千早茜のレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    このくらい、身体とは何かを強く感じ、自分自身の身体を感じる本が私にはひつようだった

    リレー形式ならでは、最後の方、「私の身体を生きる」ってなんやねんって議論が進展していくのが最高だった

    0
    2025年08月19日
  • 透明な夜の香り

    Posted by ブクログ

    本から香りを意識するようになるのは初めてでとても楽しかった。
    人よりも優れた嗅覚を持つゆえの苦悩があるのだと感じた。
    愛着と執着の違いは何かを考えさせられた⋆˙⟡

    0
    2026年02月27日
  • 眠れない夜のために

    Posted by ブクログ

    10編の小品集
    表紙は、黒地に白のイラストで眠れない女性が読書している部屋の窓に金色の月!

    文庫より少し大きい位の小さめの本で、全118ページ。

    全編「眠れない夜は……」から始まる。
    眠る前に読む本に、ちょうどいい。
    千早茜さんの想像力全開の、大人の童話のような
    ものがたり。

    0
    2025年08月18日
  • さんかく

    Posted by ブクログ

    初めての千早作品。
    高村さんの作る数々の手料理と共に伊東くんと華さんとの感情が交錯していく。
    「さんかく」関係。
    美味しいものを美味しいと共有できて、同じ感覚で食べられるとより美味しいのだろう。
    その美味しさに見え隠れしながら、役割や愛情が上乗せされてしまう。
    自分の生活スタイルを守っていくために自問しながら決めていく。
    今時らしくていいなとも思う。

    手料理してみたくなる。

    次も千早茜作品探してみようと思う。

    0
    2025年08月17日
  • こりずに わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    わるたべシリーズ3作目。
    コロナ禍に京都から東京に引っ越しされたよう。
    場所が変わっても変わらず食べ物の拘りが強くて、潔いところが好きだなぁ。
    1日に何個もパフェを食べるとか、なんという贅沢。
    そういえば最近、パフェを食べていないな…と、無性に食べたくなってしまった。
    他にも「海老の頭」「サッポロ一番」とか、食欲を刺激されるポイントがたくさん。
    食いしん坊スイッチをまた押されてしまった。

    0
    2025年08月15日
  • 正しい女たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「偽物のセックス」「幸福な離婚」がよかった。
    「偽物のセックス」は登場人物の誰かが好きということはなく、かと言って全く理解できないこともない、そう考える人もいるよねという程度。ただ女の「正しいセックスが好き」というのが良かった。わかる。正しくないセックスにはそれなりの良さはあるのだけど、正しいセックスの心地よさと開放感がいちばん。不倫モノの背徳感を描く作品は多くあるけど、それに対して正しいセックスの方が良いのだとしっかり説く作品は初めて読んだ。他にあるなら読みたい。
    「幸福な離婚」は期限付きの幸福感が鮮明に伝わってきて、苦しくてしんどくてどうしようかと思った。かけがえのない幸福な生活。一緒に生

    0
    2025年08月07日
  • あとかた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自死したある男の周りの人間たちの話。当人目線が出てこない点では桐島部活やめるってよに通ずる部分がある。
    ところどころいわゆる「イタい」「クサい」と表現したくなるような部分があって、薄めで読み流した部分もあったが、基本的には読みやすい文体のためスラスラ読めたし、夢中になって読んだ。
    ほのかに女性がミステリアスで神格化されているきらいがあり、作者のwikiに村上春樹が好きというのを読んで少し納得した。
    それぞれのストーリーをもっと長く読みたいと思った。もっとどろっとした感情の流れを長く読みたかった。
    最初の話、自死した男と関係を持っていた女性の話が一番心に残った。登場人物のセリフの背景や心情を心か

    0
    2025年08月07日
  • わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    千早茜さん「わるたべ」シリーズ1作目。
    偏食上等!ここまでスパッと言ってもらえると、なんだか気持ちがいい。
    私自身は好き嫌いがなくて、身体に良いものを…と思っているんだけど、以外にも共感するポイントが多かった。
    例えば、給食の牛乳。ごはん、みそ汁、煮魚…というメニューで、なぜ牛乳が?苦しかったな。
    他には、海外に行った時におもてなしで出てきた卵料理。パカッと開けたら、どの段階かよくわからないヒナが出てきた。恐ろしすぎて、しばらく卵を割るのが怖かったなとか。
    自分の遠い記憶を思い出したりしながら、楽しく読んだ。

    0
    2025年08月07日
  • 私の身体を生きる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった…!
    身体について言語化することは難しいと思いながら、言語化欲求もあって、そこをストレートに表現してくれている言葉は、ポジティブなのかネガティブなのかは分からないが震動を伝えてくるようで、ちびちび読み進めました。
    わかる、わかるよ…となるところもあれば、こんな身体感覚を持つ人もいるんだ〜と知るところもあって、何かしらそれが身体にフィードバックされて、終始不思議。

    島本理生「Better late than never」
    …直後よりも、むしろ二、三日目から、不安定さを伴った執着心はピークを迎えて、その最中には激しい恋をしているようにも感じていたが、その後、十日間かけて緩やかに下降した

