夕木春央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『方舟』『十戒』に次ぐシリーズ3作目。今回もラスト20ページくらいでの大どんでん返しにぶったまげました…。
警察権の及ばない閉鎖環境で殺人犯6名と過ごさなければいけない、しかもその中の誰かを殺さなければ脱出できない、なんて普通なら恐怖のどん底でしかないのですが、途中(というか正直「観光開発の会社に勤めていた」という情報で過去作ファンは「あ、察し…」でしょうが)で"沙織"が"麻衣"(="綾川")であることが分かってからは、「康之と殺人犯にげてー!」という感情になります。
主人公や山田も言及しているが、殺人犯6名が犯行に及んだのには一応は説明のつく理由があったとされてるんですよね。一方で沙織は、「犬が飼いたいから」や「離れを使いたかったから」というエゴ丸出しの理由で殺人相手を選んでいる。この対比が、より沙織のサイコパス感を出していて上手いなと思います。ほんとこわい。
今回が三部作の最終巻だそうで、沙織にとっては楽園という安住の地を見つけハッピーエンドといえるのでしょうか。その後の楽園の日常を描くスピンオフ的短編なんて面白そうですがいかがでしょうか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ今まで色々なミステリを読んできたが、
この本は本当にすごいと思った。
見事などんでん返し。
終盤、探偵役(翔太郎)もあんなに些細なヒントでここまで真相に辿りつけるのは凄いな。。と思っていたら、まさかの最後に形勢逆転。
犯行動機も非常に合理的で納得出来る内容だと思ったし、極限状況ではここまで殺人のハードルを下げる事ができるのか。。と感心してしまった。
追い詰められた状況で犯人が助かる方法があるとすれば確かに本作の方法が最善なのかもしれない。
※犯人は女性なので、もし本当の状況を皆に伝えて話し合いになったら、脱出する勇逸の1人には選ばれなさそう。。。(体力ありそうな男性陣の中から選ぶ?)
実に驚かされた1冊。良い読書体験でした! -
Posted by ブクログ
やばかった…えぐかった…、、、。想像を絶する読書体験…。なんならちょっとトラウマになる。脳に受けた衝撃が強過ぎて、読み終わった日これが夢に出てきたwwwミステリとしての緊張感や謎解きのレベルの高さは言うまででもないが、それ以上に終わり方まで含めてのこの構成というか、着想がすご過ぎる。読み終えてすぐは面白かったミステリも、しばらく経つと結末を忘れるみたいなことがたまにあるが、これは多分、この結末を一生覚えてると思う。それくらいの衝撃だった。読む人は絶対にエゴサやましてやネタバレ解説などに近寄らず、純粋に最初から最後まで読んで欲しい。ちなみに、舞台となる地下建築の構造は正直活字説明だけでは???な部分もあるし、1Pだけ出てくる図面でもやや?ではあったが、それはそれとして、建物構造は腹落ちせずとも読み進められるので、枝葉のわかりづらさにフラストレーション貯めずに読み進めて欲しいw