夕木春央のレビュー一覧

  • 方舟

    ネタバレ 購入済み

    おもしろい

    ネタバレ含みます

    全体として整合性もとれていてテンポも良く最後の意外な結末も面白かった
    ひとつだけ、さすがに犯人の判断が速すぎる
    不測の地震からあのスピード感で殺人までの決意はやや無理があるように感じました

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    2025年12月17日
  • 十戒

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    ネタバレ


    クローズド・サークル形式の犯人を絶対見つけてはならないという斬新な今作

    方舟の衝撃を思い返して慎重に読み進めていったのですが、やはり今回もうっすら犯人の気配は感じつつそういう真相だったのかとあっと言わされました

    方舟はもう人としての怖さとラストに戦慄してましたが、最後の最後、解説で全ての合点がいって方舟と連続で読み進めるべきはこういうことかと膝を打ちましち

    確かに、犯人の行動と冷静である意味冷酷な立ち回りと瞬間的な頭の回転
    やけに手馴れてるなと思ったけど、そりゃあ犯人はあれだけのことを経験してるからそうなるよねとしか…

    確かに旧姓は明かされてなかったし、解説を読めばラストの彼女の身の

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    2025年12月16日
  • 十戒

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    ネタバレ

    無人島のリゾート化計画のため下見に訪れた男女9人。
    そこで待ち受ける連続殺人事件。
    無人島に取り付けられた爆弾と犯人からの「十戒」により、スマホも使えいつでも船や警察を呼べる環境下でも、脱出や犯人の捜索を禁じられる。
    この「犯人を知ろうとしてはならない」という戒律により生じた人間関係と犯人の真相を知った後、必ずはじめから読み返したくなる。
    もしかしたら2周目の方が面白いかも?と思わせてくれる唯一無二の作品。
    そしてラスト2行で衝撃の事実が明らかになる。
    ※本作を読む前に必ず「方舟」を先に読んだほうが良い。

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    2025年12月16日
  • 十戒

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    ネタバレ

    『方舟』であっと驚かされたのでこちらも拝読。
    瞬間的な衝撃度で言うと『方舟』が上で、本作は読み終わった後にじわじわと真相が効いてくる感じ。

    今作もオーソドックスなクローズドサークルものにスパイスがひとつまみ足されている。期限まで犯人探しをしてはいけないという制約が、容疑者が絞られている状況を複雑で混沌とさせていく。

    最後まで読むと、些か心を預けるのが早くない?という主人公の心情への違和感など納得できる点が多い。

    某金田一少年の犯人ばりに忙しいし、生き残るために超合理的だし、胆力のある犯人だな〜と既視感を覚えていたら、まさかのあの人⁉︎
    凄くさりげなくそう察せられる情報が開示されて、唸らさ

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    2025年12月15日
  • 十戒

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    引き込まれて一気読みしました。
    すごく面白かったし是非再読もしたいけど
    「方舟」の衝撃と比べてしまうと…
    そのくらい「方舟」が良すぎたということで。
    星4というよりは4.5な感じで。

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    2025年12月14日
  • 方舟

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    久しぶりに面白い本格ミステリーを読んだ。
    迷い込んだ地下施設「方舟」。
    そこに閉じ込められる10人、そして起こる殺人。
    あらすじだけでワクワクが止まらない。
    他の人のレビューを読んでからずっと気になっていた作品だから、今年の終わりに読むことが出来てとても嬉しい。

    雪山の山荘と同じような密室空間でなぜ殺人が起きるのか、どのように犯人は追い詰められるのか。
    全て納得のいく説明で、思わず唸ってしまう。
    情景が浮かぶ文章のおかげで、スラスラと読めたのも高ポイント。

    最後まで、本当に最後までミステリーならではのゾワゾワとする感覚が続く作品、ぜひ楽しんでもらいたい。

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    2025年12月14日
  • 十戒

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    今回は最初から犯人わかっちゃったなぁ。
    と、思ったら、方舟の!繋がりがあったのか!?

    と。

    なるほど、だから、連続で読んだらわかってしまうのかも。
    同じような調子でつづくもんなぁ。

    うまいことやるなぁ。
    犯罪者を逆にやっつけたうえで、罪まで被すように立ち回る。

    今回のひっ!っていうのは、
    あーそうか、この子ずっと知っててこれだったのね。よくぞ顔に出なかったなぁ。っていう。

    女同士の腹の探り合いがヒーッだったかもなぁ。

    ただ、女同士の腹探りヒーッに関しては、湊かなえの右に出るもんはいないのよ。
    やっぱり内面をもう少し深く抉らせて欲しかった気もするけど、上手くまとめてるー!

