千早茜のレビュー一覧

  • 雷と走る

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    ネタバレ

    ★3.5
    小さい頃大型犬を飼っていたので、めちゃくちゃに共感できた。
    家族でありながら、獣と人の、絶対に超えられない壁があって、それを突破したいんだけど、突破すると不幸になることもわかってるんだよね。全部わかってて、飲み込むしかないんだよね。

    文章が綺麗。薄めの本だけど、完成度高い。私は好き。

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    2026年07月12日
  • マリエ

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    離婚して幸せになる。
    ポジティブしかない!
    立ち止まってる場合じゃない!
    ゼクシィの離婚版もあればいいのにね。

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    2026年07月09日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服オタクとしては、洋服の歴史を深掘りするテーマそのものはとても面白かった。

    シャネルがコルセットから女性を解放し、女性の社会進出にも寄与したという話は知っていたが、それ以前の歴史については断片的な知識しかなかった。そのため、コルセットには「男性が女性を支配していた時代の象徴」という悪いイメージの方が強かった。
    一方で、そうした時代背景があったからこそ生まれた、美しい衣服や文化が数多くあるのだと知ることができた。現代の価値観だけでは測れない歴史の積み重ねを感じさせられる。

    その反面、物語としてはやや淡々としていて、千早さんの他の作品と比べると盛り上がりに欠ける印象もあった。主人公たちの過去へ

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    2026年07月03日
  • 正しい女たち

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    一話目「温室の友情」に登場する四人の女性から派生した短編が主で、どれもどことなく不気味な雰囲気が漂っていて良い。

    セクシュアルな小説が苦手なので、そういった点でちょっと入り込めなかったのだけど、千早茜さんの人間の不完全さを肯定するでも否定するでもない、一歩引いた淡々とした語り口が好き。

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    2026年07月03日
  • 眠れない夜のために

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    様々な生き物が、それぞれ違う場所で眠れない夜を過ごすショートストーリー。千早さんの文章は、色や匂いがものすごく鮮明に伝わる。今回の話は夜の静寂が伝わって、読んでいる方が少し眠たくなった。(つまらないとかそういう意味じゃなくて)
    今、生まれて間もない赤ちゃんと夜を一緒に過ごしているが、夜通し寝ることがない。泣き声で起こされて、泣いている赤ちゃんを抱いている夜は孤独を感じる。でも、この孤独もいつか愛おしくなる日がくるんだと信じて、毎日の夜を超える。これも私の眠れない夜の話。街の明かり、静寂の中、それぞれ眠らない人のストーリーがあるのかな、と思ったりした。

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    2026年07月01日
  • グリフィスの傷

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    大好きな千早茜さんの新刊、早速読みました。どれも色の違う「傷」をテーマにした短編集だけど、漂うのは完璧じゃない人間の狡さや醜さ、そして愛情。切ないほどに生々しい。いくつも好きな短編があって、やっぱり千早さんが好きなのだなぁと思いながら読んだ。

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    2026年07月01日
  • 正しい女たち

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    ネタバレ

    6編のうちの3編は連作。自分と世間一般の間の正しさに違いがあるだろうし、正しさの中で苦しむ人もいるだろう。
    お気に入りは「幸福な離婚」。離婚を前提にしてから、心地良い日々を過ごす夫婦。こんなにしっくり行ってるのに別れるなんてと思いながら、夫婦の難しさを考えた。

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    2026年06月25日
  • マリエ

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    離婚をして引っ越しをして、誰かに、とか、誰かとではないなく過ごし方を通じて、また自分の暮らしを作っていく。

    それでも変わらない部分はあるし、そううまくはいかない。でも、恋愛や人との繋がりを通じて、変わらない自分や変わっていく自分をまた少しずつ知りながら生きていく。

    千早さんの書く、お料理をはじめとする丁寧な暮らしで心が整っていく描写が好きだなと改めて。金原ひとみさんとの対談も良かったです。

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    2026年06月25日
  • グリフィスの傷

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    傷に纏わる10編の短編集。ほっこりするものもあれば、傷に纏わっているのもあり、心苦しくなる話もあった。"傷痕を消しても、記憶は消せない"と書かれていたように、どんな傷も消えることはないので、後悔のないように自分らしく生きていこうと思える作品だった。

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    2026年06月24日
  • マリエ

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    離婚もなんのその、おひとりさまを強く楽しく過ごしていく自立した女性を描いたお話かと思いきや、年下男性に翻弄されて、めんどくさい質問を重ねるシーンは共感性羞恥で読み進めるのを躊躇うほどだった。
    でもこれが人間なんだよなぁ。

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    2026年06月22日
  • 眠れない夜のために

