千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
千早茜作品の流れから手に取りました。長々と積んでいた約250ページの中編小説。読み終えるのに4日かかるというなんとも言えない読後感。
小川朔シリーズを意識はしないように読もうとしたのですが、匂いにまつわる表現過多と、
植物に関する記述の多さに、どうしても
似たものを感じてしまったのが残念。
素直に面白かったら単純に番外編として
良かったんだ、たぶん。
ズバリいっちゃおう!
面白くなかったんだ、わたしは。
主人公羽野は帰国子女で、
自意識が高く、面には出さないが
心中ぐるぐるしている。
それはそれでよし!なんだけど、
問題は、必要以上に女性にモテる、
モテすぎる。なぜモテるのか読み取れん。
少なくとも、ワタシには黙ってるだけで
モテるキャラには映らなかった。
男が妄想している設定に感じてしまい、
千早さんがコレを?と感じてしまい
読む手がなかなか進みませんでした。
それでも⭐︎3なのは、部分的な表現の美しさは
好きなのよ♪( ´θ`)イケズ!
匂いの表現はサスガなのよ♪(´ε` )イロッペ-!
キャラさえ、好きになれれば…
モテるキャラはモテ要素をくださいΣ('◉⌓◉’)
好きになりたかったよ☆*:.。. -
Posted by ブクログ
パティシエールの亜樹は菓子職人祖父の店、下町の西洋菓子店「プティ・フール」で働く。
昔ながらのケーキを作り続ける、昔気質な職人の祖父。
フランス留学後に有名菓子店で働いたこともある亜樹。
亜樹の親友との思い出、亜樹の後輩の亜樹への密かな想い、祖父のシュークリームを大量に買う主婦の迷走、亜樹の後輩に振り向いて欲しい女子の闘い、亜樹の婚約者の弁護士の奮闘。
様々なお菓子と共に語られる彼らの心中が、ベッタリと甘く、ときに苦く、甘い中に酸味が溢れるように語られる。
あー、美味しいシュークリームが食べたい。
呑むように。
あたしにはあたしだけの世界があって、そのおかげで今こうして立っている。自分を卑下しても、自分が好きになったものを否定しちゃダメだ。
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Posted by ブクログ
服オタクとしては、洋服の歴史を深掘りするテーマそのものはとても面白かった。
シャネルがコルセットから女性を解放し、女性の社会進出にも寄与したという話は知っていたが、それ以前の歴史については断片的な知識しかなかった。そのため、コルセットには「男性が女性を支配していた時代の象徴」という悪いイメージの方が強かった。
一方で、そうした時代背景があったからこそ生まれた、美しい衣服や文化が数多くあるのだと知ることができた。現代の価値観だけでは測れない歴史の積み重ねを感じさせられる。
その反面、物語としてはやや淡々としていて、千早さんの他の作品と比べると盛り上がりに欠ける印象もあった。主人公たちの過去への言及が少なく(想像力が足りないだけかもしれない)、人物像を十分に掴めないまま話が進むため、感情移入しきれなかった。
それでも、毎回これほど幅広いテーマを掘り下げ、それを小説として成立させてしまう千早さんの知識の広さと探究心には、感心させられた。 -
Posted by ブクログ
様々な生き物が、それぞれ違う場所で眠れない夜を過ごすショートストーリー。千早さんの文章は、色や匂いがものすごく鮮明に伝わる。今回の話は夜の静寂が伝わって、読んでいる方が少し眠たくなった。(つまらないとかそういう意味じゃなくて)
今、生まれて間もない赤ちゃんと夜を一緒に過ごしているが、夜通し寝ることがない。泣き声で起こされて、泣いている赤ちゃんを抱いている夜は孤独を感じる。でも、この孤独もいつか愛おしくなる日がくるんだと信じて、毎日の夜を超える。これも私の眠れない夜の話。街の明かり、静寂の中、それぞれ眠らない人のストーリーがあるのかな、と思ったりした。