千早茜のレビュー一覧

  • からまる

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    ネタバレ

    人間の心の底にある諦め、脆さ、
    言い出せない想い、

    わたしもこんな風に感じる‥
    こんな風に想うのは自分だけじゃ無い、私だって分かり合えるかも
    だからこそ、君は1人じゃ無い!

    気づいて!
    そう、気づいてくれる人はいる
    からまった糸のように、人々の関係がありました

    ☆まいまい
    一人暮らしの男の家に猫のようにふらっと現れて、横にいる女性 カタツムリ

    この男性の姉の子供は金魚を殺してしまう
    ☆ゆらゆらと クラゲ
    この男性武夫と一夜を共にした田村
    田村の友人の華奈子は女性が好き

    孤独はあたしの背骨を掴んでがくがくと揺らす。お前は独りだよ。誰にも必要とされず、何も残せず、たった一人で朽

    0
    2023年11月06日
  • 人形たちの白昼夢

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    美しいものはなぜ哀しいのか
    全ての話が美しく刹那的でほんのりと哀しい顔を持っていた。
    静かで優しい夜のようなお話。寝る前に優しい灯りの中で読むのがぴったり

    0
    2023年10月30日
  • 人形たちの白昼夢

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    全ての編が全く異なるお話で楽しめた
    どの短編もとても壮大な物語の中のたった一部分のような気がしてこの短編の超長編作品を読みたい
    千早さんはなぜこんな想像もつかない世界を言葉に表せるのだろう
    中でもお気に入りは『ビースト』というもののけ姫を凝縮したようなお話
    何度でも読み返したい

    0
    2023年09月25日
  • 人形たちの白昼夢

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    どうしてこの本を手に取ったのかはもう思い出せないのですが(この本が先だったのか、透明な夜の香りが先だったのか)私が「物視点萌え」を拗らせた原因になった本です。

    1話数ページの短編集。こことは違う世界かもしれない、不思議で美しく独特な輪郭の短編集。

    好きなのは「スヴニール」「ビースト」「ワンフォーミー・ワンフォーユー」、中でも一番刺さったのは「ワンフォーミー・ワンフォーユー」。
    冒頭に書いたように、この話は物視点、ティーポットが持ち主の少女と出会ってからのお話です。愛する日常、過ぎていく時間の先にある別れ。恋でもしているような(実際に持ち主を愛しているのでしょうが)ティーポットの焦がれるよう

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    2023年09月24日
  • 夜に啼く鳥は

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    始まりは、日本昔ばなしみたいだなぁと思った。
    残酷な話であっても、淡々と進んでいく感じに既視感があった。

    そこから時代は現代へ移り、シラの末裔、御先が主人公へと変わる。
    水が流れるように描かれる世界に、息を呑んだ。
    蟲たちの輝きや、御先の肌の白さ、四が流した血の色…そして真っ赤に咲き誇る躑躅。

    冷静で淡白で、涼やかに生きているように見える御先。でも、本当はその皮膚の下に静かに燃える想いを持っていたのではないだろうか。

    私は雅親の真っ直ぐさ、盲目さ、愚かさが愛おしい。それは限りある命を持つ人間だからこその愚かさだと思うから…

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    2023年07月28日
  • からまる

    匿名

    購入済み

    深い余韻を残す

    登場人物が少しずつオーバーラップしつつも語り手が変わっていくタイプの連作短編集。そういう本はいくつか読んだことがあるけれど、その中でも作者はこの形式をうまく扱っていると思った。各主人公が置かれているシチュエーションの幅広さも手伝ってか、読み進めていくごとに作品全体の奥行きが深まっていくようだった。

    序盤はいまいちハマれなかったが、途中から好きな雰囲気の作品が出てきて印象が変わった。登場人物にもその関係性にも好感を持った。

    美しい動植物が暗喩に使われている小説は世の中にたくさんあるけれど、この短編集は若干グロい生き物がその役割を果たしているのが斬新で、なおかつ雰囲気に合っていてよかった。