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    本のサイズが気に入って手に取った。
    夜、キッチンの椅子で1話ずつ読む、
    暖かい気持ちが灯る、少しずつ、
    読んでよかったと思ったそんな本。

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    2026年06月22日
  • ガーデン

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    千早さんの書く『自然』は、実際に目の前にあるかのように濃く鮮やかだ。
    子供時代に何の選択肢も与えられず異国で暮らすことになった羽野。人に何かを求めるのでなく、ただ植物に囲まれて何の欲望も持たず静かに暮らしていた。
    物語が進み、羽野の1人だけの世界は少しずつ壊れ始める。それは良い変化か、悪い変化なのか、私にはわからない。けれど、同期のタナハシの事件に体が動かなくなったり、緋奈からの言葉に動揺する羽野は最初よりもずっと人間らしいと思った。

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    2026年06月21日
  • グリフィスの傷

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    身体や心にできた『傷』にまつわる10の物語。ひとりひとりに個性や背景があるように傷にもそこに存在するに至ったストーリーがある。そのストーリーに触れることで『癒える』とは何か、切なさのなかに生きる糧のようなものを見い出せる気がした。

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    2026年06月21日
  • 正しい女たち

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    どの短編も面白かった。
    登場人物一人一人の感情に入りやすい言葉選びが千早さんの魅力の一つなのかな。
    芸能界で生きるのはやっぱりずば抜けた才能がないと落ちるだけなの?闇なの?と思ってしまった。

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    2026年06月18日
  • さんかく

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    ネタバレ

    終わり方が消化しきれなかった。批判とかではなく、この感情を理解できる経験値が自分の中にはなかったのかもしれないし、再読したらなんとなく理解できるのかもしれない。

    ・劇的な展開がある物語ではないが、時々出てくる町屋や空気感の描写が、懐かしさを想像させてくれて心地よかった。

    ・教授とのやりとりが大学時代の自分の恩師を彷彿とさせた。当時教授は自分のために時間を作ってくれていたのかもしれないと思っていたけど、単なる教授の日々の中に自分との会話があっただけなのかもしれないと感じなぜか心が軽くなった。

    ・高村さんがやりたいことを見つけたんだと言った時、毎日の生活の中で何かしらの目的を持たなきゃいけな

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    2026年06月18日
  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜にさっと読める短編集。
    夜になると、頭の中でネガティブなことを考えすぎて眠れない、みたいなことがよくある。そんな私みたいな人たちがこの本の中にもいた。"1人じゃない"と思わせてくれる本だった。

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    2026年06月15日
  • 魚神

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    千早先生の作品は、これで5冊目になりました。
    妖艶な作品でしたが、私の読書力では、先生が表現されようとしていることが1回では読み取れませんでした。なので、時間をおいてもう一度読み返したいなと思う作品でした。

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    2026年06月12日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    誰もが知る童話をここまで現代に落とし込めるのはさすがとしか言いようがない!一番最初の「迷子の決まり(ヘンゼルとグレーテル)」は、まさかのヒューマンホラーでゾッとしてしまった。親に見捨てられた2人の子供が欲に釣られて…というあらすじがここまでしっかり怖くなるとは。
    ただ、元々連載だった事もあり、後半にかけて全体的にベタっとしたホラーに飽きてしまったので⭐︎3。

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    2026年06月11日
  • 眠れない夜のために

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    眠れない夜に焦点を当てた短編集。

    毎話が画集のように、怖さと美しさを兼ね備えた情景が浮かび上がるような作風だった。
    千早茜さんの「香り」シリーズが大好きで楽しみに読んだのだが、今回はあまり刺さらなかった。
    どの話も内容が少し薄く感じてしまい、物足りなさが残った。
    ただ、読みやすく、文章がとても綺麗なので、大人の絵本のような感覚で眺める分にはとても良い作品だと思う。

    夜更けに一編ずつ読むのに向いている、静かで幻想的な短編集。

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    2026年06月11日
  • マリエ

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    40歳を目前に夫から離婚を切り出されたまりえのお話。

    夫の離婚理由もよくわからなかったし、自分勝手に別れたのにその後も連絡を取ってくるあたりがなんか嫌だった‥。
    結局寂しかったのか、、?
    何がしたかったのかわからなかった‥。
    そしてまりえも、年下の彼氏ができたのになあなあと婚活もするというよく分からない行動‥。
    誰に対しても誠実ではないように見え、ずっとモヤモヤしてしまった‥。

    由井くんもなんだかハッキリしない人だったな‥。
    でもこうゆう子に沼る人が多いんだろうな。

    結局みんな何がしたかったのだろう‥。

    とても読みやすかったのだけれど、あまり理解できなかったのが悔しい‥。


    2026

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    2026年06月11日