夕木春央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
方舟、十戒のファンなので、前2作と同様の装丁の「楽園」の出版に期待値は爆上がりでした。
期待値が高すぎて「期待を下回ったらどうしよう」という気持ちで読み始めた本作ですが、期待値どおりの満足感でした。
謎解き後の想定外の着地が夕木先生の作品の真骨頂ですが、前情報の少なかった前2作と違って、これまでの情報をフルに使える今作では読者の想定を超えるのは相当難しかったと思いますが、むしろ今までの情報が布石になって、着地の「想定外」を脚色してくれてたので流石だなと思いました。
ハードルが上がっている分、前2作より衝撃度は少なかったですが、夕木先生テイストが存分に味わえる見事な作品でした! -
Posted by ブクログ
「方舟」「十戒」と続いた夕木春央さんのクローズドサークル第3弾。単体でも面白いと思うが、これはもう前2作を読むのは必須だろう。展開の作り方もこれまでの作品と近しいし、途中からある程度筋書きは読めてくる(読めてくるがゆえに裏切りには身構えてしまうが笑)が、しっかりと騙されてしまった。多分主人公たちに愛着を持ってしまうがゆえに、楽観的に読もうとしてしまってるのかなと…。ラストは絶望したり悲しんだり希望を持ったり忙しない。そんな感情のジェットコースターがたまらない。
「殺人犯にならなければ脱出できない」
そのコピーの通り、無茶苦茶な舞台設定ではあるが、ゆえに通常の倫理観や立場の逆転が至る所で生まれ -
Posted by ブクログ
めっちゃ面白かった。読み始めたら止まらなかった。
犯人が誰か。ということももちろん気になりながら読み進めたけど、それ以上に、犯人を見つけてどうやって説得or拷問して脱出するのか。という部分にとても興味を引かれた。命の選別をするということの重さ。第一の事件があまりにも謎がなさすぎて、第二の事件を願ってしまうという残酷さ。犯人へ言葉をかけるときの言葉の軽さ。
極限状態に置かれた彼らが、みんなが納得できるように、理性的に、自分たちの代わりに死んでもらう人を決めていくという流れが、とても怖かった。
…そんな今までの流れを無視して、ラストはもう絶叫。絶叫以外の何物でもない。怖かったーーー。