千早茜のレビュー一覧

  • 燻る骨の香り

    Posted by ブクログ

    嘘の香り、執着の香りってどんななんだろう。家族には嘘をつきたくないけれど、嘘をつかないとやっていけないのかもしれない。
    シリーズ1.2作目を改めて読みたくなった。

    0
    2026年10月01日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

    Posted by ブクログ


    前作の方がワクワクしたというか、匂いのイメージがしやすかったなと個人的に感じました。

    千早茜さんのこの香りシリーズは
    本当に物語が繊細だなと思いました。

    登場人物がどうしてその香りが欲しいのか、主人公がなぜそれから逃げるのか、読めば読むほどに謎が解けて、読み終わった後にちょっとだけ切なくなってしまいました。

    小川朔と前作の主人公との関係性ももどかしい!
    恋愛、好きそんな簡単な言葉で表せないですね。
    登場人物たちが今後どんなふうに変化し、どんな生活を送るのか見てみたい。

    0
    2026年09月30日
  • 男ともだち

    Posted by ブクログ

    男女というだけで「付き合ってるの?」と考える人は一定数いるし自分もそう思ってしまうことが時々ある。
    関係性に名前をつけたがるのは良くない癖。
    みんな屑だけどハセオ可愛かった。

    0
    2026年09月29日
  • 男ともだち

    Posted by ブクログ

    2026/9/14
    主人公の神名には一緒に暮らす恋人がいる。
    そして、医者の愛人も。
    そんな神名に、学生時代の友人ハセオから一本の電話が入る。
    「男ともだち」であるハセオとの久しぶりの再会から、物語が動き始める。

    関係が終わってしまうのが怖くて始められない、という気持ちはすごくよくわかった。
    昔の気持ちを思い出してなぜか苦しくなった。
    男女の友情は成立すると思う。
    でも、ハセオは友達ではなくて「男ともだち」だと思う。男性として見守ってもらって、優しくしてもらえる存在。
    すごくズルいと思うけど、でもそのぐらい大切な存在なんだろうなと思った。

    0
    2026年09月29日
  • 魚神

    Posted by ブクログ

    既視感のある意匠の繋ぎ合わせだと感じたけど、こういうのが好きな人にはバリエーション違いの作品がなんぼあってもええやろうし、筆力はあるんだろうし、雨極の描写を終盤に入れるあたりに「ベタだろうが書く」という気概を感じるので、既視感はあまり疵になっていない印象。
    蜷川実花みを感じるのはビジュアルイメージが強いからだろうけど、匂いの描写があるあたりはこの作家の特徴なんだろうな、と思ったり。

    0
    2026年09月28日
  • マリエ

    Posted by ブクログ

    ずっと気になってた!
    ていねいな生活って感じの小説読み心地よい
    ただ読み心地いいせいで かなりゆっくり読んでしまった
    千早さんの作品はそんな話が多くて一休みにすごくいい
    私はまだ結婚して1年も経ってないまだギリ新婚さんなので離婚しないようにしたい
    でも離婚することがあるならこれをハウツー書として 参考にします

    0
    2026年09月27日
  • 燻る骨の香り

    Posted by ブクログ

    朔さんの過去を深堀りする三作目!専門用語が多かった!でも土地柄京言葉?っぽい皮肉な表現が面白かった!

    0
    2026年09月26日
  • 西洋菓子店プティ・フール

    Posted by ブクログ

    途中まで世界に入り込めなくて
    お菓子の話が好みじゃないのかなぁなんて
    思ってましたが、後半ちゃんと楽しめました

    仕事ができて凛とした印象の亜樹ちゃんが
    ぐっと人間らしく魅力的に。
    おじいちゃん、亜樹ちゃん、祐介くんの関係がよい
    読み終えて振り返ると、彼らを取り巻く人々のお話しも興味深く思えた。

