千早茜のレビュー一覧

  • こりずに わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    食へのこだわりが薄いから、食に対してこんなに熱い思いがあるのが羨ましい。
    食べ物に対しての気持ちの話も好きだけど、食周辺の人間関係の話も好きだった。

    0
    2024年05月20日
  • こりずに わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    「透明な夜の香り」シリーズで気になって、千早さんのエッセイを初めて読んでみた。作品での食描写もおしゃれだな〜と思っていたが、やはりご本人の食事もわたしから言わせればおしゃれ!丁寧な暮らしといった感じ。マヨネーズがなくてナンプラーが常備してあるところにそれを強く感じた。食エッセイは西加奈子ばかり読んでいた私。西加奈子が大阪の下町なら千早茜は京都のお上品な感じ。結論どちらも良い食エッセイ。最後の輝く朝ごはんが良い。
    「ひとりの食も充分に楽しい。けれど、親しい誰かとの食事は瞬間の光をたたえていて、私はまだその輝きから自由になりきれずにいる。」

    0
    2024年05月14日
  • こりずに わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    このシリーズ好き。山形とか関西から縁が薄い土地の話が出てくるのも東京編になったからと思うと、さみしくない

    0
    2024年05月11日
  • 人形たちの白昼夢

    Posted by ブクログ

    静かな雰囲気の短編集。

    欲深い砂漠の民がヌカラとマムウが住む雪山を壊す「ビースト」が特に印象的だった。

    0
    2024年04月27日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    女ともだちがテーマというだけあって
    共感も怖さも面白さもあって
    感情が良い意味でぐちゃぐちゃになる。

    短編だからサクッと読めるし
    作家さんによって文体も違うから
    一気読みというよりは作品ごとに間を開けて読んだ。

    最後の獣の夜が近い女ともだちが見事に描かれてて読みながらもドキドキした。

    0
    2024年04月27日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    すでにコロナの時代を忘れつつある今、振り返る機会を与えてもらって良かった。本の内容とは関係ないが、家族が揃って毎日夕食がとれた日はもう来ないかと思うと、良い機会だったとも思う。

    0
    2024年04月22日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    女の子のころから感じていた女としての楽しさ、生きにくさ、めんどくささ、近くてうざったく思えるときもある母親との関係性など、さまざまなものを感じて大人になったなと自分の人生を重ね合わせながら読むことができる。
    これを読んだ男性陣はどのように感じるのか気になる。笑 きっと恐怖だろう。

    0
    2024年04月21日
  • こりずに わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    初めてエッセイ本を読んだ
    丁寧で繊細な文章を書く人そのまま、丁寧な暮らしをしている人なのだと思った
    紹介された食べ物たちを食べたくなりました

    0
    2024年03月10日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』に期待した、(これはタイトルと装丁から私が勝手に想像した本のイメージであって、お話に感じたこととは別物。)「こういう内容を求めていた!」という感情を消化すべく読みました。消化できた!
    読み進めていくうちにお腹がなり、何度もスマホでクックパッドを検索した。これからスーパーに行くのが楽しみ。

    0
    2024年03月10日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説は私の作品で、私ではない。彼女のアクセサリーも彼女の作品で、彼女本体ではないし、彼女が繊細だろうが豪快だろうが、購入したアクセサリーはなにも変わらない。

    言語化していなかっただけで、料理は小さな肯定感や達成感をくれる。生活の中で習慣になっている行為には、自分を保つ要素が隠れていることに気づく。

    「SNSに食べものの写真をのせる意味がわかりません」というものがあった。する人はするし、しない人はしない。見たい人は見ればいいし、見たくない人は見なくていい。どちらが正しいわけでも間違っているわけでもないし、理解し合う必要もない。

    すごく嫌なことがあったとき、仕事がうまくいかないとき、自分が世界で一番不幸だとくだらない妄想にとらわれるとき、誰かのちょっとした生活を知ることは小さなガス抜きになる。少くとも、私は、そうだ。

    (二つのパフェを)ゆっくりと時間をかけて味わった。食べ終えて、楽しかったなと思った。ワタシにとってパフェとは純度の高いエンターテインメントなのだと改めて実感した。

    0
    2024年03月06日
  • からまる

    匿名

    購入済み

    すごく繊細な話し。
    子供の頃数年ですが、人が触った物に触るのが気持ち悪いと、思う事がありました。
    それを思い出しました。自然と治ったと感じてたけれど、人との出会いで自分が変われたのかもと、この本を読んで思いました。

    0
    2024年03月04日
  • からまる

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り。誰かと誰かが、社会的にも経済的にも、精神的にも、肉体的にも絡まらないと生きていけない。それをサラサラと粘着質にならずに書いている。最後に綺麗にからまりを解いて去った大原さんと新しいからまりの始まりを予感させて繋がっていく終わり方だったなと感じた。

    0
    2024年02月27日
  • 女ともだち

    Posted by ブクログ

    女ともだちをテーマにしたアンソロジー

    どの作品も、女性だからこそわかる女性同士の複雑な関係性と感情を描き出していて面白かった。
    知らなかった作家さんもいたけど、この本で知ることができてよかった!

