千早茜のレビュー一覧

  • さんかく

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    自分が心地よく生きていくための、丁寧な暮らしぶりがステキ。高村さんがいい。終わり方がちょっと残念だったけど。

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    2026年09月13日
  • しろとくろの偏愛

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    めっちゃチョコレート食べたくなる☺️
    しかし、お高いがバレンタインのときに、、

    『SOMA chocolatemaker』の「オールドスクール ミルク』が1番気になる笑

    サクッと読めてカラーのイラストもかわいい。
    カバーを外すと、まるで和菓子の包み紙のようなデザインになっていて、内側にはチョコレートや餅のイラスト。
    本そのものから、もう「偏愛」が始まっている。

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    2026年09月11日
  • マリエ

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    40歳を前に突然に離婚を迫られ、それなりに葛藤しながらも決断し、ひとりに戻ったまりえさん。
    離婚の理由は理不尽で、それでも理解を示して別れたというのに、元夫は離婚後も気ままに連絡してくる。勝手すぎて驚く
    稼ぎもある、お酒を飲んで夜をたのしむ余裕もある、気に入った家具や香水にお金をつかえる、自分のために料理もできる…充実のシングルライフ
    婚活市場のあれこれや年下のボーイフレンドとのあれこれも面白く読んだけど、気になるのは母親への感情と対応。この本の見せ場はそこではないと思うのだけど、世の人々の母と娘の関係性が気になる今日この頃なので

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    2026年09月04日
  • ひきなみ

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    島の閉鎖的な雰囲気、男尊女卑な寄り合い、会社の部長のパワハラ、胸糞悪いエピソードがたくさん出てくる。ここまで酷くはなくても、似たようなことはあちこちで起こってるのではなかろうか。
    男性読者の感想を聞いてみたいものだ。

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    2026年09月03日
  • ひきなみ

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    著者の作品はどこかヴェールに包まれてるような、少し暗い作品が多いイメージだけど、今作の舞台は瀬戸内海。そして周囲から特異な目で見続けながら育った真以と東京から家庭内の不和で一時的に香口島で過ごすことになった葉の友情の物語。
    会話も最低限で、それでも二人の間に徐々に信頼関係が築かれていく様子が丁寧に描かれてる。
    実際に起きた今治刑務所の脱獄犯の事件をモチーフにして、真以が姿を決してしまったのが、葉の心の痛みがこちらにも伝わって来て、心が痛かった。
    そして、第二部の陸。
    時は流れ、葉は出版社で毎日上司のパワハラで満身創痍になりながら、働いていた。
    葉の心の弱さは相変わらずだと思ったけど、とある企画がきっかけで真以を見つけてから、別人のように葉は真以に執着心を見せ、あの島の別れから、再び会うことが出来る。
    真以は以前と変わらず必要以上喋らない。
    それでも、真以の存在自体が葉を救う。
    ラストでパワハラ上司をやり込めるところは、スカッとした。

    美しい瀬戸内の島並みと、不器用な二人の友情。
    キラキラとした景色が目に浮かぶ。
    作者にしては珍しいタッチの作品だったけど、読んで良かった。
    話さなくても、友達…
    素敵な関係を大事にしていって欲しい。

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    2026年08月31日
  • マリエ

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    ネタバレ

    千早茜さん初読み。40歳を目前に夫から「恋愛がしたい」と離婚を切り出されたマリエが、離婚後の生活や恋愛、結婚について考えていく物語。
    香りや食の描写が丁寧で、五感に訴えかける文章が印象的だった。

    年下の彼との穏やかな恋愛も、一見幸せそうでいて、若さへの嫉妬や自分には与えられないものを考えてしまう気持ちに共感しながら、自分ならどうだろうと考えた。

    一方で、落ち着いていて優しく、気が利く年下男性という人物像を見て、女性作家が描く「理想の男性像」には、やはり女性側の願望も投影されているのかな、とふと思った。

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    2026年08月29日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    ケーキ屋さんを舞台にした連載短編集。最初の一編がすこーし淫靡な感じがしてあまり好みじゃなかったんだけと、その他の物語は面白かった。ネイリストの女の子の話が一番好きかな。仕事に対する向き合いかたが良い。主人公の女性はちょーっとだけ面倒な人であんまり好きになれなかった。

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    2026年08月27日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    確かな知識や技術を学んだパティシエが、おじいちゃんのお店で、おじいちゃんの味を目指しながら人生も学んでいく。
    連作短編集

    千早茜さんの主人公は
    比較的、内面に熱いものを持ちながら表情に乏しい人が多いけれど、今作のアキも似たタイプ

    連作短編集なので視点が変わり、読みやすく、いろんなタイプの人がいるので共感できる人も見つけやすい。

    ケーキ屋さんに行きたくなること必須

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    2026年08月26日
  • ガーデン

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    ネタバレ

    最後の方が好きだった。羽野の気持ち分かる部分もある。
    いろんな気持ちを考えている中で、実際言葉にするものを選んでいる感じ。言ったところで何が分かるんだよって気持ち、分かる。

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    2026年08月26日
  • マリエ

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    元旦那が元彼になんとなく似ていてイライラしながらやっぱこういう人いるよな〜となった꜀^. ̫.^꜆
    それよりも由井がメロくて…………千早茜先生の書く男メロ男が多すぎる〜……!!!

