夕木春央のレビュー一覧

  • 十戒

    Posted by ブクログ

    【良かった点】
    閉鎖空間での緊張感や、「十戒」という制約の中で進む心理戦は楽しめた。最後に明かされる展開には驚きがあり、読後に印象を残す作品だった。

    【気になった点】
    『方舟』と比べると、謎解きや物語の盛り上がりはやや物足りなく感じた。終盤の一撃が最大の見せ場で、そこに至る過程はやや淡々としていた。

    【おすすめ度(5段階)】
    ★★★★☆

    【ミステリーとしての意外性】
    ラストの展開は予想外だったが、「方舟」のような強烈な衝撃というより、最後の一手で驚かせるタイプのミステリーだった。

    0
    2026年07月12日
  • 十戒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スーパーコマンドー麻衣シリーズの第2弾。
    今回も面白かったが、十戒で行動を指定され、それ通りに事が進むというパターンが終盤まで続くため展開の意外性がなく飽きやすいかも。
    登場人物たちがこの特殊な状況を割と素直に受け入れるのは方舟以上の不自然さを感じてしまったが、まあもうそういう物語なのだからそこらへんうだうだやっても仕方ないだろうという判断か。
    最後の真相も、ゾクゾクはさせられたが方舟のズシーンとくる衝撃には負けるかな。

    綾川はなんかいろいろ誘導してる感があって怪しんではいたが、再読すると里英との静かな攻防が浮かび上がってくる仕掛けは素直にすげえと思った。

    個人的には三人が爆弾犯、というの

    0
    2026年07月12日
  • これが最後の仕事になる

    Posted by ブクログ

    これが最後の仕事になる。の一文で始まる24名の作家による短編集。
    おおむねひとさじの悪意が練り込まれていたが、いろんなテイストの話が読めて良かった。
    特に真梨幸子さんの話はやばかった。初真梨の洗礼を受けてしまった。

    0
    2026年07月10日
  • 十戒

    Posted by ブクログ

    2冊目。「方舟」に引き続き「十戒」
    読み始めた頃の感想は1作目よりも限定的なシチュエーションでやはり2作品目というアバウトな感想。読み進めていくと方舟と同様の展開になり、犯人探しに徐々に惹きつけられていく。こういう時少しメタ的な考えをしながら犯人探しを私はしてしまう。が、しっかりとロジックのある犯人探しの推察に私自身すっかり納得してしまい、このまま終わると思ってしまいました笑

    方舟→十戒の流れで読んで良かったし、2冊目を別ジャンルの本にしなくて良かった。全部が全部読んでて面白い、最高潮のクライマックスじゃなくても良いなと感じました。

    0
    2026年07月09日
  • サーカスから来た執達吏

    Posted by ブクログ

    「方舟」が面白く、「十戒」がまさかのさらに数倍面白く、今回間を置いての夕木春央さん。確かに上記と比べると圧倒的な最後のどんでん返しはないものの、小説として面白かった。

    日本に一ミリも興味がないので、割と最近まで華族制度があり、伯爵なんて西洋チックな家が存在していたことすら知らなかった。

    どうやったら複雑な暗号文を作れるのか、自分で作った暗号を解いていく過程を自然に書けるのか、わかりやすく伝えられるのか、他作品でも思ったけど、作者は第三者目線で物事を見る天才だ。

    完成度の高い和風ミステリーをお望みの方におすすめです。

    0
    2026年07月02日
  • サーカスから来た執達吏

    Posted by ブクログ

    本屋大賞受賞作『方舟』の夕木春央氏による明治から大正を舞台にしたミステリー小説。ある意味必然的に「個」を殺した『方舟』と違い、本作品はユリ子を始めキャラが立っている。大正というミステリー界のホワイトスペースである奇怪な雰囲気を生かし、奇想天外な冒険活劇の様相も呈していてエンターテイメント性もたっぷり。
    謎解きのパートは私にとってはやや難解過ぎてよく理解できなかったが、ぜひ映像化していただきたいワクワクハラハラの作品だった。

    0
    2026年06月30日
  • 十戒 1巻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    枝内島。

    部屋、何故か最近使った形跡。

    小屋に爆弾?

    朝起きると、小山内の死体。影下。背中にボウガン。

    玄関ポーチに紙。
    1 三日間、島の外に出てはならない。
    2 島外に殺人の発生を伝えてはならない。
    3 身内に帰宅が三日遅れることを連絡しなければならない。
    4 通信機器は所持してはならない。容器に納めること。必要が生じた場合のちらみんなの合意のもと使用。
    5 島外の連絡はお互いの監視下で行われなくてはならない。
    6 島内では複数人が30分以上同座してはならない。30分が経過する事ニ、最低5分は一人。
    7 カメラ等で記録してはならない、
    8 それぞれ寝室に一人のみ。他者を訪れる際はノッ

    0
    2026年06月19日
  • 方舟

    Posted by ブクログ

    読み終わってからしばらくしても寒気が収まらないような衝撃の結末だった。
    その衝撃と同時に生き残るために簡単に殺人を犯せる殺人犯と、殺人犯を犠牲に生き残りたいと願う人間の本性と言える醜さも描かれている。
    読む前に聞いていた評判の良さに、ハードルを上げて読み始めたが、その期待にしっかりと応えてくれるような面白い小説だった。

    0
    2026年07月21日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

    Posted by ブクログ

    作家「有栖川有栖」の作品のプロによる二次創作的なアンソロジー。豪華すぎる!有栖川作品を愛する作家さんたちによる本気の二次創作。本格ミステリーからややホラーなど、作家さんたちの特徴が垣間見えて2度おいしい。
    火村英生シリーズは最近読んで無かったから、また読みたくなった!

