千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文庫本の最後に対談が載っていて、「京都服飾文化財団(KCI)」と言うものが日本に存在する事を知った。著者の千早さんは最初にイギリスの美術館へ行ったのがきっかけで日本のKCIを知ったそうですが。
この物語で私が好きなのは芳が洋服を丁寧に扱っているシーン。脱いだコートにブラシがけをしたり、かわいい格好をしたデパートの女の子の靴が手入れされていない事を残念に思ったり…
好きなモノに情熱をかけられるって、仕事としている纏子や晶だけではなく、そういった日常の中でも出来るんだなと思った。
男性が当たり前の様にスカートを履ける時代が、そのうち来るのかもしれないな。 -
Posted by ブクログ
千早さんの食エッセイシリーズ3作目。相変わらず食に関連するエピソードが濃くて面白い。
本作は千早さんが離婚して東京に引っ越した2021年ごろのエピソードが収録されている。ステイホームで自炊に関連する話、たまに外食する話などが多い。
印象に残っている話の1つは、「鰻といえば『ごんぎつね』」という「狐色のどんぶり」。『ごんぎつね』の切なさ悲しさとうなぎの異色の組み合わせのインパクトが大。
他にも山形に引っ越したという担当編集者のT嬢との山形旅行に関するお話や、浅草で「どぜう」を食べたお話もインパクトが大きかった。大食漢の千早さんと一緒に、いつもたくさんのグルメを堪能しているT嬢の胃袋もすごいなとい -
Posted by ブクログ
眠れない夜のための物語でした。本の装丁は、深い夜のイメージでした。静かな夜に、ページをめくるのがいいかもしれないと思いました。
眠れない夜は、クッキー缶を開ける。
眠れない夜は、ばけものになる。
眠れない夜は、ないと思っていた。
眠れない夜は、雨が降っている。
眠れない夜は、ここに来るといいですよ。
眠れない夜は、お腹のなかからやってきます。
眠れない夜は、おれのもの。
眠れない夜は、すぐそばに■■がきているのだと云う。
眠れない夜は、君の呼吸に耳をすます。
眠れない夜は、どうやって過ごしていただろう。
これらの9つの冒頭の言葉から、紡がれた短編集。6話目の『木守柿』と9話目の『寝息』、そ