千早茜のレビュー一覧

  • 犬も食わない(新潮文庫)

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    それほど良くないとわかっているのだけれど、
    個人的に共感してしまう、どうしようもなくダメな部分がある。

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    2026年10月18日
  • あとかた

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    結局人は1人では生きていけないし、皆寂しい人間であると思う。

    1人で死んでいくのだから

    愛する人、自分を愛すること、欲求

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    2026年10月17日
  • 透明な夜の香り

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    繊細で綺麗なのに哀しい雰囲気が好みだった。
    少しずつ朔さんの人間らしいところが出てくるのが良かった。
    新城と源さんが好き。

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    2026年10月16日
  • 男ともだち

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    映画の予告を観て、原作読んでみたくなって購入。

    ハセオ屑だけど、ハセオみたいな人が人生に1人いて欲しい…。

    映画も観に行く!!

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    2026年10月16日
  • 透明な夜の香り

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    静かで繊細な雰囲気が文章からとても伝わってきた。普段本を読んでいても情景とかが脳内に浮かびにくいから没入できない事があるけど、すごくイメージしやすい文章でとても入り込めた。林とか館のイメージがとても湧いて楽しかった。そのおかげかスラスラあっという間に読めてしまった!
    主人公の蓋をしたい記憶を匂いで甦らせるシーンが印象的だった。それまで忘れていても匂いを感じた瞬間思い出す事があるから人間って不思議だと思った。
    なんか海馬って言葉すごく好きでエモくかんじる!☺︎

    無理に恋愛ってしない所が良かった。恋愛系好きだったのにそう思えるようになったなんて、大人になった自分
    朔さん、短髪ってキャラだったけど自分のイメージでどうしても長髪猫毛イケメンしか思い浮かべられなかったからそこだけ脳内で書き換えて読んだ

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    2026年10月16日
  • しろとくろの偏愛

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    作中に出てくるものはすべてメモをしてしまうほど、美味しそうな描写。お腹が空いてくる。
    これからゆっくりと食していきたいし、自分好みの餅とチョコレートを見つけていこうと思う。
    エンゲル係数を気にせず高めていく。幸せの上昇値。

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    2026年10月16日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    透明な夜の香り、ってどんな香りなんだろう?と思って手にとった作品

    トップノートから始まり、香りの名前で章が繋がるのも素敵
    情景や香りや色や、たくさんの情報が本からふわっと浮かび上がってくるような独特の世界観

    朔さんも一香も重たい過去を隠し持っているのに、物語は軽やかに進んでいく

    情景の描写が美しい
    料理の場面はどれも美味しそう

    バラのジャム食べてみたいな

    香りで記憶が蘇るのは凄くわかる。
    実家に帰ったときの懐かしい香りとか
    毎日住んでいたときはわからなかった香り

    調香師という職業、知ってはいたけれど大変なんでしょうね

    昔、絶対音感を持つ友人がいて、全ての音が音階で聴こえる人だったの

    電話のベル、救急車のサイレン、風の音、木の葉のかさつき、猫の鳴き声…

    あれはソのシャープ、あれはド、と全て音階で教えてくれたとき
    大変だねえ、と言ったら、当たり前すぎるからいつも考えてるわけじゃないよ、と笑っていた。
    朔さんも常に膨大な香りに包まれているんでしょうね。そこはしんどそう…

    物語の朔さんはとても素敵な人だけれど、私から出る香りがどんなものかわからないので、本当にこんな人がいたら怖くてというか、申し訳なさすぎて、側に近寄れないかも… だから孤独をかかえているんですよね

    大家さんや源さんやさつきちゃん、相棒の新城。脇役たちが明るくて良い。ここのバランスが好き。

    あなたがいなくなってから紅茶の味が違う
    香りは変わらないのに

    このラストに痺れました!

