夕木春央のレビュー一覧

  • サーカスから来た執達吏

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    大正時代を舞台にした物語。
    主人公の華族の子女、鞠子ちゃんと、奇抜な服装をした元サーカス団員のユリ子ちゃん。
    対照的な2人が、ある途絶えた華族家の隠された財宝を探す謎解きミステリー。
    めちゃくちゃ派手な物語では無いけれど、キャラクターが躍動していてワクワクします!

    2人が可愛らしくて読んでいて楽しかったです!!
    鞠子ちゃんには2人のお姉さんがいて、そのお姉さん達と鞠子ちゃんの関係性が、なんだか少し胸にきました…
    鞠子ちゃんとユリ子ちゃんの物語が終わってしまうのが寂しくて最後めっちゃゆっくり読んでしまいました笑
    また2人(+かつよさん)のお話が読める日が来ると嬉しいな…!

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    2023年09月03日
  • サーカスから来た執達吏

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    華族のお嬢様が借金取りとしてやってきたサーカスの少女と組んで、悪辣な伯爵以下のライバルたちと宝探し競争をする羽目になるという痛快冒険活劇!、の形を借りたミステリ。この手のお話ではミステリ要素は欠かせないものの、通り一遍というか、形ばかりのものになるのが通例である。ところが本作ではその部分が異様に力が入って、クライマックスでが活劇としては異形の「名探偵」による謎解きが、ちゃんと関係者一同を集めて始まったりする。大ネタがつるべ打ちされるこの謎解きは圧巻。実に楽しい。それはそれとして、一応活劇の形を借りたのだから、もう少し手に汗握らせてくれてもよかったかなという気はしないでもない。

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    2023年08月25日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    7作からなる連作短編集。大正期に画家の井口と泥棒の前科を持つ同級生の蓮野が奇妙な事件を解決する、と言うもの。時代の雰囲気や言葉少なに展開される2人の会話も惹かれる。1話の事件が最後の章で完結される構成も素晴らしい。

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    2023年07月25日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    画家の井口が相談事を持ちかけたのは、元泥棒で今は論文の翻訳をしている友人の蓮野である。

    元泥棒相手に物騒な相談というのも問題ありだが…。

    井口の父が美術収集家に売った置時計が贋物で、近々、その収集家である加右衛門氏が美術館を造設するという。展示して贋物とわかり大恥をかく前になんとかしてほしいと病床で譫言をいう。
    さて、どうするか…どうなるか。

    この加右衛門氏の美術館を始め全6作。
    ちょっと風変わりで違う目線で人を見る蓮野が、警察抜きに次々と解決していく。
    少しワクワクとしてくるのも否めない。



    【加右衛門氏の美術館】
    【悪人一家の密室】
    【誘拐と大雪 誘拐の章】
    【誘拐と大雪 大雪の

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    2023年07月06日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    ネタバレ

    キャラクターの紹介がやや唐突だな、と思ったが、
    どうやらシリーズもの?らしい。

    ミステリーなのだが、トリック等の謎解きよりも、
    「そういう動機だったのか?」を楽しむタイプの作品。
    どの犯人も、動機がちょっと普通じゃない。
    あきれたり、ゾッとしたり。

    個人的には、もっと蓮野のパーソナリティに迫ってほしかった。
    他作品を読めばわかるのかな?

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    2023年06月17日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    執達吏と同じ世界線での物語。
    個人的には執達吏よりもこちらの方が好みだった。
    元泥棒の蓮野と画家の井口が次々と奇怪な事件に巡り合い解決していくのだが、謎解きは意外性もありながら納得感のあるもので、テンポよく読むことができた。
    このミステリ飽和時代に、キャラクターにエッジを立てすぎることも、奇想天外な叙述トリックを使うこともなく読み応えがある、作者の地力を感じさせる一冊。

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    2023年05月07日
  • 時計泥棒と悪人たち

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    『方舟』のおもしろさから即買い。方舟のような華やかさのあるタイプの本ではありませんでしたが、6篇のお話がそれぞれ絡み合って楽しく読めました♫