    まっすぐ思う気持ち、ずるくて打算的な行動、思いを伝えられない自信のなさ臆病さ、相手を刺す言葉、それが戻ってきて自分を苦しめたりという平面的でない人の感情が表現されていました。

    0
    2026年09月26日
  • 燻る骨の香り

    Posted by ブクログ

    香りシリーズ三部作の最後の本。
    今までで1番香りの専門用語が多めで調べながら読み進めた。やはり、千早茜の作品は表現が上手い!すごく繊細に書かれてて情景が浮かびやすくて読んでいて楽しかった。

    0
    2026年09月25日
  • ガーデン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    想像していたよりもとても現実社会のお話だった。
    主人公がやたらモテるのも、男性が描くハーレム物感があって苦手だった。

    羽野くんは自分に関わった女性たちがみんな消えていったことを振り返り一歩踏み出そうとしているけれど、そのままでいるのが彼の個性であり魅力だと思った。

    いろんな植物が出てきて勉強になった。
    匂いや植物の表現は素晴らしかった。
    ひんやり、しっとりとした質感はたまらなく好き。

    0
    2026年09月26日
  • しろとくろの偏愛

    Posted by ブクログ

    お餅とチョコレートへの
    こだわりと愛がすごすぎて
    「かわいすぎる〜!」と
    何度も笑ってしまいました!

    美味しい状態の餅を食べるためなら
    電車内で食べることもいとわない姿には
    クスッと笑ってしまいました!

    理想の餅やチョコを求めて
    飛んでいってしまう行動力
    千早さんの偏愛っぷりが本当におもしろくて
    千早茜さんがますます大好きになりました♡

     

    表現があまりにも豊かで どれも美味しそう!!

    西淑さんの美麗なイラストも合わさって
    絶対に美味しいお餅と濃厚なチョコを
    用意したくなる中毒性バツグンのエッセイでした

    0
    2026年09月23日
  • 燻る骨の香り

    Posted by ブクログ

    「香り」シリーズ最新作、来ました!でも完結編なんだって!えー。残念。
    てっきり第二弾の続きだと思ってたら、調香師である朔の過去の話だったので、これまた驚き。

    京都のお香の老舗、瑞雲堂の娘で天才調香師の丹穂が突然亡くなり、姉の真奈は妹が隠してきた調香の謎を解き明かそうとする。そこには愛情だけでなく、嫉妬や執着といった底深い感情が。

    ふわっとした幸せが漂う前二作と比べて、今作はかなり「陰」な印象。そして、植物から香水を作るやわらかな朔の調香と比べて、加熱するお香の世界はとても硬い印象で専門用語が難しかった。

    エンディングは「おぉーっ」てなるよ!私は前作を読んだばかりで記憶が新しいこともあり、なおさらだった。

    0
    2026年09月23日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    いろんな人の性への考え方があって、理解できるものもあれば出来ないものもあった。
    自分の性に対する考えをもっと整理したいと思った。

    藤野可織さんの話は首がもげるほど共感できた。

    特に共感した部分。
    「私は自分が子どもを望んでいるのかどうかわからなかった。いくら考えてもわからなかった。私は体力がなくて、だいたい無気力で、まともな生活もできず、一般の人よりも劣っていると言う感覚があった。子供なんて産んでしまったら責任のある決定をたくさんしなければいけなくて大変だし面倒だし疲れるだろうと思った。」
    「私は、自分をコントロールできるということに振り回されていた。当たり前でありながら得難い素晴らしい権利に気持ちをぐちゃぐちゃにされ、一瞬ごとに子供がいてもいいと思ったりいたら終わりだと思ったりしていた。自分が情けなかった。」

