千早茜のレビュー一覧

  • ガーデン

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    ネタバレ

    羽野みたいな自分の世界で生きている人はいると思うし、本人が人と深い関わり合いを望んでいなければそれでいいと思ってしまう。
    そんな人を好きになったら辛いとは思うが、人の本質はそう変わらないし、他者に容易く変えられるものではない。ミカミちゃんみたいなしっかりものは深入りする前に去って行くよなぁ 
    理沙子さんの魅力がイマイチ感じられず、ラスト部分は共感できずにモヤモヤ

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    2026年06月09日
  • 眠れない夜のために

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    10の短編うち「木守柿」が好みかな。
    大人の絵本って感じだけど、ちょっと不穏だったり、みをつまされる話もあり

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    2026年06月07日
  • 眠れない夜のために

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    「眠れない夜は」で始まる10のお話。
    千早茜さんの描く、ちょっと不思議で美しい夜の世界に引き込まれます。

    お気に入りだったのは『空洞』と『夜の王』の2編。
    「夜の王は一目散に小さな姫の騎士に戻るぜ」
    かわいい(^^)

    ただ、読後感が爽やかなものばかりではなく千早茜さん作品らしい仄暗さを含むお話も多かったので、もしタイトル通りに眠れない夜に読むのだとしたら、自分はもっと甘くて優しいだけのものがいいかもなぁとも思いました。

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    2026年06月06日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    【略奪愛】とは何か、という哲学を考えさせられるとは思わなかった…
    略奪愛とひとことで言ってもたくさんあるんだなぁ。

    「それからのこと」だけは微妙だった。この微妙という感覚の正体について考えてみたのだが、他の話に比べて割とありきたりな略奪愛ものだったからだろう。

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    2026年06月06日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    窪美澄さんの「朧月夜のスーヴェニア」がとても好き。空襲警報が鳴り爆弾の落ちる音を背景にいつ体が焼けてもおかしくない状況で、本能に近い性欲で繋がる男と女。しつこくないのに匂い立つような性の表現が最高。
    彩瀬まるさんの「かわいいごっこ」も、女の男の下でかわいがられたい欲を現実的に描かれている。セックスのシーンでもいやらしさやエロさが強調されるのじゃなく、気持ちよさや感情主体でかわいく描かれてるのがよかった。

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    2026年06月06日
  • マリエ

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    幸も不幸も、本人が決めること
    っていう強いメッセージを感じた一冊。

    世間の目だけでいうと
    結婚はめでたい、幸せ
    離婚はかわいそう、不幸
    みたいなイメージがあるけど

    ほんとうにそうなのか??

    幸せになるために離婚を決める人もいるし
    結婚する目的が全然幸せそうじゃない人だっている

    他人は人の判断に幸不幸判断すべきじゃないし
    人それぞれなんだよ

    ってことだと思う

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    2026年06月04日
  • 桜の首飾り

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    桜をモチーフにした掌編7作。桜の季節に合わせて読みたいと思っていながら、散り際に駆け込んで読み終わった。結果、散り際の桜と、この作品の世界観が割とあっていて、いい読書になったとニンマリしている。切り口の違う7作は恋の話ばかりではないが、どこか、人を想う話が多いような印象。桜と一口にいっても実際は咲頃も色も散り具合もさまざまなんだ。桜ほどいろんな思いを寄せられる花もないなと思いながら、今年もなんとか桜を見ることが叶ってよかった。そんな物語の外のことを思ってみる。

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    2026年06月02日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    グリム童話やアンデルセン童話などのモチーフが、千早茜さんの手に掛かると、こんなにも美しくも恐ろしい物語りになるのですね。
    幽霊もゾンビも熊もサメも怖いけれど、一番怖いのはやはり生きた人間だー、と改めて思う。

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    2026年05月29日
  • マリエ

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    30代になってからもう一度読み返したい。
    25歳未婚の自分から言える感想があまりない、、、、ひとまず由井くんがすごくよかったのと、金原さん好きそうなキャラと思ってたらやっぱり好きだったので嬉しくなりました。

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    2026年05月29日
  • 眠れない夜のために

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    千早茜さんの短編集。「眠れない夜は——」という書き出しで始まる10の物語。

