千早茜のレビュー一覧

  • わるい食べもの

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    千早茜さん「わるたべ」シリーズ1作目。
    偏食上等!ここまでスパッと言ってもらえると、なんだか気持ちがいい。
    私自身は好き嫌いがなくて、身体に良いものを…と思っているんだけど、以外にも共感するポイントが多かった。
    例えば、給食の牛乳。ごはん、みそ汁、煮魚…というメニューで、なぜ牛乳が?苦しかったな。
    他には、海外に行った時におもてなしで出てきた卵料理。パカッと開けたら、どの段階かよくわからないヒナが出てきた。恐ろしすぎて、しばらく卵を割るのが怖かったなとか。
    自分の遠い記憶を思い出したりしながら、楽しく読んだ。

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    2025年08月07日
  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

    面白かった…!
    身体について言語化することは難しいと思いながら、言語化欲求もあって、そこをストレートに表現してくれている言葉は、ポジティブなのかネガティブなのかは分からないが震動を伝えてくるようで、ちびちび読み進めました。
    わかる、わかるよ…となるところもあれば、こんな身体感覚を持つ人もいるんだ〜と知るところもあって、何かしらそれが身体にフィードバックされて、終始不思議。

    島本理生「Better late than never」
    …直後よりも、むしろ二、三日目から、不安定さを伴った執着心はピークを迎えて、その最中には激しい恋をしているようにも感じていたが、その後、十日間かけて緩やかに下降した

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    2025年08月04日
  • 正しい女たち

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    自分の正しさを信じてどこまでも突き進む女性たちは、したたかだけれどどこかせつない部分もあって、恐怖さえ感じさせる。

    私立の中等部で出会った女子四人組が登場する「温室の友情」から始まるこの短編集は、実は微妙なつながりのある連作短編だったことに驚きます。

    もうあとには引けない、やめられない、元に戻れない、そんな強い女性たちの生きざまが胸に迫ってきて、映像を見ているような迫力があって、とても面白かったです。

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    2025年08月02日
  • なみまの わるい食べもの

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    わるたべシリーズ第四弾。気のせいか、前三作にくらべてボリュームが減ったような気がしてあっという間に読んでしまった。直木賞受賞と再婚など筆者の人生の大きな転機とそれにともなう変化を如実に感じられた。相変わらず、千早茜の書くたべものはどれもおいしそうで参った。デパ地下とは縁遠い田舎に住んでいるからこそ、たびたび出てくるデパ地下の高級だが高品質な野菜や果物の描写に心惹かれるのであった。

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    2025年07月30日
  • 眠れない夜のために

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    「眠れない夜は、」で始まる10個の短編。ほっこりするお話、共感するお話、苦しいお話など、どれも毛色のちがうお話達。それぞれ眠れない夜の過ごし方があった。とっても繊細な世界観で、短編ながら余韻がすごかった!

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    2025年07月30日
  • なみまの わるい食べもの

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    千早茜さんのエッセイ、4作目だった。
    1作目から読んだ方が良かったやつ。
    直木賞受賞、再婚…と、人生の転機になるような出来事があった時期のエッセイなので面白かったけど、その前から続きで読みたかった。
    私の思っていた千早茜のイメージは繊細な方だったんだけど、食べものに関してはそんなことなかったみたい。
    好きなものを好きに食べる「偏屈食貴族」って、自分に正直な感じがしていいなと思った。

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    2025年07月29日
  • なみまの わるい食べもの

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    直木賞作家の千早茜さんの食べ物にまつわるエッセイ。美味しそうな食べ物が出てきたり、著者のこだわりや暮らしぶりが読めて面白い。
    読んだ今現在、夏でめちゃくちゃ暑い日が続いているから、ウリ科の食べ物の話が響いた。メロンとかスイカとか胡瓜が食べたい…!
    あと日本の湿気の多さには首がもげそうなほど同意。海外から帰国したとき、不思議と身体が重く感じるのは湿気だと改めて感じた。いいなぁ、私もオーストリア行ってみたい。

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    2025年07月29日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    服が好きという共通点で繋がった人たちのお話。服は鎧。見せたい自分を作ってるし、守ってくれる。見せたい自分を見せることも、そこから一歩踏み出すことも、人生を輝かせる要素になる。服のディテールを表す文章が美しくて、それも好きポイント。物語そのものも面白いけど、この本を読んでいると服やファッションについての世界観をついつい想像してしまうのが、引き込まれてしまう一因なのかも。

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    2025年07月28日
  • 正しい女たち

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    女のめんどくさい仲間意識とかプライドとかが詰まってた。私だけがこんな汚い思考回路してるわけじゃないんだという安心感も得られた。「温室の友情」にて、ニコイチの相手を自分の支配下におきたい、同じレベルに置いておきたいっていうエゴが書かれていて、思わず共感してしまった。

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    2025年07月28日
  • 私の身体を生きる

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    女性の書き手が綴る、「身体」についてのエッセイたち。

    私がこれまでの人生誰にも言わずに、日記にすら書かずに閉じ込めてきた経験や思想や感情に近しいことが書かれていたりして、私だけじゃなかったのか……!という発見がいくつもあった。

