夕木春央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「方舟」、「十戒」に続く衝撃ミステリーです。
「誰か一人を殺さなければ脱出できない」という設定だけで、かなり重たい話だろうと思っていましたが、すぐに物語に入り込んで一気に読みました。
極限状態に置かれた人間が、誰を信じ、誰を疑い、そして自分だけは生き残りたいという感情とどう向き合うのか。その心理の揺れ方がとてもリアルで、謎解き以上に人間同士の疑心暗鬼に引き込まれました。
最初は信じ合おうとしていた人たちが、時間が経つにつれて疑い始め、自分だけは助かりたいという気持ちを隠せなくなっていく感情の変化が妙にリアルでした。
終盤になるほど誰の言葉も信用できなくなり、こちらまで疑心暗鬼にさせられます。
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ネタバレ 購入済み
文体に馴染めるかが肝
設定が大正時代という事を踏まえて文体が古めかしく、あまり時代物を読まない私は読み難さを感じてしまいました。
内容は面白かったと思います。
ただ、皆が事件の真相に絞首商會が絡んでいると言い切る中、私は序盤で「本当かな?実は違うんじゃない?」といつもの穿った見方をしてしまっていたのでそこは驚きませんでしたが、他の事件の真相等は「そうだったのか!」と。
御守りの話から災害の話になった時に「じゃあ、その時に取り違えがあったかもしれないって事か」と井口が全く思わないものなぁ。読者が察せる事に登場人物が気付かないとモヤモヤしますよね。
ただ、その相手が誰だったのかまでは分からなかったので、最後にすっきりし -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。手が止まらなかった。
最初から綾川が怪しいのは感じ取ってたのに、終盤の綾川の推理に甘いけどなるほどな~って唸りながら、綾川以外の誰かが犯人かもしれない?ここからどう転ぶんだ!?って思ってしまった。
里英の犯人呼びのシーンで、あっ!って声出た。
さよなら、の言葉に違和感を感じて解説を読んでにやついた。
違和感の正体が分かった時の爽快感。
文庫でよかった。自分の頭では時間かかったと思う。
時間があったら再読したい。
綾川と里英の腹の探り合いとわかった上で読むと、今回の読後感と全く違うよな~。
楽園、文庫化したら読もうかなって思ってたけど、これは近々手に取ってしまう予感…
ホンタメでも紹 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作に衝撃を受け購入
今作はなんとなくの違和感がずっと残っていて
序盤は読み進めるのが大変だったけど
終盤でその違和感と対峙することになり
やり切れない気持ちと『方舟』との関連性を知って
感情がぐちゃぐちゃになった
『方舟』を読んだ人なら必ず鳥肌がたつはず
夕木春央さんの作品は、ただのミステリーでは無くてそこにリアルな人間臭さというか、いつの間にか周りをも支配していくような、そしてその事に気付かずに飲み込まれてしまい最後には裏切られる。そんな気持ち悪さがあるのに離れられない、人間の弱い部分を突いてくるところに私自身も虜になっている
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Posted by ブクログ
ネタバレいやーおもしろかった!!
現実的ではない気がすると思ったところもあったけど、犯人の運とマインドコントロール力と思考回路的に、たしかにこういうふうになるんだろう。しらんけど。
『方舟』でも、「なーんか妙に信用ならないな」と思った人が犯人が犯人で、今回もそうだった。さすがに今回はそこそこ確信持てるくらいにはあやしかったね
方舟シリーズはそういうふうに心理面を揺さぶってくるんだなあと思った。
ふと、ひとつ思いあたる、なにかの陰がみえることがあって、「あ……え…………なんかさぁ…………まさかなぁ……」と心臓が冷えかけたところで、
あとがき(読者ネタバレ)を読んだ。
思いあたったことの輪郭が見えて、 -