    0
    2023年05月28日
  • からまる

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    ゆるく、時に濃厚にからまった連作短編集。

    光や水、生き物の表現がとても好き。
    登場人物も静かな人たちが多くて、なんか好き。
    静かで少し投げやりだけど、
    たまに熱くなったり、人とつながったり。

    『ほしつぶ』と『ひかりを』が特に心に残っていて、
    その両方に出てくるとある登場人物が良かった。

    0
    2023年04月26日
  • 桜の首飾り

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    念願通り、桜を眺めながら読みました。
    どのお話もひらひらと美しかった。

    ひとつ選ぶとしたら、春の狐憑きが好きかなー。

    以前、ある桜好きの人が、
    桜はあんまり縁起の良いものでは無いと思う
    と言っていたけれど
    私は桜には不思議な良い力があると思ってる。

    花荒れ、でも描かれていたけれど
    何度でも、幸福な夢のような日々が咲くことを期待させてくれる
    そんな力を持っていると思う。

    春の物思いのお供に。星5⭐️

    0
    2023年04月03日
  • 女ともだち

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    「女ともだち」がテーマの短編小説アンソロジー

    既に出尽くした感のあるテーマですが、昨今のSNSを取り入れた短編は8篇全て新鮮で面白かったです。

    なんでも真似して来る女性を描いた村山由佳さんの「COPY」
    女性あるあるです。
    そしてそこに惹きつけておきながらのラストの急展開にはドキっとします。

    坂井希久子さんの「ト・モ・ダ・チ」はイヤミスを連想させるどろどろした話で、もはやホラーの様にも思えて怖かった。

    千早 茜さんの「卵の殻」は繊細な女性心理が描かれていて女性の執着がただただ恐ろしい。
    「サバサバした女なんていないよ」のセリフが印象に残ります。

    子供時代の競争意識、嫉妬心を描いた大崎

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    2023年02月11日
  • からまる

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    真骨頂 千早茜さんは最近好きになった作家で、どの作品もすごく好きなのだけどこの連作短編集も「ああ…」という、感嘆の声しか出てこないほどに好き。
    ひとつ一つの物語に感じる儚さとか切なさとか、それでいて切実ななにか。決して「心温まる」わけではない物語でも、どこか心に引っかかって忘れられない。
    感情をちょうどよく波立たせてくれるような感じがあって、私はとても、好きです。

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    2025年12月18日
  • 男ともだち

    n

    大事な人

    葵の友達が、大事なお兄ちゃん(と呼んでる人)と一線超えて お兄ちゃんを失ってしまう。
    大事な男ともだちとは、一線超えないから継続出来るものだと思う。
    色々な事に共感でき、一緒にいたら楽で楽しい。お互いを心から応援出来る大事な1対1の異性。
    男女間は肉体関係が出来ると、何かしらの名前を付けないといけなくなってしまう。そうすると 大事な友情のバランスが壊れてしまう。
    『見守り続ける』事が、この主人公達が選んだ男女間の特別な友情継続の秘訣なのかと思った。

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    2022年07月03日
  • 西洋菓子店プティ・フール

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    甘いだけがお菓子じゃない 様々な人物による、スイーツと絡ませた群像劇。
    著者のスイーツに関する知識、そしてそれらを際立たせる物語の構成に脱帽です。一話を読み終えるたびに唸ってしまうほどに大好き。

    甘いだけではない。
    甘さを引き立てるための苦味、酸味があってこそ。
    恋もまた、スイーツと同じ。
    苦味や酸味があるからこそ、記憶に残るのです。

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    2025年12月18日
  • 桜の首飾り

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    桜モチーフの短編が七つ入った1冊。
    千早茜作品は幻想入り交ざるような思いと生活がとても好きで、本作もその行き来が心地よかったです。儚さ、日本の風景、身近な桜の様々な要素が人々の記憶や一瞬の風景に結びついて、描かれていきます。
    決して答えを出してくれるわけではない物語。読み手によって色を変えるような短編は淡さも感じますが、心地よい余韻とともに残る感覚がありました。