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    2026年10月16日
  • 透明な夜の香り

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    人並外れた臭覚を持つ調香師と古い洋館で家事手伝いとしてアルバイトをする一香。香りにまつわる新たな知覚の扉が開く、ドラマティックな長編小説。

    色々な香りの立ち込める、なんだか透明感のある物語り。香りは人の脳に届いて、その時の出来事といっしょに保存される。その香りを嗅ぐとその時の記憶と結びつくのだ。「香りは脳の海馬に直接届いて、永遠に記憶さらるから」とある。

    わたしには、この物語に出てくるような、ドラマティックな香りは知らないのかもしれない。一方で毎日の積み重ねの中の香りは沢山知っている。例えば、降り出しそうな雨の匂いや、秋になると匂う金木犀の花の匂い。真夏の庭で採れる真っ赤なトマトの青臭い匂い。葉っぱを叩くとふわっとただよう山椒の匂いだ。

    人は、香りと共に生きているんだなぁと思った。これからも、日々の暮らしの中にある香りを大切にしていきたい。

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    2026年10月16日
  • おとぎのかけら 新釈西洋童話集

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    ネタバレ

    ひとつひとつは短めなのでサクサク読めた。
    子供の頃に読んだ童話は可愛らしくてお姫様というか、夢の世界だったのに、現代に当てはめて作り直してこんなに闇が深くなるとは。童話も本当は残酷だって言ったりするし、その時代に生きていなかっただけで童話も同じように残酷で悲惨な感じなのだろうか。

    可哀想な子供をもっと可哀想なことさせる大人最低!子供を買う大人も最低!
    梅にびっしりついた虫は気持ち悪いな〜、ゾワゾワする!浮気も最低!
    認知症のおばあちゃんは可愛い。幸せになってよかった。

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    2026年10月16日
  • しろとくろの偏愛

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    「何も入らない満腹時でも餅を見ると手が伸びるし、
    チョコが食べられなくなったら私という存在は死ぬ」

    こと好物においてこだわりが強く発揮される作家の口福に満ちたオールカラーエッセイ誕生!

    「もちもちの向こう」と「あまくて、にがい、ばくばく」の餅とチョコレートの2部からなる本書は、保育園のアルバムの好物欄にも「いも、もち」と書くくらい筋金入り餅好きの小説家、千早茜によるもの。理想の安倍川餅に出会えた後のうっとり具合は、「それはどこの餅か」とタクシー運転手に尋ねられるほど。また食べたい時に食べないと固くなるから、電車で団子や餅を食べることも厭わない。
    大人になっても「泥に沈んでいく子豚」のようにチョコ沼に溺れたくなるし、ハレの存在である「ショコラ」を初めて知った瞬間を忘れられない。平たい一面しかないように見える板チョコのあらゆる可能性に唸り続け、チョコレートに合う最良の飲み物のために岩手まで行ったりもする。

    ページをめくるたび、もうたまらない!!
    今すぐ食べたくなる、餅とチョコの33編

    人気イラストレーター西淑による豪華イラストも満載

    【個人的な感想】
    元々千早茜さんの小説は好きだが、以前に読もうとした千早さんの他のエッセイが読みきれず苦手意識があった。
    今回のこの作品は面白く最後までサクサク読めた。
    イラストも可愛い!

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    2026年10月15日
  • ひきなみ

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    女だから、男だから、あの家の子だから。くだらない。けどそう考える人もいる世の中。だからって自分の性別や出自等、自分で自分を責めたり怒ったりはするのは違う、ってことかな。

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    2026年10月15日
  • しろとくろの偏愛

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    著者が好きな餅とチョコレートに特化したエッセイ。甘いもの、特に餅、チョコがお好きな方はぜひ。読んでいるとひたすら食べたくなる。いろいろな餅やチョコのお店も出てくるので、買ってみようかな〜とちょくちょく検索しながら読んでいたのだが、チョコはとにかくどこも高級店で手も足も出ないレベルだった。あと、西淑さんのエッセイを引き立たせる挿絵が素敵で、豪華です。

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    2026年10月14日
  • 男ともだち

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    こんな間柄ってあるのだろうか
    わたしはやらないし、できない
    でも、ちょっと羨ましいかな
    ただ、もう少し歳を重ねた神名とハセオは
    どうなっているんだろう
    変わるのでは?と、歳をとった私は思った