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    2026年08月25日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    ちはやんから見た新井どんが天真爛漫すぎて面白かった。こんな人いるんだなぁ、という感じで読んでいた。二人の関係性や、それぞれから見た相手の人物像が見えるのも面白かった。

    10段階評価: 5点

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    2026年08月24日
  • 正しい女たち

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    短編だけど繋がってるところもあって、ずっと夜のような薄暗いような空気が漂うお話だった。麻美の旦那はなんだったんだ、、?環すごく綺麗なんだろうから友達よりSNSで普通に稼げるんじゃないのかしらね。

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    2026年08月21日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    泊まったホテルのブックペアリングサービスでいただいた本。

    千早さんはずっと気になっていた作家さんなので、読む機会ができて嬉しい。

    まさに、犬も食わない状態の2人。
    これは恋愛なのか、依存、執着なのか…

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    2026年08月21日
  • グリフィスの傷

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    久しぶりの千早茜。
    傷を巡る10編の短編集。
    どの作品も決して明るいストーリーではないけれど、短文で物語を紡ぐのは詩を読んでいるよう。
    自分は子供の頃から大きな怪我もしたことなく、手術の経験もないから、目立つ傷が体にない。
    だからなのか、どの作品も感情移入することなく、俯瞰的に読んでいた。
    どこか闇のような雰囲気を纏う作品たちは、さすが千早茜って感じ。

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    2026年08月17日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    主人公の二人が全然好きになれないのだけど、なぜか読み進めて、二人があらんばかりにすれ違っているのを、しっかり最後まで見届けた。
    そもそも恋愛って面倒くさいものだしね、と妙に解ったような自分もいる。
    綺麗なだけの恋愛より、ずっとリアルで人間くさかったから、なんだかんだ好きかもしれない。「犬も食わない」って題名がマッチしてて、秀逸だと思う。

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    2026年08月12日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    この人の文章は少し私にはしっくりこない、流れるようには入ってこないので、少し読みにくかったけど基本的には読みやすい話しだと思う。いろんなお菓子が出てきてそのたびに調べてこんなんがあるんだと面白かった。主人公の職人気質で頑なな性格はカッコいいけど好きじゃなかったかな。ミナちゃんの「でもそんな「なくてもいいもの」にあたしは今まで生かされてきた。それがあたしを強くしてくれた。(中略)自分を卑下しても自分が好きになったものを否定しちゃだめだ」っていうフレーズが好きだったな。

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    2026年08月12日
  • 燻る骨の香り

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    1・2作目の「透明な夜の香り」「赤い月の香り」に次ぐ3作目の香りシリーズ。天才的な嗅覚を持つ調香師・小川朔の20代頭の頃のお話。

    伽羅、など香りに関する専門用語が沢山出てきて少し難しく感じましたが、匂袋などの香りモノってこうやって作るんだと知ることができ興味深かったです。

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    2026年09月21日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服飾美術館で洋服修繕師として働く纒子は過去による男性恐怖症で引っ込み思案だが、服に対しての愛情は深くたいわしながら服の在し日の姿を取り戻していく。
    デパートで働いていた芳は男性でありながら女性服に興味があり、服飾美術館で働くことになる。
    服飾美術館の静謐な空気感が本全体を静かで背筋が伸びるような雰囲気にしており、心に傷を抱えたふたりがすこしずつ成長するのをそっと見守る物語だった

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    2026年08月11日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    男性らしい、女性らしい不器用さを極端に描いたような作品。どちらの視点からも同じ出来事をみることができる点が面白い。

    相手に恋人らしさとかを求めて、もし自分のために変わってくれたとしても、それはもうその人じゃないような気がする、というフレーズに共感が止まらない。逆も然りだなと思う。

    個人的な話、今このタイミングで手に取って良かったと思える作品。

    恋愛って損!!

