千早茜のレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

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    17人の書き手がつづる、自分の身体をめぐるエッセイ。「私の身体」をテーマに少しずついろんなお話が読めたのが良かった。いろんな人の考え方を知れるのは、楽しい。

    藤野可織さん「『妊娠』と過ごしてきた」が一番好きでした。全てではないけれど、少し共感できる箇所があり嬉しかったです。

    その他、心に残った一文
    千早茜さん「自分とは違う身体を介した世界があることは想像しようと思えばできるのだ」

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    2024年06月14日
  • 透明な夜の香り

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    なんとも不思議な小説だった。食べ物の描写が素晴らしく想像つかないのに美味しそうなお料理がたくさん出てくる。
    しばらく引きこもってた彼女にレシピがあるからと言え作れるのかよ!とちょっとツッコミどころもあり。

    本編は調香師の話なんだけど、依頼人のちょっとミステリー要素ありそうな展開なのにあっさり終わってしまうあたり、もったいないと思ってしまった。

    やっぱり不思議な小説。
    嫌いじゃないけどね。

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    2024年06月13日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    これは、3つ目だっけ?かが、好きだった気がした、、、?後期試験の帰りに大宮駅で買ったんだっけ?多分?で、帰りで読んだ?3ヶ月前だから忘れちゃったᐪᐤᐪ

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    2024年06月11日
  • 私の身体を生きる

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    島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見りん、藤原麻里菜、児玉雨子、17名の書き手が自らの身体に向き合って記したエッセイ集。

    1人当たりのページ数は少ないが非常に濃い内容。

    性について赤裸々に描かれている作品が多く、途中でなんどかエッセイである事の確認をしたほど。

    性被害、性的搾取、妊娠出産など、女性で在るが故の苦悩がリアルで心がヒリヒリした。

    物哀しさもあるが、自分の身体に真摯に向き合う姿勢に共感を覚えた。

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    2024年06月10日
  • 私の身体を生きる

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    前情報なしに、西さんの作品が読みたくて購入。

    体や性をテーマにしたエッセイ集だった。

    共感できないことも多いけど、普段触れることのない、他人の考え方を知れて面白かった。

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    2024年06月09日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    菓子職人の祖父のもとで働くパティシエール・亜樹を中心とした連作短編集。美味しそうなスイーツの描写だらけでケーキ屋さんに行きたくなります!

    同じ出来事でも立場や視点が変わると全く違うように見えるというのは、どんな出来事についてもいえることですが、それをこの一冊の中で具体的に示されていました。だれかが「悪」なのではなく、誰しもが「弱点」や「弱み」があって、それが原因で時にミスコミュニケーションが起こったり相手を怒らせてしまったりするんだな、と。
    亜樹は人としてもパティシエールとしても成長している途中だなと思った。静かなおばあちゃんの計らいがすごく良かった!
    紅茶専門店の長岡さんも、出番こそ少ない

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    2024年06月08日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    ネタバレ

    男女の恋愛に対する考え方の違いが如実に表現されているなと思いました。章ごとに作者が変わりばんこに男女それぞれの主人公目線で話が進められて行きますが、食い違いがすごい。これも作者たちの思惑なら、やはりお二人ともさすがだなと感嘆しました。
    「いぬも食わない」喧嘩なのか、別れ、なのか。読み終わった後も2人の関係性がどうなっていくのか全くよめずモヤモヤも残りましたが、それもご愛嬌ということでしょうか。

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    2024年06月08日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    本当に「犬も食わない」笑笑
    尾崎世界観さんと千早茜さんの相性が良いのか、感性が似ているのか、どっちが書いた文章と思うくらい。
    今度は「犬も食う」ほどの純愛?を読みたい。

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    2024年06月08日
  • グリフィスの傷

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    傷跡に宿る記憶を巡る短篇集。どの物語も短い中に月光のような静謐さを湛えていて、すっと胸に沁み込んでくる。「林檎のしるし」が特に好きでした。

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    2024年06月08日
  • グリフィスの傷

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     こちらの作品、表紙もタイトルもなんというか、怪しげな雰囲気ですよね…。千早茜さんだからこそ纏える独特の雰囲気があります。全ページ190ページと薄いながらも、10作品の“傷痕”をテーマとした作品が収められています。10作品のすべてをレビューするのではなく、心に引っかかった作品をあげていきたいと思います。

