夜に啼く鳥は

夜に啼く鳥は

704円 (税込)

3pt

不老不死の一族の末裔としてただひとり強大な力を受け継ぎ、現代の都会でひっそりと暮らす御先(みさき)の前に同じ力を持つ青年・四(よん)が現れた。彼らは性別を持たず、治癒能力があり老いることもない。少女のような外見のまま150年以上の時を過ごす御先は、自分の体質を恐れ逃げるように生きてきた四と行動を共にするうちに、自らが過去に里で犯した罪と向き合いはじめる。
「わたしは誰かを愛せるのか」。時代を超えた、愛と命の物語。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

夜に啼く鳥は のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    始まりは、日本昔ばなしみたいだなぁと思った。
    残酷な話であっても、淡々と進んでいく感じに既視感があった。

    そこから時代は現代へ移り、シラの末裔、御先が主人公へと変わる。
    水が流れるように描かれる世界に、息を呑んだ。
    蟲たちの輝きや、御先の肌の白さ、四が流した血の色…そして真っ赤に咲き誇る躑躅。

    0
    2023年07月28日

    Posted by ブクログ

    100年単位で長生きなんてしたくねえ!

    美夜子が何を思って死を選んだのか、幼い御先と美夜子の生活はどんなものだったのか、前日譚を読みたい。

    四もかわいそうな生い立ちっぽくて、御先と出会えて良かったねって思う。

    0
    2021年02月15日

    Posted by ブクログ

    なんとなく本屋でタイトルと表紙の雰囲気に惹かれて購入。ジャケ買いの割には非常に当たりでした。

    不老不死を描く物語。
    静かなんだけど激しい感情があって引き込まれた。
    買ってよかったと思えた作品。

    0
    2020年09月29日

    Posted by ブクログ

    とても好きなお話でした。
    千早茜さんの幻想小説は久々だと思うのだけどもう…大好き。
    物語の中心となる一族の、不老不死となった初めの人物を描く「シラ」から惹き付けられました。昔話や神話みたいでした。愛した人を探し続ける何百年…そしてラストに泣きそうになりました(職場の休み時間だったので堪えた)
    その次

    0
    2019年10月08日

    Posted by ブクログ

    短編集のように読みやすくお伽噺のようにすっと入ってくる語り口で、通常の人間は持ち得ない能力を持って生まれた2人の物語が綴られる。第一章は全ての始まりとなった者、第二章はその子孫の御先が軸となっている。
    特異な運命を背負って生まれた者が抱えるやるせなさ、そして側にいながらもいつかは先に去らなければなら

    0
    2023年06月20日

    Posted by ブクログ


    夜に啼く鳥は

    シラ
    はばたき

    ひとだま
    かみさま
    躑躅
    全六編

    愛しい人を失った不老不死の身体をもつシラは
    死ぬこともできず、生きる意味もわからないまま、
    愛しい人を探し求め時を超えて彷徨い続ける。

    長く長く時は流れ、地図にも載らない秘された里に
    不死の一族はひっそりと社会から隠れて生

    0
    2022年01月11日

    Posted by ブクログ

    あなたは、『不老不死』の力を得ることができるとしたらそれを望むでしょうか?

    太古の昔から『権力と富貴を手にした者は、その状態を永遠に保ち続けたい』と願ってきました。『秦の始皇帝に不死の霊薬探索を命じられた徐福の伝説』など、歴史に名を残す権力者たちも、その力が老いや死によって奪われない方法がないもの

    0
    2021年12月29日

    Posted by ブクログ

    身体に蟲を宿した不老不死の一族。

    第一話は、一族の始まりのシラの話。
    第二話以後は、150年以上生きる御先の話。
    ひっそりと長く生きることの寂しさが伝わった。

    長年続いた一族なのに、性別のない御先の後はどうなるんだろうと気になった。

    デビュー作の魚神のように、ファンタジー溢れてて良かった。

    0
    2020年09月08日

    Posted by ブクログ

    どうにも不老不死ものの死ねないが故の苦しさというところに耽美を感じてしまう性質のようでこの手の話でがとても好きである。
    現代日本が舞台のポーの一族的な話か?と思っていたが、不老不死は同じだけれども血は吸わない。バンパイアではないので。
    ミサキはそもそも人に興味ないのかなと思ったけど全然そんなことはな

    0
    2019年05月28日

    Posted by ブクログ

    不老不死の一族の中で大きな力を受け継いだ御先と周囲の人たちの連作短編集。治癒能力を持つ光る蟲たちの情景がきれいだった。
    「かみさま」がいちばん好き。

    0
    2024年07月17日

夜に啼く鳥は の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

千早茜 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す