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    2023年09月22日
  • 十戒

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    方舟のときから思っていたんだけど、どんでん返しというよりは後出し感が強くて、苦手な作品…。殺人の方法も少し無理があるのでは?と考えてしまう。ただ、ある事実が明かされた時は面白いと思ったので、次回作も気になるところ。

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    2026年10月12日
  • 楽園

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    謎解きミステリーが最後にイヤミスになった感じ。なんか三國が可哀想になった。ところで沙織の本名って何?と少し気になったりした。

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    2026年10月11日
  • サーカスから来た執達吏

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    子爵の令嬢鞠子が借金のかたにとられ、元サーカス女優のゆり子と財宝探しをする。
    暗号は答えが出ても、3度ぐらい読み返さないと納得できなかった…
    展開もどんでん返しの繰り返しで、読む手が止まらない!

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    2026年10月10日
  • 楽園

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    ネタバレ

    なんで4.1とか評価高いんやろか?

    「方舟」「十界」の作品の作者なら
    犯人は出てきた瞬間にわかる。
    動機もありがちで、トリックもつまらない、ましてやラストはなんじゃそれ!
    康之よ〜情けないのぉー
    どんでん返しを期待したのにそのまま終わってしまった。

    QRコードのネタバレを読んだ。
    そうなのか、沙織は康之にはただ利用するだけの存在で愛はないのかな。
    沙織恐ろしいな。

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    2026年10月10日
  • これが最後の仕事になる

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    アンソロジーと言うのも良いなと最近思っていて、その勢いで買った本。ただ、ちょっと大人数過ぎん?
    まぁ、あまり好みでない話であればすぐに読み終えられてホッとする代わりに、これは結構良いぞと思う話は短過ぎるでしょ!
    好みだったのは、小川哲、夕木春央、高田崇史。これらの方達の本は読んだことなかった。新しい出会いに乾杯!そしてオオトリの米澤穂信。さすがです。貫禄が違う。
    あれ?こうして書き出してみると結構満足してるような。でもこの物足りなさ感は何なんだろう?やっぱもっと長いのが読みたくなるからだ、きっと。それが狙いだな、この本は。

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    2026年10月09日
  • 十戒

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    ネタバレ

    正直、方舟にはだいぶ劣る。
    方舟は追い詰められていく登場人物の心理などが上手く書かれ、後半に向かうにつれ緊張感も増してきたが、十戒は無関心を決め込めば帰れる前提(携帯電話で連絡もとれる)で致命的に緊張感がない。
    普通、最初の殺人起きたら全員が集まってお互い監視の元、警察を呼ぶだろうなぁと思うけど、登場人物は十戒を恐ろしいほど尊重し、それに従う始末。まぁ外部犯の可能性あるけどねー、それでもあんま腑に落ちないかな。

    綾川が藤原を犯人に仕立てあげてるのは予想の範疇だったけど、動機はわからなかった。わかるわけない突発的に反抗なのだから。。。
    うーーん。


    ここまで酷評しておきながらラストは超驚いた。
    いやあなた方舟の犯人じゃね……??

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    2026年10月09日
  • 方舟

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    最後のどんでん返しな結末をしばらく引きずる作品。このどんでん返しの為に、少々無理やりな展開があったことはまあ否めない。

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    2026年10月08日