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    2026年08月10日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    「女ともだち」をテーマにした短編小説集。森絵都さん、阿川佐和子さん以外は初めましての作家さん。
    共感もありながら、ちょっと切なくちょっとホラーで楽しかった。

    《印象に残ったところ》
    ・COPY 村山由佳
    まさかの結末。そちら側の方の気持ちは分からずしても想像するだけで苦しい。相手が友情の証として発する無邪気な言葉の一つ一つをどう受け取るのか、友達として関係を深めることと、自分の本当の気持ちをぶつけることへの矛盾をどう整理するのか、自問自答の日々なんだろうと思う。
    私は友情と愛情は全く別物だと考えているけど、もしその両方を感じる存在がいたとしたら、自分ならどう行動するのかなと考えた。
    我慢の末に歪んだ愛情を露わにした玲。初めてにして最大の罪。きっとこれでハッピーエンドになることもなさそう、きっとまだまだ苦しい日々が続くのかな、と想像した。

    ・ト・モ・ダ・チ 坂井希久子
    ちょっと待って急にホラー。早苗は精神疾患?なのかもしれないけど。
    職場のお姉様方の会話や関係性が妙にリアル。女ってこういう会話をしながら結束を固めていくのよね、って悲しくなるくらいにリアル。
    そういえば昔Twitterに『新しい環境で妙に優しくしてくるような人には最大限警戒しろ』みたいな文章にとても賞賛の声が集まっていたのを思い出した。それってこういうことかしら。
    でも私の経験則だとアルバイト時代(10代)、異動(30代)のとき、めっちゃくちゃ親切にしてくれたお姉さん、その後も凄くいい人だったんだよ〜。だから人によるってことでいい?
    まぁでも、上手くやれる自信がないのなら職場での人間関係は希薄な方がいいよね、と再確認した作品(どんな作品)。

    ・こっちを向いて。額賀澪
    この中で一番好きな小説だった。
    志保の性格や考え方にすごく親近感を感じる。「どうしてそんなことでくよくよするの?」と言われるかもしれないけど、相手との今の関係値を崩したくない・相手は無理をしているかもしれないとか考えると動けなくなるよね。そして自己否定までがセット。全てが私すぎて、私が志保と友達になりたい。
    サービスエリアでメニューを選ぶその一瞬の描写でも、志保と駒木さんと春田のそれぞれの性格が出ていて面白かった。
    親友との関係性が少しだけ薄くなった?と自覚したタイミングでの出来事だったから、この一連の物語が余計に切なさを帯びている気がするけど、最後は親友のフェイスブックに勇気を出してコメントを残せた志保。私はその勇気を勝手に讃えたい。

    ・ブータンの歌 阿川佐和子
    ちょっとだけスッキリ感のある物語。全体的に最後がモヤっとする小説が多かったからこの章に少しだけ救われた。
    自分にとってのヒーローの行動、自分は覚えていてもヒーロー側は覚えてなかったりするよね。私も過去に自分のことを助けてくれた友達に、最近改めてそのことのお礼を言ったら、「そんなことあったっけ?」と言っててびっくりした。私はずっと忘れないよ。ブータンも万里に再会できて本当に嬉しかったんだろうな。

    『今、自分が置かれている境遇に似た人と仲良くなる。女がともだちを作るときの条件は、基本的にそこにある。』
    -ここから始まる一節は、切なくも全て真実だと頷きながら読んでいた。女友達は移ろいゆく。でもそれでいいんじゃない?と最近は思う。どこかで境遇や性格が変わって、また交わるかもしれないし。大切な思い出だけは忘れないように。あのとき支えてくれたこと、朝まで飲んで笑ったこと、傷つけるような言葉を言ってしまったこと、言われたこと。全ては難しくても、できるだけ当時の温度そのままに、大事に心に留めておきたい。少なくとも、その時の私を象ってくれたのはその時代の友達だと思うから。お互いの過去に少しでもそんな記憶が残っているのならば、それは十分幸せなことだよね。

    《メモ》
    短編小説って読むのは易しくても感想をまとめるのがめちゃくちゃ難しい。一小説読み終わったら、その都度ペンを取るべきか?
    職場での人間関係や友達関係、ママ友との関係など、自分を取り巻く色々な人との関係値や過去の出来事を振り返りながら読んでいた。その上で改めて、私って人間関係得意な方じゃなさそう。
    登場人物たちの、真っ直ぐに友情を信じる気持ちや、嫉妬で歪んでしまう気持ち、関係がグラついて自信がなくなってしまう気持ち、仕方ないから現状維持で!と開き直る気持ち、、etc全てに共感できた。私もちゃんと女してるってことね。
    今は正解は分からなくても、それでも日々考えて考えての現状なのだから仕方ない。答え合わせはおばあちゃんになったときなのかな。それまで、私は今自分が大切にしたい人との関係や思い出を必死になって(もうこれが無理しているのかな?)守っていこうと思う。これが今の私の最適解です!

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    2026年08月08日