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    2026年10月14日
  • 燻る骨の香り

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    香りシリーズの3作目、今回が1番重い内容でした。タイトルの薫る骨の香りの意味がわかった時は、ぞわっとしました。意外にも爽やかな終わらせ方で、後味は良かったです。

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    2026年10月13日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    本から本当に香りが漂ってきそうな内容で魅力的。好きな人の髪の香りや亡くなった祖父母の家の香りなど、昔どこかで嗅いだ香りは日頃の生活で思い出せなくても、似た香りを嗅いだ瞬間にその頃の風景が甦る。このような経験は誰にでもあるはず。そんな香りと昔の思い出を上手く絡み合わせた物語だった。

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    2026年10月13日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    素晴らしい作品です。ウメの壮絶な人生と銀を掘ることに人生を懸けた人々の生き様が強く印象に残る、衝撃的な作品でした。石見銀山についてこれまで詳しく知らなかったわけですが、本作をキッカケに当時の銀山がどのような場所でそこで人々がどのような生活を送っていたのか、さらに詳しく知りたくなりました。非常に興味深いです。一人の女性の人生を通して時代そのものを描き出している点も素晴らしかったし、割と読みやすかった。壮絶な時代であることは間違いない、今の時代からするとほんと信じられない時代ですね…

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    2026年10月17日
  • 透明な夜の香り

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    ネタバレ

    取り繕っているだけ。もしくは流している。おそらく、あなたの中にはいま気力がない。人の言葉や出来事を受け止めて、呑み込んだり弾き返したりするのが難しい状態にある。だから、感情を抑制してやり過ごす。それは嘘とは違うよ。欺いてもいない。

    心の中には森があるんですよ。奥深くに隠すうちに自分も道に迷ってしまうんです。

    嘘で損なわれた朔さんの前では、嘘のない人間でいたい。

    逃げてはいけない、なんて道理を聞かなくてもいいよ。そんなのは、人を殺す正義だ。

    言葉に強いメッセージ性を持つというより、文の連なりで印象を与える物語だった。ひとつひとつに洗練された香りを感じる。

    加えて、執着と愛の違いが簡潔で面白かった。
    永遠に遺る変化を拒否する朔さんが愛おしい。

    嘘、執着、愛、変化。

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    2026年10月12日
  • 男ともだち

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    登場人物は皆、どこか「屑」である。しかし、それは人として何かが欠けているということであり、彼らはその欠落を自覚しながらも、自分なりに生きている。

    恋愛は誰もが自分の経験や価値観をもとに「普通」を測りがちだ。浮気や不倫を悪いことだと糾弾するのは簡単だが、それだけで人間を理解したことにはならない。

    人には誰しも長けた部分と欠けた部分がある。大切なのは、その欠落を否定することではなく、どう向き合い、共生していくかだと思う。

    ハセオは自分の欠落を認めながらも、自分自身を見失わずに生きていた。その揺るがない芯の強さに魅力を感じた。

    この作品を通じて、自分の「普通」を他人に押し付けず、先入観を捨てて人と向き合うことの大切さを改めて実感した。

    そして何より、欠けていることと、自分らしく生きることは矛盾しないのだと感じた。

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    2026年10月11日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    2022年下半期直木賞受賞作
    戦国時代末期の石見銀山に生きる女性(ウメ)の話。
    男女の生き方をぱっと見、前時代的に描いているようにも見えるが、そこには理由(男女の生物学的な特徴)が存在している事も表現されているからダイバーシティの在り方を考えさせられる。何より作者が女性という事がより興味を深くする。

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    2026年10月10日
  • マリエ

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    離婚は結婚よりも労力が3倍ほどかかるらしいと書かれているのを何かで見たことがある
    結婚と違って双方が同じ方向を向いてないかららしい
    今どき離婚は珍しくないですね
    この小説の中の離婚も重い感じではない
    それよりも新しいことを始めるための離婚

    千早さんの世界観はいいですね
    香りと言えば千早さん
    言葉選びも素敵です

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    2026年10月10日