千早茜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
眠れない夜は・・・で始まる十の短編集
千早茜さんらしい、静かで繊細で神秘的な描写が印象的だった。夜の闇にある静かな孤独が描かれているのに心が落ち着く不思議な物語。
西淑さんによる色彩をおさえた挿絵もピッタリで、丁寧で独特な雰囲気の美しいイラストにも魅せられた。
どのお話も、短い夜は必ず明けるから、孤独でも、
一人じゃないと教えてくれるような余韻に包まれる。
数ページしかない短編なのに、こんなに味わい深い余韻があるなんて凄い。
日中にも読んだが、やはり夜に読む方がスーッと頭に入ってくる気がした。ゆっくりと丁寧に、一話ずつ、静かな夜に読むのがオススメ。
第一夜 空洞
第二夜 森をさまよう
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Posted by ブクログ
誰もが自分だけの庭を持っている。見える部分と見えない部分があって、誰にも知られないし、理解しえない。それは綺麗に整えられているのに、土の下では獰猛な生き物のようになってる。人と植物は似ていて違う。
周りになにも求めてはいけない
私には求めない練習の言語化(小説バージョン)に思えた。
人と植物の対比と暗喩が秀逸だった。
後半から刺さるセリフが止まらなかった
千早茜さんの小説の人間関係って距離感が心地いい。今回の主人公は人と距離を保ちすぎてるけど。
タナハシにとても共感。
大体出てくる男性みんなメロいんだよね
羽野は好きになってはいけないメロい沼男
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Posted by ブクログ
ネタバレ色んな傷があって、もちろん外傷的なものも、心理的なものもあって、その傷に対する思いも人それぞれにあって、考えさせられるものがありました。でも、題材は重い感じがするのに千早さんが書くとなんでか洗練された美しい言葉になって、ストンと落ちる感じがして、読むのがキツくなったり、気持ちが落ちたりするようなこともなく、ただ綺麗な話しを読んだ感じになりました。
物語の中で「傷つけられた本人は忘れている。傷つけた方は覚えていて、見る度にその体に残る傷跡を探してしまう。どんなに薄くなっても、後悔の味はそのたびに蘇ってくるのだろう。」っていう文章があって、私がよく目にしたり聞くのは逆で、だいたい傷つけた方が忘れて