千早茜のレビュー一覧

  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

    Posted by ブクログ

    一癖も二癖もある作品だった。お伽話のようにキラキラした世界ではなく、どちらかというと仄暗い性質をもつ作品たちだが、魅了されたのか一気に読み進めた。

    0
    2025年09月20日
  • なみまの わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    相変わらず食へのこだわりがすごい!
    こだわりというか、もはや執念?執着?

    千早さん、本の中であまり恋人とか夫の話しないなと思っていたけど、第4弾にして恋愛の話が出てきて意外だった
    仕事で成功して、好きな人がいて猫がいて、美味しいものを食べる、これが現代人の理想の生活なのでは?

    0
    2025年09月17日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    ラジオでも話題になっていて手に取る。著者たちの年齢がほぼ年下であるということに気づく。語ることのタブーがいろいろと無くなったけれど、文筆業である以上、読み手を引き付けるプロ意識が見え隠れしていて面白い。

    0
    2025年09月16日
  • 魚神

    Posted by ブクログ

    千早さんが描く男性はなんでこんなに魅力的なんだろう。
    名前を呼ぶ、ただそれだけで分かり合えるほどの繋がりがとにかく尊い。
    いつの時代の、どの国かもわからない世界だけれど情景を表す描写が繊細で美しくて、引き込まれずにはいられなかった。

    0
    2025年09月13日
  • なみまの わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    人生の中で訪れる、記憶も定かでないほど多忙な時
    「なみま」で溺れそうになりながらの必死な日々を綴ったエッセイ
    作者にとっては、直木賞を受賞し、結婚もしたばかりの頃

    その時の体調やら思いやらによって変化して行く心の動きに忠実に生きたい
    でもなかなか、そうも行かず、あれっと立ち止まる

    直木賞受賞、結婚、人生の中ではかなりのウェイトを占める出来事が、一気に押し寄せすごく嬉しい事ではあるけれど、並大抵ではなかったらしい

    時々読み返したくなるだろう一冊
    楽しませてもらった

    0
    2025年09月11日
  • なみまの わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    千早さんの食への愛が満載だった。
    どれだけ自分と食が色濃く関わり合ってるか、
    当たり前ができない忙しい時にこそ実感してるのがリアル。
    世界に忙殺されるとなにが当たり前だったかもわからなくなっちゃいそうで、ちょっと怖くなった。

    好きなものを食べて幸せだなぁって思える瞬間がかけがえないなあって改めて思った。

    千早さんがしろがねの葉の聖地めぐりをしてる時の
    潮風に誘われて海に駆け出しちゃう感じとか、
    そこに在るを感じる瞬間とか、食以外にもふわっと五感を引き寄せられる感じ、とても好きだったな。

    0
    2025年09月05日
  • 正しい女たち

    Posted by ブクログ

    共感できることもできないこともあるけど、出てくる登場人物みんなそれぞれ違う不完全さを持っていて、人も周りも幸せにできる人間ってどんな人だろうって考えさせられた。悩みのない人間なんかいないのかな。

    0
    2025年08月31日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    女性たちによる性のエッセイ集と聞き、女性あるあるやフェミニズム的な問題提起を想像したが予想外だった。
    冒頭の西加奈子はフェミニズムへのお誘いに近いニュアンスを感じたが、続く村田沙耶香で一気に個人の話となる。
    その後も個人的なテーマを書く人が多く女性同士だけど違うのは当然、そもそも理解不能だったりする。
    でも不思議だなと思いながら読む理解不能の中に、少しだけ自分の面影があると仲間を発見したような安心がある。
    私だけの大切な話を自分も整理して書いてみたくなったり、男性バージョンも読んでみたくなった。

    0
    2025年08月27日
  • あとかた

    Posted by ブクログ

    倫理観や社会性が欠如してる感じは千早先生っぽかった。
    主人公の内面がメインで描かれるので、己の欲との向き合い方がダイレクトに表現される分、欲への向き合い方は(自分の欲が何かを自覚してるかどうかも含めて)人それぞれだなーと感じた。
    千早先生の作品は淡々と日々が進んでいく印象があるが、この作品は割と感情の波が激しい作品だった気がする。
    私は登場人物の中なら水草くんが好き。

    0
    2025年08月27日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    センス押し出してきそうと疑ってすみませんと謝りたい。
    MCバトル小説。もっとマイルドだけど自分に近いとこある気もする。
    自律神経出張症に笑った。

    0
    2025年08月26日
  • 雷と走る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     所謂ペットではなく、ガードドッグとして暮らしていた虎は野生と人との共生との間にいた存在であった。それ故に、まどかは日本に共に帰国するという選択肢を選ぶことはなかった。いや、できなかったのだろう。
     「幸せってなに?」幼いまどかから大人たちへと投げかけられた疑問は、合理的な選択をする大人たちへの批判でありながら、後に自身も同じような選択肢を避けざるを得ない状況で自らにも問うたのではないだろうか。
     命の重たさをひしひしと感じる一冊。