    と、思っ

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    2025年12月14日
  • 十戒

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    ネタバレ

    方舟に続く、十戒。
    なんとなく真犯人は、、、と1周目に予測は立てつつも、最後の最後で明かされるトリック、完全犯罪の成立に納得させられ、その場のひとりであったら犯人を藤原に思ってしまう。そして解説を呼んで、最後の考察を呼んで鳥肌がたった。
    真犯人の思考、やり方はまさしく方舟の彼女そのものであり、また彼女に出会えたことにどこか喜びも感じていた。
    これからまた2周目を読むところではあるが、様変わりする文章が非常に楽しみである。
    また彼女に会えることを楽しみに思う。

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    2025年12月14日
  • 方舟

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    この結末は想像を超えた。

    YouTubeの本紹介を見ていたから、結末を期待してたけど期待以上…遥か上を超えていった。

    自分が決めつけていたミステリーはこういうものを壊してくれた作品。

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    2025年12月13日
  • 方舟

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    この感想を話したら自分がとんでもないやつに思われそうで何も話せない。なんか、そう言う事を考えてしまう作品だった。

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    2025年12月13日
  • 十戒

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    ミステリなのに“推理しちゃダメ”っていう逆転ルールがまず面白くて、そこから一気に引き込まれました。読めば読むほど雰囲気が不気味になっていく感じが最高。

    孤島の閉鎖空間での疑心暗鬼とか、誰も本音を言えない気味悪さがじわじわ効いてきて、ページめくる手が止まらなかった…! 「次どうなるの?」って不安とワクワクがずっと混ざってる感じ。

    そしてラストはやっぱり夕木春央、さすがでした。最後までハラハラして、めちゃ面白かったです。

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    2025年12月12日
  • 十戒

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    主人公の精神状態を感じる没入感ある文章、
    そして最後に絡まった紐が素直にほどける内容であった。
    一読してほしい作品です。

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    2025年12月10日
  • 方舟

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    ネタバレ

    メタ読みだけど主人公と唯一トランシーバーアプリで通信できる存在ということで、早めの段階で犯人を察せた。犯人が残り、分断された段階で交信があるのだろうな…と。

    面白かったし傑作だと思う。
    だけど個人的に好きかと聞かれると首を縦には振れない後味の悪さ…
    うっかり寝る直前に読み切ってしまい(それぐらい面白くて手が止められなかったってことだけど)、その日の夜はめちゃくちゃ寝つきが悪かった。

    救いがないという点での後味の悪さだけど、もし柊一が麻衣と寄り添う覚悟を持って残っていたら後味が良くなったかというとそんなこともない。
    生還を疑わず最後の最後で犠牲になった友人や従兄弟の死の十字架を背負って、殺人

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    2025年12月08日
  • 十戒

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    亡くなった伯父が所有していた無人島に観光開発のために生前関係(不動産屋、建築会社、友人など)があった9名が殺人事件に巻き込まれる。

    聖書の十戒のように犯人からルールが決められる。

    犯人やどんでん返し、伏線を楽しめ一気読み。
    再読2周目こそ真犯人の挙動や意味ありげな文章の発見が醍醐味で面白い。

    やっぱり最後の大暴露が秀逸。
    感心したし、見抜けなかった自分が悔しい。

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    2025年12月08日
  • 十戒

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    電子書籍にて。
    方舟が面白かったから続いてこちらも読みだしてみたら、続きが気になりすぎて一気読みだった!

    もうちょっと各人の人柄がわかってから事件が盛り上がるとよかったかも。

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    2025年12月07日
  • 十戒

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    ネタバレ

    とにかく不純物が少ないミステリー

    前作同様訳あって閉じ込められた場所で殺人事件が起こるフォーマット。(クローズドサークルというらしい)
    前作にあった誰が殺されるかわからないみたいなヒリヒリ感はなくて、殺されそうなやつが順当に殺されただけなのは残念だったけど、そこ以外は大満足

    前作はホームズが犯人ではなかったというのもあり、主人公と一緒にいて唯一アリバイがある綾川を全然疑ってなかった。

    登場人物の整理ができるまで丁寧に誰がどこの人かを書いてくれており、スラスラ読めるような気遣いも手厚い

    2度目が美味しい具合で言うとこっちが上だと思うので2回目読んだら⭐︎5になるかも

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    2025年12月07日
  • 方舟

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    衝撃のラストということで気になり購入
    確かにこの結末は忘れられない
    初見の方は絶対にネタバレ厳禁とだけは強く言える

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    2025年12月06日
  • 十戒

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    方舟も面白かったが今作も◎。
    油断させといて最後にとんでもない伏線回収するのやめてください、鳥肌立ちます。

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    2025年12月06日
  • 十戒

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    サクサクよめる!
    クローズドサークルもののミステリーって、
    良い意味で型にはまって読みやすい!!


    遺産相続により、叔父の所有する無人島の開発、
    調査にきた9名の男女。
    そこで、起きた殺人?そして、とある理由から、その殺人犯人を暴いてはいけないという状況。
    果たして、彼彼女らの運命はいかに!?

    といったあらすじ。

    ミステリーは何がネタバレになるかわからないから感想を言いづらい。
    ただ、前作の方舟と比較して読んでしまうのは、
    しょうがないのか。。。
    なんか、2つに共通する点で、探偵役の推理って、
    雑くね?と思ってしまった、、、、

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    2025年12月06日
  • 方舟

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    ネタバレ

    星4.2

    ・作品概要
     夕木春央の2022年発売のミステリー小説
     1993年生まれと自分より若い作家
     週刊文春ミステリーベスト10の1位や本屋大賞にノミネートされたりと話題作

    ・あらすじ
     地震により怪しい地下建築に閉じ込められた人々が助かる道は一人を生贄にすること。水没していく施設から脱出方法を模索する中で殺人事件に巻き込まれていく物語。

    ・感想
     かなり読みやすく、最後のどんでん返しは予想できず驚いた。
     前情報で衝撃を受けるとは聞いておりあれやこれやと考えながら読んでいたが、そうくるとは、、、想像を超えた。
     小説慣れしていない人など万人におすすめできる小説。

    ・好きなポイン

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    2025年12月17日