千早茜のレビュー一覧

  • 眠れない夜のために

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    西淑さんの絵が気になり読んでみた。
    10の夜の物語が素敵な挿絵と共に描かれていて、絵本を読んでいるような感覚だった。
    個人的には『第一夜 空洞』『第三夜 水のいきもの』『第九夜 寝息』が好きだった。

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    2025年11月02日
  • ガーデン

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    ネタバレ

    千早さんの描く登場人物たちはみんな人間らしくて好きだ。羽野って人間に興味なさそうなのに、本心では人が気になって仕方ないから距離を置いてるんだろうなと思った。近づけば近づくほど乱されると分かっているから。
    文章なのに読めば読むほど植物たちの青臭さで体が満たされた。梅雨の日、むせ返る緑の中でもう一度読み返してみたい。

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    2025年11月01日
  • ガーデン

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    この作者さんの作品は植物がたくさん、酵母パン?もよく出てきた。すき。私も感化されて部屋に新しい植物を迎えてみました。他の作品も読むぞ〜!

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    2025年11月01日
  • 赤い月の香り

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    愛着と執着の差は紙一重で時に入れ替わることもあるのだろう。香りの感じ方は人それぞれで、同じ香りでも同じ気持ちを思い出すことはできず、本当に同じ香りにするなら違う配合になる。繊細で密やかに暴力的な強さも持つ不思議な香りの世界を堪能。

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    2025年11月01日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    『なんどでも生まれる』彩瀬まるさんの作品がきっかけで読み始めた。商店街の短編アンソロジー。色々な作家を読みたい時には良いとは思う。おはなしの傾向は商店街ならではの人情味だろう。さらっと読んでしまうのにはちょうどよかった。

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    2025年11月01日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    この作者さんの既刊をボチボチと読んでいく、の6冊目。
    今回は直木賞を受賞されたこの本で。

    夜逃げの途中で家族とはぐれ、山師の喜兵衛に拾われた少女ウメ。夜目が利くのを頼りに、女だてらに銀掘になろうと間歩(坑道)の中で働き出す…という出だし。
    喜兵衛とウメ、加えて喜兵衛に従うヨキの銀山での日常が描かれる前半では、銀を掘る仕事やそこで働く銀堀たちの姿が描かれ、山の深さや間歩の暗さ、風の爽やかさや土の湿り気、水の冷たさなどの描写も染み渡る。
    男ばかりの間歩の中での、女であるが故の窮屈さが、ウメが女を感じさせるようになるとともに増長して、物語の後半では、好きに生きたいように生きられないウメの半生が積み

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    2025年11月01日
  • 男ともだち

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    周囲に主人公・神名やハセオのような人が居ないので共感はしなかったが、こう言う人もいるのだろうなー、と思った。

    よくよく考えれば彰人の心理も謎。

    なぜハセオが神名のことをそんなに可愛がるのか分からなかったが、それこそ「ともだち」だからなのか、無性の愛ってやつなのか?

    主人公が人を利用してみたり大切にしてみたり両極端なのがなんだか変な感じだった。

    個人的には、主人公が仕事をしていれば人を雑に扱っていい、みたいに感じられた。

    とにかく、こう言う人もいるんだなぁと社会勉強になった。

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    2025年10月31日
  • なみまの わるい食べもの

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    『わるたべ』四作目。
    著者の質というか傾向に慣れてきたからか、初めの頃に感じた食に対するただならぬ欲求&行動に度肝を抜かれるようなエピソードはあまりなく。
    直木賞受賞前後の体調不良や、全般にそこはかとなく散りばめられた不調と老いを感じる今作。
    それでも、新たな家族を得て以前とは少し違った彼女なりの食に向き合う愛の形が記されています。
    印象的だったのは、
    「あとかた姫」こと姪っ子ちゃんに傅きまくってる伯母ちゃんの奔走っぷり。
    あとは『しろがねの葉』を読んでおかねば、気になるじゃないか、とも。

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    2025年10月29日
  • 赤い月の香り

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    続編も前作に引き続いて良かった。

    香りをイメージしてここまで話を広げられることが本当にすごい。
    香りと一概に言っても、そこに含まれる意味やイメージするモノは人それぞれ異なるというのがよく分かる。


    千早先生言葉の使い方が好みドンピシャなためか、読んでいて物語の中にドンドン引き込まれていく。
    私の頭の中で、登場人物が生きているような感じだ。
    他の先生が書かれた作品でも同じようなことは多々あるが、千早先生の作品は言葉にして表現できない不思議な感じがする。
    先生が書かれた他の作品もぜひ読んでみたい。