    君が泥棒か?
    一僕が泥棒です。

    シュールな会話だなぁ

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    2023年05月01日
  • 絞首商會

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    四人の容疑者から犯人を捜し出す、典型的なフーダニットと思いきや、そもそも何が起こっているのかが分からないホワットダニットだろうなあ、これは。何故、元泥棒が探偵役に駆り出されたのか? 何故、容疑者たちは犯人捜しに熱心すぎるのか? 何故、警察が捜査した後の部屋が荒らされて、証言をした後の証人が襲われるのか? これらの謎にそれまでの風景が一転する感じで、明快な答えが返ってくる、ドミノ的な終盤のロジックは圧巻。うひょひょひょひょとか歓声を上げてしまった。実に愉しい。
    あと、文体がかなり特異。新青年傑作集の類いに目を通しているミステリ好きには言うまでもないだろうが、これは大正期から昭和初期にかけてのミス

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    2023年01月27日
  • 方舟

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    極限状況に追い詰められた時、何を天秤にかけ何を選択するか。単なるミステリーではなく、倫理観の違いを突きつけられる作品。

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    2026年03月01日
  • 十戒

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    ラストにどんでん返しはあったが、真犯人が予想通りだった。。なぜなら、犯人以外、誰一人として頭良さそうな人が居なかったから。必然的に「この人しか居ないでしょ」となった。
    ラストの衝撃も前作「方舟」には到底及ばない。

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    2026年02月25日
  • 方舟

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    思いもよらず閉じ込められてしまった地下施設から脱出を試みるパニックミステリー。
    異常な状況の中で異常な殺人事件が続き…最後まで、犯人は誰か?動機は何か?登場人物と共に考えながら読み進められます。

    衝撃的なラストはありますが…
    期待が大きすぎたのと、「地下建築」「地震」「地下水の流入」「施設に残されていた装置や備品」など、今回のストーリーのためにすべて都合よく感じてしまう部分が気になり…星3つ

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    2026年02月24日
  • これが最後の仕事になる

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    10年ぶりくらいに小説を読むようになったので、新しい作家さんとの出会いを求めて買った本。
    24人も作家さんがいれば、好きなジャンルも苦手なジャンルもあり、合う文体も合わない文体ももちろんある。新しい出会いはあったので、目的は達成!

    最後の仕事BEST3
    ①声/岸田奈美
    ②闇バイト/柿原朋哉
    ③あの人は誰/麻見和史

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    2026年02月24日
  • 方舟

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    どんでん返しとレビューにたくさん書いてあったので読んでみたが、期待していたものとは違った。
    話自体は面白かった。

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    2026年02月23日
  • だから捨ててと言ったのに

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    タイトルに惹かれて読んだ。
    同じフレーズで始まるけれど、全然違う話がたくさん。
    初めて読む作家さんも多くて面白かった。

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    2026年02月23日
  • 十戒

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    ネタバレ

    方舟の続編とのことで、もしかして前回の生き残りが…?と思いながら読み進めました。そこに関して伏線ないままのラストで「あぁ、そう…」としかならなかったのが個人的には残念。
    「犯人を探してはならない」という設定は面白い。2周目も楽しめそうな作品

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    2026年02月19日
  • 十戒

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    方舟ほどの驚きは無かった。でも最後の解説で「そういうことかー」と今作の仕掛けに納得。
    会話に引っかかるところは確かにあったから、2度読みしたら違う読み方ができるなーと思った。

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    2026年02月17日
  • 十戒

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    ネタバレ

    前作【方舟】の衝撃は越え無かったが…
    犯人が方舟の生き残り麻衣だったと
    分かるとひっくり返った。

    ただ爆弾の使い道やおじさんとの
    関係などは明かされておらず
    気になるままとなった。

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    2026年02月16日
  • 十戒

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    ネタバレ

    『方舟』を綴った夕木春央さんによるミステリー小説。そこそこ面白かったが、方舟と同様に設定に無理があると思ってしまう。登場人物に感情移入できないので、ずっとモヤモヤしながら進む。
    方舟との連動もあり、裏切られる部分もあるのだが、インパクトとしては少し弱いと感じた。

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    2026年02月15日
  • 十戒

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    ネタバレ

    方舟ほどの衝撃はなかった
    綾川=麻衣という伏線もなく最後の最後で明かされても取ってつけたように感じる
    この2作を読んで麻衣は絶対に前回(方舟)が初犯じゃないだろと思うとそれが一番怖い
    もし3作目があるなら麻衣の始まりの事件を見てみたい

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    2026年02月15日
  • 絞首商會

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    大正時代の設定。容疑者がたくさんいる中で謎の組織の陰謀みたいなものも絡む。夕木春央に期待する予想外がこちらにも色濃く出てた。

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    2026年02月12日