千早茜のレビュー一覧

  • からまる

    購入済み

    感覚的な作品

    とても読後感の良い作品でした。絵画をみてるようなそんな気分になれる、読んでいるといろんな風景が想像できます。で読み終わったら好きな人に会いに行きたくなる(笑)そんな気持ちにさせてくれる本です。オススメ!

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    2014年08月09日
  • 神様の暇つぶし

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    溺れるような恋をすると、すべてが特別なことのように思えて、狂おしすぎて苦しくなるんだよなぁ。過去を思い出して読んでる間は、ずっとヒリヒリしてしまった(たぶんそういう人が多いはず)。
    全さんのような年上男性に惹かれるのはすごくわかる。気持ち悪いとか、グルーミングじゃない?って言われても止められない。

    神様はだれ?というのも、タイトルの意味もラストでなんとなくわかるようになっていて、よかったです。
    あとはとにかく藤子の食べっぷりがよくて、質量の重い恋愛の話を読んでるのに、お腹が空いちゃう。

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    2025年12月07日
  • わるい食べもの

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    読んでるだけでおなかいっぱい!笑
    『わるたべ』最新刊から読んでしまったが、そこで『大人になった』と書かれていたようにこの当時の千早さんの食いしん坊さがすさまじい。
    おもしろいなぁ。夢中になって読んでしまい、そして無性に甘いものが欲しくなった午前1時。

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    2025年12月07日
  • 神様の暇つぶし

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    両者の命と命が烈しくぶつかりあう刹那に、奇跡的に見える生々しくてぎらついた景色!
    私の知っているどの恋愛とも全く似ていない苛烈さ、恋愛小説と銘打たれたものを読んでこんなに胸がひりついたことはない。
    痛々しいほどの烈しさ、藤子の命が強く輝く様が神々しく美しい。どんなに人生を諦めていたとしても彼女を前にすると、どうしても生への執着、憧憬が生まれてしまう。
    音や匂い、質感まで分かるみたいな小説だった。

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    2025年12月07日
  • 雷と走る

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    好きだ。
    この本、好きだ。
    犬が好きだからか…読みやすい文読書だからか、感情が入り込みやすくて、私は異国にいたよ

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    2025年12月06日
  • マリエ

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    これから自分もアラフォーですが、こんなアラフォーになれたらいいなーと感じます。
    色んな女性が出てくるのも面白いです!

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    2025年12月06日
  • 男ともだち

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    私もハセオ欲しいぃぃいぃ\( ˆoˆ )/
    ほんの少しのアクシデントで男女の仲になりそうな2人、どうなっちゃうのーーって気になりながらドギマギしながらあっという間読み終わった。
    恋人になってしまったらいつか終わりがくるけど、友達なら終わりを考えることなくずっとその絆が続く。なによりも大事な存在ってお互いに思いあってる2人の絆羨ましい。

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    2025年12月04日
  • 神様の暇つぶし

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    ネタバレ

    神様の暇つぶし

    時間は思い出を濾していく
    残った記憶の粒で
    思い出は美しく彩られていく。
    だから私は醜く汚い記憶も
    ちゃんと覚えておきたい。

    大切な時間にこそ思うこの気持ち。
    私も忘れたくないあの時間にあった
    いい事嫌なこと、全部記憶に残そうとするのは、それを分かってるからなんだということを知った!
    千早さんは私のなんとなくの感覚を素敵な言葉で形づけてくれる。

    男女の愛はどこにでも生まれるものなんだなー。この愛が綺麗かとか本物かとかは分からないけど、フジを変えたことは大きいし、フジの人生はこの体験と思い出で構築されていくと思うと、やっぱり全さんは悪いと思う。きっと人生ってそんなもん。

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    2025年12月04日
  • 赤い月の香り

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    透明な夜の香りの続編ということで期待して読みました!が……
    個人的には今回の主人公?の朝倉くんがあまり好きになれなかった……。
    話の内容はすごく面白かったし、一香ちゃんが出て来てくれたことも嬉しかったんだけど、朝倉くんが……。
    辛い過去があるのも分かるんだけど、わたし怖い男の人が苦手で…それでかな…。
    母親がテーマなところもあったからそこも重たかった…。

    そして今回も前回と同様、朔さんと一香ちゃん、早くくっつけ〜と念じながら読んでましたが、あの2人はあの距離感がいいんですね…( ᵕ ᵕ̩̩ )

    朝倉くんが苦手というだけで本自体はとても良かったです。

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    2025年12月02日
  • 男ともだち

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    ネタバレ

    神名は新進のイラストレーター。
    仕事も増え、彼氏とも同棲し、愛人だっている。
    昔から男と寝るのは厭わない。
    そんな神名を見守る男ともだちハセオ。
    このハセオがいい。
    風俗好きだし、女はやるもんだと思っているが、神名だけには手を出さない。
    そんなハセオと、危なっかしいが好きな仕事に邁進する神名の成長の物語。

    「やっと思いだした。好きなことを好きにできるようになるために生きているのだ。うまくいかない時でもそのイメージを失ってはいけなかった。私の武器は、私だけだ。」

    私の武器は、私だけだ。
    そうだ、その通り。
    私も数年後には還暦だが、まだまだやれる。

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    2025年12月01日
  • 眠れない夜のために

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    誰にとっても平等にやってくる夜が苦しみなのか、前を向くために必要な時間なのかは人それぞれだな〜と

    一夜のクッキー缶、君の声が聴きたい四夜のあめ、涙が出てくる程美しい九夜の寝息が好きです

    私は眠れない夜は、私に寄り添ってくれる本を読む!