    「この世のすべての」
     犬に襲われたことで、犬に恐怖心を抱く男性…。引きこもりのわたしは、世の男性に恐怖心を感じてしまう…。マンション内で犬が殺される事件が起こったことを受けて、わたしがとった行動とは?
    「グリフィスの傷」
     あるグループで活動していた女性は、リスカ痕をSNS上で晒しそれがき

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    2024年06月07日
  • マリエ

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    夫の「恋愛がしたい」との気持ちから離婚をし、自分自身の恋愛や結婚についても考えてみる。
    結婚相談所の出来事は興味深い。
    朝起きた時の描写や、何気ない気持ちの描写が丁寧だなあって思う。

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    2024年06月07日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    だらしなくてだめな男と、めんどくさい女の喧嘩ばかりの恋愛の本音を描いた作品。
    男側:尾崎さん、女側:千早さんが描かれている共作ですが、物語の空気感や温度が同じで違和感なく読めました。
    尾崎さんは初読みでしたが、大輔の不器用さを上手く描かれていますね。千早さんはさすがで、福の心情がとてもリアル。別れることを考えたときに、『1人になりたかったのではなく、期待しないという状況が楽だったのだ』という一文に、しみじみわかるなぁと感心してしまいました。
    千早さんの作品をまた読みたくなりました。

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    2024年06月06日
  • マリエ

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    ネタバレ

    結婚相談所にいたところはわたしと共通点があるけどどの登場人物にも共感はしなかった。でも同じような人がいっぱいいたんだろう。特に主人公の付き合ってるだけで「人生捧げる」って言葉はなんだか重く感じる。

    元旦那からの電話で前に食べた小籠包などを全部自分で作れるようになって人は成長する。もう甘えないでって返すのはスマートで良かったな。

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    2024年06月06日
  • 男ともだち

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    早瀬耕「未必のマクベス」のあとがきの中で絶賛されてて購入

    自分にも特別な関係にならないことで特別でいられると思ってた友人がいたことを思い出して読むのが辛く感じた

    なんだろう、心が重くなるこの感じ…
    千早茜さんの別の本も気になってきた

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    2024年06月06日
  • マリエ

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    マリエ
    千早茜さん

    描写が綺麗。
    離婚をしたあとの、
    大人な女性の暮らし方。
    恋のお話。気持ちの変化。

    粉物料理を習いたくなった。
    香水屋さんに行って、
    自分の香りを見つけたくなった。

    このあと、どうなるのかなぁー。



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    2024年06月02日
  • マリエ

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    前半は主人公が離婚して1人の生活を楽しんでいて、読んでいて楽しかった。後半恋人との関係性でくだぐだしたり、ダラダラ婚活したり、主人公がどうなりたいのかよく分からなくなり薄くイラッとしながら読んだ。

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    2024年05月31日
  • 夜に啼く鳥は

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    不老不死の力をもった一族の物語。不老不死とはいかずとも、世界のどこかでは自分の知らないことが起こり続けていると思うと、すべての出逢いにご縁を感じざるを得ない。加えて、家族や周りとの関係が歪んでいる登場人物たちを見て、安心できる場所があることの奇跡を忘れたくないなあと思った。

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    2024年05月30日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    仕事も恋愛も憤りがちな女と言葉数少ない不器用男の話。また喧嘩してると少し呆れながら読みました(笑)お節介だけど別れた方がいいよと言いたい...でも、当の本人たちにしか分からない"何か"が垣間見えるたび恋愛ってややこしいよな〜と思う。

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    2024年05月30日
  • マリエ

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    離婚後の女性が、年下の男の子と付き合ったり、婚活したり、、、というありきたりのようなお話だったかな。
    マリアの心理描写や、情景の描写などは言葉が繊細でわかるなーと思う部分もあり、共感しながら読むことができた。

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    2024年05月30日
  • 私の身体を生きる

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    感想
    自分の身体から弾き出された感覚。なんでコントロールできないのか。苛立ちを覚える。けれども。そこに可笑しさもある。この身体で生きる。

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    2024年05月27日