千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公の幼少期での異国での犬との日々が
ノスタルジックにそして、切なさも感じる
文体で綴られていました。
千早茜さん自身がアフリカで幼少期
過ごされていたということで、
主人公の異国での生活の描写が生々しく
伝わってきました。
私たちの国での犬との関係性は友人や家族のような
存在ですが、国や場所が変われば、番犬としての
機能を求められている犬たちもいるんだなと知ることができました。
本の中で出てくる「虎」は番犬として求められていますが、犬としての本能が剥き出しになるシーンを見ると犬と人間との関係性って何なのだろうかと改めて考えてしまいました。
本の中で
「犬は人の求めに応じて変わってい -
Posted by ブクログ
ネタバレ6人の作家によるアンソロジー。
料理ではなく料理を作る人をテーマに
したところが面白かったです。
ファンタジー映画のような深緑野分さんの
「メインディッシュを悪魔に」は個人的に
内容も面白く、サタンが高く評価した料理?
にあぁ~たしかになんて思いました。
秋永真琴さんの「冷蔵庫で待ってる」では
なんかそれってどうなんて思いつつも
最後にある人からの誘いを断る理由が
カッコよかった。織守きょうやさんの
「対岸の恋」は想定していた好きな人が
えぇ~そっちなん!て思いつつその好意を
抱く人たちのやり場のない思いや自分なりの
処理の仕方が極端で共感は出来なかったけど
なんか悪くない方向にいけそうな感じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間が生き物を大事にするのは答えが返ってこないから、それができないと永遠に悔いが残る
という和の言葉に共感した 私も昔家で飼っていた犬が幸福だったのか自信がなくて悔いが残ってるし、たぶんこのもやもやが消えることはないと思う
彩度が高くて、光と陰がくっきりとわかれているような鮮やかな異国の描写が美しくもそら恐ろしかった 現代の日本よりも野生が近い感じの…その辺の感覚は拓ちゃんに一番共感できたかも 日本を離れてこの国で暮らすのめちゃくちゃ怖いしバッタの群れが大雨みたいに窓を打ったら私パニック起こすかもしれない…
このお話では対等な愛ってなんなのかってことを問いかけている気がした 異国のガードド -
Posted by ブクログ
食エッセイとはいえ、千早茜さんの事が色々知れた1冊でした
食=毎日のこと=人生 だとつくづく思うよなあ
小学生時代のほとんどをアフリカで過ごしてたなんて驚きの経歴だ
旦那さんは料理人なんだな
鼻がよく効いて、猫のいる場所までその鼻で嗅ぎ分けて見つけるらしい
だから匂いがテーマの小説が多いのかな
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自然、忙しくなる。私は映画は一人で行きたいし、テーマパークもアウトドアも嫌いで、休日は家にいたい人間だ。恋人ができても、デートらしいデートができない。結果的に会う時間がなくなり、一緒に住まざるを得なくなる。そこで、結婚しなくても一緒に暮らしているのなら、結婚とはなんだとますますわからなくな