千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでいると本当におなかが空いてくる一冊。比喩ではなく本当におかかが空いてくる。装画が相変わらず素敵。
■めんつゆはデニム:なんのこっちゃと思ったら、メジャーなものってことなのね。
■焼いてから:焼いたアスパラはうまい。ヨダレポイント
■パーフェクトワールド:自分と目の前のパフェだけの世界。
■海老の頭:カリカリとした歯応え、とかこういう単純な描写でヨダレ。
■ブラックランチボックス:家の中で手作り弁当ですか。洗わなかった弁当箱の悲劇。
■ロシアンルーレットで食欲爆発:ロシアンルーレットとは予防接種。食べる口実が欲しいだけ?
■包んで包んで兵馬俑:白く並んだ餃子を兵馬俑と表現するセンスが食い -
Posted by ブクログ
服の修復に絡めた心の修復 千早茜さんには脱帽です。本当に素晴らしい作家さんだ!
幼少時にとあることがきっかけで心に傷を負い、閉じたままの纏子。
そして、彼女が心に傷を負った事件に関与していたけれどもそれを知らず纏子と知り合う芳。
二人の関係性と、纏子が少しずつ開いていく様子の描写、そしてアンティークな服の補修士としての仕事振りが見事に関連し合います。
新品のように直すわけではない。
服にはその人が記録されている。
その服が今、ベストであるように、どこにも無理がないように直せるところにだけ手を入れて行く…最新の注意を払いながら。
人の心の修復もそれでいい。
無理にポジティブに、とか、乗り越え -
Posted by ブクログ
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夜に啼く鳥は
シラ
はばたき
梟
ひとだま
かみさま
躑躅
全六編
愛しい人を失った不老不死の身体をもつシラは
死ぬこともできず、生きる意味もわからないまま、
愛しい人を探し求め時を超えて彷徨い続ける。
長く長く時は流れ、地図にも載らない秘された里に
不死の一族はひっそりと社会から隠れて生きていた。
驚くほど強い力に選ばれた御先(みさき)は、
一族でもずば抜けた治癒の能力を持っていた。
愛する人は人間だから先に死んでしまう、
永遠に一人で生き続ける不老不死の身体をもつ
美しい化け物の切なくて哀しい物語。
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人間は命に限りがあるから不死を望み願う。
でも、反対に不老不死の体