千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まなもんが千早茜作品に出逢ったきっかけの本らしく、帯もまなもんが書いていたので読んでみた。
桜をテーマにした7つの短編集。
千早茜さんのとんでもなく美しく繊細な文章と、少し不思議で幻想的な物語設定に魅了されました。
好みは分かれると思うけど、愛萌さんはこういうのが好きなのね…!ということがよくわかった。
私は人の感情をストレートに表現されたものが好みなので、こういう作品は美術品を観るようで難しかったし読みとけていない部分も多くあると思うが、今回だと
「春の狐憑き」と「花荒れ」が特に好きでした。
温かい紅茶とかを片手に、静かな喫茶店でじっくり味わいながら読みたい一冊でした。
今からの季節、3,4月に読むのお薦めです。
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Posted by ブクログ
かたつむりからはじまり、くらげ、などの海の生物にからめて、だんだん、この人とここのこの人が繋がってたのかとなる絡み合う人間模様が描かれていた。千早茜さんの登場人物たちは、どこかにはいそうな低体温な人間たち、ついつい分かる分かると親近感が湧いてしまう、世間的には「普通では無い」と言われる人達だと思うけれど憎めない人間たち。
「ゆらゆらと」の田村の男性依存で芯のないに親近感が湧きまくった。華奈子がかっこよくて美しいなと思ったけど華奈子については「うみのはな」で語られ、より清々しくて美しいなと感じた。
1番印象深いのは「むかで」について。
「母性本能が強いんだってさ。卵を産んだら毎日舐めてカビやダニや乾燥から守るんだって」
「子どもが生まれても、ある程度大きくなるまで面倒を見るんだと。二ヶ月間、飲まず食わずで皺だらけになってやせ衰えるまで。虫がだぞ」
むかでってそうなんだ知らなかった。ってのと、結局子どもができると人生のターニングポイントになるよなと。
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Posted by ブクログ
千早さんの食エッセイシリーズ3作目。相変わらず食に関連するエピソードが濃くて面白い。
本作は千早さんが離婚して東京に引っ越した2021年ごろのエピソードが収録されている。ステイホームで自炊に関連する話、たまに外食する話などが多い。
印象に残っている話の1つは、「鰻といえば『ごんぎつね』」という「狐色のどんぶり」。『ごんぎつね』の切なさ悲しさとうなぎの異色の組み合わせのインパクトが大。
他にも山形に引っ越したという担当編集者のT嬢との山形旅行に関するお話や、浅草で「どぜう」を食べたお話もインパクトが大きかった。大食漢の千早さんと一緒に、いつもたくさんのグルメを堪能しているT嬢の胃袋もすごいなといつも思う。千早さんとこんなに楽しそうな旅をしていて羨ましい。