    0
    2025年08月25日
  • 胃が合うふたり(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    新井さんも千早さんも知ってるけど、こんな文章を書くお二人なんだなーと、知って新鮮。
    千早さんのエッセイも読んだことあるけど、それとはまた違った文章に感じて、面白かった。
    こんなにたくさん食べれるなんて、なんで羨ましい。金銭的にもそーだけど、そもそもここまで胃に容量がない笑
    羨ましすぎる。そして太らないだなんて!
    単なる食についてのエッセイだけじゃなくて、人生の話にもなっており、そこもまた良かった。
    すこーしずつ関係性が、変化しているのになぜかとても良い温度でまた読みたいと思った。

    0
    2025年08月21日
  • 西洋菓子店プティ・フール

    Posted by ブクログ

    祖父の経営する西洋洋菓子店ではたらくアキとその周りの人々を描いた連作短編。食べ物を描かせたらさすがの千早先生。本格フランスのスイーツから街の洋菓子店のケーキまでどれも繊細。キャラクターも個性があって長編っぽい満足感が得られた。

    0
    2025年08月21日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    出産入院中に読むか〜と購入。
    スカート履くのが嫌で泣いてた自分が出産か〜、、、という気持ちにマッチするエッセイがいくつか。

    自意識についてがテーマなので当然っちゃ当然なんだが、「こういう私、どう?」が何気ない振りして3日目の経血くらい滲んでる文章も結構あったなかで、(そのヤンキーという修飾語いるか?みたいな)藤原麻里奈、すごすぎる。
    女を捨ててるのに"女なのに"のリングの中で評価されることに気持ちよさを感じる、ってところ、こんな素直に自分の欲求捉えられるのすごすぎる。(2回目)
    自分も自分しか見ないような日記ですらすぐ滲ませちゃうので、ああいう文章を書けるようになりたい。

    0
    2025年08月20日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    このくらい、身体とは何かを強く感じ、自分自身の身体を感じる本が私にはひつようだった

    リレー形式ならでは、最後の方、「私の身体を生きる」ってなんやねんって議論が進展していくのが最高だった

    0
    2025年08月19日
  • こりずに わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    わるたべシリーズ3作目。
    コロナ禍に京都から東京に引っ越しされたよう。
    場所が変わっても変わらず食べ物の拘りが強くて、潔いところが好きだなぁ。
    1日に何個もパフェを食べるとか、なんという贅沢。
    そういえば最近、パフェを食べていないな…と、無性に食べたくなってしまった。
    他にも「海老の頭」「サッポロ一番」とか、食欲を刺激されるポイントがたくさん。
    食いしん坊スイッチをまた押されてしまった。

    0
    2025年08月15日
  • あとかた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自死したある男の周りの人間たちの話。当人目線が出てこない点では桐島部活やめるってよに通ずる部分がある。
    ところどころいわゆる「イタい」「クサい」と表現したくなるような部分があって、薄めで読み流した部分もあったが、基本的には読みやすい文体のためスラスラ読めたし、夢中になって読んだ。
    ほのかに女性がミステリアスで神格化されているきらいがあり、作者のwikiに村上春樹が好きというのを読んで少し納得した。
    それぞれのストーリーをもっと長く読みたいと思った。もっとどろっとした感情の流れを長く読みたかった。
    最初の話、自死した男と関係を持っていた女性の話が一番心に残った。登場人物のセリフの背景や心情を心か

    0
    2025年08月07日
  • わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    千早茜さん「わるたべ」シリーズ1作目。
    偏食上等!ここまでスパッと言ってもらえると、なんだか気持ちがいい。
    私自身は好き嫌いがなくて、身体に良いものを…と思っているんだけど、以外にも共感するポイントが多かった。
    例えば、給食の牛乳。ごはん、みそ汁、煮魚…というメニューで、なぜ牛乳が?苦しかったな。
    他には、海外に行った時におもてなしで出てきた卵料理。パカッと開けたら、どの段階かよくわからないヒナが出てきた。恐ろしすぎて、しばらく卵を割るのが怖かったなとか。
    自分の遠い記憶を思い出したりしながら、楽しく読んだ。

    0
    2025年08月07日
  • からまる

    Posted by ブクログ

    短編集は入り込めないことが多いのですが、脇役だった登場人物が次の短編では主役になるこの形式は読みやすいです。千早茜さんの表現力の高さで文章に深みもあります。
    1話を経ての7話の話が一番好きでした。みんなが違った不器用さをかかえ、誰かに支えてもらいながらなんとか生きている、そんな風に感じられ自分もなんとかやっていこうと思えます。

    0
    2025年07月25日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    喫覚の判断は速い。きっと、頭で考えるよりもずっとずっと速く感情を動かす。

    これはあの物語にもでてきたなぁ。と思いながら読み進む。
    あの食べ物は受け付けない。どうも無理だ的なものを恥じずエッセイに書き綴る。たまにでてくる毒舌っぷりさにもはまる。わるたべを千早さんの作品の合間に再読するこれが一番しっくりくる。

    0
    2025年07月21日