千早茜のレビュー一覧

  • しつこく わるい食べもの

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    千早さんの作品は女性の繊細な心の動きを描かれてるのでどんな方なんだろうな?と興味本位でエッセイを手に取ったが。
    良い意味で想像と違う人物像が見え、とても面白かった。シリーズものなのでこれからも是非とも読みたい。

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    2025年04月24日
  • あとかた

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    恋愛連作短編集ではあるけれども、どのお話も孤独の匂いが濃く、登場人物それぞれが、自分という個の在り方について真剣に向き合っているのが伝わってくる。
    恋愛を含めた、生き方そのものの話。

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    2025年04月13日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    食に対して真剣に向き合う二人がただ美味しいものを食べているだけではなく、日常のなかの生活の変化、友達に対する思い等も書かれています。自分はおそらく一般的な会社員なので、普段知ることができない職業の方々の暮らしぶりも垣間見えて、楽しかったです。
    食べ物もとても美味しそうで、絶対に食べに行こうと決めたものがいくつかありましたが、すでにお店がなくなってしまっているところもありました。無念。
    お二人の仲の良さ、お互いを大切に思っているのが伝わってくる一冊でした。

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    2025年04月11日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    単純に仲の良い二人が美味しいものを食べたことを書いたエッセイかと思っていたら、それだけではありませんでした。
    性格、価値観は全く違うけど、同じものを食べたり、一緒に出かけたりしながら、新井さんが先に書いたエッセイを読んで、千早さんも書くスタイルなので、お互いちょっとずつ思ってることが違ってたりして、その違いも面白かったし、やっぱり出てくる食べ物も美味しそうでした。
    やっぱり胃が合うことってすごく大事だなと思います。

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    2025年04月06日
  • しつこく わるい食べもの

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    胃が合うふたりが面白くて、千早さんの食べものエッセイが読んでみたくて、本屋さんで出会ったのがこの本。面白かった、海苔の話とても共感した!第一弾と第三段もあるそうで、楽しみ。読みます。

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    2025年03月30日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

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    すごい素敵なエッセイだと思った。
    食べることが好きな2人だけど全然違うようで、お互いにリスペクトを持ち続けているから似てるように感じる。
    人生観の深掘りもよかった。
    これを読んでたら周りの人って自分より自分のことよく見えてるよなって思う。

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    2025年03月26日
  • あとかた

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    人と交流して、自分の存在価値を見出す。その行為がツラい。納得出来ない行動が多々あるが、人に依存する過程でやむなし、と思えてしまった。こういうループに入ると辛すぎる。

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    2025年03月18日
  • 桜の首飾り

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    まなもんが千早茜作品に出逢ったきっかけの本らしく、帯もまなもんが書いていたので読んでみた。

    桜をテーマにした7つの短編集。

    千早茜さんのとんでもなく美しく繊細な文章と、少し不思議で幻想的な物語設定に魅了されました。

    好みは分かれると思うけど、愛萌さんはこういうのが好きなのね…!ということがよくわかった。

    私は人の感情をストレートに表現されたものが好みなので、こういう作品は美術品を観るようで難しかったし読みとけていない部分も多くあると思うが、今回だと
    「春の狐憑き」と「花荒れ」が特に好きでした。

    温かい紅茶とかを片手に、静かな喫茶店でじっくり味わいながら読みたい一冊でした。

    今からの季節、3,4月に読むのお薦めです。


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    2025年03月01日
  • からまる

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    かたつむりからはじまり、くらげ、などの海の生物にからめて、だんだん、この人とここのこの人が繋がってたのかとなる絡み合う人間模様が描かれていた。千早茜さんの登場人物たちは、どこかにはいそうな低体温な人間たち、ついつい分かる分かると親近感が湧いてしまう、世間的には「普通では無い」と言われる人達だと思うけれど憎めない人間たち。
    「ゆらゆらと」の田村の男性依存で芯のないに親近感が湧きまくった。華奈子がかっこよくて美しいなと思ったけど華奈子については「うみのはな」で語られ、より清々しくて美しいなと感じた。
    1番印象深いのは「むかで」について。
    「母性本能が強いんだってさ。卵を産んだら毎日舐めてカビやダニや乾燥から守るんだって」
    「子どもが生まれても、ある程度大きくなるまで面倒を見るんだと。二ヶ月間、飲まず食わずで皺だらけになってやせ衰えるまで。虫がだぞ」
    むかでってそうなんだ知らなかった。ってのと、結局子どもができると人生のターニングポイントになるよなと。

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    2025年02月25日
  • 人形たちの白昼夢

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    人形を題材に色んな物語が詰まった短編集。
    残酷なものや、不思議なもの、寂しいもの、温かいもの、色んな雰囲気の物語なので、飽きないけど好みが分かれるかも。
    どれも短めなので通勤中にサクッと読めるのが良かった。
    初めて読んだ作家さんだけど、料理の描写が好きだなー!どれも美味しそうに感じる。