    私みたいに、自分の中に閉じ込めている人も沢山いるであろう内容をこうして書いてくださったことに感謝したい。
    生理や身体の変化のこと、妊娠のこと、性自認のこと、性欲や自慰について、ルッキズム、性癖、尊厳などなど……
    女性の体と30年付き合ってきたからこそ、どれも興味深い内容だった。

    金原ひとみさんの「パリの砂漠〜(略)」を読んだ時にも思ったのだけど、
    金原さんの文章だ

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    2025年07月26日
  • からまる

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    短編集は入り込めないことが多いのですが、脇役だった登場人物が次の短編では主役になるこの形式は読みやすいです。千早茜さんの表現力の高さで文章に深みもあります。
    1話を経ての7話の話が一番好きでした。みんなが違った不器用さをかかえ、誰かに支えてもらいながらなんとか生きている、そんな風に感じられ自分もなんとかやっていこうと思えます。

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    2025年07月25日
  • しつこく わるい食べもの

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    喫覚の判断は速い。きっと、頭で考えるよりもずっとずっと速く感情を動かす。

    これはあの物語にもでてきたなぁ。と思いながら読み進む。
    あの食べ物は受け付けない。どうも無理だ的なものを恥じずエッセイに書き綴る。たまにでてくる毒舌っぷりさにもはまる。わるたべを千早さんの作品の合間に再読するこれが一番しっくりくる。

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    2025年07月21日
  • ガーデン

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    植物の香りや湿度が生々しく、土の中の目に見えない部分や増殖など、強さの中に怖さすら感じる作品でした。
    千早茜さんの別作品もいくつか既読ですが、五感を刺激される「生の物語」という感じが好きな作者さんです。

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    2025年07月19日
  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    「別れたらいいのに」
    「何が良いのか分からない」

    そんなことを言われると「そうだよね」としか返せないけど、あの時の言い表せない感情がここにある。好きとか嫌いとか、そんな白黒におさまらないグレーな感情が。
    男女の共作だからこそ、価値観のぶつかり方がリアルだった。

    どうでもいいけど「段ボールの切れ端を巻き付けた白い容器」がずっとピンとこなくて、千早さんのターンでやっと分かったんだけど、わたしだけですか?
    これ男性ならすぐにピンとくる表現なのか、それとも大輔独特のものなのか、単にわたしの察しが悪いだけなのか気になる。


    追記
    恋愛の馴れ初めが好きなのに、この物語では書かれていない。最悪の出会い

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    2025年07月13日
  • なみまの わるい食べもの

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    あー食べたいなーと夏バテの体で読んだ
    最近手に取る本が北澤さんめいているのもときめく。
    あー渋谷の東急の前を毎日通ってたなー料理雑貨屋さんでなんか探させられたな
    ぶわっと記憶の蘇る食のお話だった

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    2025年07月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

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    ずっと読んでいたシリーズの『あずかり屋』さんがアンソロジーに入っている!
    と、読み始めました。
    商店街の店についてのアンソロジーなので、作家さんが違うのに統一感があるように思えました。
    まるで連作短編みたい。
    このシリーズ、積読にあと3冊控えているので楽しみに読みます!

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    2025年07月11日
  • しつこく わるい食べもの

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    助かった。
    気持ちを立て直してくれてありがとう。

    自分を喜ばせることはもちろん、自分の生活をある程度律することも、自己肯定感らしきもののためには大事だと気づかせてもらった。

    よぼよぼ梅旅、やんなった、旨み爆弾が好き。
    絶食ぴぇんろーいつかやってみよう!

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    2025年07月13日
  • しつこく わるい食べもの

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    「わるい食べ物」に続き食への並々ならぬこだわりを持つ千早茜さんの食エッセイ第二弾。
    自炊への熱意も、時々やになっちゃうところも共感できてしまう。
    後半はコロナ禍の食環境の変化、それに伴う心境の移ろいを克明に記録。薄れゆくあのころの混沌と不安を思い起こす事ができた。

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    2025年07月06日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    単純なスイーツの甘さだけではなくて、ほろ苦さとか深みの部分をストーリーに詰め込んだような印象を受けた。
    皆んながハッピーエンドになるわけではないけれど、落ち込んでも前に進む姿勢が読者をポジティブにさせてくれてよかった。
    千早さんの文章は視覚嗅覚が刺激されるお話が多い気がする。なんだか近所のケーキ屋さんに行きたくなった。

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    2025年07月06日
  • なみまの わるい食べもの

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    千早茜さん11作目(小説8冊・エッセイ3冊目)
    実は「わるたべ」は順番通りに読んでいなくて、まだ2しか読んでいない(^^;

    こちらの本は、目白のカフェクーポラさんにて購入。その際に、千早茜さん監修の「波に揺れるすいかパフェ」をいただいた。ひとつひとつの食材がとても美味しく、世の中にはこんなに美味しい食材と美しくも美味しいパフェがあるんだ!と感動し、千早さんの食の世界を少し追体験することが出来た。こんなに美味しい食べ物を知っていると人生がとても豊かになりそう。私ももっと知って生きていたい、とホワイトウンナンシルバーを飲みながら思った。
    本の感想じゃなくなってしまった。笑

    わるたべは食を通じて

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    2025年07月06日