    0
    2025年08月04日
  • 正しい女たち

    Posted by ブクログ

    自分の正しさを信じてどこまでも突き進む女性たちは、したたかだけれどどこかせつない部分もあって、恐怖さえ感じさせる。

    私立の中等部で出会った女子四人組が登場する「温室の友情」から始まるこの短編集は、実は微妙なつながりのある連作短編だったことに驚きます。

    もうあとには引けない、やめられない、元に戻れない、そんな強い女性たちの生きざまが胸に迫ってきて、映像を見ているような迫力があって、とても面白かったです。

    0
    2025年08月02日
  • なみまの わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    わるたべシリーズ第四弾。気のせいか、前三作にくらべてボリュームが減ったような気がしてあっという間に読んでしまった。直木賞受賞と再婚など筆者の人生の大きな転機とそれにともなう変化を如実に感じられた。相変わらず、千早茜の書くたべものはどれもおいしそうで参った。デパ地下とは縁遠い田舎に住んでいるからこそ、たびたび出てくるデパ地下の高級だが高品質な野菜や果物の描写に心惹かれるのであった。

    0
    2025年07月30日
  • 眠れない夜のために

    Posted by ブクログ

    「眠れない夜は、」で始まる10個の短編。ほっこりするお話、共感するお話、苦しいお話など、どれも毛色のちがうお話達。それぞれ眠れない夜の過ごし方があった。とっても繊細な世界観で、短編ながら余韻がすごかった!

    0
    2025年07月30日
  • なみまの わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    千早茜さんのエッセイ、4作目だった。
    1作目から読んだ方が良かったやつ。
    直木賞受賞、再婚…と、人生の転機になるような出来事があった時期のエッセイなので面白かったけど、その前から続きで読みたかった。
    私の思っていた千早茜のイメージは繊細な方だったんだけど、食べものに関してはそんなことなかったみたい。
    好きなものを好きに食べる「偏屈食貴族」って、自分に正直な感じがしていいなと思った。

    0
    2025年07月29日
  • なみまの わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    直木賞作家の千早茜さんの食べ物にまつわるエッセイ。美味しそうな食べ物が出てきたり、著者のこだわりや暮らしぶりが読めて面白い。
    読んだ今現在、夏でめちゃくちゃ暑い日が続いているから、ウリ科の食べ物の話が響いた。メロンとかスイカとか胡瓜が食べたい…!
    あと日本の湿気の多さには首がもげそうなほど同意。海外から帰国したとき、不思議と身体が重く感じるのは湿気だと改めて感じた。いいなぁ、私もオーストリア行ってみたい。

    0
    2025年07月29日
  • クローゼット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    服が好きという共通点で繋がった人たちのお話。服は鎧。見せたい自分を作ってるし、守ってくれる。見せたい自分を見せることも、そこから一歩踏み出すことも、人生を輝かせる要素になる。服のディテールを表す文章が美しくて、それも好きポイント。物語そのものも面白いけど、この本を読んでいると服やファッションについての世界観をついつい想像してしまうのが、引き込まれてしまう一因なのかも。

    0
    2025年07月28日
  • 正しい女たち

    Posted by ブクログ

    女のめんどくさい仲間意識とかプライドとかが詰まってた。私だけがこんな汚い思考回路してるわけじゃないんだという安心感も得られた。「温室の友情」にて、ニコイチの相手を自分の支配下におきたい、同じレベルに置いておきたいっていうエゴが書かれていて、思わず共感してしまった。

    0
    2025年07月28日
  • からまる

    Posted by ブクログ

    短編集は入り込めないことが多いのですが、脇役だった登場人物が次の短編では主役になるこの形式は読みやすいです。千早茜さんの表現力の高さで文章に深みもあります。
    1話を経ての7話の話が一番好きでした。みんなが違った不器用さをかかえ、誰かに支えてもらいながらなんとか生きている、そんな風に感じられ自分もなんとかやっていこうと思えます。

    0
    2025年07月25日
  • しつこく わるい食べもの

    Posted by ブクログ

    喫覚の判断は速い。きっと、頭で考えるよりもずっとずっと速く感情を動かす。

    これはあの物語にもでてきたなぁ。と思いながら読み進む。
    あの食べ物は受け付けない。どうも無理だ的なものを恥じずエッセイに書き綴る。たまにでてくる毒舌っぷりさにもはまる。わるたべを千早さんの作品の合間に再読するこれが一番しっくりくる。

    0
    2025年07月21日
  • ガーデン

    Posted by ブクログ

    植物の香りや湿度が生々しく、土の中の目に見えない部分や増殖など、強さの中に怖さすら感じる作品でした。
    千早茜さんの別作品もいくつか既読ですが、五感を刺激される「生の物語」という感じが好きな作者さんです。

    0
    2025年07月19日
  • さんかく

    Posted by ブクログ

    料理の部分はかなり素敵な内容 手料理はやっぱり素敵だな。美味しいものが食べたいな、作りたいな、と思う内容だった。
    ただ伊東くんの恋愛はどうなんだろう、と疑問だったわ。出会っちゃったから、そこまで好きじゃないのに頑張って続けようとしたことにかなり疑問。無理に続けるのは恋愛には不必要だと思う。

    0
    2026年03月14日