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    2025年02月22日
  • 眠りの庭

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    前半のアカイツタ、ここで終わりと思ったら後半のイヌガンが実は繋がっていることが分かって、ぞくり。千早さんらしく生々しくて、仄暗い。

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    2025年02月21日
  • 人形たちの白昼夢

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    ネタバレ

    「透明な夜の香り」がこの短篇集の中の「スヴニール」から生まれているという千早茜さんのポストを拝見して興味を持ち、手に取りました!
    一つ一つは短いお話だけどそれぞれ世界観が異なっていて読み応えがあった。自分にしてはかなり時間をかけて読んだ気がする。この中だとやっぱり「スヴニール」が大好き。香り(特に食事にともなう香り)と人生の記憶が結びつく描写がたまらない。自分も食事が好きだからかな?千早茜さんの文章からは食への深い愛を感じて、幸せな気持ちになります!切ない余韻があるところも含めて大好き。

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    2025年02月12日
  • 雷と走る

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    異国の空気や植物の色鮮やかさが閃き、香りまで漂ってきそうだし、主人公の犬・虎は生命力に溢れ毛並みに触れた時の感触が思い出せる(私には存在しない記憶だが)くらい文章から質感を感じます。
    犬の形にぽっかりと空いたまどかの胸の奥の穴は塞がることはないのでしょう。

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    2026年03月18日
  • 女ともだち

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    女ともだちって、すごく独特な世界だと思う。
    男ともだちほど単純じゃなくて、複雑だ。

    嫌気がさしたり疲れちゃう事も多いけど、それでも何だかんだと素敵だなと思わせられた一冊だった。

    全然違う物語なんだけど、どれも身近な感じがするから面白い。

    読み終われば『それなりに色々あるけど、やっぱり女ともだちって最高じゃん?』って気持ちになれるかも?
    しばらく寝かせてから、また読み直したいなぁ。

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    2025年02月05日
  • 人形たちの白昼夢

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    短編集だけど一つ一つの物語が丁度いい長さで読み応えもあった。
    色々なテイスト(?)の物語が入っているからどんな人でも必ずお気に入りが見つかるはず。
    自分はどれもすごく面白かったしお気に入りも沢山あるけど1番のお気に入りは「ワンフォーミー・ワンフォーユー」。
    思わずメモに記録してしまったくらい最後の文章が心に響いた。
    ほっとしたい時や現実から離れたいと思った時に手に取りたくなる本。

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    2025年02月02日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    初めて読んだ千早茜さんの作品です。
    西洋のおとぎ話を元にした短篇集で、バッドエンドもハッピーエンドもあります。
    バッドエンドは影のようなねっとりとしたような暗い感覚が付き纏いますが、むしろ引き込まれていきます。
    元になったおとぎ話の内容を知らなくても楽しめました。

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    2025年01月08日
  • こりずに わるい食べもの

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    千早さんの食エッセイシリーズ3作目。相変わらず食に関連するエピソードが濃くて面白い。
    本作は千早さんが離婚して東京に引っ越した2021年ごろのエピソードが収録されている。ステイホームで自炊に関連する話、たまに外食する話などが多い。
    印象に残っている話の1つは、「鰻といえば『ごんぎつね』」という「狐色のどんぶり」。『ごんぎつね』の切なさ悲しさとうなぎの異色の組み合わせのインパクトが大。
    他にも山形に引っ越したという担当編集者のT嬢との山形旅行に関するお話や、浅草で「どぜう」を食べたお話もインパクトが大きかった。大食漢の千早さんと一緒に、いつもたくさんのグルメを堪能しているT嬢の胃袋もすごいなといつも思う。千早さんとこんなに楽しそうな旅をしていて羨ましい。

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    2025年01月05日
  • ガーデン

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    植物に魅せられた青年 植物を愛する青年の話。愛してる、というか、植物に逃げて、人間と関わらない、深くコミュニケーションを取らないようにしている主人公。クセが強い。でも、他人に深入りしないで、別の何かに心を開いている人は現代は多い気がするな。

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    2026年03月14日
  • 魚神

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    装丁が気になって、手に取った本でした。
    場面だけでなく、感情の描写も濃厚な一冊でした。
    例えば、ぬるく濁った川面で大型の古代魚が無感情に目の前を横切るような体感した事のない畏怖がありありと想像できる感覚がありました。
    感情や情事もぶつかり合いますが、どこか儚げで俯瞰的に主人公の白亜が捉えているのが印象的で、新鮮、痛々しい場面描写でも不思議な感覚で読み進められます。小説体験とでも言いましょうか。
    千早先生の他の作品も気になります。

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    2024年12月27日
  • アンソロジー 料理をつくる人

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    なかなか良かった。
    千早さん目当てで購入したけど、なんか幻想的で求めていたものではなかったのが残念。
    とはいえ、1番印象に残ってるのはやはり千早さんの作品だった。
    好きだったのは初作家さんの松永さん。
    深縁さんも良かったな。
    織守さんのはさすが。晴れやかな雰囲気から一気にそんな展開に!という感じです読み応えあった。

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    2024年12月24日