千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
植物の息づかいを、読者がリアルに感じとることができる文章表現は、さすが千早茜さんというところ。
登場人物のセリフや思考も、いちいち読者を立ち止まらせ、考えさせる。
千早さんの頭のなかはどうなっているのだろう。
人はそれぞれ自分自身の庭を持っていて、常に鍵が掛けられていたり、常にオープンだったり、隙間があったり、きまぐれに誰かを招き入れたり、訪問したりと、全ての庭の形態は異なっている。
そして、外部の刺激により簡単に崩壊してしまう脆さもある。
登場人物のなかでタナハシという、主人公・羽野の同期の女性が印象的だった。
彼女には、本来自分らしい庭があったはず。死にかけていた苔玉がまた息吹を取り戻