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    2025年10月29日
  • 魚神

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    これはライトノベルになるのかな。
    遊郭を主な産業とする不思議な島で生きる白亜とスケキヨ。強く惹かれ、お互いを求めながらも得られない、究極の片想いのヒリヒリ感を存分に味わえる。
    千早茜さんは近親相姦ものが好きなのか、ファザコンなのか、「しろがねの葉」もそうだったけど、この手の、簡単に手を出せない(特に年上の)男を書かせるととても上手だ。
    スケキヨもいいけど、個人的には蓮沼の危険な香りに魅力を感じる。しかしスケキヨはなんでこの名前なんだろう。もう「犬神家の一族」のBGMが脳裏に流れまくり。

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    2025年10月28日
  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜、についての短編集。それぞれにある眠れない夜、その時の過ごし方や気持ちが伝わりひとりじゃないよと言われてるよう。挿絵が絶妙で、さらにその夜が深まる素敵。夢現のようで、浮遊感を感じるような雰囲気が好き。

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    2025年10月27日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    1人で食事するのは寂しいし、誰かと食事すると会話に気を遣って味わえないし、と思っていたけど、「自分と同じくらい食事に集中できる人」と食事することがベストなのでは!と、この本を読んで感じた。

    「人は変化していく。友情だって、愛情だって変わるし、相手の気持ちはわからない。人は誰もが自分以外のリアルを知らないのだ。けれど、同じものを食べて、美味しいと言い合うその瞬間だけは信じられる気がする。」

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    2025年11月08日
  • 正しい女たち

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    どこかにはあるかもしれない歪な日常って感じだった。
    「幸福な離婚」は結構好きだった。他人になると分かっているからこその距離感が冷たくてあたたかくて切なかった。

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    2025年10月20日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    千早茜『直木賞受賞作品』
    千早茜、初読み。

    戦国末期の石見銀山。
    シルバーラッシュに沸く、石見銀山に家族とともに向かうウメ。途中、父母と生き別れ、山師・喜兵衛に拾われる。

    銀山で銀掘として、間歩に入りたいと願うウメだったが、喜兵衛からは許されなかった。
    銀に魅せられ、銀山に入っていく、男たち。
    そして、男たちのからだは蝕まれていく…

    銀山に生きるひとたち。
    銀山に魅せられ、銀山にしか生きられない男たちと、共に生きる女たちの世界。

    ウメは、喜兵衛に魅せられたからこそ、銀山に魅せられた。自分も喜兵衛のようになりたいと…
    山師になることはできなかったが…
    銀山に入る隼人や龍、息子たちを支え続

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    2025年10月18日
  • ガーデン

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    こういう男の人ってたまに居るよなぁ
    "帰国子女"等、人間は何かのレッテルを貼りたがる生き物なのかもしれない
    それにしても、やっぱ極限まで頑張っちゃうと崩れ落ちてしまうものなんだなぁ

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    2025年10月16日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    お菓子の甘い描写と、登場人物の複雑な心理描写の対比が際立つ作品だった。

    最後まで主人公には全く共感はできなかったな

    自分の都合で婚約延期したのに、婚約解消しようと言われたら怒るなんてひどすぎる。
    最後の展開は一気にまとめた感あって少し残念。

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    2025年10月09日
  • 雷と走る

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    幼い頃、乾季と雨季しかない治安の悪い国で大型犬を飼っていた時の回想がずーと続きます。
    主人にだけは忠実だけど野生が出ると何をしでかすかわからないところがあり、本能のままの振舞いが愛おしさもあるが怖さも感じる。

    私も小さい時、犬を飼ってた事があるので随所にみられる犬の習性が古い記憶を呼び覚ましてくれました。
    犬とは主君関係が成り立つように感じますが、猫とは違い対等な関係性を感じたことがないので愛とゆうにはちと傲慢な感じでした。

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    2025年10月09日
  • 赤い月の香り

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    ずっとこの物語に浸ってたい。
    読んでる途中だけど早くこの続きを、早くこの世界観に入り込んでしまいたくなる。

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    2025年10月05日
  • グリフィスの傷

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    傷にまつわる短編集。
    傷跡になっていても、チクリと残るようなそんな痛みを感じるような少し苦しめの内容が多かった。

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    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

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    どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうした

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    2025年10月05日