    特に印象に残っているのは村山由佳さんの『COPY』
    ラストが衝撃すぎて、もう一度読み返さずにはいられない。

    0
    2024年01月28日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ


    一作目の〝わるい食べもの”がとっても面白かったため第二弾!
    一作目では、とらやの羊羹が無性に食べたくなり買いに走ったけど、今回はとってもパフェが食べたくなった、、笑(寒い季節だから我慢できている)

    相変わらず偏屈で、食へのこだわりと執着の凄さにビックリ&面白おかしく読めました。
    気付いたら第三弾も出ているではないか!
    こりゃ読まないといかん!笑


    2024年〜1冊目。


    0
    2024年01月24日
  • 眠りの庭

    Posted by ブクログ

    前半の「アカイツタ」と後半の「イヌガン」。後半を読み始めた時は別の話なのかな?と思ったけど、10年後のお話でした。今まで読んだ千早さんの中では1番の耽美さや幻想が漂う作品でした。
    明確な解釈が記されているわけではなく、読者に委ねられているお話です。
    私的には結末がちゃんとしていて、なるほどねーそうきたか。でもこういうのもありだよなぁと想像するのが好きなので、千早さんの決めた結末を知りたいなーと思いました。

    0
    2024年01月21日
  • 桜の首飾り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    千早さん作品では珍しく、大切な人とつぎの約束があった。2度と会えなかったりしなかった。正直、私は桜があんまり好きじゃない。毎年「美しさ」を人間にしゃぶり尽くされて、アスファルトで黒ずむ花びらを見ると目を背けたくなる。私の喜びは、誰かの苦しさを踏みつけた上にあるんだろうなと自覚してしまう。どこまでを世の摂理として受けいれるべきなのか、最近よくわからない。

    ・画びょうで壁にぎゅっと貼りつけるような言い方

    ・人間なんて単純なものです。自分にとって価値があるものにね、金や時間を注ぎ込むんですよ。

    ・人が完全にわかり合うことはできないと私は思う。でも、繋がることはできる。美しいもの、優しいもの、鮮烈なもの、そういった心動かすものに触れた時、人の心は一瞬溶ける。そんな時に共感する誰かに出会えたなら、とても幸福なことだ。その瞬間はきっとその人の支えになるだろう。

    0
    2024年01月18日
  • 人形たちの白昼夢

    Posted by ブクログ


    千早茜さんがインタビューで言っていた。
    エッセイでは本当の自分を全て書けない
    小説の方が(もちろん、全て本当の自分ばかりではないけど)本音の部分を描き入れる事ができる、と言うようなお話しでした。

    千早茜さんの作り出す、透明感のある世界は
    幻想的であり 清々しい。
    深い心の奥底の方に溜まっているものの中からひとつずつ取り出して、一編にしてみたような短編集でした。

    一冊200ページ超くらい本に、12編の短編

    たとえば「スヴニール」と言う20ページ位の一編
    出だしの2行で、季節感、時間帯、天気、温度感、
    すべてを美しく表現してしまう。
    すごいなぁ!

    0
    2023年12月10日
  • 人形たちの白昼夢

    Posted by ブクログ

    美しい短編集。得も言われぬ世界観の短い話たち。
    記憶の奥底に大切にしていた美しい情景が、それぞれの世界を形作っている。
    安部公房や村田沙耶香、小山田浩子、多和田葉子など、ディストピア小説は、特に海外で高い評価を得ることが多いが、この作家も今後注目されるんじゃないか。

    0
    2023年11月05日
  • からまる

    Posted by ブクログ

    全7話の連作短編集
    そのどれもがからみあっていて、タイトル通りにまさに『からまる』だった

    どの話も日常の中の絶望・堕落から希望が差し込む流れ。闇→光のような構成で読んでいてグッと締め付けられる苦しみから解放されていく感覚がとても良かった。

    日常生活の中で、張り巡らされる人間関係
    時に近く、時には遠く関係なさそうな人とも、もしかしたら生きるヒントや希望を与えてくれる存在がそこにあるのかもしれないですね
    絡み合う網の目のような人間関係も、悪くないのかもしれない

    0
    2023年11月01日
  • 桜の首飾り

    Posted by ブクログ

     桜がモチーフの短編集。

     「あたしは…クラスの子たちより言葉を知っていると思う。言葉の数とかじゃなくて、その意味や味を知っている。例えば、失望とか、羞恥とか、後悔とか、孤独とか。だって、あたしはそれらの言葉を口に入れて、噛みしめて、涙がにじむくらいその苦しみを舌に浸み込ませて、やっと飲み込んできたから。そして、飲んだ後もその言葉たちによって内臓をぐちゃぐちゃにされたから。【初花】」
     その言葉の、経験に基づいた本当の意味を知っている人と、そうでない人とで、同じ言葉を発していても、その重みが異なると感じることは度々あるけれど、その感覚が「言葉の味」という表現で、上手に描写されている文章。

     「人々の流れの中で、私は古い建物や展示物の建物や展示品の一部になる。そして、乾いた時間に静かに埋もれる【春の狐憑き】」「お酒に酔えないわたしが溺れるのは恋愛なのよ、きっと。…わたしは他人を操りたい。操りながら束の間の関係に溺れたい。…過去も未来も日常の煩わしい想いもなく、ただ、肉体として存在するだけのわたしになりたい【エリクシール】」
     美術館で働く女性も、夫への復讐を続ける女性も、“我を忘れ、自分が自分でなくなるような感覚”を渇望している。表立っては言いづらいけれどたしかに存在する、正気を狂わすような欲望が、どの作品にも登場し、読み手に揺さぶりをかけてくる。

     「私がはじめて見た桜は紫色をしていた。【あとがき】」人と人は完全に分かり合えることはないとしつつも、「泣きたくなるくらい幸福」な景色を誰かと共有することを支えとし、そこに幸福を見出す作者にとって、桜は美しさや心動かすものの象徴なのかなと思った。
     

    0
    2023年10月22日