夕木春央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。
個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か -
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Posted by ブクログ
ネタバレ元泥棒の美青年蓮野と画家井口のシリーズ。
さほど著名というわけでもない井口の絵が盗作にあってその犯人というか真相をさぐっていくうちに戯曲「サロメ」の見立て殺人が・・・
うーん。どうもこのシリーズはなんともいえない読みづらさがある・・なんでだろうな?時代設定とかではないと思うんだけど。まず話の展開というか探偵役の蓮野にどうも魅力がない。裏でなにかしらの調査を極めて消極的にやってる風ではあるけどわかったような態度でなにも語らない。読み手としてはただただ事件と謎だけが積み重なっていく感があって事件が動いていってるのはわかるけど話の起伏に乏しいのが原因なのではないか?そして最後に怒涛の真相解明が待っ -
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Posted by ブクログ
夕木さんのデビュー作『絞首商会』の続編となる連作短編ミステリ。登場するのも前作と同じく元泥棒の蓮野と画家の井口のコンビ。この二人が中心となって事件を解決していく6編のミステリになっています。
まず分厚さにちょっと慄き…読もう読もうと思いながら後回しにしていたのですが、一旦読んでみると短編集ということもあり読みやすくてあっという間の読めてしまいました。話がバリエーションに富んでいてとても面白かったです。前作は正直少し間延びしていると感じる部分もあったのですが、今作は短編集ということで、謎の重さと物語の長さのバランスがちょうど良く感じました。
一番好きな話は『光川丸の怪しい晩餐』です。
故障し