    0
    2026年06月06日
  • サーカスから来た執達吏

    Posted by ブクログ

    サーカスって楽しくもあり、
    怖くもありませんか?
    異国からやってきて
    一夜限りの不思議な世界へようこそ!みたいな。

    サーカス✖️大正時代、好きな人には堪らん!

    『方舟』『十戒』の夕木春央さんのデビュー2作目の長編ミステリ。令和の今とは少し違う世界観の中でのオハナシ。
    関東大震災が起こった大正時代。
    華族の繁栄と没落の中で巻き起こる
    100万円(超大金)の遺産を探すことになった
    子爵の3女鞠子と借金取りのユリ子の
    不思議なバディ小説でした。

    読み終えた直後の感想、
    「長いよ、夕木さん!でも良かったよ」
    というなんとも陳腐な・・・♪(´ε` )

    私の過ちは、併読してしまったこと。
    この作品

    0
    2026年05月01日
  • サーカスから来た執達吏

    Posted by ブクログ

    前作の絞首商會と舞台は同じ大正時代だが今作はとても読みやすく、あっという間に読み終わってしまった。華族の鞠子と元サーカス団のユリ子という交わることがなかった2人のコンビが読んでいて楽しかった。本作はミステリーサスペンスではなく、ミステリーに重きを置かれていたところもまた意外だった。方舟しか読んでいない方にはぜひおすすめしたい。

    0
    2026年04月16日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

    Posted by ブクログ

    アンソロジー作品『有栖川有栖に捧げる七つの謎』を読みました。
    有栖川有栖のデビュー35周年記念のトリビュート作品です。

    -----story-------------
    予想をはるかに超える名編ばかり
    それにしても、ここまでやりますか?――有栖川有栖、思わず脱帽
    レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆!

    真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで。

    「気鋭の作家が本気で遊んだら、こんなものを書いてしまうのか?」と有栖川有栖を感嘆させた一度限りの豪華トリビュート。
    有栖川有栖による解説

    0
    2026年03月24日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    数ページで読み終わる短編を集めたアンソロジー小説。作者が全て異なるため、話が複雑になればその分読みづらさとして認識されてしまう作者が出てしまうのは、仕方ないかもしれない。

    0
    2026年03月14日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    文体の合う合わないで小説を選びがちなので、
    こういうオムニバスではいろいろな著者の文体を少しずつ味見できるのが有難い。

    同じ書き出しでも、ミステリーになったりホラーになったり青春小説になったりとジャンルも色々楽しめた。

    0
    2026年03月04日
  • サロメの断頭台

    Posted by ブクログ

    2025年本格ミステリ大賞候補
    シリーズもの(知らなかった、損した…)。贋作犯と盗作犯探しが入り乱れるミステリ。登場人物が多くて前半読み流してしまった部分も多かったけど、後半の巻き返しが見事。

    0
    2026年03月04日
  • サーカスから来た執達吏

    Posted by ブクログ

    ​「方舟」「十戒」といった衝撃作を世に送り出す前の、夕木春央さんの初期作品。デビュー作の「絞首商會」と同様に大正時代を舞台としており、むしろ近年のパニック・ミステリー路線のほうが、ファンからすれば異質に映るのかもしれません。

    現代語とは微妙に異なる言い回しに最初は戸惑いながらも、読み進める手は止まりません。
    執達吏のユリ子と子爵令嬢の鞠子。立場も性格も対照的な二人が、隠された財宝を追う謎解きに挑みます。

    ​物語は、執達吏(しったつり)として奔放に振る舞うユリ子と、彼女に振り回される子爵令嬢・鞠子が隠された財宝を探し出す謎解きミステリー。
    作中に登場する暗号の難易度はまさに「超ド級」で、自力

    0
    2026年02月14日
  • サーカスから来た執達吏

    Posted by ブクログ

    大正時代の設定。夕木春央に期待する予想外の結末は現在だし、キーマンになる少女のキャラクターがキャッチーで面白かった。

    0
    2026年02月12日
  • だから捨ててと言ったのに

    Posted by ブクログ

    いろんな作家さんが集まった短編集。始まりはみんな同じ文章からなのに十人十色で、作家さんの人数分だけ、想像できないような物語が広がって楽しい。まだ手にとった事のない作家さんの作風も知れるし、これからもっと読書の幅が広がりそう^-^私のお気に入りは『パルス、またたき、脳挫傷』『母の箪笥』『海に還る』『切れたミサンガ』『探偵ですから』

    0
    2026年02月04日
  • 絞首商會

    購入済み

    上質なトリック

    大正が舞台の不可解殺人、探偵役はなんと泥棒。
    容疑者が4人まで絞れているのになぜか犯人を特定できないという不思議な状況と、その理由となる構造が素晴らしいです。
    ミステリ好きは読んでおいて損はないかと思います。

    #深い #ダーク #アガる

    0
    2026年01月25日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

    Posted by ブクログ

    トークショー、楽しかったなぁ❤️
    一穂さんのサイン会でのエピソードがめっちゃ楽しかった(笑)
    七つの謎も大変面白かったです

    0
    2026年01月16日