    どの短編も正直好みですが、「春の狐憑き」「白い破片」「初花」「樺の秘色」が特に好きでした。
    何度でも読みたくなります。

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    2022年04月21日
  • あやかし草子

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     飾り立てない柔らかで分かりやすい古文調の文体なのに、切なさがとても伝わる作品。収録された中では「ムジナ和尚」と「天つ姫」が特に好きである。
     2作とも端的に言えば、妖と人間が異なるいきものであるということが書かれている。理が違い、掟が違い、共に長く生きることはできない。けれども心を通わせあうことはできる。奇しくも「涙」が要となるこの2話が2つの世界の狭間で揺れるいきものの感情を最も丁寧に書いていたと思う。

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    2021年10月30日
  • 正しい女たち

    購入済み

    怖くて面白い

    以前読んだことがあったのですがそれでも面白かったです。あまりにも度の過ぎた酷い内容が増えている昨今の小説の中でこちらはゾッとしたりヒヤリとしたりを読後楽しめる作品ばかりでした。購入して良かったです。

    #シュール #怖い

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    2021年09月11日
  • からまる

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    実にすばらしい。

    表紙の絵はまいまいの子だろうか。
    音を立てずにそっとやってきて、そっと去っていく、危うい関係からスタートする。
    男女の関係には体の関係は重要な意味を持つ。
    その時、何を感じてきたか。
    天窓から見える空、雨音。

    そう、空から感じるものがあるし、何より空はつながっている。どこまでも。

    失ってしまったのかもしれない、もう取り返しがつかないかもしれない、そういう危うさ。
    その危うさの方向が、「普段は自分の交友関係からはずれている、行きずりの誰か」(あとがきより)によって変えられていく。それが「からまる」なのだけれども。

    ひとは一人では生きていけない。
    行きずりの誰かであっても

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    2021年08月24日
  • 人形たちの白昼夢

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    ネタバレ

    幻想的で冷たく美しい12のお話と、岡上淑子さんのコラージュ…うっとりする本でした。
    自動機械人形のお話は連作のようでした。悲しい。
    「スヴニール」の料理や「ワンフォーミー・ワンフォーユー」のお茶の描写はさすがでした。とても美味しそう。
    淡々と、静かな色彩でした。いくつもの青と、赤とマンダリンと。

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    2021年04月25日
  • 桜の首飾り

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    桜にまつわる7つの短編物語。ここで千早茜さんの書く物語は多くの人が求める涙と感動という類なものではなくて、むしろ世の中で生きにくさを感じているような人々に焦点をあててその心の中のありのままを、桜のモチーフに重ね合わせて書き上げているような印象がしました。
    昼間の桜と夜の桜、青い空の下で穏やかに咲く桜と雨にうたれて冷たく花弁を散らしながら咲く桜は皆印象が違いますが、そんな違いをより繊細に感じ分けて書いているような気がしました。桜の季節に読めて(終わりに近かったですが)とても良かったです。どこか妙で現実離れしているようだけどじわじわと心に染みてくるこういうお話を、私はもっと読みたいのだな、と改めて

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    2021年04月07日
  • 夜に啼く鳥は

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    100年単位で長生きなんてしたくねえ!

    美夜子が何を思って死を選んだのか、幼い御先と美夜子の生活はどんなものだったのか、前日譚を読みたい。

    四もかわいそうな生い立ちっぽくて、御先と出会えて良かったねって思う。

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    2021年02月15日
  • 桜の首飾り

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    何の繋がりも無い短編集かと思いきや、最初の章で出てくる桜が有名な美術館が登場するので、もしかしたら同じ街の出来事なのかもしれない…

    「エリクシール」、死別した奥さんと同じ格好を今の奥さんにさせる描写があって、めちゃくちゃ胸糞悪かった…

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    2021年01月19日