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    2025年11月30日
  • 赤い月の香り

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    おすすめポイント
    ・前作「透明な夜の香り」の続編が読みたい人
    ・透明感のある、上質かつ読みやすい文章に浸りたい人
    ・源さんの過去とか、朔の過去を知りたい人

    残念ポイント
    ・朔は短髪ブロンドなのが私は受け入れられないんだな〜!無機質で儚げ、涼やかで透明な雰囲気を保つ人だったら、線の細い長髪がテンプレじゃないのかなー。
    ・前作みたいな朔の強さが見たい人には物足りないかも!今作は朔ではなく満が主役なので、朔推しの人には、「うーん」かも。
    ・バイの姉さんの登場シーンが寒い。突如深夜アニメのテンションになる、切り替えが突然すぎて寒い。静謐な雰囲気を一貫して欲しかったな。不意打ちでオタク臭を醸し出す行為

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    2025年11月29日
  • 神様の暇つぶし

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    全さんの圧倒的な存在感と
    藤子の純粋で自虐的だけど抑えきれない感情の
    どちらも違う角度の生々しさがあって、
    交わることの無い世界で生きてきた2人が交わったとき、
    人間の卑しさや美しさが溢れ出てきた気がした。
    全さんと藤子のひと夏は、短くて切なくてどのシーンも絶対に必要で忘れたくない景色ばかりで永遠に続いて欲しい日常だった。

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    2025年11月28日
  • 神様の暇つぶし

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    恋愛なんて似合わないと一歩引いてる女子大生・藤子が30歳年上の写真家の男性・全と出会うお話。

    肉感が強い文章が作中の夏という季節感と相まって湿度高く生々しい。
    描写がビビッドすぎて苦しく感じる部分もあった。
    もっと暑い時期に読みたかったような気もするけど、そしたらより生々しさは増したかもしれない。

    食欲旺盛な藤子の食事シーンがムシャムシャ食べてて気持ちよくて、生きてるー!って感じ。

    全さんは高い場所から下を見たときのように吸い寄せられるような魅力がある。
    全という名前にも何か意味を求めたくなるような人。

    生と死、ふたつの命の対比が美しい。

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    2025年11月27日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    色んな話があって、それぞれ面白かった。
    村山由佳さんのは人怖もあり、短篇ではないやつを読んでみたくなった。
    こっちを向いて、の話は凄くわかる!
    ブータン以外は好みだった。

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    2025年11月26日
  • 透明な夜の香り

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    香りと色を感じる本。
    千早茜せんせいの本にしては、料理の描写気持ち少なめ(それでもハープティーやら朔さんの指示するメニューは美味しそう)。
    どこか人間離れしている登場人物ばかりなのに、誰も彼も親しみがあったり、共感できる痛みを持っているんだよな〜。読み終わった後も、彼らが健康に生活していることを願うばかり。

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    2025年11月24日
  • 神様の暇つぶし

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    年齢差のある恋愛のお話。
    台詞や仕草、質感、食べるシーンなど人の魅力の描き方がすごく素敵だなと。全さんみたいな人は、近くにいたらきっと私も惹かれてしまうんだろうなと思った。

    大枠のストーリー自体に目新しさはないものの、惹き込まれる話だった。誰かに惹かれることで、自分の人生の主軸が乗っ取られ狂っていく様子がひりひりした。

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    2025年11月23日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    島根県石見銀山を舞台とした。ウメの成長物語。貧しい村を抜け出し山師・喜兵衛に拾われる。しかし女という、差別や性の対象と見られる。しかし男達は銀山への弊害で若くして死して行く。そんな中、ウメもその渦に飲み込まれるが‥男は間歩と同じく女の肚の中(手のひらの上)の様。喜兵衛、隼人、龍の傍にはウメが!そんな大河ドラマを是非一読

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    2025年11月22日
  • 透明な夜の香り

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    ゆっくりと時間が流れる1冊

    とにかく「香り」に惹かれる作品だった
    なにかと、色や香りで感情や物事を表現するところが好みだった

    美味しそうなご飯や飲み物、嗅いでみたいなぁと思う香りも出てきた
    孤独、執着、愛情、記憶、色々な方面から考えさせられる作品です

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    2025年11月22日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    面白かった!
    産まれた性別が女性か、男性かで人生が大きく変わる時代で、それぞれの生き様の描かれ方が印象的だった。

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    2025年11月21日