    一話一話はとても短くて、西淑さんの挿絵が添えられている。小説というより、大人の絵本に近い。

    不思議な空気が漂っていて、しーんとした真っ暗な空間に独りでいるような感覚になる。あ、こういう夜あるな。そう思う話が、必ずひとつある。

    ほっとしたり、切なくなったり、懐かしくなったり。夜という時間が、こんなにも人それぞれなんだと思う。

    焦らなくていいと、思わせてくれる。眠れない夜に、開きたい本。

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    2026年05月24日
  • ガーデン

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    植物の息づかいを、読者がリアルに感じとることができる文章表現は、さすが千早茜さんというところ。
    登場人物のセリフや思考も、いちいち読者を立ち止まらせ、考えさせる。
    千早さんの頭のなかはどうなっているのだろう。

    人はそれぞれ自分自身の庭を持っていて、常に鍵が掛けられていたり、常にオープンだったり、隙間があったり、きまぐれに誰かを招き入れたり、訪問したりと、全ての庭の形態は異なっている。
    そして、外部の刺激により簡単に崩壊してしまう脆さもある。

    登場人物のなかでタナハシという、主人公・羽野の同期の女性が印象的だった。
    彼女には、本来自分らしい庭があったはず。死にかけていた苔玉がまた息吹を取り戻

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    2026年05月21日
  • 人形たちの白昼夢

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    青いリボンに導かれる短編集
    世界観は様々で、そのどれもがどこか幻想的で耽美
    「マンダリン」や「モンデンキント」か多少現実と地続きに感じるけれど、描かれる感情は舞台問わず生々しいのがさすがだった

    全体的に楽しめたけれど、なんとなく既視感がある題材のように感じたのも本当のところ イノセンス、もののけ姫、耳をすませば…
    とはいえ、そんな読み手の感性の陳腐さなんぞ描写力で蹴散らしてしまえる一冊でもあった

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    2026年05月19日
  • マリエ

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    離婚したアラフォー女性のその後の話。まりえさん、素敵な価値観を持ってて、悩みながらも人生楽しそう。元夫とか先輩はちょっとキモい。

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    2026年05月18日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    時代ものは初めてで、想像するのが難しい内容だった。
    厳しい時代に、男性たちを支え続けるウメがかっこいい。

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    2026年05月17日
  • 雷と走る

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    淡々と、現在と過去が流れていく物語。
    犬との強烈な絆、恋人との穏やかな関係。終始主人公の感情が紡がれていく。

    大きな出来事は起こらない日常譚は苦手だが、感情の対比から目が離せず、気付いたら読み終わっていた。

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    2026年05月15日
  • 正しい女たち

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    人って面白いなって思う話でした
    短編集でも繋がりがあり、
    それぞれがそれぞれの人生を生き、
    いろんな考えがあって思慮深く、
    読み終わったあとに私自身の物事の捉え方についてついつい考えを巡らせてしまいました

    なかでも"幸福な離婚"がとても好みで
    共感できる部分が多く、結婚をしても
    程よい距離感が大切なんだなと思いました
    面白かったです!

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    2026年05月13日
  • しつこく わるい食べもの

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    積読だったけれどまた借りる機会があったので、最初から読み直す。

    1作目に続き面白かったけれど、コロナ禍に突入した時期でもありやや暗めな話が多かった印象。今では緊急事態宣言が出されることも、外食が憚れることもなくなったけれど、また同じようなことが起こるかもしれない。コロナ禍で食に支えられたとあったけれど、思い返すと食べ物は明日はあれを食べたい、いつかあれを食べたいと私を生かしてくれる理由になってくれているものであると実感した。

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    2026年05月12日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服をめぐる、綺麗な話だった。お城みたいなデパートとか、わたしだけのお姫さまみたいなドレスだとか。いつか夢見たお伽話への憧れが蘇ってくる。
    洋服の綻びを治すたびに、心がすこしずつ優しくなっていく。
    素敵だけど、「やっぱりな」って感じが強い。亀の男のところはこんなふうに薄くなってしまうぐらいなら、いらなかった。

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    2026年05月12日
  • ガーデン

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    以前、千早作品に出会った時に読み漁っていたが、今回、久しぶりに読みたくなり再読。
    まーったく覚えてなかったが、植物の生命力、というか、こちらが圧倒されるような「息づかい」の描写は頭のどこかに残っていた。
    わたしの体験だと、北大の植物園?かなぁ。

    主人公みたいなタイプ。モテるんだろうな、とちょっと思った。

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    2026年05月12日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    肺を病み、死んでゆく銀堀達と残される女達。
    凄く厳しい世界だった。
    龍の「足掻きましょう。無為に思えても。どこにも逃げられはしないんです」という言葉が、凄く心に残った。
    石見銀山に行ってみたくなりました。

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    2026年05月07日