    0
    2026年09月23日
  • 眠れない夜のために

    Posted by ブクログ

    大人のための絵本のような短編集。
    絵はそれほど多くないのだけど、色味を抑えて夜に相応しい静けさを纏っている。

    眠れない夜は、―――

    0
    2026年09月23日
  • 燻る骨の香り

    Posted by ブクログ

    香りシリーズ完結編
    小川朔の孤独を理解出来る人がいたとは
    孤独ながら寂しそうではないんだけど
    あそこまで香りで分かってしまうなんて
    やっぱり避けたい対象にはなりそう
    私も柔軟剤のキツイ匂いが辛かったりするので、
    匂いに敏感な人はホントキツイこともあるよね
    もう一度最初から読み返そうかな
    面白いシリーズだったから完結さみしい

    0
    2026年09月22日
  • こりずに わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    読み終えると、様々なジャンルの食に詳しくなった気分になる。
    食を制覇するには、土地を制覇することが必然なのかなと思った。
    同じシリーズも読もう。

    0
    2026年09月21日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

    Posted by ブクログ

    天才調香師・小川朔に家政婦?として雇われた朝倉満を語り部とする長編小説。

    各章ごとに新しい登場人物があらわれ、朔に調香を依頼する。
    求める香りも全く異なるものなので、連作短編集のような趣があるのだが、それぞれで提示された調香のテーマは朝倉満の過去と繋がっている。

    巻末の作者へのインタビューでかなり語りつくされている気がするのですが、「加害者意識」や「正しい執着」などがテーマ。
    人とかかわるとき、どうしても自分の加害性が出てくるという作者の繊細な感覚が朔とリンクしていて面白かった。

    朔の超然としたたたずまいも本作の魅力の一つだと思うのですが、他の方のレビューを読むと、これでも前作より人間味がでてきたとのこと。
    前作「透明な夜の香り」も読んでみようと思います。

    面白かったです。

    0
    2026年09月18日
  • クローゼット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    美術館で眠る服たちがたくさんの人に見られてほしいと願う芳の気持ちが、纏子を思う気持ちとリンクしていたように思う。守るために触れないこと、苦手なことを取り除いてあげること、それだって優しさだけど、そこから一歩踏み込める芳が素敵だった。踏み込むということは、興味本位や悪意と捉えられ、相手が傷つく可能性もあって、そこで生じるかもしれないあれこれを背負う覚悟を持ってこそできることだと常々思う。芳は異質として扱われ傷ついた経験があるからこそ、腫れ物のように扱われる纏子をできるだけフラットに捉えようとしたのかもしれない。纏子が人生に勝ちたい、憐れまれたくないって言ったこと、すごく嬉しかったな。

    0
    2026年09月19日
  • 神様の暇つぶし

    Posted by ブクログ

    五感に訴えかける文章が相変わらず魅力的。
    だが今回の恋愛対象が主人公・藤子の父親より年上で、かつ外見の小汚さが鮮明に描写されているので読み心地の悪さを感じた。
    申し訳ないがこの属性は守備範囲外だ。

    恋愛面では感情移入できず、終盤の展開も若さゆえの恋愛の代償としてあまりに酷では……と悲壮感を覚えてしまった。

    それでも藤子は精神的に成長して、一人で強かに生きているのは救いだ。

    0
    2026年09月16日
  • あとかた

    Posted by ブクログ

    73/100

    好きな作家,千早茜さんの作品。
    恋愛の短編集になっていて1日ですぐに読めた。
    短編集とは言え、前作にサブとして出てた人物が次は主人公になり、視点が違った物語が楽しめる。

    一番好きだったのは、さきさんと松本の話。抱えているものが深い事を分かった上で、さきさんの顔面ではなく、自分の感情から逃げずに向き合おうとするラストシーンが好きだった。

    ただ全体として、どの作品も「熱情的な性」について取り上げており、千早茜さんの淡々と静かな言葉の中にちょっとした言葉の重みを感じる今まで読んでた作品とは少し違ったかもしれない。

    小池真理子さんの解説か素晴らしかった。
    どの作品にも形の見える見えない関係なく、あとかたを残しており、他の人との思いを共有しにくくなっている現代に刺さるようなメッセージ性がある。

    0
    2026年09月15日